ビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■19499 / inTopicNo.41)  オムライス!
  
□投稿者/ アイズ 一般♪(7回)-(2007/07/18(Wed) 21:36:07)
    「あのふわふわで、煮え切れてない卵を崩してデミグラスソースと一緒に食べるのがいいんだよ〜♪そう思わないか??」
    そういって目をキラキラしながら訴えたら
    『チハルさんって子供なんですね』
    と、視線は本に向けたまま、スッパリ切られた。永久凍土のごとく
    たかだか3歳くらいしか変わらない、大人になりきれてない子供に

    それでも食いついて、甘えてみる。
    「え〜だってさ、駅前のレストランかなり評判なんだよ。な〜ミサキ行ってみようよ〜」

    観念したミサキの顔は可愛い
    『しょうがないっすね、行きますか♪』
    そういって私だけに微笑む姿に私は心を鷲掴みにされる。

    これから夏休み。一番近くで一緒にいられる最後の

    夏は楽しくなくっちゃ!ね!



    お次は「パワーストーン」
引用返信/返信 削除キー/
■19514 / inTopicNo.42)  パワーストーン
□投稿者/ C 一般♪(1回)-(2007/07/22(Sun) 10:30:08)

    どんなにちんけなプレゼントも

    屈託のない

    恥ずかしさまじりの笑顔で

    ありがとう と

    はしゃいで喜んでモジモジして

    そこら辺に落ちている石ころでさえ

    君は宝石に変えてしまうだろう。


    いつか一緒に見た

    あのパワーストーンのピアスを

    君にプレゼントしようと思ってる。

    プレゼントにたいした理由はないけど

    似合うと思って。


    君にパワーストーンをあげたって

    君の持つ想いの前では効力がないような気がするよ

    だからただの石ころと変わらないけど

    君によく似合うから


    次は「低温」で。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19516 / inTopicNo.43)  低温
□投稿者/ M 一般♪(1回)-(2007/07/23(Mon) 00:28:33)
    当たり前のように浮気をする人間は、
    悲しいかな本命の浮気に気付かない事が多い。


    そしてその事実を知った際大半が、自分を棚に上げて相手を責め立てるだろう。


    なぜなら─




    罪悪感も背徳心も、
    止められない甘美さも。良く知ってるから。



    「どうして!」



    思っていたよりも、
    大きな声が出る。



    「…ごめんね。」



    見慣れたアキの顔が歪む。


    ダメ。
    絶対ダメ。




    私は“こんなに”愛しているんだから…。




    無意識の内に、
    両手が伸びていく。


    「なんで…?」


    アキの首に食い込む私の指。メリメリと肉を締め付ける感触がした。



    「あ………ぐ……」



    白い顔がさらに歪み、見開いた目がまるで蛙みたいに…。




    ほどなくして、
    アキの体は力なくダラリと伸びた。




    「………はぁ、はぁ。」




    ゴトリ─


    手を離した瞬間、アキの頭が床に打ち付けられる。


    はぁ、はぁ、はぁ。



    アキの体に触れる。




    「ひぃっ!!」




    もう既に冷たかった。








    ─おーい。





    「起きてーもうお昼だよー」



    ─は。



    見慣れた天井。
    覗き込む顔は、




    「あ………夢。」




    死んだはずのアキ。




    「勝手に入っちゃった。…随分うなされてたよ」


    優しい彼女。
    大好きな彼女。


    安堵して手を伸ばそうとすると、


    「はい、起きて」


    スルリと抜けてアキはキッチンへと向かった。



    「いやー激しい夢だったー…」




    「どんな夢?」




    「んーアキが浮気して私が逆上する夢なんだけどね、ありえないよねー」


    アキに限ってそんな事、ねぇ?


    ポリポリと頭を掻いてトイレに入ろうと、


    アキの背後を通る。






    ブス─






    …………え。





    「知らないとでも、思ったの?」




    あ、





    「浮気。残念でした」





    腹部に不自然に存在する包丁を見る。






    っつ……。




    浮気?




