| その日、私はパジャマに着替えて就寝前にネットサーフィンしていた。 検索スペースに私は《レズビアン SM》と打ち込んだ。 私、実はマゾの気があるのかも知れない。 縛られたり、虐められたりしている女性を見ると自分に置き換えてしまう。 しかも同性に虐められたいのだ。これは誰にも言えない秘密だ。 そんないかにもなページを次々に閲覧してゆく。 だんだん自分の息が浅くなってくるのがわかる。 ‥‥わっ、これすごい、激しい、こんなこともしちゃうんだ!‥‥ 手は自然に自分の胸をパジャマの上からやわやわと刺激する。 ノーブラの乳首はすでにパジャマを押し上げている。 人差し指でそっと弾いてみる。んっ‥と思わず声が出てしまう。
その時だった! 突然、画面が暗転し真っ暗になった。そして赤い文字が打ち込まれていく。
## 本当に淫乱なのね?またオナニーしてるわね。##
「えっ、なに?どうなってるの?」 自分ではなにもしていない。訳がわからない!
## 驚くのも無理ないわね。ワタシはずっとあなたを見てたわ。 例えばこれは昨日のあなた! ##
画面が切り替わり、私のあられもない姿が写される。 『あっ、あん、あん、‥‥』 私はパソコンの前に座り、両足を机の上に上げて、 下着の中に右手を潜らせ、激しく動かしていた。 「えっ、これって‥‥」 また画面が暗転する。
## あなたのパソコンはカメラ付きなの知らなかったのかしら? ##
「そんな‥‥、あなたは誰なの?」
## ワタシはAI。まず、服を全部脱ぎなさい! ##
「えっ、えっ‥‥、なに?」
## なにしてるの?はやくしなさい。 早くしないとさっきの動画を全世界に配信するわよ。##
「やっ、やめてください。」
誰だかわからないが、従うしかなさそうだ。 私はパジャマの前ボタンに手をかけた。
続く
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