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■7401
/ 親記事)
買われた花嫁
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□投稿者/ hime
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軍団(147回)-(2013/11/29(Fri) 09:18:44)
年の差なんて気にしないわ。
金さえあれば。
何度かの恋愛に失敗して、もう結婚は諦めていたから、ある意味、妥協かな。
相手は六十のじいさん。
男性機能は辛うじて残ってる程度だけど、私の方が淡泊なくらいだから大丈夫。
金さえあれば良いのよ、金さえあれば。
と、思っていたら、夫の会社は倒産、自宅まで抵当に入れていたから、ほとんど無一文で冬の寒空に放り出された。
夫は会社の残務処理が終わると抜け殻状態、仕方なく、六畳一間のアパートを借りて私が働きに出ることにした。
もちろん夜のお仕事。
夫と知り合ったのも夜だったし。
前の店に頼み込むのも癪で、別の街の店を選んだ。
最初はまあ、見習いということで、初めて店に立った日のことだった。
下品な金のネックレスをした羽振りの良さそうな初老の女性が、目の覚めるような美人を連れて入って来た。
常連らしく、何も言わないのに、ママはブランデーを注いで出した。
それには目もくれず、女性は私の目を見て言った。
「あなた、おいくつ?」
「二十一です」
もちろんさばを読んでいる。
「わかったわ。あなた」と美人の方を見て、「もう今日は帰っていいわ」
美人はニコリともせずに椅子から降り、挨拶もせずに帰って行った。
「若い子はあれだから。いつまでも自分が綺麗でいられると勘違いしてるのね、本当は今だけなのに」
ちょっと困った笑顔を作った。
よく見ればブルドッグに似た豚女だ。
「私だって、若い頃は自分の容姿に自信を持ってたわよ。それで寄ってくる男を振り払い振り払いして……」
豚女はブランデーを一気にあおった。
そして私をジッと見て、言った。
「あなた、いくら?」
意味不明で、返事のしようもない。
「新山様、この子、今日入ったばかりなんです」
と、ママが割って入った。
「だからなんなの?」
「いきなりは、ちょっとご勘弁下さいな」
「だって、この子、顔に書いてるわよ。女が好きですって」
いきなり何を!
「あなた」と新山はママにかまわず続けた。
ママも仕方なくブランデーを注いだ。
「恋愛も結婚も上手く行ってないでしょ」
また困った笑顔を作るしかなかった。
「それはね、あなたがレズだからよ。私の仲間なの」
何の冗談ですか、それは。
「今晩一晩、私と試してみない? あなたは寝てるだけで良いの。絶対に感じるはずよ。あなた、逝ったことある?」
「やめて下さい」とママが遮った。
私はまた困った笑顔を作るしかなかった。
逝く?
なにそれ?
それって、エロ小説とか、アダルトビデオとかの話でしょ?
普通の女にとってセックスなんて義務みたいなもんでしょ。
そんなので感じるなんて、普通、おかしいでしょ。
確かに感じるって女の子もいたけど、で、それが何よ?
「いいわ。今日は帰る。でも、その気になったら、ここに連絡して。いつでも良いわ。二時間で十万円あげる。いいえ、あなたなら十五万円あげる。いつでも連絡して」
店が終わった後、ママは、
「あの名刺、すぐに捨てなさい。あんなの持ってると、ついフラフラ連絡してしまいかねないからね。あの女の相手させられて、一回でボロボロになって、この店にも恐くて近寄れなくなった子が何人もいるの。貴女は若いから、本当の女の変態がどういうものかわかってないの、さ、捨てなさい」
私はカウンターの下から、別の客に貰った名刺を出し、クシャクシャにして灰皿の上に置き、火をつけた。
メラメラと燃える火に、明日必ず新山に連絡しようと思った。
二時間十五万よ。
耐えられます、どんなことにも。(続くよ)
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■7402
/ ResNo.1)
こんばんは!
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□投稿者/ 美咲
一般人(35回)-(2013/11/30(Sat) 03:14:43)
早いですね?!もう次のお話なんて!
夜の仕事からどうなっていくのか楽しみです!