    そりゃ、




    ま、




    してたけど。




    意識と同時に遠ざかって行く足音。



    「………アキ」



    ドアに手をかけたアキがこちらを振り返る。




    とてもとても冷たい笑顔で一度笑って。





    バタン─









    彼女は消えた。




    Next.「新宿」




    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19529 / inTopicNo.44)  新宿
□投稿者/ ハッカ 一般♪(1回)-(2007/07/26(Thu) 23:05:58)
    2007/07/26(Thu) 23:16:47 編集(投稿者)

    「ぇ〜…もういっちゃうのぉ?」




    そう、モウイッチャウノ。




    あ、




    セクシャルな話題じゃないでスよ?(笑)




    シーツの海から陸にあがった人魚が王子?



    鏡を見るとキャッチのような自分に眩暈がする





    腰にまとわりつく腕を解いて




    「悪ィ、これから会議だからさ」




    なぁんて嘘も方便




    ただ夏の新宿から見上げる太陽はギラギラしすぎて




    死にそうになるため早々に退散




    ホントは









    そんな太陽に照らされると




    今までの自分を見透かされてるようで





    目を背けたくなるから


    (それは可視光線のせいではないと思う)





    初めて付き合った子も




    初めてのイベントも




    初めてのラブホも




    初めての浮気も




    初めての犯罪も











    新宿だったからだと思う






    その夜から逃げ出したくて体を重ねて





    朝、その虚しさを背負っていく





    「…しょっぱいなぁ」




    それは



    新宿の朝、きまって食べるお粥の味

    ………………………………NEXT→痣(あざ)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19530 / inTopicNo.45)  
□投稿者/ 金丸 大御所(396回)-(2007/07/27(Fri) 02:53:08)
    一年ぶりに逢った彼女の身体中に

    痣が点々と散らばっていた


    「お前それどうしたの」


    視線は身体中の痣に釘付け

    彼女の目も見ず静かに出た言葉



    青ざめた私の顔を見て

    彼女は笑った


    『貧血が酷いんだよ』

    「え?」

    『こないだも実習中に倒れて皆に迷惑かけちゃった』


    とても哀しそうに彼女は言った


    血液の濃度が薄くて代謝が悪くなるとこうなるのか…


    まくった腕を触りながら


    『やっぱ目立つよね…』


    彼女は呟いた


    そういえば
    こんな暑くて湿度が高いのに

    長袖だった


    「痩せたね」

    『食欲無くて全然食べれなくてね…』

    「…私の脂肪やるよ。」

    『あ〜脂肪はいらないや。』


    彼女が笑って

    私は少し安心した



    「それ…痛くないの?」

    『全然痛くないよ。ただ消えないだけ。』

    「あ〜…良かった…痛かったらものすごいしんどいだろうなって思ったさ。」

    『そりゃ悲惨だわ』


    笑ったあとに

    ボソッと


    『ありがとう』


    そう

    呟いた彼女



    「別にお礼言うことじゃないべや。」

    『心配してくれてるから。』

    「んなもんタダだしいいんだよ。」

    『でもさ…』

    「うっせ!このウスラバカ!」

    『ひゃぁ!ウスラバカって!ひどっ!』

    「バカだべ?否定できねぇべ?」

    『…できません…。』

    「ウスラバカが二人揃ったね。素敵。」



    耐えきれずに二人とも吹き出した





    きみの痣が

    痛くなくて良かったよ


    瞳の中できみが

    身体じゃない部分が痛いと泣いていて


    見つめていたら思わず
    ただ黙って抱き締めそうになった



    テーブルの下で
    かたく握り締めた掌



    きみは知るよしもなく
    心配させまいと振る舞った



    「ばぁーか。」

    『なっ!?ひどっ!なに?!』

    「なんとなく。」

    『えぇー…』

    「お前さぁ…」

    『え?な…なに?』

    「綺麗になったね」

    『えぇ?!ないないないない!』

    「あるあるあるある」

    『ありえな…「うるせぇ。黙れ。ありがとうって言えばいいんだよ」

    『あ…ありがとうございます…』

    「よし。」





    それから

    時間の許す限り喋り合った

    彼女は
    笑って
    泣きそうになって
    また笑って




    私は頷きながら

    こんな愛しい奴が居て
    私は幸せもんだな


    そう想いながら笑いかけた


    -END.

