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■16527 / inTopicNo.1)  お題小説06
  
□投稿者/ れい ちょと常連(97回)-(2006/09/18(Mon) 02:00:23)
    スレッドが100超えていましたので新しいのを立てました。
引用返信/返信 削除キー/
■16528 / inTopicNo.2)  タイムリミット
□投稿者/ れい ちょと常連(98回)-(2006/09/18(Mon) 04:17:04)
    ―…もう、気付いたのが遅すぎたんだよ。


    わたしは、踏み切りの前で足を止めた。

    先生の車はわたしの視界から姿を消していた。


    わたしと先生とのタイムリミットは、ある日突然やってきた。


    ―ゆきちゃん、先生ね、今週が最後なの。ごめんね。


    そんなの勝手だよ。

    なんの心の準備もできないじゃないか。


    先生は家庭の事情だかなんだかで、ある日突然学校を辞めることになった。

    いい先生だった。生徒にも、ものすごく慕われていた。

    生徒の立場に立って一緒になって考えてくれる、

    若くて頼れるいいお姉ちゃんみたいな先生。



    そんな先生が、人間関係の軋轢から精神を病んで学校を辞める、

    と聞いたのは全くの偶然だった。

    先生が最後の日、化学の先生のもとにクラス全員分のレポートを取りに行って、

    職員室前の階段で待たされていた時に聞こえてきた先生同士の会話。


    「どういうことですか」


    思わず聞き返してしまった。

    わたしに聞こえてるなんて思わなかったんだろう、

    そこで雑談していた古典の先生と数学の先生は、

    お互い気まずそうに顔を見合わせていた。


    先生方の会話は、なんだか気の毒だ、でもしょうがないよね、

    そんな風に聞こえる調子で。


    わたしは先生方に掴み掛からないよう、自分を抑えるのに必死だった。



    せがんでよくやってもらっていた補習の授業中、

    たまに先生がぽろりと愚痴を零すことがあった。


    ―ほら、先生ってさ、変な人が多いじゃない?…結構大変なのよ、人付き合い。


    先生の置かれた境遇は、きっと先生にしか分からないくらい大変だったんだろう。

    あの先生のことだ。

    きっとわたしたちとわからずやの先生たちの間に挟まれて、

    精神的に消耗していったんだと思う。



    でもさ、酷いよ。


    聞いてないよ、わたし。

    わたし、先生と一番仲いい生徒だって思ってたのに。

    先生、わたしに本当のことを何も言わないで行っちゃうつもりだったの?

    確かにわたしは生徒だけど。

    でも、学校の中では、一番先生に近い存在になったつもりだった。

    毎日職員室に遊びに行ったし、

    準備室で二人きりで補習を受けさせてもらったこともある。

    悩み相談だって、たくさんした。


    先生、もうわたしと連絡取らないつもりなのかな。

    携帯の番号も、メールアドレスも、紙に書いて渡したけれど、

    このままだと、連絡が貰えない可能性は高そうだった。

    個人的なつながりがない限り、

    校門を出てまで、あの人はきっと「先生」をやってはくれないだろう。




    そうだ、この際、告白をしてしまおう。


    そう決心が付いたのは、ついさっきで。

    そうしたら、先生はわたしのことを、

    少なくとも他の生徒と同列には扱えないだろう。

    そう思って奮起したのだった。

    一回くらいは、わたしとも外で遊んでくれるかもしれない。


    …それまで一週間はと言えば、わたしはうだうだと、悩んでいたのだった。


    連絡が取れなくなってしまって、諦めが付かないよりはよっぽどいい。


    その結論に至ったのは、先生たちが帰りはじめるその時間で。

    今日の帰りを逃せば、先生にもう一生会えないなんてことがありうることに、

    わたしはやっと気付いたところだった。


    先生の車は、べージュのデュエットなのは知っていたから、

    わたしは急いで駐車場まで車の有無を確認しに行ったのだった。


    わたしがローファーを履いて外に出ると、

    ちょうど、なんとデュエットが校門からでようとしているところだった。


    え、うそ、はやすぎじゃない!?

