| キスをされながら、顎を上へ持ち上げられる。 それに付いて行く様に立ってしまう。 美幸と立って向かい合わせ。
休日と言えでも、相手は部下なので、 黒のパンツスーツ、白のブラウス姿の私。 ジャケットは、ハンガーに掛けてある。 ブラウスの上から、美幸の手が胸に。 触れた、と言うより、鷲掴み。 いきなりの鷲掴み。
美幸の手首を取り、胸から手を外そうと・・・ 思いだけで、身体が動かない。
いきなりの鷲掴みの驚き。 いつもと違う美幸の驚き。 そしてMとして全く未経験の私の戸惑い。 そんな思いが重なり、身体が動かない。
気が付いたら、美幸の右手は私の胸を、 左手は後ろに回り私のお尻を鷲掴み。
こんな場面でも、私の課長としての気丈な立場を 保とうと意識する。が、意識だけで何も声も出せない。 行動も出来ない。 そんな意識が少しずつ薄れていっている。
(携帯)
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