    next-『素肌』

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19533 / inTopicNo.46)  素肌
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(1回)-(2007/07/27(Fri) 22:29:08)
    「友達にちゃんと帰れたってメールした?」



    お互い、真っ白な素肌を合わせながら私は何気なく聞いてみる。



    「‥…うん。」
    「そっか。」




    息切れしそうな彼女、
    途切れそうな返答に少しずつ速度を増す。




    「ん…―。……じょ……できたってぇ…。」
    「ん?分かんないよ、ちゃんと言って。」




    もう、これ以上は無理だと手がお手上げしてしまう前に私は彼女は最後のフィナーレを誘ってあげようとしたときだった。





    「……ん―。彼女できたって。」




    ………。



    ゴールを迎えた彼女は素肌を私に押しつけた。






    「‥は?」
     




    差し伸べるべき腕はぶらりとたれ、
    彼女の腕が私の腰に回った。




    「いつ付き合ったのうちら?意味わからん。」



    まとわりついた素肌を振り払い、
    マイルドセブンを一本抜いてちんけなライターを灰皿から拾った。



    彼女はわけもわからず、私を見ていた。




    「付き合ってくれ…」
    「昨日、飲み屋であって今日付き合う?あほか。」




    煩わしい視線を嫌って、
    ソファーの背に顔を向けた。




    “友達狙いだったのに”




    服を手に取り着替えているのか、
    私はタバコをくわえながら目を閉じた。




    「サイテーねあんたって、死んじまえ。」




    去ってく姿を見ながら、肺から煙をだした。






    「アドレス送っといてね友達の。」




    さっきまで素肌を忍海もなく合わせていた二人なのに




    中指を立てて彼女は去っていった―。





    それは19才の夏のはじまりだったと思う―。




    ………………………………うまく書けなくてごめんなさい。


    NEXT,,,「保健室」


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19605 / inTopicNo.47)  保健室
□投稿者/ アイズ 一般♪(8回)-(2007/08/05(Sun) 12:28:21)
    白ベースに清潔感溢れるこの教室は私の憩いの場所
    年中部活人間が何を言ってるんだ!って思われるけど
    実際、今年から保健委員だし、顔出しても怪しまれないし
    夏はやっぱりクーラーが利くところを探さなきゃ!
    というのは建前
    本当は…気になる先輩がいるわけで
    構って欲しくて、いつもちょっかい出すと嫌な顔をする
    そんな、ちっちゃくて可愛い先輩
    これからも一緒にいましょうね〜先輩w

    ---------------------------------------------------------

    次は「嘘つき」
引用返信/返信 削除キー/
■19606 / inTopicNo.48)  『嘘つき』
□投稿者/ 昴 大御所(395回)-(2007/08/05(Sun) 16:00:32)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/


    貴女には隠し事をしたくない


    だけど…

    他人には話し難いこともある


    貴女には目を見て
    自分の声でちゃんと話したかった



    小さな誤解がいっぱいあったね

    誤解される度に必死に弁解ではなく説明をして

    誤解が解ける度に二人は強く結び付いた



    『優しい嘘をついてよ』

    『何もなかったって言ってよ』


    そう言われても

    不器用な私は

    隠すことも嘘をつくこともしなかった


    いつだって正攻法

    自分のまんまで


    恋の駆け引きなんて器用なことは出来ない


    こんな私を

    こんな私だから

    好きと言ってくれる貴女が

    誰よりも大切で…



    これからも嘘をつかないことを誓います


    貴女に…



    **********

    Next 『花火』

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19607 / inTopicNo.49)  花火
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(95回)-(2007/08/05(Sun) 16:35:44)
    大切な君と見た