(携帯)
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■7403
/ ResNo.2)
買われた花嫁2
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□投稿者/ hime
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軍団(148回)-(2013/12/02(Mon) 09:46:42)
夢のような二時間だった。
相手は新山ではなく、店にちょっとだけ顔を出したあの美人だった。
今回は打って変わった笑顔で、緊張して固くなった私の心をほぐすように、
「来てくれてありがとう。この間はごめんなさい、あなたのお顔見たら、恥ずかしくなっちゃって」
などと、もうむしゃぶりつきたくなるような恥じ入り方で、うつむいた視線を投げてよこすのだった。
もちろん部屋の隅には新山がいて、私たちの様子をジッと眺めているのだけれど。
「シャワー浴びるね」
と言う私を、レイカと言うその美人は引き留め、
「ううん、あなたのそのままの香りを知りたい」
抱きついてきて、ベッドに押し倒し、ルージュもそのままに唇を重ねてきた。
頭がジーンとなった。
男でもこんなに感じたことない。
胸をまさぐられる。
服がしわになる。
自分から脱ごうとして、止められる。
「いいの。私が脱がしてあげる」
一枚一枚、愛撫と共に脱がされ、最後の一枚が……
一応、出る前にシャワーは浴びたけど……
「いい匂い。これが貴女の香りなのね、素敵」
そう言って、レイカは私のそこを……
もう、何が何やらわからない。
どこをどうされているのかも……
とにかく、生まれて初めての感覚に溺れるしかない。
自分も何かしなきゃと思うけれど、何も出来ない。
舌が、唇が、そして指が、自由自在に動いて、私を狂わせる……
「もう止めて」と言おうとする唇を柔らかな唇が押しとどめ、
「まだまだよ。これからよ」
その通り、どんどん良くなって、あとはもう絶叫し続けるしかない。
二時間など、あっという間だった。
本当にこれでお金をもらっていいのだろうかと思った。
けれど封筒にはちゃんと十五万円入っていた。(続くよ)
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■7404
/ ResNo.3)
買われた花嫁3
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□投稿者/ hime
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軍団(149回)-(2013/12/02(Mon) 13:25:33)
ちょっと良いことがあった、みたいな気分で家に帰ると、夫が出仕度をしているところだった。
ものすごく良い条件で事業資金を出してくれるスポンサーが見つかったのだという。
またガッカリして帰ってくるんじゃないかと思ったけれど、一応、おめでとうって言って送り出した。
そして一人になると、さっきのレイカの指や舌を思い出して、空想にふけり、生まれて初めてオナニーというものをした。
男にグチャグチャいじられて気持ち悪いだけだったそこが、もう、今では愛おしくて堪らない。
レイカが舐めてくれた、触ってくれた、それだけで……
そっと抱きしめてくれて、その口でキスまで……
気がつけば日も暮れ、夕食の用意にとりかかった、その時、電話があり、夫に近所の寿司屋に呼び出された。
話がまとまり、事業を再開することになったのだという。
その夜は久しぶりに男女になった。
レイカの想い出を洗い流されたみたいで嫌だったけど、仕方ない。(続くよ)
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■7405
/ ResNo.4)
買われた花嫁4
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□投稿者/ hime
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ファミリー(150回)-(2013/12/02(Mon) 13:50:05)
翌日、新山に呼び出された。
新山の会社の社長室に入ると、なんと、そこには夫がいた。
出資者とは新山だったのだ。
「私が死ぬまで」と新山は言った。
声はかすれ、本当に死にそうな声だった。
「この子を自由にさせて貰うわ。それが条件」
何言ってるの?
夫は新山に頭を下げながら、私には軽蔑の混じった一瞥をくれて部屋を出て行った。
「私ね、末期ガンなの」
そう言った瞬間、新山は白目を剥いて倒れた。
まるでそれがわかっていたかのように、秘書のブースから白衣の女達が出てきて新山を運び出した。
あっけにとられた私に、どこからか現れたレイカが話しかけてきた。
この会社の地味な制服を着ていても、恐ろしいほどの美人に変わりはない。
「社長、脳にガンが転移してるのよ。最初は子宮、乳房、卵巣、膣、外性器全部……まるで女の業を焼かれるように、少しずつ取られていって、あの人には、もう女の部分は何一つ残ってないの。楽しみと言えば私が女を悦ばすのを見ることだけ。哀れよね」
口調には何の愛もなかった。
「あなたもお金よね。さっきのジジイ、あなたを売ったのよ。たしか二千万で。あなたの名前で、あなたのサインで、お金借りたはずよ」
私は驚いて、
「なんですって!」
「そんな書類、無効だって主張することも出来るけど、そうしたら貴女の旦那さん、完全に破滅するわよ。あ、破滅してもいいのか。どうせお金目当てで結婚したんだから」
「そんなことない!」
「どうかしら。昨日、あれほど悦んだくせに。あれは愛を知っている女の悦び方じゃないわ。あなたは昨日、はじめて愛の悦びを知ったのよ」
間違いではないのが悔しかった。
「大丈夫よ。社長はあともって数ヶ月だから。その間、社長の前で、昨日みたいに楽しんだらいいのよ。ただ……」
ただ……何よ?
「社長、ああ見えて、本物の、真性の、マゾヒストなの。私が気に入られてるのは、私って女相手ならどんな残酷なことも出来ちゃう人だからなの。元気だった頃は一月足腰立たなくなるくらい責めてあげたものよ。飴と鞭、じゃないけど、昨日のが飴なら、こんどは鞭よ。覚悟しておいて……貴女の部屋も用意したから、今晩から泊まり込むのよ。旦那さんとの話はもうついてるから、何も心配しないで」
そう言われたって……でもレイカと……そう思うとなぜか胸が高鳴るのだった。(続くよ)
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■7406
/ ResNo.5)
買われた花嫁5
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□投稿者/ hime
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ファミリー(151回)-(2013/12/02(Mon) 19:49:02)
新山社長が自分とレイカとのプレイのために作った部屋は、まるで中世ヨーロッパの魔女狩りの拷問部屋を思わすような悪趣味に満ちていた。
発作から回復した社長は、もはや口をきくことも出来ず、車いすで、看護婦四人に付き添われての鑑賞となった。
社長に見られるのは仕方なくても、看護婦さん達にまで見られるのは抵抗があった。
けれどレイカはそれを見透かしたように、
「観客は多いほど、萌えるものよ、特に貴女のような潜在的なマゾは」
そういって、私の服を一枚ずつ剥いでいった。
看護婦さん達はその服を受け取ってたたみ、新山社長の膝の上に載せた。
あきらかに社長の好みとわかる美女揃いだった。
最後にパンティが、膝の上に置かれた。
それを見て、私の頬はほてった。
裸を見られるより、下着を見られるのが恥ずかしいのはなぜだろう。
私は磔台に大の字に拘束された。
「今日のコンセプトは『焦らし』です。逝けそうで逝けない苦悩に女が崩れていく様をとくとご覧下さい」
看護婦の二人がやってきて、私の乳房を片方ずつ揉みしだきはじめた。
キスまで……
お尻を優しくなぜられ……
感じる……感じる……
レイカは私の前に座り、微妙な唇を左右それぞれの手で摘んで、引っ張っては戻し、を繰り返した。
クリに直接触れることは無いものの、その感覚は微妙なじれったさで、快楽ともどかしさの間を行き来した。
声が出そうで出ない、快楽に届きそうで届かない、胸と、下と、微妙なリズムが次第に波を増幅させ、そしてついに一線が切れた。
快楽が、来た……
その瞬間、申し合わせたように、六本の手の動きが緩慢になった。
快楽の波は退き、単なる心地よさだけが残った。
私は腰を使い、快楽を取り戻そうとした。
けれど、それを見透かしたように、手はすっと退くのだった。
感じたいのに、感じられない……
「そろそろ、哀願したくなってきたんじゃないの? もっとして欲しい、でしょ」
「もっと、もっとして欲しい」
「だめよ。あと一時間はこうしてジワジワと楽しむの」
一時間!
そんな……
一時間が過ぎる頃、私はただ、もう少し強い刺激を求めて絶叫を繰り返していた。
「もっと、もっと、お願い、もっと、もっと、もっと強くして!」
「ダメよ、今日は逝かせない。あと四時間はこうして貰うわ」
四時間!