    そう思うけれど、事実、デュエットは校門を潜り抜け、

    学校に面した通りに出て信号待ちをしている。

    運転席に座っているのは間違いなく先生だ。


    「先生、待って…!!」


    声をかけて追いかけるけれど、車内に居る先生にわたしの声が届くはずもなく。


    「行っちゃうなんて、ずるいよ。待ってよ、

    わたしとまだちゃんとお別れしてないじゃない…!!」


    そうつぶやいて、一生懸命走って追いかけるけれど、

    信号は無常にも、わたしが先生の車に追い付く前に青に変わってしまった。


    「先生…!」


    走って追いかけようとするものの、高校生の走りと車の速度なんて

    比べ物にもならなくて。

    全力で追いかけたけれど、到底追い付きもしなかった。



    交差点を左折したところにある踏切まで、

    タイミングよく電車来ないかな、そんな淡い期待を抱きながら

    走って先生の車を追って、

    閉じなかった遮断機を恨めしく思いながら、

    とぼとぼと、来た道を引き返してきた。



    ああ、これで終わりなのか。

    一年半の片思いは、こんな形で幕を下ろすのか、

    そう思うとなんだか情けなくて。


    なんだか惨めで。




    帰り道、学校まで歩きながら、泣いて帰った。





    校門に差し掛かったところで、

    ポケットに入れていた携帯が震えて、

    見慣れない番号からの着信を知らせた。


    「はい、もしもし」

    ―あ、ゆきちゃん?斉藤ですけれど。

    「先生!?」


    思わぬ着信に、思わず鼻を啜った。

    瞬間的に、涙はぴたりと止まった。


    ―今さ、ゆきちゃん私の車の後ろ、走ってこなかった?

    「!!…は、走ってましたけど」

    ―ごめんね、私に用だった?

    「は、はい!」

    ―そっかぁ、ごめんね。一旦うちに荷物置いてからまた学校戻ろうと思ってるんだけど、

     ゆきちゃんもう帰っちゃうかな?30分くらいはまだ学校居る?

    「い、います!!」


    ―了解。ちょっと待ってて。渡したいものもあるし。

     そうだな、じゃあ30分後に社会科準備室で。

    「わかりました」



    電話が切れた後、わたしはその場でへたり込んでしまった。

    タイムリミットが延びたことへの安堵感。

    そしてこれから起こりうる事態への緊張感。


    何より、先生からの突然の電話の衝撃。



    とにかく、先生とわたしの、タイムリミットは、

    もう少しだけ、先延ばしされたようだった。



    これが終わりない関係になることを願って、

    わたしは先生の携帯番号を、メモリに登録した。



    勝負は、ここからが本番だ。



    ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

    タイムリミット、と聞いて浮かんだのが

    1.いなくなる先生を必死で追う少女
    2.不倫相手の彼女を切なく見送る女
    3.逢瀬の最中、迫るお別れの時間を前にしたカップル

    だったので、1で書いてみました。
    長文になってすみません。

    次は「ふみきり」でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■16529 / inTopicNo.3)  ふみきり
□投稿者/ 昴 ファミリー(197回)-(2006/09/18(Mon) 11:09:11)
    2006/09/18(Mon) 12:23:37 編集(投稿者)

    助走をつけて

    ふみきりを蹴り

    思いっきり飛び上がる


    跳び箱を飛べるようになったのは何時だっけ?


