ビアンエッセイ♪

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■17192 / ResNo.60)  “交錯する思い”
  
□投稿者/ 映美 ちょと常連(80回)-(2006/11/07(Tue) 01:42:52)



    扉が開き、マユはエレベーターに乗り込んだ


    『ルナ ごめんね〜。彼女とちゃんと仲直りしてね』


    『うん、マユ あんまり飲んじゃだめだよ〜』


    『は〜い(苦笑)』


    マユは、閉まる扉の向こうで、手を振った



    マンションの外に出てマユは、駅へと歩いた


    途中、よろけた拍子に片方の靴が脱げた・・・
    溜息をつき、 靴を履きなおしながら ふと、ルナとの会話を思い出した 


    『え、トオルとエミさんが知り合いなの?』


    『エミの友達の彼と友達らしい・・・。BARで偶然会っちゃってびっくりしたよ』


    『ふ〜ん、・・・で、トオルと話したの?』


    『ううん〜、お互い涼しい顔して通り過ぎた(苦笑)』


    『そうなんだ〜、でも奇遇ね』


    『もしかして、トオルがエミさん口説いてたりとか?』


    『そうね、してたかもね・・・(苦笑)』



    マユの頭の中・・・ルナとエミの幸せそうな笑顔がよぎった


    (わたしだって・・・、愛されたいわよ・・・)

    マユは、そう呟くと携帯を開き 番号を探し発信ボタンを押した


    6回目のコールで出た相手はトオルだった


    『あ、もしもし トオル?久しぶりね〜♪マユです』


    『あのさ〜、トオル・・・』




    ――エミは、乗り換えの電車をホームで待っていた


    間もなく電車が到着すると、アナウンスが響いている


    帰りたくない・・・


    色んな思いが、交錯していた


    ・・・マユは帰ったのだろうか?
    ・・・何故、出てきちゃったんだろう
    ・・・待っていればよかったのに



    携帯が、着信を知らせていた
    ルナからのメールだった・・・


    ―エミィ

    昨夜 誰かさんのせいで
    溶けて・・・食べ損ねた・・・
    アイス 食べたいよ〜♪

                              
    ルナったら・・・(涙)


    丁度、電車がホームに入ってきた


    その電車を見送り
    反対側のホームに向かった・・・



引用返信/返信 削除キー/
■17200 / ResNo.61)  “腕の中”
□投稿者/ 映美 ちょと常連(81回)-(2006/11/10(Fri) 00:39:35)
    2006/11/10(Fri) 01:02:51 編集(投稿者)