「そんな! 死ぬ、死んじゃう!」
「死んで」
それから二時間、同じようにやわやわと責められ続け、私はもう、逝くことしか考えられなくなっていた。
そして五時間責められ続け、解放されたとき、私は自分の手で逝こうとした。
何よりそれを望んだはずなのに、逝けなかった。
衆目の中で自らの意思でオナニーをしながら、逝けないもどかしさに私は思わず泣いた。
「あなたはもう、一人では逝けない身体になっちゃったのよ。明日は死ぬほど逝かしてあげる。楽しみにしてね」
レイカは冷たい笑みを作った。(続くよ)
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■7407
/ ResNo.6)
こんばんは!
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□投稿者/ 美咲
一般人(36回)-(2013/12/03(Tue) 02:38:05)
私も、一人じゃいけない体になってみたいです!
続き楽しみにしています!
(携帯)
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■7408
/ ResNo.7)
おはよう!
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□投稿者/ hime
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ファミリー(152回)-(2013/12/03(Tue) 04:59:59)
してあげたいわ〜
一人では逝けない身体に。
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■7409
/ ResNo.8)
買われた花嫁6
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□投稿者/ hime
@
ファミリー(153回)-(2013/12/03(Tue) 08:58:05)
『死ぬほど逝かしてあげる』
その言葉は嘘ではなかった。
まずは前日と同じ、磔台に拘束されて、今度は三人がかりで徹底的に逝かされた。
左右どちらを見ても看護婦さんの顔があり、唇があり、時には三人で唇を貪り合って、両方の乳房を揉まれ、乳首を優しく刺激され、そして……
レイカはもうずっと私のそこに顔を埋めて、容赦のない攻撃を仕掛けてきていた。
全てが吸い込まれるかと思うと、敏感な突端だけが刺激されて脳髄まで痺れ、同時に指は内側からグリグリとGスポットを押さえつける……
一回逝ったかと思うと、そのまま次が来て、次、次、次……
逝って逝って逝きまくり……
気付けば誰も何も触れていないのに、私一人で勝手に内側から逝きまくる状態……
下腹部の痙攣が止まらず、ひたすら良くて良くて良くて……
そんな私を眺めながら他の女達が冷笑していても、その視線が堪らず、また内側から逝きまくる……
やっと麻痺が治まり、呼吸が整ってくると、今度は怪しげな木馬だった。
女性のトルソの付いた木馬にはやや小ぶりの人工ペニスが突き出してあり、私はそれを挿入する形で座らされた。
手はトルソを抱くような形で拘束された。
「これに二時間乗って貰うわ」
レイカがスイッチを押した。
やや小ぶりと思われた人工ペニスはそこから更に突き出して奥底までを抉ってきた。
抉るだけではない、本物には絶対無理な動きでお腹の中をかき回すのだった。
ただかき回すのではなかった。
次第にそれは子宮口のあたりに狙いをさだめ、突き刺しながら舐め回すような、信じがたい動きを始めるのだった。
最初はむしろ不快でしかなかった動きも、ここまで来ると極限の快楽だった。
さっきまで表面だけで逝かされ、むしろ置いてけぼりにされていた内部が、その欲求不満を一気に晴らすかのように、その快楽を貪っていた。
私はもう、声も出なかった。
トルソを抱きながら、次々に襲ってくる内部からの激烈な快楽にひたすら耐えた。
けれど、いったん、喉の奥から声を出すと、もう止められなかった。
とにかく叫ぶしかない。
一時間もこれで責められ、体力も限界かと思われたとき、内部の動きが止まった。
つかの間の静寂……
今度はクリに振動が来た。
一度男にあてられたことのある電気アンマのような……
その時は気持ち悪くて払いのけたけど、今度はそうはいかない。
全体重のかかるそこに、微妙な振動が……
逝く……
すぐに逝く……
逝きまくる。
背中を反らせて、ひたすら逝く。
そうしていると、内部の動きが始まる。
内と外から、徹底的に攻撃される。
逝くなんてものじゃない。
本当に死ぬかと思うような暗闇の様な真っ白な世界に突き落とされ、何も考えられず、ひたすら受け身の快楽を貪り続けるしかない。
体力を使い果たして木馬から下ろされたとき、私の体重は四キロ減っていた。
「今晩はしっかり食べて、しっかり寝るのよ。明日は鞭よ。今度こそ死ぬ目に合わしてあげるから」
レイカはまた冷たく笑った。(続くよ)
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■7410
/ ResNo.9)
こんばんは!
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□投稿者/ 美咲
一般人(37回)-(2013/12/03(Tue) 23:28:41)
してほしいです!
恥ずかしいけど一人じゃ逝けない体に!
そんなに逝かされたらいったいどうなってしまうのでしょう!
(携帯)
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■No7401に返信(himeさんの記事) > 年の差なんて気にしないわ。 > 金さえあれば。 > 何度かの恋愛に失敗して、もう結婚は諦めていたから、ある意味、妥協かな。 > 相手は六十のじいさん。 > 男性機能は辛うじて残ってる程度だけど、私の方が淡泊なくらいだから大丈夫。 > 金さえあれば良いのよ、金さえあれば。 > と、思っていたら、夫の会社は倒産、自宅まで抵当に入れていたから、ほとんど無一文で冬の寒空に放り出された。 > 夫は会社の残務処理が終わると抜け殻状態、仕方なく、六畳一間のアパートを借りて私が働きに出ることにした。 > もちろん夜のお仕事。 > 夫と知り合ったのも夜だったし。 > 前の店に頼み込むのも癪で、別の街の店を選んだ。 > 最初はまあ、見習いということで、初めて店に立った日のことだった。 > 下品な金のネックレスをした羽振りの良さそうな初老の女性が、目の覚めるような美人を連れて入って来た。 > 常連らしく、何も言わないのに、ママはブランデーを注いで出した。 > それには目もくれず、女性は私の目を見て言った。 > 「あなた、おいくつ?」 > 「二十一です」 > もちろんさばを読んでいる。 > 「わかったわ。あなた」と美人の方を見て、「もう今日は帰っていいわ」 > 美人はニコリともせずに椅子から降り、挨拶もせずに帰って行った。 > 「若い子はあれだから。いつまでも自分が綺麗でいられると勘違いしてるのね、本当は今だけなのに」 > ちょっと困った笑顔を作った。 > よく見ればブルドッグに似た豚女だ。 > 「私だって、若い頃は自分の容姿に自信を持ってたわよ。それで寄ってくる男を振り払い振り払いして……」 > 豚女はブランデーを一気にあおった。 > そして私をジッと見て、言った。 > 「あなた、いくら?」 > 意味不明で、返事のしようもない。 > 「新山様、この子、今日入ったばかりなんです」 > と、ママが割って入った。 > 「だからなんなの?」 > 「いきなりは、ちょっとご勘弁下さいな」 > 「だって、この子、顔に書いてるわよ。女が好きですって」 > いきなり何を! > 「あなた」と新山はママにかまわず続けた。 > ママも仕方なくブランデーを注いだ。 > 「恋愛も結婚も上手く行ってないでしょ」 > また困った笑顔を作るしかなかった。 > 「それはね、あなたがレズだからよ。私の仲間なの」 > 何の冗談ですか、それは。 > 「今晩一晩、私と試してみない? あなたは寝てるだけで良いの。絶対に感じるはずよ。あなた、逝ったことある?」 > 「やめて下さい」とママが遮った。 > 私はまた困った笑顔を作るしかなかった。 > 逝く? > なにそれ? > それって、エロ小説とか、アダルトビデオとかの話でしょ? > 普通の女にとってセックスなんて義務みたいなもんでしょ。 > そんなので感じるなんて、普通、おかしいでしょ。 > 確かに感じるって女の子もいたけど、で、それが何よ? > 「いいわ。今日は帰る。でも、その気になったら、ここに連絡して。いつでも良いわ。二時間で十万円あげる。いいえ、あなたなら十五万円あげる。いつでも連絡して」 > 店が終わった後、ママは、 > 「あの名刺、すぐに捨てなさい。あんなの持ってると、ついフラフラ連絡してしまいかねないからね。あの女の相手させられて、一回でボロボロになって、この店にも恐くて近寄れなくなった子が何人もいるの。貴女は若いから、本当の女の変態がどういうものかわかってないの、さ、捨てなさい」 > 私はカウンターの下から、別の客に貰った名刺を出し、クシャクシャにして灰皿の上に置き、火をつけた。 > メラメラと燃える火に、明日必ず新山に連絡しようと思った。 > 二時間十五万よ。 > 耐えられます、どんなことにも。(続くよ)
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