| 「先輩、もう少し寝といて下さい。
いくら寝てもちゃんと私ココにいますから。」
『時間が勿体ないけん寝たくなぃ……。』
ベット脇に座った私が きっと困った顔で笑ったのだろう
『はぁい。。。』
と言って 頭まで布団に潜り込むまなみ。
しばらくすると そっと目だけを出して
『1時間したら起こしてね…?』
と言うと 目を閉じてまた眠りについた
さ…私ももう一眠りするかな。
ソファーに深々と座り 足も手も組んで ゆっくりと墜ちてくこの感じ……
もうすぐで現実世界を遮断する… という瞬間に
トントン……
『おはよ〜さん♪』
ノック音とともに 清水ナースの朝を告げる爽やかな声
手には朝食のトレーを持っていた。
「おはようございます。」
ソファーから立ち上がり、トレーを受け取ると
『なんね!?
櫻井さんそんな所で寝たんね?!
簡易ベットあるの分からんやった?(笑)』
「あ、いや。
さっきまで簡易ベットで寝かせていただいてました。
ソファーは二度寝です…苦笑
というか、宿泊許可本当にありがとうございました!」
『いやいや、許可出したんは先生やけん私はお礼言われる筋合いないよ!
まなみちゃん、喜んどったやろ?』
「はい…想像以上にはしゃいでました。
昨晩も興奮してるのかずっと喋っていたんで、実はまだ彼女そんなに寝てないんです(笑)」
『私からしたらずっと喋っとーのはいつもと一緒やけどね!(笑)
まなみちゃんは最初人見知りするタイプやけん、私以外のナースともなかなか打ち解けれんでねぇ。
私が周りのナースにまなみちゃんには櫻井さんの話ふってみ! って教えて、実行してみた所大正解(笑)
ただお陰様で、普段は寝ても起きても櫻井さんとの惚気話★
独身のナースがね、櫻井さんなら格好いいけん私も抱かれた〜い♪…なんて冗談で言った時なんか…まなみちゃん真に受けちゃってそりゃも〜大変やったんばい!!!』
そんなに毎日話に上がる程の話題性なんかないと思うねんけどな、私。
「なんか…
すみません。(笑)」
すると 清水さんは笑いながら
『それまなみちゃん起きたら食べさせといて!
あ、あと薬も忘れずに★』
と言って部屋を出た。
…………………
「起きてるの知ってますよ、先輩。」
(携帯)
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