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■19531 / ResNo.50)  第一章 さくらいろ (44)
  
□投稿者/ 琉 一般♪(48回)-(2007/07/27(Fri) 04:58:38)
    しばらく真澄と話していたせいで、随分と遅くなってしまった。
    「あっ!やっと来た!和沙、お〜そ〜い」
    いつもはのんびりしている希実も、腕組しながら仁王立ちしていた。
    「ごめっ…」
    「謝るのは後っ!ほら、早く上を脱いで。
    あとは和沙だけだよ」
    言われるままに高速スピードで服を脱がされ、
    あっという間に測定を済ませた。

    「はぁ〜。バストも去年より小さくなってる…」
    ボソッと和沙が独り言しているところに
    「ちょっと良い?」
    と呼びかけながら希実が近づいてきた。
    はい飲み物、と角に備え付けの紙コップを手渡しながら、
    それは突然発せられた。
    「真澄先輩に何て言い寄られたの?」
    「ぶっ」
    幸い中に入っていたのが水だったから、
    和沙が口に含んだばかりでも惨事を免れた。

    ゴホッゴホッゴホッ…
    ただ、運悪く気管に詰まらせたようで、
    和沙はしばらくむせ続けていた。
    しかし…何て言われたの、ならまだ分かるが
    何て言い寄られたの、だ。
    似ているようで、醸しだすニュアンスは全然違ってくる。
    「ねぇ、教えてよ!」
    やけに真剣に問いつめる希実には悪いが、
    和沙は真澄に言い寄られてなんかいない。
    「希実、何言っているの?
    私はただ高柳会長と話してただけだよ」
    「怪しい…」
    疑いの目を向けてくる希実は、
    その後もしつこいくらいに食い下がった。
    「もういいよ!和沙の馬鹿っ」
    仮にも学年主席である和沙に対してその言葉はあんまりだが、
    希実は何事もなかったようにスタスタと教室に向かって歩いていった。

    …何を怒っているんだろ?

    「待ってよ〜!希実」
    今は友のご機嫌とりに専念しなくては。
    あっちに気を配ったり、こっちに配慮したり…
    生徒会の手伝いをしていくうちに、
    こうやって板ばさみになる経験が増えたことを
    和沙は改めて感じた。
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■19790 / ResNo.51)  第一章 さくらいろ (45)
□投稿者/ 琉 一般♪(49回)-(2007/08/18(Sat) 08:01:04)
    身体検査日ということもあり、お昼は教室で食べた。
    思惑どおり、希実は玉子焼き一切れで許してくれたが、
    和沙には怒っていた理由が未だに理解できないでいた。

    午後からは、多目的教室にて測定の続きだ。
    淡々とこなしていくうちに、残るは…いよいよ
    歯科検診と内科検診を済ませるだけになった。

    今年も…また

    最後に所定の個室に入り、看護士らしき人に促されて席に腰かける。
    医師が聴診器をあてるのをじっと待つ一瞬の緊迫感からか、
    和沙の額からは汗がこぼれた。

    「はい、良いですよ」

    ホッ…

    この瞬間、いつも和沙は緊張から解き放たれるのだった。

    「その後は順調かしら?」
    そう訊いてくるのは、百合園高校係りつけの女医さんらしい。
    この学校の場合、そういった契約をしている医師が
    あと数人は居るというから驚きだ。
    「はい、何とか…」
    和沙はか細い声で答えた。
    こういう応答には慣れている。
    だからもう少し…あと少しで自分も同じ土俵に立てるのだ。

    「ありがとうございました」
    診察室を出てから、和沙は自らの手のひらに汗をかいていることに
    ようやく気がついた。
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■19791 / ResNo.52)  第一章 さくらいろ (46)
□投稿者/ 琉 ちょと常連(50回)-(2007/08/18(Sat) 08:03:57)
    一日中、学内を右に左にと動き回っていたから、
    さすがに和沙も希実もクタクタだった。
    それでも、放課後にはこうやって生徒会室に足が向くのだから不思議だ。
    きっともう習慣にさえなってしまっているから、
    和沙だって毎日仏頂面しながら通うわけにもいかない。
    「あ、ねぇ何か貼ってあるよ」
    そう言いながら、希実は前方を指差した。
    「本当だ…何て書いてあるんだろう」

    『今日の生徒会活動はありません。
    一年生は速やかに帰るように!』

    生徒会室前にはこんな張り紙がされてあった。
    おそらく、真澄や斎をはじめとする上級生役員がやったものだろう。
    「仕方ないか。明日は新入生歓迎会だもんね」
    そう。
    明日はいよいよ、生徒会役員の大一番が待っている。
    きっと今頃…役員たちは準備に終われているはず。
    「しょーがない。私たちは帰りますか」
    いくら和沙や希実の生徒会室への出入りが容認されているからとはいえ、
    二人も一応は一年生。
    明日のゲストの一人としては変わりないから、
    人手が足りない生徒会でもさすがに手伝わせるわけにはいかないのだ。