    ドアの前で深呼吸をし、インターホンを押す


    ピンポーン〜♪


    『ハイ、どちら様ですか?』


    かしこまったルナの声がした・・。


    『あの〜私、アイス宅○便で〜す』


    『はあ〜?ちょっと待ってくださいね』


    ルナが、笑いながらドアを開けた・・・


    『エミィ〜』


    ルナは、私の手を引いてドアの鍵を閉めた


    アイスの入った袋を差し出すと


    『受領印はここでいい?』


    ルナは、私の唇を人差し指で押さえ見つめた


    頷きながら・・・ルナの潤んだ瞳に
    吸い込まれるように自分から唇を重ねた


    お互いの、唇の形を確かめあう舌先が
    ディープな動きで、口中で絡まりあう


    やがて、ルナの唇が首筋に移動した・・・


    『アァン…ダメよ また溶けちゃう・・・』


    ルナが持つアイスの袋を目で示す


    『そうだね〜、じゃあ冷蔵庫まで移動(苦笑)』


    手を繋ぎ、キッチンに移動した
    アイスをしまい、冷蔵庫を背に…再びkissをした


    『うふっ、玄関の次はキッチン・・・』


    ルナの鼻先に、額をくっ付ける


    『エミィを見てると、どこででもしたくなる』


    『Kissだけ?』


    『ううん・・もっと・・・色々なことも・・・』


    『ルナったら・・(赤面)』


    『エミィ 素顔で、飛び出していったの・・・』


    私の頬を両手で挟んでルナは笑った


    『そんなに見つめないで・・・恥かしい・・・』


    『素顔の方が可愛いよ・・・エミィ』


    『でも、素顔で外歩いてたなんて 紫外線にやられて
    エミィのお肌は・・・もうボロボロじゃない〜(笑)』


    『ううん〜、途中で、日焼け止め塗ったの・・・だから、大丈夫
    でも、一杯 汗かいちゃったぁ・・・急いで戻ってきたから・・・』


    ルナの胸に甘えるように顔を埋めた


    『ごめんね・・・エミィ』


    ルナは、私の髪を撫で・・しばらく抱きしめていてくれた

    ルナの腕の中にいれば、何もかも忘れられた
    マユの事も・・・
    何があったかなんて
    もうどうでもいいと思った

    もうなにも、いまは訊きたくなかった・・・


    『エミィ、汗流しにいこう・・・』


    ルナは、腕を解くと
    私の手を引いてシャワールームに向かった・・・




引用返信/返信 削除キー/
■17202 / ResNo.62)  映美さん♪
□投稿者/ 昴 大御所(273回)-(2006/11/10(Fri) 01:22:56)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    いつものパターンだとネ
    自分のスレの頂いているご感想にお返事をして
    映美さんに一言話し掛けて
    それから自分の小説をupさせてるんですが・・・・

    それなのに今日は
    布団以外の所で眠りかけて(爆)

    慌てて小説だけでもとupしたら

    映美さんの新しいのがupされてて・・・読んじゃった^^
    いいところじゃないですか〜

    ウチにもアイスの宅配屋さんが来ないかなぁ〜(笑)
引用返信/返信 削除キー/
■17237 / ResNo.63)  ちょっぴり予告アリガトウ☆
□投稿者/ ヤス 一般♪(8回)-(2006/11/14(Tue) 19:00:34)
    2006/11/14(Tue) 19:03:17 編集(投稿者)

    いいシーンですね〜☆☆次が楽しみです(笑)もちろん最後まで見守っていますよ(o^-')b

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17249 / ResNo.64)  ヤスさんへ^^
□投稿者/ 映美 ちょと常連(82回)-(2006/11/16(Thu) 21:24:25)
    ヤスさん^^

    コメントありがとうございます^^

    予告の・・・次の展開の順を、変更したりして書き直して悩んでます(苦笑)
    ですので・・・ゆっくりとした更新になっていますが・・・
    どうか気長にお付き合いくださいm(__)m


                              映美

引用返信/返信 削除キー/
■17250 / ResNo.65)  映美サンへ☆
□投稿者/ 優 一般♪(1回)-(2006/11/16(Thu) 21:36:19)
    はじめまして!!
    いつも読ませていただいてます♪
    すごく楽しみにしてますのでこれからも頑張って下さい(*^_^*)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17251 / ResNo.66)  昴さんへ^^
□投稿者/ 映美 ちょと常連(83回)-(2006/11/16(Thu) 21:48:37)
    昴さん^^

    いつも一言声を掛けてくれてるんですか?
    ならば・・・本当の声が聞きたいな♪な〜んて(笑)

    展開の順を、変更して何度か・・・書き直したりしてます
    もちろん、昴さんがご期待の
    メイクラブのシーンも・・・(*^_^*)(苦笑)

    そんなわけで・・・更新もゆっくりになっていますが
    また、・・・声かけてくださいね♪

    最近、よく眠る昴さん^^
    きっと、お疲れモードなんですね

    B型らしい・・・思って微笑んでしまいました^^

    寒くなってますので、風邪引かないよう
    暖かくしてゆっくり眠ってくださいね・・・


                           映美



引用返信/返信 削除キー/
■17252 / ResNo.67)  優さんへ^^
□投稿者/ 映美 ちょと常連(84回)-(2006/11/16(Thu) 22:23:52)
    はじめまして^^優さん

    レスにお返事してる最中・・・優さんから
    コメント頂いてることに気がつきました

    優さんの、お言葉すごく嬉しかったです^^
    毎回読んでいただきありがとうございますm(__)m


    最近、更新がゆっくりですが
    頑張ってUPしていきますので
    又読んで頂ければ嬉しいです
    よろしくお願いします^^


                      映美

引用返信/返信 削除キー/
■17263 / ResNo.68)  映美さん♪
□投稿者/ 昴 大御所(278回)-(2006/11/19(Sun) 01:50:42)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    今日も一言、声を掛けにお邪魔しました(笑)

    推敲したり展開の順序を変えたり・・・大変だけど頑張ってネ
    丁度いいシーンで皆様お待ちかねだと思うし・・
    もちろん昴もネ

    B型らしいって微笑まれるとポリポリと照れ笑いしてる昴です
    本当の声が聞きたいだなんて・・・う〜ん、多分普通デスヨ
    決して野太い低い声ではないので安心して(笑)←なにを

    寒くなってきたので映美さんも温かくして風邪なんかひかないでね
引用返信/返信 削除キー/
■17286 / ResNo.69)  “溢れる愛”
□投稿者/ 映美 ちょと常連(85回)-(2006/11/20(Mon) 17:39:08)
    2006/11/20(Mon) 20:25:13 編集(投稿者)




