| 着慣れないリクルートスーツを着て、 駅からフラフラと歩く。 炎天下で、やっと見つけた会場。 知らない人たちが大勢着席する中で、 緊張するな〜・・・
まずは小論。 外の暑さに負けないほど、 私の頭の中も沸騰しそう。 さあ、次は・・・
目の前には3人の面接官。 こういう場合は、質問された人の方を見ながら話すんだっけ? 休憩時間にパラパラと読んだ、「必勝!面接試験」の内容を思い出す。
「希望の部署は○○とありますが・・・」 『はいっ。』 会話は落ち着いて、ゆっくりと、 はきはきとフレッシュな感じを目指して・・・ 「うちには○○はありませんがいいですか?」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
うわ〜・・・やっちまった・・・(滝汗) その後はもう、頭真っ白。 何話したかなんて覚えてないや。
帰り道・・・ 絶対落ちた・・・ あ〜・・・ 希望部署なんて書かなければよかった・・・ ほんとはどこでもよかったのに、 「どこでもいいなんて自主性のないやつに思われるよ?」 っていうアドバイスのもと、 直前になって、パンフレットを眺めながら適等に書いたんだっけ。。
神様、さようなら・・・私は落ちました・・・
傷心のまま、帰路へ。 駅のホームで、彼女に電話。 『面接で、希望部署に、ないこと言っちゃった・・・』 『うちにはないけどいいですか?って言われちゃった・・・』
「・・・あんた、馬鹿でしょ?」 そんなにはっきり言わなくても〜 確かに私は大馬鹿ものですよ(涙)
「ちゃんと電車には乗れたの?」 『・・・うん』 「気をつけて帰りなさいよ」 『うん』
彼女は不器用。 こんなとき、どう言葉をかけて良いのかわからない。 慰めの言葉なんて、もらったことないや。 普通さ〜・・・落ち込んでるなら、 「就職先は、そこだけじゃないでしょ?」とか 「まだ結果出てないからわかんないでしょ?」とか 「そういうときもあるよ、今日は帰ってゆっくり休んだら」とか・・・ 優しい言葉をかけてくれても良いじゃないか〜!
・・・でも、 電話を終えて、顔をあげる。 私の一番みっともないとこ出せるのは、 やっぱり君だね。 こうして、落ち込んでるときに、 電話できる相手がいるってのはありがたいと思うよ。 どうせひねくれものの私は、素直に慰められないだろうし。。
キオスクでお土産物色しながら、 ホームに立ち込める熱気。 ホームの端まで行くと、わずかに風があるのがわかる。 う〜ん、夜も暑そうだな〜
荷物を置いて、ぐっと、一つ、伸びをする。 シャワーを浴びて、 今夜は、花火でもしよう。 さあ、、帰ろうか。
******************** そんな大失敗した会社で、現在働いてます。 神様、ありがとう・・・(^^;) 次は「縁側」でお願いします。、
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