    和沙は駅まで一緒に、と申し出てくれた希実の誘いを断って、
    一人桜通りへと向かった。
    今は何となく一人っきりで散歩したい…
    そんな気分だった。
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■19795 / ResNo.53)  第一章 さくらいろ (47)
□投稿者/ 琉 ちょと常連(51回)-(2007/08/18(Sat) 22:43:41)
    ザワザワ…

    桜並木が風に揺れるたびに、辺りを花びらが舞う。
    まだまだ最盛期だけど、身体測定というイベントがあった後では
    人通りがまばらだった。

    あの時とおんなじ…

    いや、正確にはあの時…つまり入学式の日よりも
    だいぶ桜が咲き乱れ、また散っていた。
    和沙はゆっくりとした歩調で、一人並木道を散歩することにした。

    「…なんです」
    何やら奥の方から声が聞こえる。
    誰かは分からないけど、二人の生徒が立ち話をしているようだった。
    性格上、お喋りに交ぜてほしいなどとは微塵も思わない和沙だったが、
    困ったことに帰り道の方向からどうしても無視できない。
    校舎側への通り道は、この一本しかないのだ。
    そうっとそうっと足音に気を配りながら、
    和沙は忍び足で草陰の方へとにじり寄った。

    あれは…

    この距離から見てもはっきりと映る手前側の一人に、
    和沙は見覚えがあった。
    スラッと伸びた手足に、短い髪の毛が印象的な生徒会副会長、
    二階堂斎その人だった。

    な、何で?

    彼女がここに居るのだ。
    今頃、役員は準備に終われているのではなかったのか。
    そういう旨の張り紙がされていたんだから、
    和沙の疑問はもっともだろう。

    しかし、和沙をさらに驚かせたのは、その後の二人の会話だった。
    「私…ずっと先輩が好きでした。
    だから、その…もし良かったら付き合ってください!」
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■19799 / ResNo.54)  第一章 さくらいろ (48)
□投稿者/ 琉 ちょと常連(52回)-(2007/08/19(Sun) 12:53:58)
    後から舞い散る桜吹雪の中を沈黙が流れる。
    しかし、それは決して心地よい沈黙とはいえず、
    時が止まってしまったかのような空間のようで
    張りつめた空気のような、不思議な光景だった。

    い、いま…

    好きです、って言った、この人?
    和沙はたった今発言した張本人の顔をマジマジと見つめた。
    なるほど、斎の背の高さに隠れて見えなかったが、
    彼女は同じクラスの西嶋さんたちと
    たまに話したりしていた村田さんだ。
    確か…二階堂ファンクラブの一員だったはず。
    大人しそうな印象だったのに、
    放課後に先輩を呼び出して告白するなんて、
    意外と大胆な性格なのかもしれない。

    …って

    そうじゃない!
    和沙が驚いたのは、やはり女子校でこういう情事を目撃してしまった、
    ということ。
    それはイコール、女性同士の恋愛が存在する、ということに他ならない。
    昨今においては、同性愛であってもそれほど珍しくない時代に
    なってきたが、それでも現実として目の前にすると
    人知れぬ動揺と興奮を覚えるのだった。

    お、落ち着け…

    何で告白されたわけでもないのに、こんなに熱くなっているのだと、
    和沙は自分で自分にツッコミを入れながらその場を後にした。
引用返信/返信 削除キー/
■19813 / ResNo.55)  第一章 さくらいろ (49)
□投稿者/ 琉 ちょと常連(53回)-(2007/08/20(Mon) 19:33:12)
    「澤崎さんは、どこに進学するの?」
    中学時代、決まり文句のように浴びせられる質問に、
    和沙は淡々と事実を語っていた。
    「えっ!百合園なんだ〜」
    「さすが澤崎さんだね〜」
    などと、賛辞を述べる者も居た。
    「え〜?女子高でしょ?あたし、無理かも」
    「お嬢様学校とかオカタクない?」
    などと、率直な意見を言ってくる者も居た。
    それらに対して、和沙は耳を傾けるような素振りをしつつも、
    内心では誰が何と言おうと知ったこっちゃない、とタカをくくっていた。

    だって、関係ないでしょ、女子校とか。

    ただ男が居ないだけ。
    そんな環境の変化が思春期に及ぼす影響なんて、微々たるものだ。
    思うに、今時の女子高生はむしろそういうことを気にしすぎるのではないか。
    出会いがどうこうって、共学に進学すれば必ず彼氏ができると
    保証されるわけでもあるまいし…