    臆していては何も始まらない


    あの頃の私が私の背中を押す




    助走をつけて

    先輩の前に立つ



    ふみきりを蹴り

    『あのぅ先輩』話し掛ける


    思いっきり飛び上がる

    『好きです。付き合って下さい』



    着地した

    採点は先輩の返事だけど

    今はやるだけのことをした



    先輩は優しく微笑んでいる


    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    次は『逆上がり』でお願いします

引用返信/返信 削除キー/
■16575 / inTopicNo.4)  逆上がり
□投稿者/ かなう 一般♪(4回)-(2006/09/21(Thu) 00:48:56)

    私の休み時間は決まってる。席変えの度に絶対に譲らない窓側の席からひじをついて、本を見てる。

    そう、読んではいない。

    見ているのは姿。


    だって窓からグラウンドを凝視なんて、ね…。

    中学の体育に鉄棒とかありえないと思うけど、
    少し前から見つけた姿を私はいつも見てる。


    逆上がりが出来ない君
    友達と騒ぎながら練習してる。

    あっ!!
    パンツ見えるって


    なんて思ってるのも内緒、見えたのは短パンでした苦笑。


    なんで見てるんだろう

    なんとなく
    なんか気になるんだ。


    次は「失恋」でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16591 / inTopicNo.5)  失恋
□投稿者/ ゆらら 一般♪(48回)-(2006/09/23(Sat) 14:04:31)
    2007/02/23(Fri) 18:41:18 編集(投稿者)

    胸がチクってした。

    「逢いたい・・って元彼が・・」

    「・・そう・・。」

    「フランスから・・クリスマス頃に・・」

    「・・で・・」

    「好きな舞台があるから・・その日は・・だめ・・って・・」


    「・・断ったの・・?あ〜元彼だもんね・・。」


    「タイミングがね、悪いのよ。心・ここにあらずになるもん・・舞台で・・」


    「・・舞台を観る方が大事か・・。君らしいけど・・。」


    「でも、それを彼に話したらもう本当に終っちゃうよね・関係・・」


    (元彼じゃないんだ・・今も君の中で彼は「彼」なんだ・・そっか・・)


    小さなひびが私の中にぴきっ・・っと音をたてた・・。


    「そう思うなら捕まえなきゃ。つなぎ止めなきゃ。失いたくないなら・・。」


    「うん。逢う日までに、自分の気持ち、少しずつ修正してみる・・彼の方へ。」


    「・・前にもあったね・・同じ事・・。」


    「ん?」


    (その人とは違う人だったけど・・。君は男を知らぬ間に夢中にさせて


    忘れられなくするくせに、「自分が誰より大事!」と


    恋心を完全に撃ち砕くような事を平気で言う女だからなぁ・・(苦笑))


    「とにかく禁句だよ。「舞台を観るのが大事だから逢えない!」なんて。


    毒舌過ぎるわ・もうっ・・。有りえん・・。言われたらその人死ぬわ(笑)」


    「だよね・・?うん。言わないようにしてみる。」


    「わざわざ君に逢いに来るんだよ?それもクリスマスに・・。分かってる?」


    「だって私が頼んだ訳じゃないじゃん。向こうが勝手に来るんだよ!」


    「ほらっ。毒舌。気を付けないと。」


    君の強きであまのじゃくな性格は、今に始まった事じゃないけど


    さすがに今回は、読めなかった・・今も好きだなんて・・。


    女の子との方が、いつも親密で本気で優しかったから嫉妬は女の子だけで


    いいと思ってた・・。ナンパもキスも女の子とばかりだった君だから・・。


    もちろん、私には何もしなかったけど思わせぶりは、してたよね・・ずっと・・。


    本気で好きになる相手は男の子じゃないとなぜだか今の今まで信じ込んでた私の


    最後の砦では、思いっきりひっくり返された。


    (そうだよね・・ノンケさんなんだもんね・君は・・。)


    自分の心の声に少し笑えた。


    「素直にならなきゃダメだぞぉ〜。素直に。」


    「うん・・。頑張ってみる・・。でも面倒くさいなぁ〜・・。」


    「こらっ。」二人して笑った。


    彼女は照れ笑顔。私は泣き笑顔。



    彼女に私の笑顔の意味など分かるはずもない。


    君に出逢ってからずっと小さな「失恋」を繰り返しているような気がする。


    そして今回も又「失恋」。


    永遠に「失恋」し続けるのだろうね・君を想う限り・ずっと・・。


    「友達」という絆をつむぎながら・・。


                              END

    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
    れいさん。スレ立てありがとうございました☆


    完全なる読み手とコメントストーカー(笑)になりつつあったので

    また書いてみました。(Hなくてごめんね☆)