    あの夏の夜は


    今も忘れられない思い出







    あるグループの歌にこんな歌詞があったな…




    去年の夏の花火大会のとき…


    初めて手を握った


    どっちからでもなく


    自然と


    付き合ってまだ1ヶ月ちょいしかたっとらんかったっけ…


    二人で花火見ながら


    『綺麗やね…』


    なんて言って笑ってた。


    まるで二人を照らすかのように花火は光っとった。





    あれから1年たって


    またあの花火大会がある。


    今度は隣に君がいないけど


    夜空に咲く花火を見て


    君を思い出すよ。







    次は『金魚すくい』でお願いします。



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19612 / inTopicNo.50)  金魚すくい
□投稿者/ 惠 一般♪(1回)-(2007/08/05(Sun) 21:41:37)
    赤い金魚の中に二匹だけ黒の金魚がいた。
    「これあたしたちじゃん(*^_^*)ずっとくっついてるよ」

    そんな言葉にすくわずにはいられなくてやったけど…

    「けーちゃんへたっぴ…(-_-;)」といわれちゃった↓
    そんな彼女の手には二匹の黒い金魚。
    彼女の特技見つけたちょっぴり切ない夏休み(笑)



    駄文ですみません。
    次は「きれいだ」でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19739 / inTopicNo.51)  おみやげ
□投稿者/ くるみ 一般♪(1回)-(2007/08/10(Fri) 08:27:20)


    「はい、これ…お前に」



    久しぶりに会ったあなたが、照れた顔して私に手渡したのは


    あなたの留学先、アメリカのお土産。




    「わぁあ!ありがとう」


    あなたにもらったお土産に喜ぶ私。



    「なかなか会えなくてごめんな?」



    「ううん??こうやってたまに会えるだけでも幸せだよ(^-^)」



    そう…



    あなたの留学先での話や


    日本に帰ってきて久しぶりに会った時の笑顔も



    あなたから私へのお土産。




    大切な宝物になる…




    あなたと会える時は絶対にお土産が沢山あるから





    寂しくても、耐えられるんだ。






    次は「サンダル」で。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19757 / inTopicNo.52)  サンダル
□投稿者/ 映美 ベテラン(215回)-(2007/08/11(Sat) 03:42:28)
    2007/08/11(Sat) 10:33:16 編集(投稿者)





    夕暮れの海岸線 緩やかなカーブを曲がると
    見えてくる想い出の場所
    貴女はスピードを落として・・・停車する


    『ここから 一緒に海見たよね…』


    灰皿に押し込んだ煙草のけむりが車内に漂う
    貴女は煙を追いながら・・・・
    パワーウインドウを少し下げる


    『ごめんね…煙…』


    「ううん 大丈夫よ」


    開けたウインドウの隙間から入る風と潮の香りが…
    想い出の砂浜へと二人を導く


    男女のカップルが数組 
    砂浜を手を繋いで歩いているのが見える


    『ねぇ ちょっと砂浜を歩こうか…』


    「うん…」


    車を降りてからわたしは気付いた


    そうだった 今日は新しい【サンダル】を履いてきたんだった


    (砂浜なんか歩けないわ…)



    貴女は何も気付かず
    早く行こうと手を引いて歩いてく…


    (まあ いいわ サンダルより貴女との時間が大切だもの…)



    ぎこちなく歩く隣の私に
    貴女はなにか思い出したように立ち止まる



    『あっ そうだ…ちょっと Uターン〜(笑)』


    私の手を引いて車に引き返す

    トランクからビーチサンダルを
    二つ出してきて私の足元に並べる


    『これ履いてみて…ちょっと格好悪いけど汚れても平気だしね(苦笑)』


    「ありがとう…」
    (気付いてくれたんだ・・・)



