SMビアンエッセイ♪

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■7293 / ResNo.10)  Mになりました 夏子編8
  
□投稿者/ 桔梗 一般人(2回)-(2013/10/08(Tue) 11:38:35)
    キスをされながら、顎を上へ持ち上げられる。
    それに付いて行く様に立ってしまう。
    美幸と立って向かい合わせ。

    休日と言えでも、相手は部下なので、
    黒のパンツスーツ、白のブラウス姿の私。
    ジャケットは、ハンガーに掛けてある。
    ブラウスの上から、美幸の手が胸に。
    触れた、と言うより、鷲掴み。
    いきなりの鷲掴み。

    美幸の手首を取り、胸から手を外そうと・・・
    思いだけで、身体が動かない。

    いきなりの鷲掴みの驚き。
    いつもと違う美幸の驚き。
    そしてMとして全く未経験の私の戸惑い。
    そんな思いが重なり、身体が動かない。

    気が付いたら、美幸の右手は私の胸を、
    左手は後ろに回り私のお尻を鷲掴み。

    こんな場面でも、私の課長としての気丈な立場を
    保とうと意識する。が、意識だけで何も声も出せない。
    行動も出来ない。
    そんな意識が少しずつ薄れていっている。


    (携帯)
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■7294 / ResNo.11)  Mになりました 夏子編9
□投稿者/ 桔梗 一般人(3回)-(2013/10/08(Tue) 12:16:48)
    美幸の両手が私のベルトに掛かり外され、
    続けてボタンが外され、チャックが下ろされる。
    「そんな…」と思うが、抵抗できない。
    そしてスルっと足首までパンツが降りる。
    あの美幸が、とてもスムーズに降ろしている。
    手馴れているのだろうか。

    私は、足踏みするように、
    足首まで落ちたパンツを脱いで足から外す。
    自ら…。無意識に。自分が自分でないよう。
    そんな自身に気がつき、恥ずかしさでいっぱいになる。
    身体が暑い。

    ブラウスとショーツ姿の私。
    ブラウスの上から胸を、下着の上からお尻を鷲掴みにされる。
    相も変わらず、美幸の唇は私の唇から離れない。
    激しくキスされたまま。
    美幸の舌も唾液も容赦なく私の口に入ってくる。

    突然、美幸の手と舌が私から離れる。
    私と美幸の鼻が10cmもないくらいの距離。
    凄く近い。美幸が、

    ■課長、そのままお待ち下さい。

    と私から離れる。
    こんな様相の中、「課長」と言う言葉が印象に残る。
    真逆なだけに余計に恥ずかしさを覚える。


    (携帯)
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■7295 / ResNo.12)  Mになりました 夏子編10
□投稿者/ 桔梗 一般人(4回)-(2013/10/08(Tue) 13:36:51)
    美幸は、リビングの引き出しからロープを持ってきた。
    「これから縛られる」と直感した。
    Mとして全く未経験の私。
    経験みてみたい願望は勿論ある。
    でも不安と怖さで躊躇してきた。
    もし経験するなら、
    普通のエッチから解され、それから…
    など勝手に描いていた。

    それが、いきなり縛られるなんて。
    鼓動が高まる。貧血で倒れそうなくらいドキドキと。
    裸にされ縛られるなんて…
    しかもあの美幸に。
    日常の美幸を思い浮かべる。冴えない、消極的な。
    そんな彼女に、上司の私が、裸になり縛られるなんて。
    手前味噌だけど私は見た目いい方だと思う。
    スタイルだって。
    どうせ経験するなら、もっと可愛い子、綺麗な子と。
    それが、美幸に…。

    美幸が私から離れ、ロープを持って戻ってくるまで
    わずか数十秒くらいのはず。
    なのにこんな思いがたくさん駆け巡った。

    目の前に来る美幸。
    「この子に…」と思う。
    しかし不思議。屈辱感なんて全くない。
    課長と部下。
    綺麗な私と冴えない美幸。
    気丈な自分と消極的な彼女。
    でも、真逆なMとS。

    ■課長、これで…

    とロープを見せる美幸。
    気丈に、いつも通りの私に、と自分に言い聞かせようとするが…。
    どう立ち振る舞っていいのかも解らない。
    「これから美幸のまで裸にされ縛られるんだ」と……。

    (携帯)
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■7296 / ResNo.13)  Mになりました 夏子編11
□投稿者/ 桔梗 一般人(5回)-(2013/10/08(Tue) 14:57:12)
    2013/10/08(Tue) 15:19:16 編集(投稿者)

    美幸がロープを手に…
    思わず私は目を閉じる。
    何故だか黙って身を任せてしまう。
    私の身体にロープが絡む。
    「えッ!?」
    服の上から…
    思わず目を開ける。
    美幸は、無表情で、いや、
    無表情の中に少し微笑んでいるように見える。

    ブラウスの上から、
    胸の前をクロスするように。
    胸の形がハッキリする。
    後ろ手に手が拘束される。

    服の上から縛られるなんて予想外。
    こんな縛り方もあるの?なんて聞けない。
    どんどん縛られていく。
    ロープが股間に回る。グイっと食い込むように縛られる。
    ショーツの上から。思わず、