    窓の外は、照りつける日差しが眩しい真夏の午後 

    カーテンを引いた部屋
    エアコンが程よい冷たい空気を漂わせている
    コンポから低く流れる・・BGMはリズム&ブルース

     


    ベットの中で私は、ルナの指先の魔法に酔っていた


    『ね、エミィ・・・、もしかして・・・我慢してる?』


    人差し指を噛む私 その手の甲にくちづけをし
    ルナは動きをとめ・・・問いかける


    『・・・えっ・・・なにを?』


    『・・・声・・・』


    笑みを浮かべ見つめるルナの瞳に、さらに熱く溢れるものを感じる


    『・・だってこんな時間だもん・・・聞こえちゃうじゃない・・・』


    『ふふっ・・・、大丈夫 ここは端部屋 隣は空室よ』


    『・・でも・・・』


    『こんな真夏の休日の真っ昼間・・・部屋に皆、いないって(笑)』


    ルナは、半身を起こしベットから届く位置にあるコンポに
    手をのばすと音楽のボリュームを少しだけ上げた・・・


    『これで、OK・・』ルナが私にウインクした


    スローな・・・切ないラブバラードが静かに響く


    『エミィ・・・、昨夜の方がきっと聞こえてる・・・(苦笑)』


    隣に、身体を滑り込ませて
    私の唇を悪戯っぽく突付く


    『・・もぅ〜・・・ルナったら・・(赤面)』


    ルナの額に滲む汗に・・・張り付く髪を指先で掬う


    『ねぇ・・・ルナ・・・暑い?・・・』


    『・・・うん、暑い〜 でも、エミィの方がね もっとアツイ・・・ほら・・・』


    ルナがツゥーと指先を滑らせ私の蜜の溢れる部分に触れる


    『・・アァン・・・』


    仰け反る私の長い髪をかき上げながらルナが耳元で囁く・・・


    『我慢しなくていいよ・・・。エミィの声をもっと聞かせて・・・』


    熱い吐息が、湿った感触にかわるのを感じた
    ルナの舌が耳を這っていた・・・唇で耳朶を柔らかく咬む


    『あぁ ルナ・・・ 私・・・なんだかおかしくなりそう・・・』


    首筋・・・鎖骨・・・胸元へと移動し滑り這うルナの舌
    しるしをつけた部分が溶けていくような感じがした


    乳房を愛撫しながら 乳首を口に含み舌先で転がす


    『アァン・・・ン・・・ルナ・・・』


    たまらず・・・ルナの背中に爪をたて肩を噛んだ・・・


    ルナの髪に指を絡ませ埋めて身を捩る
    ベットの海の中・・・私は深く深く溺れていた・・・

    ボリュームを上げたBGMの音をかき消す・・
    淫らな音色の私の声は、部屋中に響いていた


    下腹部に滑らすルナの指が捉えた花弁の蕾
    触れそうで…触れない
    わざと焦らすようなルナの指の動きがもどかしい


    『ねぇ・・・、焦らさないでお願い・・・ルナ・・・』潤んだ瞳で哀願する


    そんな言葉を発する・・・私の唇を塞ぐルナ


    『・・・うふっ・・エミィ・・・、こんなにあふれてる・・・』


    溢れる蜜の中に深く・・・指を入れ律動しながら 
    顔を下腹部に移動させ・・・花弁の部分に舌を這わせた・・・


    『・・アアァ・・・イイ〜・・・アアァ・・・』


    枕が落ち、手繰るシーツと一緒にベットの淵から落ちそうに
    何度もなった


    痺れる快感の中 夢中でルナにしがみついていた
    落ちないように・・・


    ルナの肌の体温と柔らかさが・・・私を包む
    重ねた肌が溶けてひとつになればいい・・・そう思った


    『あぁ・・・、ルナ 愛してる・・・』


    『エミィ・・・かわいい・・もっと感じて・・・もっと・・・見せて・・・私だけに・・・』


    乱れた吐息が絡み合い・・・淫らな声が止らない


    『ずっと、こうして抱いていて・・・ルナ・・・』



    “溢れる愛”で貴女をずっと包んでいたい・・・
    コンポから、そんなLOVESONGが流れていた・・・



    真夏の午後 エアコンを効かせた部屋の中で
    時間も忘れて・・・夜が更けるまで・・・
    何度も何度もふたりは、愛し合った・・・





引用返信/返信 削除キー/

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