    こういう心配をいちいちしていたら、キリがないのだ。
    だから、結局のところは入ってみないと分からないものは分からない。
    和沙はその意気込みだけで、懸案事項を全て払拭させたのだった。
引用返信/返信 削除キー/
■20050 / ResNo.56)  第一章 さくらいろ (50)
□投稿者/ 琉 ちょと常連(54回)-(2007/09/17(Mon) 22:55:47)
    結局、和沙は斎たちを横切ってまで帰ることはできなかった。

    何だって校舎側で話すの…温室の方ですれば良いのに

    思いがけない『愛の告白』との遭遇に、和沙の不満が噴出していた。
    それもそのはず。
    三角通りから校門までは、この道以外はないからだ。
    こうなったら、中学校舎へと続く紫陽花通りへと
    回り道しないと外に出られない。
    時間は、午後二時半。
    ちょっとだけ散歩するつもりが、思わぬところで足止めされてしまった。
    少し急ぎ足にしないと、帰ってやるつもりだった
    数学の演習問題に取り組む時間が減ってしまう。
    何といっても、百合園の大庭園は広大な上に
    回り道するのにも時間がかかるのだから。
    …今からだと三十分は余計にかかるくらいに。

    紫陽花の見ごろはまだ先のようだったが、
    花が好きな和沙は初めて他の植物通りにまで足を運べたことには満足していた。
    普段はあまり外出を好まず、近所の公園へもでかけることが
    めっぽう減ってきた和沙にとって、
    この学内専用の森のような庭園は癒しの場所になりつつある。

    ハア…
    勢い余って突進したのは良いけれど、
    桜通りから先に足を踏み入れたのはこれが初めて。
    いわば未開拓の地である。
    まだ中学校舎への別れ道には差しかかっていないから、
    間違っても道に迷った…なんてことはないはず。

    疲れた…

    長い長い一本道は、それだけで体力を消耗するものだ。
    情けないと思いつつも、和沙は手ごろなベンチを見つけて腰かけた。
引用返信/返信 削除キー/
■20051 / ResNo.57)  第一章 さくらいろ (51)
□投稿者/ 琉 ちょと常連(55回)-(2007/09/17(Mon) 22:59:55)
    2007/09/17(Mon) 23:01:17 編集(投稿者)

    ん…?

    よくよく見ると、向こう側には自販機が置かれていた。
    ダストボックスと紫陽花に隠れて分かりにくいが、
    まだ陽が沈むのが早い春先には、時間的にもその蛍光灯が目立って見えた。
    そういえば、すでに校舎を出てから一時間近くは歩き回っている。
    もうクタクタで体力に自信のない和沙は、真っ先にそれに飛びついた。

    「何、コレ…?」
    ダージリンのストレートにアッサムのミルクティー、
    キーマンのブレンド。

    …全部、紅茶じゃない!

    この自販機の驚くべきはそれだけではなかった。
    「520円、580円、630円…」
    やっとで紅茶以外の飲み物を見つけ出したと思ったら、
    缶コーヒーでこの値段である。
    ラベルの説明によると、何でも厳選された茶葉に国内屈指の清水を使用し、
    低温抽出したプレミアム品らしい。
    そんなことにはこだわらなくても良いから、庶民でも買えるような
    いたって普通の自販機を設置してほしいものである。
    一番安い商品ですらワンコインでは購入できない。
    毎月決まった小遣いをやりくりしている平均的な高校生である和沙は、
    泣く泣く財布から千円を取り出した。
    普段ならばこのような贅沢品は絶対に買ったりできないが、
    異様な喉の渇きには耐えられなかった。

    「熱っ」
    自販機から取り出した時にはそれほどまでに気にならなかったが、
    どうやら中の紅茶はそうとう高温のようである。

    冷めるまでもう少し待とう…

    そう思いながら、和沙が缶につけた口を離したその瞬間、
    目の前を一組の女生徒が通り過ぎて行った。

    「そしたら、真澄先輩がね…」

    その二人が横切った瞬間、和沙には確かにそう聞こえた。
引用返信/返信 削除キー/
■20052 / ResNo.58)  第一章 さくらいろ (52)
□投稿者/ 琉 ちょと常連(56回)-(2007/09/17(Mon) 23:05:50)
    『マスミセンパイ』