    ■あぁッ…

    と声を出してしまう。
    縛られた。私が。

    ■課長、こっちに。

    と美幸に促され、姿鏡の前に連れて行かれる

    ■課長、お綺麗です。

    そんな美幸の言葉に、目を閉じてしまう。
    自分の姿を凝視出来ない。
    そんな私の姿を見て、美幸が、

    ■ご自分の姿、よく見て下さい。とっても素敵ですよ。

    恐る恐る目を開け鏡に映った自分の姿を見る。
    縛られている。“裸でない”以外は、ネットで見たことのある姿。
    どう表現していいか解らない感覚。
    ネット画像を見るように、自分の姿を見てしまう。
    裸でない事が、逆に恥ずかしくもなる。
    見えない服の下にある自分の姿を、これでもし服を着ていなかったらと。
    服を着たまま縛られている姿。なんと言うか…
    ドキドキする。プラトニックなSM。

    突然、美幸が股間に食い込んだロープをギュッと引っ張る。

    ■いやぁぁ

    声が出てしまう。

    (携帯)
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■7298 / ResNo.14)  Mになりました 夏子編12
□投稿者/ 桔梗 一般人(6回)-(2013/10/08(Tue) 18:16:47)
    「いやぁぁ」と声に出したつもりだった。
    出ない。
    予想外、未体験、緊張…そして悦びか?
    ハァハァと息だけが荒くなる。

    とたんにロープが解かれた。
    あんなにしっかり縛られていたのに(そう思っているのに)、
    いとも簡単にパラパラと身体から解かれていく。
    簡単な縛られ方だったのか、
    美幸の経験値なのか。
    解かれたとたんヘタヘタと座り込んでしまう。

    その後、どう美幸と会話し、どう服を着て、
    どういつものふたりの関係に戻ったのか、覚えていない。
    ただ帰り際、部屋を出る時に美幸が、

    ■課長、貴重なお休みの日にありがとうございました。

    と律儀に、か細く、小さな声で、いつもの消極的な口調で
    言った事だけ覚えている。

    帰りの電車の中、解かれたはずのロープが
    まだ身体に付いているような感触。
    縛られていた手首をさすりながら…
    本当のSMの世界から見たら、
    こんな行為は「ごっこ」なのかもしれない。

    その「ごっこ」の初経験に堕ちてしまいそうな自分。
    プラトニックなSM。
    「ごっこ」「プラトニック」を経験したからこそ、「次」を期待してしまう。

    休み明け会社に行くと、いつも通りの仕事の関係が始まる。
    デスクから美幸を見ると、相変わらず冴えない、冴えないところか暗い。
    あの美幸が想像できない。
    いつも通りを意識してしまい、彼女に対して余計に気丈に振舞ってしまう。

    数日後、また美幸からのメール。

    またご相談に乗っていただけませんか

    と。希望してきた休日の日は、友人と買い物に行約束をしていた。
    けど、その予定を断る事にして、構いませんよ、と返事してしまう。

    (携帯)
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■7300 / ResNo.15)  Mになりました 夏子編13
□投稿者/ 桔梗 一般人(7回)-(2013/10/09(Wed) 11:38:18)
    約束の休日。
    期待と不安…、不安と期待で、電車に乗る。
    「続き」を期待している自分がいる。
    美幸とは、「続き」について何も具体的に話していない。
    ただ、相談にのると言う建て前で向かう。

    移動中、美幸からメールが届いた。

    友人が来ていますが、気になさらず、お越し頂けのをお待ちしています。

    え?なんかイライラした。
    お友達がいたら、「続き」は出来ないじゃない…
    と思ってしまった。突然の来客だったのかな…
    それとも、美幸は、最初から「続き」なんて考えていなかったのか。

    自分だけが「続き」を身勝手に期待していたようで、
    はしたないと言うか、自責の念を少し感じた。
    約束したし、ここまで来たし、向かうしかない。

    解りました。私は大丈夫ですよ。

    と平静さを装った返事をした。

    美幸の家に着く。
    エントランスから呼び出しをし「どうぞ」と促され、
    部屋の前のチャイムを鳴らす。
    扉が開き、美幸が顔を出す。

    ■課長、お待ちしていました。いらっしゃいませ。

    バスローブ姿の美幸。
    お風呂上り?お友達が来ているのに?
    と思いながら、靴を脱ぎ、リビングに向かおうとすると、

    ■課長、こちらの部屋です。

    と別な部屋に通された。昼間なのにカーテンは締め切られ真っ暗。
    寝室?暗闇に目が慣れてきた。
    大き目のベッドがあり、そこには、ひとりの女性が横たわっている。
    裸?…縛られている?…
    裸で縛られた、なんとも妖艶な姿の女性が目に入った。

    (携帯)
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■7301 / ResNo.16)  Mになりました 夏子編14
□投稿者/ 桔梗 一般人(8回)-(2013/10/09(Wed) 12:05:12)
    自分の口を塞ぎ、驚き唖然とする。
    慌てて寝室を出ようとすると、
    扉の前に美幸が立ちふさがる。