    『かわいいじゃん このサンダル』


    私の脱いだ…サンダルの砂をはらってくれる
    貴女のやさしさが身にしみる…




    想い出の砂浜にきて・・・
    今日 また想い出【サンダル】がひとつ増えたね…。





    ***********

    久しぶりにお題リレー参加しました^^


    次は【ピリオド】でお願いします


引用返信/返信 削除キー/
■19774 / inTopicNo.53)  『ピリオド』
□投稿者/ 昴 大御所(399回)-(2007/08/16(Thu) 02:58:15)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    「あのサ

    ピリオドを打ちましょう…って何?」


    まだ何も始まっていないのに
    こんな中途半端で終わらせてたまるか


    『えっ?
    だから私達のことを…』

    「わかったよ

    ピリオドだね



    ピリオドなんて

    ただの句読点


    すぐに次の文章が始まるサ」


    「で

    次の文章はどう始まる訳?」


    『えっ?』

    マジで驚いているのか?


    「あのサ

    ちゃんと言わなくて悪かったけど


    ちゃんと好きだから」


    『うん』


    「だから

    【友達の延長】みたいなのには

    ピリオドを打って


    次の文章を

    恋人同士で始めようよ」



    強気に言ってみたけど

    自信がなくなって来た

    「ダメかなぁ?」



    『うん♪

    いいよ


    私もそうだったらいいなぁって思ってたから

    改めまして

    ヨロシク』


    なんだか照れ臭くて

    顔を見合わせて笑った


    ***********

    Next 『入道雲』または『積乱雲』



引用返信/返信 削除キー/
■19777 / inTopicNo.54)  入道雲
□投稿者/ まゆ 一般♪(1回)-(2007/08/16(Thu) 22:16:27)


    入道雲は嫌い。

    雷が苦手なあたしは、見つけた瞬間ブルーな気分になる。



    「どうした?」

    恋人が落ち込んでるあたしに優しく話しかけてきてくれる。

    「入道雲…、見つけちゃった。」

    「…あぁ、雷…お前嫌いだもんね」

    「雷…嫌だ、怖いんだもん」


    子供みたいに怯えるあたしを、優しく抱きしめる恋人。


    「大丈夫、あたしが傍にいるから」

    「…うん」


    その頼もしい存在に、あたしは素直に甘えて抱き着く。

    「傍…いて?」

    「はいよ」






    雷…怖いけど、あなたがいれば耐えられるよ。







    Next→「愛の形」で。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19789 / inTopicNo.55)  ◆愛の形?◆
□投稿者/ つちふまず 一般♪(1回)-(2007/08/18(Sat) 02:03:41)
    外は殺人的な陽の光─




    夏の逢瀬。
    私にとっては、
    束の間の休日。




    彼女にとっては、
    長い休みの1日。




    「…………ん。」

    「………うん」




    ワンルームには歳相応の流行りのCD。


    弾力のある白い肌。
    夏の紫外線は彼女には、及ばないらしい。



    「気持ちい?」

    「んー…うん…」



    胸の頂上を唇に含ませたままで聞くと、



    声にならないようで。



    鳴くまでに時間をかけたいのは、



    彼女の若い体に対するせめてもの大人の抵抗。



    「…もう会わないって決めてたのに」


    「でもこうして会ってる」



    顔を両手で挟んで深くキスを交わす。


    絡む舌が、室内の空気に溶けて。



    「ん……あ」



    聞こえないから、
    音が響くでしょ?



