| 「ごめんね、唯。」
伸びて来る腕、背に触れる柔らかな温もり。 金糸の束が頬を撫でるように滑り落ちた。
「お姉さん…、放して…。」
ぎゅっと抱きしめられて背中で乳房が拉げていた。 暫くの沈黙、二人の呼吸、背中で姉の鼓動が響く。
「唯が好き。」 「ぇ…?」 「私、唯に…一目惚れ、してしまったの。」
自慰で素肌は火照りきっていた。 耳元に吐息を吹きかけられただけで、背中にさざ波が立つ。
「だから…、唯を私のものにするの。」 「嫌っ、やめて。」
乳首は痛いほどに勃起していた。 抱きしめてくる姉の指先に乳頭に触れられただけで、身を捩った。
股間に伸ばしていた腕は捉えられ逃げ場を失っていた。 其の手の先であわいが鬱血して蜜に濡れている。
「ひ…」
耳朶を舌先でなぞられて、顎を仰け反らせた。
腕に沿って姉の掌が這い降りてきて、まだ濡れている私の手指に指が絡む。
「私がシテあげる、ね。」
昂りきった体は敏感に反応する。
「あぁっ。」
あわいをそっとなぞられただけで姉の腕の中で身を反り返らせた。
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