    こんなに書くペースが自分は、あくくせに書き手様に

    いつも「早く〜☆」と読みたいばかりに、「おねだり」ばかりしてすいません☆

    皆様のペースで更新されるのを今度こそ楽しみに待ちたいと思います☆


    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
    次のお題は「満たされたい・・」でお願いします☆
引用返信/返信 削除キー/
■16617 / inTopicNo.6)  満たされたい・・
□投稿者/ 昴 ベテラン(209回)-(2006/09/24(Sun) 19:21:45)

    満たされたい・・



    もっともっと


    貴女に満たされたい


    貴女と居ることに

    不満はないの


    ううん

    どちらかと言うと

    満足してる


    心はネ



    だけど

    貴女で満たされたい


    心だけでなく

    躯も



    貴女の唇で

    貴女の舌で

    貴女の指で



    溢れる程の思いを


    溺れる程の快感で




    満たされたい

    貴女だけに



    §§§§§§§§§§§§§§

    昴にしてはソフトな官能でした


    次は『欲しい』でお願いします

引用返信/返信 削除キー/
■16621 / inTopicNo.7)  欲しい
□投稿者/ アイズ 一般♪(1回)-(2006/09/24(Sun) 20:31:46)
    君が欲しい…

    そう思っても既にそこにはいなくて

    ひたすらに空を見上げる。空だけはどこでも繋がってるから

    なんで、あの時、強引に抱きしめて、足掻かなかったのだろうか

    子供のくせに「それがあの人にとっては幸せだ」とか決め付けて

    身を引くことで自己満足に浸って

    まだ思い出すあの人はきっとわかっていたはずなのに


    今からでも間に合うか?


    君が欲しいといって君がいる場所へ行ってみたら…

    +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

    な〜んて纏まりのない文章でしょう(汗)

    お次は「キンモクセイ」でお願いします
引用返信/返信 削除キー/
■16653 / inTopicNo.8)  キンモクセイ
□投稿者/ 金丸 ファミリー(184回)-(2006/09/27(Wed) 03:03:57)

    うちの庭には

    いくつか木が植わっている。


    窓を開けると

    雨に薄れたキンモクセイが香る。


    昔は化粧品臭くて嫌いだった

    この匂い


    いつからか

    愛おしくなっていた。


    曼珠沙華と同じ時期

    紅い華と甘い香りは雨に薄れて


    雨粒が染みた上着が

    体温を奪う。


    部屋に帰り服を着替えて

    膝を抱えた格好で寝そべった


    手が

    冷たい。


    いつもは

    湯気が出るくらい体温が高いのに


    今は

    芯まで冷えて白くなっている。



    雨音に身を任せる為に窓を開ける


    余計に寒くなろうが

    そこに温もりがなかろうが


    その時私に必要だった雨音を

    部屋に迎え入れた。


    雨音と

    キンモクセイ


    華は散り散り


    香りは薄らぐ。



    携帯を眺め


    「旅行…ダメになっちゃったなぁ…海…見たかったなぁ…」

    心の中呟く



    私は


    あの願いを


    叶えられるのだろうか



    体を包むのは

    キンモクセイの香りと


    雨音



    涙は


    流れなかった




    -----------------------

    まとまり無くてすみません


    次のお題は

    『海の夜』でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16656 / inTopicNo.9)  海の夜
□投稿者/ 薫 一般♪(3回)-(2006/09/27(Wed) 13:27:16)
    ねぇ…僕らを引き離そうとする人がいるよ


    「誰?」


    それは僕にも分からない

    けれど


    僕らは一緒になってはいけないらしい…


    好きな気持ちだけじゃ
    一緒にはいられない


    それが社会で生きていく為なんだって…


    「そんなの関係ないじゃん!あたしは怜が好きなの。」


    知ってるよ。


    だからね…僕らが隠れる場所を探してるんだ…


    海とかどうかな?