    逢わない間に、
    誰かとこんなキス。



    「………した?」


    「…え?」


    「彼氏と」



    既に虚ろな瞳には愚問かもしれないけど。



    「何か違うんだもん」


    「ん?」


    「これと」



    肩を抱き寄せられて、生暖かい舌の感触を受ける。



    思わず吐息が漏れる。



    首筋に唇を這わせながら私は思う。



    「…………っつ」



    彼女も私の肩に歯を立てながら思うんだろう。




    “何でこの人でなければ”



    って。


    「まだ入れない」


    「んー…ヤダ」


    「我慢して」


    「ヤダ…ヤダよ」



    媚びる声はもうすっかり大人で。




    “仕方がないから”待ちわびた場所に指をゆっくりと入れる。


    深く一度ため息を吐くのを聞いた。



    次第に動きが早くなって、



    額の汗をこすりつけるように彼女の首筋に顔を埋める。



    同じように下から、
    彼女の長い指が侵入してくるのを感じて。


    私も動きに合わせると満足そうに笑った。



    「愛してるよ」



    言うのは簡単。



    「嘘つき」



    そりゃそうだ。


    笑いながら、舌を絡めて視線で辱めて。


    しなる体をしっかりと抱いて。




    どちらかが果てるまで。




    形は無いけど─


    カテゴリーも無いし。




    でもこれはリアルで、




    やっぱりやめられない。





    「虚しい?」





    「ううん、楽しい」






    結局はそういう事で、










    私達のあるべき形。







    次「午前2時」で(^O^)




    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19794 / inTopicNo.56)  午前2時
□投稿者/ みん♪ 一般♪(1回)-(2007/08/18(Sat) 16:24:37)
    2007/08/18(Sat) 16:28:03 編集(投稿者)


    いつもは一


    一人で寝ている私…




    でもこの一週間はー


    毎日あなたの体温を感じながら眠っていた。




    食事をしてー


    コンビニへ行って


    お風呂に入って


    プレステをして


    そして…、そして………




    物音さえもしない
    午前2時頃は…




    時計をながめては



    『まだ大丈夫かな…』

    『まだ起きてていいかな』
    『まだ甘えてもいいかな』




    とてもしあわせだった♪





    でも…


    そんな夜も今夜でおしまい




    明日からの午前2時はー


    時計をみてはさびしくなるんだろうな…





    あなたのいない夜は
    もう過ごせない………



    〜★〜★〜★〜★〜★〜★

    みん♪です。


    ひさしぶりの投稿です。


    つぎのお題は、
    流れ星でお願いします★













    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19796 / inTopicNo.57)  流れ星
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(3回)-(2007/08/19(Sun) 00:30:02)
    数えきれない程に遊んだ去年の忘れられない夏─。



    もう会わなくなって2ヶ月がたった、
    今なにをあの人は思っているんだろう?




    少しでもいいから、
    同じ事を考えていたらどんなに幸せだろうか。



    こんなに虚しいのは夏のせいじゃなくって、
    暑さじゃなくって、
    涙を流さない私のせいだったんだ。




    「花火はだめですね、人が多いいから危険。」




    出先近くの喫茶店で、
    一杯のアイスコーヒーをじっくり味わいながら受話器の向こう側に愛を込めながら話してる自分はなんだかふてぶてしい(笑)




    「じゃあ家にいるよ。」
    「それもいい案ですね。」



    なんだか、なんだか。




    「パパみたいじゃない。」



    受話器の向こう側から笑みが見えた気がした。




    「蓄えありますよ?」




    …会いたいな。




    「なら、なんならいいの?」



    そうだな。




    「星は?」



    「夜景きらい。」




    すねた声も可愛い。




    「流れ星探しに行きましょうよ。」




    願いは一つ




    「うん。」




    そうだ、流れ星を見に行こう。





    次は「夏の思い出」

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19800 / inTopicNo.58)  夏の思い出
□投稿者/ けーだ 一般♪(1回)-(2007/08/19(Sun) 15:42:18)
    あなたと出会ったのは夏にはいったばっかりの頃だったね…

    「こんにちわ。」
    同い年なのに大人っぽすぎる君にぼくはびびってしまった。
    とまどっているぼくに君は、
    「テンパりすぎ(笑)」
    これがぼくらの初対面。


