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■6148 / 4階層)   ある夏の日 5
□投稿者/ 律子 一般人(3回)-(2009/10/30(Fri) 21:31:14)
    D
    「ねえ、嫌かな? 私じゃ……お願い。本当にやめて欲しいなら……今、そう言って」
     せっぱつまった声で聡美さんがささやきかける。
     でないと、もう我慢が効かない。そういうニュアンスをこめているのだ。
     いつのまにか聡美さんはあたしの裸体の上にまたがり、痛いほどこわばった未熟な乳首がキャミソールごしに重なる体に変にこすれて甘くしびれが走っていく。
     ふとももに絡んだ聡美さんの下半身……無意識にそこに目がいった瞬間、ゾクゾクっと妖しい快感が火花をちらして背筋を駆け上がった。
     あたしなんか比じゃなく本気でしたたってる、聡美さんの、乱れた大人のいやらしい唇。
    あたしを見てこんなに感じてくれている。エッチに乱れてくれているんだ。
     その卑猥さに、頭のどこかが、バチっと激しくショートした。
    「あ、あたし……恥ずかしい……」
     拒絶ではなく、嫌悪でもなく、そう、口から漏れたのは、聡美さんへの、屈服の合図。
    「いいの。私だって恥ずかしい……そして、嬉しいの」
    「さ、聡美さぁん」
     名前を呼ぶ、ただそれだけの行為が、まるで甘いおねだりのようだった。
     2人して真っ赤な顔を見つめあい、それでも視線はそらさない。
     妖しく鼻と鼻を触れあわせ、えっちなしずくで濡れた手にあごをつままれると、かぐわしく唇が色づいてあたしの唇をぴっちりふさいだと思うまもなく、ふたたびぬるりと彼女の舌に侵入されて瞳孔を見開いてしまう。
     彼女の瞳の中には、これ以上ないほどいやらしく上気した、あたしの、姿。
     たとえようもなく淫靡なハーモニーがしたたった。
     唾液と唾液がぐちゃぐちゃに攪拌しあってみだらな汁音をあたしの口の中で奏で、酸欠で意識が遠のくまで口のなかを蹂躙しつくされ、まじりあう2人分の粘液を一滴もこぼすことなく、聡美さんの舌技に導かれていじわるくとろりとろり飲まされていく。
     なにもかも受身で無抵抗、すべて聡美さんにされるがままでいることが総毛だつような快楽をもたらし、二本に増えた指がみりみり括約筋を割り裂いてもぐりこんでくるのを懸命にお尻で噛みしめ、びくびくっとお尻の穴を緊めあげて味わう。
     ジェルでひやりとした指は内側からみちりみちりと直腸をひっかいて、排泄物が引っかかり逆流してくるようなその独特の感触にだらりだらりと汗がこぼれる。そう、この感触。この倒錯感。必死に絞りあげて阻止しようとするお尻の穴をあざわらうかのようにあたしを責めたて、今にも意識が飛びそうなのに、膜がかかったように最後の一線をこえられず、必死になって聡美さんの指に指をからめてしがみつく。
     その手をぽんと振りほどかれ、聡美さんが本格的にあたしを嬲りだした……両手で。
     それは劇的な変化、二倍の刺激どころじゃない、全身が溶けていく。
     ねばあっと唾液のアーチをひきのばしながら離した唇で耳たぶを甘く噛み、胸を胸にこすらせつつ指がもぐりこんで痛がゆく乳首を捻りつぶし、一方で3本目の指をお尻にねじりこみながら親指がわれめの包皮をおしあげ、過敏な突起をさらけだす。
     まな板の上ではねまわるだけのあたしを、徹底して火照らせ、下ごしらえしていくのだ。
    「全体にちょっと上つきなのね、律子ちゃんは」
    「ん、ぃう……し、知りません」
     言葉でも恥ずかしがらせながら、こりこりと親指の先が真っ赤にただれているだろう神経のかたまりを弄りだすと電撃が駆け抜け、かはっと息をつまらせた一瞬のうちにあたしはたてつづけに3度イッてしまい、完全に脱力した後ろのすぼまりに根元までいやらしく指を噛みしめてまだアクメがとまらない。
    「さっ、聡美さん、イク、イッ、いきま……」
    「他人行儀じゃなく、昔みたいにお姉さまって呼んで?」
     甘えるようにねだられ、しかもこんなに愛されて、身も心もあらがえるはずない。
    「おっ、お姉さま……すご、すごく、て……お姉さまの指……感じちゃ……」
    「嬉しいわ。その一言、待っていたの」
     あとはもう言葉じゃなかった、たぶん、盛りのついたえろえろな猫の悲鳴だ。
     よがりくるってギリギリと穴をすぼめ、うちがわの壁をぐいと拡張する3本の指にのけぞらんばかりの快感を励起され、とろんとたれる腸液さえ感じられそうなほど、どころか、締めあげるその場所に4本目を埋めようとして、しかも、痛みもなくゆるみきったお尻はあっさり小指の先を咥えこんでしまい、どっと変な衝撃がカラダを押し流す。
     たゆたゆと、未成熟な胸を聡美さんとこすりあわせ、意識も飛びそうなほどの快感と悦びを彼女にもなすりつけて肌のふれあいで伝えるのだ。
    「私、胸が薄いのがコンプレックスなのよ。律子ちゃんの胸、うらやましいわ」
    「はひ、ん、聡美さ……お姉さまこそ、きれい、です……」
     いつのまにか上半身も裸になっていた聡美さんはほっそりした顔をかたむけほほえんだ。
     たしかに見た目はあたしの方がボリュームあるけど、でも、聡美さんの胸は膨らみかたが上品で、つんと控えめに尖った乳首と小さ目の乳輪の色づきかたがすごく情欲をそそるギャップをかもしているのだ。
     なよなよしているようでしなやかな物腰が大胆に目を誘い、その、なよやかなんて単語たぶんないけどそんな感じだ。桜色にゆだる女性の肌が同じ女のあたしをこうもおかしく誘惑するなんて。
    その指が4本も、あたしのお尻をみっしり占領してる、なん、て……
    「ふわぁ」
     想像と現実のシンクロでお尻がひくんとはずみ、子宮の底からカラダがねじれた。
    聡美さんの指がアナルを探索し、さらにもう片手でぎゅぎゅっと外からお尻の肉をあやし揉みこまれてしまい、しかも同時に親指の先で痺れきったクリトリスまではじかれて、からだを駆けのぼる熱さと快感は電撃さながら、口からよだれがこぼれているのだって気づけないぐらい。
     お尻、ゆるゆる……もっと、もっと深くにまで、このめくれるような刺激を欲しい……
     聡美さんの目が淫蕩に揺れて、あたしの声なきおねだりはすべて伝わっていた。

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