    山は虫がいるから嫌だろう?


    それに山はすぐ朝がやってくる…


    海は君の好きなイルカもいるよ


    それに深海なら朝日はそこまで射してくれない


    海の夜は長いから…

    さぁ出かけよう!僕らを引き離す人たちから逃げてしまおう


    この愛を貫く為に…。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16662 / inTopicNo.10)  NO TITLE
□投稿者/ 薫 一般♪(4回)-(2006/09/27(Wed) 23:06:45)
    すみません(汗)
    忘れてました。
    次のお題は「再会」でお願いします☆

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16664 / inTopicNo.11)  再会
□投稿者/ かなう 一般♪(5回)-(2006/09/28(Thu) 03:08:41)

    ひとつめの再会は恋の目覚めと抱擁を。


    ふたつめは寂しさを。


    みっつめの再会は、
    ただ、ただ…、

    貴女への苦しさでした。




    私が貴女を好きでいた理由は今になってもまだよく解らないままです。
    私には貴女が世界一可愛い人に見えていたし、
    それが恋ゆえの盲目と言うならまさにそうでしょう。

    きっと好きになってしまう人だから
    好きになっていたんです。


    貴女が優しくしてくれた記憶は一つも私から零れ落ちる事なく私の中にあります。

    けれど、
    それは私が貴女を想う心より、貴女と一緒にいられた少女時代そのものの瞬ゆさでした。

    私は貴女と一緒にいたあの頃の自分を好きでした。
    あの頃、私は貴女を慕ってはいたけれど
    恋してはいなかった。

    私は子供でしかなかった。

    私は人を亡くし、
    心を閉じ込めて、貴女すら捨てて
    最愛の記憶だけを抱いて、学校を辞め、
    友達とも連絡を絶ち
    耐え切れない喪失のなかですべてから逃げて生き延びた。

    それくらい幼かった。


    貴女との再会が私を蘇生させたんです。
    でも、
    貴女は最愛ではなかった。
    最愛は亡くしたあの人
    一人きりです。

    貴女も愛していた
    あの人です。

    貴女との再会は私に記憶を呼び起こさせ
    涙と抱きしめてくれた体温が私を戻してくれました。


    貴女の記憶に在った
    その私が、
    私を私が思い出す熱となったんです。


    私は一人を亡くしたけれど、もう逢えないけれど
    生きていけるんだ
    生きなきゃいけないんだと思えたのはあの再会の夜でした。


    私は貴女を愛しはじめました。
    恋慕い、焦がれました。
    それは
    最愛だった一人だけの一人にすら感じた事のない、
    欲でした。


    だけど絡まった現状の糸は鞠玉の様に解ける事はなく。

    私は貴女を諦めようとしたのです。
    他の人に惹かれ、
    過ごし、

    そしてすぐに飽きました。


    結局は貴女でした。


    貴女をやっぱり好きでした。





    それでも、
    私はついに理解しました。


    貴女は
    私を選ばない。


    貴女は貴女だから。

    私も私でした。


    もう本当にさよならです。

    好きでした。

    好きでしたよ。



    貴女はやっぱり世界一可愛いく見えるけれど

    この想いを
    此処に置いていきます。



    いつか、

    また逢えた時
    貴女が私を見てくれたなら私の最高の仕事を貴女に見せてみせます。

    私はそれだけで
    きっと嬉しい。


    だから、さようなら。

    大好きでした。




    End


    最後まで読んで下さってありがとうございました。

    次のお題は
    「How To Love」でお願い致します。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16666 / inTopicNo.12)  「How to love」
□投稿者/ ゆう 一般♪(1回)-(2006/09/28(Thu) 22:29:56)
    どうしたらいいのか分からず
    戸惑いながら押したダイヤルボタン。


    受話器の向こうの君がなにを言っても、素直に聞けなかった。
    それでも焦点のずれたり、かすったりの会話が延々と続く。
    私が話す内容も、中身がなくなってきていた。


