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■7262 / 4階層)  地球・老年期の終わり5
□投稿者/ hime 付き人(80回)-(2013/09/26(Thu) 17:12:52)
     光りあるところには影がある。
     美徳の背後には悪徳ではなく、背徳が。
     表向きは倫理に満ち、美しく磨き上げられたこの世界も、裏では、そう、綺麗な庭石をひっくり返したその裏のように、ジメッとした薄汚い虫たちがうごめいている。
     そのような虫たちも、実は美しい世界を維持するためには必要なのだ。
     そのことは当局がいちばんわかっている。
     だからたいていのことは目こぼしする。
     美咲という名の監察官もご多分に漏れない。
     ある風俗店のショーが倫理法に触れはしないかというタレコミがあり、美咲のチームは潜入した。
     たいていこの種のタレコミは商売敵が相手を陥れるための常套手段であり、まともには取り合わないのが常なのだが、今回はそのショーの内容に美咲自身が関心があった。
     ステージには犬のスタイルで女が待機していた。
     全裸だ。
     これだけでも法に触れる。
     観客が入ってくると、女は泣き始めた。
     全裸を見られた女は表社会では絶対に生きてはいけない。
     おそらく金のために、こうやって全裸を晒し、その屈辱と後悔に泣いているのだ。
     三十人ほどの観客で席が埋まると、「男」達が奥からステージに入って来た。
     全員全裸で、股間にはシンボルを屹立させている。
     全員美丈夫で、当然、立派すぎるモノをそそり立たせている。
     そのうちの一人が、ステージに置かれている壺を手に取った。
     その中身、白いどろっとしたそれを手に取った。
     これもよく使われる薬だ。
     ある種の芋から取った成分を配合したローションで、これを塗り込まれると、その部分が微妙に熱く、むずがゆくなる。
     そしてそれを解消されると、信じられないような快楽が訪れる。
     普通は前の池で使うのだが、「男」は女の後ろの門へとそれを垂らした。
     女の背中がビクッと震えた。
    「ああああ、入れないで、そんな、そこは……聞いてない、そんなこと、聞いてない」
     もう遅かった。
     女の四肢はしっかりとステージに固定されている。
     仕込みが終わり、「男」は自分の位置に戻った。
     六人の「男」が、それを誇示するかのように屹立させてステージに立っていた。
     女のすすり泣きが始まった。
    「ああ、だめ、こんなの耐えられない、お願い助けて」
     女の哀訴は延々と続き、ついに号泣へと変わった。
    「助けて下さい、何でもします、助けて……助けて」
     きっと、規定の濃度以上の薬物が仕込まれているのだろう。
     塗り込まれた部分は燃えるように痒く、気が狂わんばかりになっているはずだ。
     観客達はその様子を眺めながら、下着に入れた自分の指を激しく使っていることだろう。
     女の哀訴の声に、会場の妖声が重なっていく。
    「これを入れて欲しいか」
    「男」達は聞いた。
    「はい、お願いです、お願いです」
     一人の「男」のそれが女の後ろの門をくぐった。
     おおおお、とまるで獣のような声を上げて、女はのけぞった。
    「もっと、もっと、お願いです、もっと、もっと」
     後ろを犯されながら女は叫び続けた。
    「男」が「逝く」と叫び、最後を訴えた。
    「だめ、もっと、もっと、お願いします」
     次の「男」が女を貫き、幸せの叫び声が起こった。
     これを六人が繰り返した。
     女の身体は硬直し、明らかに先ほどまでとは違う何かに耐えている様子が見えた。
     六人もの「男」の絶頂の聖水を受け入れたのだ。
     大量の浣腸を受けたのと同じ苦しみに耐えているのだった。
     ここでもし漏らしでもすれば……
     大衆の面前で漏らしでもすれば……
     社会的には抹殺され、最下層の奴隷として生きるほかはなくなる。
     女は絶望と苦痛とに泣きながら、
    「助けて、助けて、こんなの聞いてません」
     とうめき続けた。
     けれど忍耐にも限度がある。
     女の後ろの門は決壊し、すべてを流し出した。
     すべての禁忌が破られた瞬間だった。
     女達の妖声も絶頂を迎えるものに変わった。
     美咲自身も立場を忘れて逝きまくった。(続くよ。感想待ってるね)

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                │    └Nomal Re[12]: もっと / hime (13/09/29(Sun) 04:51) #7272
                │      └Nomal はい / 美咲 (13/09/30(Mon) 02:53) #7273
                └Nomal 地球・老年期の終わり10 / hime (13/09/30(Mon) 09:15) #7274
                  ├Nomal 怖い / 美咲 (13/09/30(Mon) 22:29) #7275
                  └Nomal 地球・老年期の終わり11 / hime (13/10/01(Tue) 08:35) #7276
                    ├Nomal はい / 美咲 (13/10/01(Tue) 23:19) #7277
                    │└Nomal 飴と鞭 / hime (13/10/02(Wed) 05:21) #7278
                    └Nomal 地球・老年期の終わり12 / hime (13/10/02(Wed) 17:43) #7279
                      └Nomal 地球・老年期の終わり13 / hime (13/10/02(Wed) 18:01) #7280 完結!
                        └Nomal すごい / 美咲 (13/10/03(Thu) 02:58) #7281 完結!

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