    ■大丈夫です。課長らしくないですよ、オドオドして。
    何事にも動じないのが課長じゃないですか。

    美幸が言うと、同時に、バスローブを脱いだ。
    ボンテージ姿。
    無言で振返りベッドの方を凝視してしまった。
    動揺していて、状況が飲み込めない。
    ボンテージ姿の美幸、縛られている女性。
    明らかにその場面であるが、何がどうなっているのか。

    ベッドの脇にある小さなソファーに座るよう美幸に言われ、
    腰掛ける。小刻みに震えている自分に気が付く。

    ■私のパートナーなんです。早苗さんです。

    美幸に紹介されるが、ベッドの上の彼女は横たわったまま。
    私も固まったまま。彼女を見つめたまま動けない。
    横たわったままでうつむいている彼女が顔を動かしこっちを見た。目が合った。
    髪は乱れ顔に纏っている。その髪の毛の間から覗いている目。
    彼女は、一旦、目を閉じまた開けた。会釈なんだろう。
    果ててしまっている彼女の精一杯の会釈に見えた。
    私は、コクリと頷くだけしか出来なかった。

    (携帯)
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■7302 / ResNo.17)  NO TITLE
□投稿者/ むうみん 一般人(2回)-(2013/10/09(Wed) 13:49:06)
    再開待ってました!気丈に振る舞っている夏子さんが堕とされ牝犬になっていく様を楽しみにしています(*^o^*)
    自分に置き換えて、こんな時間からドキドキしながら読んでしまいましたf^_^;
    展開を想像したら…ちょっと濡れちゃいましたホ続き楽しみにしてますP

    (携帯)
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■7303 / ResNo.18)  Mになりました 夏子編15
□投稿者/ 桔梗 一般人(9回)-(2013/10/09(Wed) 16:05:47)
    ■課長、ゆっくりご覧になっていて下さい。
    私のもうひとつの姿を。

    と美幸は言いながら早苗に近づく。

    暗闇に目が完全に慣れてきた。
    彼女は裸で上半身だけ縛られている。
    スタイルはとてもよいと感じる。
    胸もとても大きく腰は細い。
    その大きな胸が絞られるように縛られている。

    美幸が早苗に覆いかぶさるように近づく。
    横たわっている早苗を座らせる為に、
    彼女の胸を思い切り鷲掴みにして引っ張る。

    ■んんんッぁ

    声を喘ぎながら引っ張られる方向に付いて行く様に身体を起こす早苗。
    美幸は、早苗の後頭部を持ち引き寄せ激しくキスをする。
    互いの唾液が滴り落ちるほど。
    私は、ただ見るだけ。目を背けることも出来ない。

    キスを一旦止め、また早苗の胸を鷲掴みにする。先程より強く。
    美幸は立ち上がりながら引っ張る、それに連れて早苗も立ち上がる。
    ベッドの上にふたりで立つ。
    縛られ絞られている早苗の胸と、ボンテージからプリンっと出ている美幸の胸が合わさる。
    また激しいキス、そして美幸の手が早苗の股間に伸びる。
    クリを弄ったかと思うと、指を挿入する。直ぐにかき回す様に。

    ■うぅぅぅ、ぁぁぁぁ

    早苗は美幸の口の中で喘ぐ。

    ■さっき、何回もイッたばかりなのに…まだこんなに

    と、戒めるように美幸は言葉を与える。
    クチュクチュ、ヌチャヌチャ、チュクチュク
    静かな暗い部屋に音が響く。

    私は、金縛りにあったようにただ座って見上げるだけ。
    でも、なんだか…。
    両足をぎゅっと閉じるように力が入ってしまう私。
    震え?違うような…疼きが…

    (携帯)
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■7305 / ResNo.19)  Mになりました 夏子編16
□投稿者/ 桔梗 一般人(10回)-(2013/10/09(Wed) 18:34:17)
    早苗が言う。

    ■イキそうです。また…

    ■まだダメ。感じているところを課長に見て頂きなさい。

    美幸がそう答え、
    ベッドの上に立ったまま早苗の後ろに周り、
    後ろから手を廻し、指を挿入しかき回す、
    もう片方の手で胸を思い切り鷲掴み。

    快楽で俯き目を閉じてしまう早苗。

    ■顔を上げて目を開けて、しっかり課長と目を合せなさい。

    と命ずる。黙って頷く。

    彼女と目が合う。そらせない私。
    物凄く感じた顔のままこちらを見る。
    私が恥ずかしい。
    気が付いたら、ブラウスの上から自分の胸を握っていた。
    更に恥ずかしさが増す。

    ■イキます、イキたいです。

    嘆願する早苗に、美幸は命じる。

    ■課長と目を合せたままイキなさい

    そう、早苗に命じているのに、私にも命じられているようで
    目をそらせず彼女と目を合せたままになってしまう。

    悲壮な顔、うつろな目、乱れた髪、妖艶な身体…
    彼女が私だったら、などと、置き換えてしまうのも超越し、
    完全に自分がされている感覚に陥る。

    (携帯)
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