    そうして声がかすれて、
    最後の最後に言ったのは、


    「ありがとう。」


    いつの間にか、涙は乾いていたから。




    ☆次は「背中あわせ」でお願いします☆

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16674 / inTopicNo.13)  背中あわせ
□投稿者/ 金丸 ファミリー(185回)-(2006/09/29(Fri) 20:16:30)

    背中伝わる温もりに

    安らぎと幸せを感じる


    けど

    君と私の視線は

    交わることもなく反対へ向かう



    木漏れ日の中

    太陽照る中

    落ち葉舞う中

    雪揺らぐ中


    私と君は背中あわせ。


    鼻歌混じり

    お互いを背中で抱きしめる。



    『気持ちいいね。』

    『今度どこ行こうか。』


    『来月いつ逢おうか。』


    『あ、雲綺麗。』


    『ホラあっち見て。月も綺麗。』



    視線交わることなくとも

    背中に温もりがある



    『ねぇ』

    『んー?』

    『待たせてゴメン。』

    『んー。いいよ。』


    君の死角で


    私は


    優しく笑う





    ----------------------------

    次のお題は

    『時計』

    でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16682 / inTopicNo.14)  時計
□投稿者/ 蓮 一般♪(6回)-(2006/09/30(Sat) 20:01:03)
    「あれ、おソロじゃん?」

    君と、友達の腕とにはまっている色違いの時計。

    「うん、誕生日にもらったんだ」

    笑って言う君。あぁ、そうかと、後から話を聞いて納得した。



    私は、君の一番でありたい。

    それは『恋人』としてではなく、『友達』として。

    それはずっと昔に誓ったことだから。今さら覆ることなどない。

    『今』だから、お互いが悟った後だから、余計に。


    君とは刹那的な付き合いはしたくないんだ。終わりがあることをよく分かっているから。

    一度超えてしまえば、もう後には戻れない。

    それはお互いが一番分かってる。


    だけど、なんだろう。この気持ちは。

    私のモノでもないのに。

    君を奪われた気がするよ。


    君は私が一番だと言ってくれたけど、だけど、

    なぜか、不安が残る。


    でも、でも。

    君を信じてるから。



    ***********************

    次は『隣の席』でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■16691 / inTopicNo.15)  隣の席
□投稿者/ さぼ 一般♪(1回)-(2006/10/01(Sun) 10:05:57)
    がたっ

    隣の席から聞こえる、椅子をひく音。
    あぁ、今日も数学の時間は寝るのか
    と、隣を見ると案の定机に突っ伏して動かない。いつもこうだ。むしろ彼女の寝顔を見るのは習慣になっている。
    授業を聞こうと、黒板に向くと、隣から手がのびてきて、さらさらと何かをノートに書いた。
    ノートを見ると

    『寝顔を見るのが趣味なのか、私を見るのが趣味なのか、わからないよ?』

    顔に血が溜まっていくのが分かった。

    ==================

    お粗末でした。
    次は『ストレス解消』で

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16733 / inTopicNo.16)  ストレス解消
□投稿者/ 蓮 一般♪(7回)-(2006/10/06(Fri) 23:08:45)
    ねぇ・・・。お願いだから、全部溜めないで??

    あんたっていつも、ギリギリまで溜め込んで、一杯一杯になって、

    そこまでならないと話してくれないんだから・・・


    私は怒鳴られようが、切れられようが、なじられようが、絶対嫌になんかならないよ。見捨てたりなんかしないよ。

    だって、私はあんたの事、好きだもん。

    大好きだもん。


    同じスポーツをする仲間として尊敬してる。プレーに憧れてる。惚れてる。

    友達として、同じ人間として、大好き。あんたの全てに惚れてる。


    そんな人を嫌いになれる?見捨てれる??

    そんなわけないじゃんか。


    私は自分自身に、ずっと前から誓いを立ててるんだよ。

    絶対にあんたを裏切らないって。

    世界中の誰もがあんたを否定しても、絶対に私だけは肯定し続けるって。



    だから私には、思いっきりぶつけていいよ。当たっていいよ。

    それが八つ当たりでも、私は苦でもなんでもない。


    ストレス解消って大切だよ??

    お願いだから、溜めないで。

    適度に吐き出してね?


    ****************************

    次は『すれ違い』でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■16736 / inTopicNo.17)  すれ違い
□投稿者/ 映美 一般♪(31回)-(2006/10/07(Sat) 01:32:31)
    それは小さな諍いで、はじまった


    『どうしてわかってくれないの?』


    背をむけ 反対ホームへ駆け出す私


    電車に乗り込むまでに腕を掴んでくれる


    そう思ってた・・・


    発車のベルが鳴り響く 閉まるドア


    乗り込んだ車内の暖かい空気に


    雨にぬれたつま先が冷たい・・・


    反対ホームに滑り込んだ電車


    その電車に貴女は乗るはず



    動く窓に貴女の姿探すけど・・・見えない


    すれ違い・・・


    電車も心も・・・(涙)


    訊き慣れた音楽が手に持った携帯から流れる


    貴女からのメールだった


    『追いつけなかったよ^^; 次の駅で待ってて・・・』



                 ・・・to be continue



    次は【腕枕】でお願いします。



引用返信/返信 削除キー/
■16768 / inTopicNo.18)  腕枕
□投稿者/ 昴 ベテラン(231回)-(2006/10/09(Mon) 00:47:05)


    次の駅で降りて

    次の電車を待った


    貴女は…

    私が乗ったのと同じ車両に居たから


    すぐに見つけて

    そして乗り込む


    私の駅で降りる



    いつもはくすぐったいって嫌がるけど…

    今日は腕枕をねだっても

    いいでしょ?





    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

    次は【安らぎ】でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16774 / inTopicNo.19)  安らぎ
□投稿者/ 北原 一般♪(6回)-(2006/10/09(Mon) 16:14:20)
    『ねー、センパイ。』
    『おー、なんだね?後輩くん。』

    『センパイは、あたしといてドキドキしたりする?』

    『うーん…』

    『しないの?』

    『しないねぇ。』


    『…』


    『酷い。最低。鬼畜。変態。』

    『なっ!ちょ、ちょ、待ってよ!』

    『なに…。』

    『なんで怒る?』

    『…、…』

    『なんで泣くの。』


    『だって、』

    『ドキドキ、しないんでしょ?』

    『…』


    『好きじゃ、ないんじゃん。』


    『…』


    『あのさ。』

    『はい…』


    『ドキドキするから好き、ってわけじゃないんじゃない?』

    『はい…』

    『あたしはあんたといると落ち着くけど。』

    『なんつーか、安らぐ?、と思うの。』

    『はい…』


    『それに。全くドキドキしないわけじゃないよ。』

    『ほぇ?』

    『…っちょ、センパイっ。んっ…』


    ――――ったく。そーゆー顔されると、たまんないんだってば。―――――






    ************ありがとうございました(*^_^*)
    次は『お月見』で☆

    (携帯)
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■16785 / inTopicNo.20)  お月見☆
□投稿者/ 咲蘭 一般♪(1回)-(2006/10/09(Mon) 22:22:18)
    お題小説ラリーとは粋な〜項目みっけ〜
    始めての投稿させてくださいな (*^-'*)>





    お月見かぁ〜〜〜

    思い出すなぁ〜〜〜

    君はあのとき メールくれたね
    あの日のメールは画像付き 画像は月(つき)ウケネェ〜(爆)
    満月みて大騒ぎの君
    ねぇー、見てる ねぇー、見えてる?今夜 お月見しよー。
    仕事まだ、おわらないから 無理だよー。
    じゃあ メールでお月見しよう
    月にピースしてる画像に書いてたメッセージ
    「今夜なら狼になってもいいのにさ。」
    なりたかったよ   
    でも君はもういないんだよ。
    お月見かぁ〜〜
    君は 今頃また誰かに画像メールしてんのかな
    月にピースなんかしちゃってさ。






    お粗末でした<(_ _)>
    次の題「目隠し」でよろしく☆





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