    今の和沙にとっては、聞き捨てならない単語である。
    プラス…
    この特徴あるトーンが高くて柔らかい声には聞き覚えがあった。
    後ろ姿からもはっきりと美人だと分かるサラサラの黒髪の持ち主は、
    大方の想像通り…杏奈だった。
    隣を向いている彼女の横顔から和沙は確信に至ったが、
    もう一人の生徒は特定できないでいた。
    比較的背が高く、恵まれた体格をしていることから
    運動部の生徒だろうか。
    また、学年カラーまでは見えないが、
    落ち着いた風貌から上級生だろうか。
    …が、和沙が最も気がかりに感じた問題はそんなことではなかった。
    あの二人の様子をからは、かなりの親密ぶりが伺える。
    腕を組んだり、肩に手を回したり、時々見つめ合っては微笑んだり…
    どういう関係かは分からないが、一言でいうならば
    どういう関係なのか、と尋ねたくなるような関係である。

    こんなことをやっている場合ではないとか、早く帰らなきゃとか、
    幾つもの警告が和沙の頭を駆け巡ったが、
    先ほどの桜通りでの出来事と「マスミ」が決定的な決め手となった。
    尾行することには慣れていないながらも、
    何とか二人が誰もいない静かな場所に落ち着くまで見失わずに済んだ。
引用返信/返信 削除キー/
■20053 / ResNo.59)  第一章 さくらいろ (53)
□投稿者/ 琉 ちょと常連(57回)-(2007/09/17(Mon) 23:11:18)
    ガサッ…

    枯れ葉を一枚踏んだようだ。
    迷ったあげくに、和沙は結局お決まりの盗聴パターンにでた。
    テレビや漫画によく登場する例のアレである。
    二人が座っているベンチ裏の森林に回り、
    紫陽花を隔ててすぐにある木陰に隠れた。
    鞄を両手で抱えながら息を押し殺して、
    もちろん携帯が鳴ることがないようとの確認は念入りにした。
    和沙がここまでしないといけないことには理由があった。
    この場所は中学生徒会専用のスペースなのだ。
    つまり、いくらここの生徒である和沙でも本来ならば立入禁止区域。
    どうして高校生が中学の施設を借りることが出来るのか
    ということは和沙にも分からなかったが、
    一応同じ百合園の附属校なので、相互の生徒会で
    こういったスペースの貸し借りにまつわる交流があってもおかしくない。
    今日のこの時間を杏奈が予約していたとしたら、
    高校からの申し出とあってほぼ確実に断られないだろう。
    けれど、そうまでして人目につきたくない用事とは何か、
    そしてなぜそれを遂行するのにあの二人なのか、など
    和沙にとっては余計に好奇心を駆り立てる一因ともなっていた。

    「で?」
    「だから〜、明日は新入生歓迎会やるでしょ?」
    「それはさっきも聞いたよ」
    「でね、それを主催しているのが私たち生徒会なの」
    「マジ?何か超めんどそう…」
    「そんなことないよ。だって一応生徒会全体が関わっていることになっているけど、
    内容はほとんど会長が企画したから、私はただ任務を遂行するだけなの」
    「…ふ〜ん」

    どうやら、二人は明日の行事についての話をしているようだ。
    しかし、杏奈が楽しそうに話題を振るのに対して、
    もう一人の彼女はあまり口数が少ない。
    最初のうちは相槌をうったりして聞いていたようだったが、
    次第にそれすらもしなくなっている。
    「ねぇ、ちょっと!聴いているの?」
    ついに痺れをきらした杏奈が少し尖った口調で抗議した。
    「あ〜、もう高柳会長のことは分かったから…別の話してよ」
    彼女はいかにも面倒くさいといった態度で答えた。
    おまけにその表情は、若干へそを曲げているようにも見える。
    「もう…なに拗ねているのよ」
    「拗ねてなんかない!」

    …何か

    横で聴いているこっちの方が恥ずかしくなってくる台詞である。
    一時は雲行きの怪しい会話になりかけたが、
    これではただの痴話喧嘩だ。
    というか、こんな挨拶代わりのようなじゃれあいが出来るということは…
    ほぼ決まりだろうか。
    これ以上詮索するのは野暮なように思えてきた和沙が
    そろそろ立ち去ろうかと考え始めたまさにその時、
    二人の影が重なって映った。

    え…

    …まさか抱き合っている?
    それから後はまさにスローモーションのごとく見えた。
    軽く抱擁を交わした二人は、密着していた身体を離して
    杏奈が校舎の方へ戻ろうとする彼女を見送っていた。
    映画のワンシーンのような美しい世界に
    ボーッと見とれていた和沙に災難が降りかかったのは、
    彼女の姿が見えなくなって間もなくのことだった。

    「熱っ」
    持っていた缶の紅茶を誤って手にこぼしてしまったのだ。
引用返信/返信 削除キー/

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