    それからというものどちらかともなく一緒にいるようになった。
    花火大会で人混みだからとはじめて手をつないだ。
    お祭りでは神社の陰ではじめてキスをした。
    そして一番暑かった夏の夜ぼくらはむすばれた。

    白いシーツにくるまっている君は僕が今までみてきたどんなものよりもきれいだった。
    幸せという言葉をはじめて知った夏だった。


    それから…
    ぼくが君に別れを告げたのも夏真っ盛りのむし暑い夜だった。

    一番幸せで、一番つらかった夏の思いで。



    ******************
    駄文ですみません。
    次は「一緒にいこう」でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19803 / inTopicNo.59)  一緒に行こう
□投稿者/ 金丸 大御所(397回)-(2007/08/19(Sun) 19:34:13)
    いつか言うと思ってたよ

    そんな表情だった

    少し笑って

    少し困ってるような。



    日が経つにつれ

    一つまた一つと難問がやってきた

    予想はしてたけど

    説き伏せるのがこんな難しいことだとは思わなかった。


    考え過ぎるのは私の悪い癖で

    よく言えば慎重なのだけれど

    石橋を叩き壊すような勢いで悩んで

    そんな私を見かねて

    『そんな大袈裟にしなくたっていいんだよ』

    そう言って私の腕を引っ張ってくれるのが君。



    いつか

    あの青い海の島に連れて行けたらいいな

    そう思っていたけど


    誕生日プレゼントにと言ったのは

    多分理由が欲しかったんだと思う


    ただ

    君と行けぬなら独りで

    出来るならば

    君と共にあの海を眺めたい



    私が還る時

    傍に居てほしいと

    私を還す時

    共に見守ってほしいと


    他の誰でもなく

    たったひとりの君に




    一緒にいこう

    あの時言えなかった言葉


    気付きもしなかった本当の理由



    気付いた今

    言える機会も逃してしまったけど



    言える機会が訪れるなら




    一緒にいこう

    一緒に行ってほしい

    私が還る場所に

    きみが居てほしい




    そう私の口から伝えるよ




    あの青い海を

    還る場所にする前に






    -------------------------------
    次のお題は

    『髪を切った理由』でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19805 / inTopicNo.60)  髪を切った理由
□投稿者/ さやち 一般♪(1回)-(2007/08/19(Sun) 20:33:32)
    え〜?そんな理由なんてないですよぉ。

    はい?いえ、失恋じゃないですってば!

    そんなに不思議そうに見ないで下さいってば。

    笑いながらいつも指名してる美容師さんに携帯の写メ見せて

    こんな感じのスタイルで。

    ってお願いした。


    本当の理由はね、恥ずかしいから絶対に誰にも言えない。


    それはそれは大ショックでしょ。

    だって決まりかけて印鑑を捺してもらうだけになっていた契約が


    つい先程に いきなりのドタキャンですよ?

    倒れそうになったけど、何とか笑顔で

    「わかりました。それではまた何かありましたらまたよろしくお願い致します」
    見送って その足で美容院直行〜〜


    見せた写メには...

    2年前に別れたタチカノが。

    「ぁ、素敵な方ですね!モデルさん?」

    そ、美形の自慢の彼女でした。

    ワタシにはモッタイナイような。

    未練がましくまだ写メ消せないけど

    思い切って彼女と同じ髪型にすることで


    2年前と今日の辛くて苦い思いを


    はい。すっぱり切っちゃって下さい


    そう伝えて、雑誌読むふりしてうつむいて

    泣きそうになる思いを

    絶ち切って

    似合いますか?

    ちと心配(苦笑)


    ==================

    次は『後姿』で。




    (携帯)
完結!
引用返信/返信 削除キー/

<前の20件 | 次の20件>

トピック内ページ移動 / << 0 | 1 | 2 | 3 | 4 >>

[このトピックに返信]
Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -