ビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

■21172 / ResNo.50)  NO TITLE
  
□投稿者/ みー 一般♪(1回)-(2008/11/05(Wed) 23:21:56)
    これからどうなっていくかとても気になります(´・ω・`)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21174 / ResNo.51)  みーサン♪
□投稿者/ Y 一般♪(12回)-(2008/11/07(Fri) 01:52:09)
    コメントありがとうございます★

    展開ですか?

    私にも分かりません(笑)

    でも、想像して描いていくのは楽しいです♪

    これからもお付き合い願います(・ω・)

    またコメント残してもらえたら嬉しいです。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21181 / ResNo.52)  - 151 -
□投稿者/ Y 一般♪(13回)-(2008/11/22(Sat) 03:45:14)
    久しぶりに通る病院からの帰り道




    今日はぼーっとしながらゆっくり歩いて帰ろうか。




    遠くで少し気が早い蝉が鳴いていた




    可哀想に




    あんた出てくるん早すぎて一人ぼっちやん




    焦ってもええ事なんかないのに。




    たった10日しかないんやろ?




    いくら鳴き叫んだって




    友達にも
    恋人にも
    会われへんやん…




    ほな、せめて




    私が覚えとくから。




    そうやって生きた証として鳴いたあんたの声を。




    だからさ
    そない生き急がんと、ちょっと休憩しながら鳴いて




    1ヶ月生きや。








    生きてや








    帰り着くと
    やけに家が広く感じた。




    病室が狭かったから?




    いや、ちゃうな




    まなみがいてないからや。




    それと
    もう一つ




    そこにあったはずの物が、沢山消えていたから




    荷物、もう運んだんや…―。




    おかんの部屋を覗くと、ここに引っ越して来た時の何もない殺風景な部屋があった。




    一人には慣れてる




    音のない家にも




    あたたかみのない空気にも




    慣れてるやんか。




    何で今更
    涙なんて出るんだろう。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21194 / ResNo.53)  NO TITLE
□投稿者/ なな 一般♪(1回)-(2008/12/08(Mon) 01:48:18)
    はじめまして!

    私は九州に住んでいるものです。

    今日初めて読んで、いっきに今までの更新分を読みましたm(__)m

    体調は大丈夫ですか?

    このはなしは少し私の経験に似ています。

    私はまだ真剣な恋愛をしたことがありません。

    大事にしたいとぃう人はいました。

    しかし彼女は入院してしまい、体を心配するぶん、自分の気持ちをしまいました。

    とても辛かったです。

    その分、この小説のなかに出てくる人物達にはしあわせになってほしいなと思います。

    こんな素晴らしい小説を書く方も素晴らしい方何でしょうね(≧▽≦)/""

    体調には十分気を使ってくださいね(T^T)

    長文失礼しました。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21199 / ResNo.54)  ななサン♪
□投稿者/ Y 一般♪(14回)-(2008/12/15(Mon) 06:45:28)
    初めまして(=^▽^=)

    沢山のあたたかいお言葉ありがとうございました★

    この話はフィクションですが、ななサンの心のどこかに引っかかる事ができたのなら嬉しい限りです
    (#^-^#)

    これからもたまにコメント下さいね♪



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21208 / ResNo.55)  - 152 -
□投稿者/ Y 一般♪(15回)-(2008/12/28(Sun) 20:42:55)
    家具も


    家電も


    服も


    靴も


    この家には
    生活していくのに必要なものは何だってある。


    だけど


    ただ一つ
    決定的なものが欠けていた。


    それこそが
    今の私が生きていく上で一番必要なものなのに。


    それはまなみが教えてくれたもの


    体と心で私にくれたもの




    あたたかみ。




    それが、無い


    一人で使うには広すぎるダイニングテーブルの上に


    銀行の通帳とカードと印鑑


    それと、短いメモが置いてあった。


    そこには
    おかんと森田さんが住む新しい住所と電話番号が書かれていて


    最後に
    【いつでもおいでな。もちろん豪華なチビの部屋もあんで!】


    と、記してあった。


    新しい家は
    ここから歩いても15分程度の距離。


    行こうと思えばいつだって行ける


    特に今みたいな
    もの寂しい時に行くべきなんやろうけど……


    どこかで
    そうはしない自分がいた。


    おかんがヘコんだ時飲んでいた、あのワインをあけて


    あり合わせで簡単に作ったグラタンを食べた。


    お風呂でテレビを付けたけど


    内容は全く頭に入ってこなくて


    早々に浴室を切り上げた。


    なんや
    ずっと胸がそわそわして落ち着かない。


    髪を乾かしていると


    携帯が鳴った。


    「もしもし。
    どうしました?」


    『ん?
    何しよるんかなぁ…って思って。』


    「お風呂入って、髪乾かしてましたよ。」


    『そうなんや。




    ……颯、寂しい。』


    「そうですね。
    私もです。

    でも、先輩の声聞いたら落ち着いてきました。」


    『それ、ズルい。』


    「え?何がです?」


    『それ、今私が言おうと思いよったのに。』


    「あぁ…(笑)

    ズルいって…(笑)」


    他愛もない会話を
    小一時間ばかりして


    ベッドに入ると
    安心して眠れた。


    欲しかった
    あたたかみのある夢を見た。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21227 / ResNo.56)  感想
□投稿者/ なお 一般♪(1回)-(2009/01/12(Mon) 04:27:40)
    こんなにも続きが読みたいと思ったのは初めてです。

    気長に待っています。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21232 / ResNo.57)  なおサン♪
□投稿者/ Y 一般♪(16回)-(2009/01/15(Thu) 17:24:12)
    ありがとぅございます(#^-^#)

    すごい嬉しいお言葉です!!!

    亀更新ですが、もっと楽しいストーリーになるように頑張ります。

    良かったらまたコメントくださぃね☆

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21233 / ResNo.58)  - 153 -
□投稿者/ Y 一般♪(17回)-(2009/01/15(Thu) 18:49:14)
    目覚ましが鳴る前に目が覚める様になったなんて


    今までの自分じゃ考えられへん。


    別に一人暮らしになったからって、気を張ってるわけじゃない


    ……というか


    そもそも、小さい頃からおかんに起こされた記憶なんてないしな。


    それに
    ここんとこ、低血圧な私がこんなにも寝起きが良い事に
    自分でも気持ち悪いな、なんて思う。


    なんでかって?


    理由は分かってる


    待ち遠しい日が徐々に近づいて来てるから。


    医者にも家族にも
    もう長くはないと覚悟をされていた彼女


    でも、それを認めずに
    絶対諦めなかった彼女が


    2ヶ月ぶりに
    外の世界へ、私の家へ帰って来てくれるから。


    奇跡的な回復を見せたまなみに
    勝利の女神が微笑んだ。


    もちろん
    これが終わりなわけじゃない


    そんな事は
    私もまなみも分かってるけど


    ただ、ただ、夢にまで見た日に違いはないから。


    相変わらず毎日行っている病室での話題は、最近専ら


    【どこに行きたい】

    だの

    【何が食べたい】

    だの

    願っていた未来への道筋上の事ばかり。


    一時に比べたら
    良く食べてくれるし
    良く寝てくれる。


    少しずつ顔色も良くなってきたし、2人とも浮かれずにはいられない。


    不安は消えない


    ううん、ちゃうな


    消さない。


    病気であろうが
    なかろうが


    いつどうなるかなんて誰にも分からないのが命というものやから。


    それなら
    私に出来る事は、今のまなみを精一杯愛す事。


    また今日が始まる


    また今日もまなみを大切にしよう


    また今日もまなみが愛してくれる事を感謝しよう




    【送信メール】

    宛先:早川 まなみ
    題名:無題

    本文:
    おはようございます。

    今日も心の底から愛してます。




    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21237 / ResNo.59)  - 154 -
□投稿者/ Y 一般♪(18回)-(2009/01/22(Thu) 15:41:48)
    今日は学校が午前中だけやったから
    病院に着いても、まだ面会時間になるまで少し時間があった。


    まなみにもらった腕時計をぼんやり眺めながら、何をして時間をつぶそうかと考えていると


    『こんにちは。』


    突然
    背後からぽん、と肩を叩かれた。




    ………………


    約3秒間


    頭フル回転


    何か知ってるやん、ほら、思い出せ、私


    「………あ、どうも。

    足もう良いんですか?」


    屋上で会った
    あの松葉杖をついてた子…いや、お姉さん。


    『うん、おかげさまで♪

    …てか今一緒忘れとったやろ!!!笑』


    「……すみません。

    覚えるの苦手なもので…。」


    『あはは!!素直やね〜。

    うん、素直は大事(笑)

    それより、また敬語使っとる!
    敬語じゃなくていいとよ??』


    「あ、ごめん。


    ………なさい。

    年上の人にはつい使ってまうんですよ。
    恋人にもずっと敬語なんで……」


    『そうと!?

    なんか意外!!

    それとさぁ、今更ながらお名前聞いてもいいかいな?

    何て呼んだらいいか分からんけん(笑)』


    「あ、颯です。」


    『颯ちゃんか。
    キレイな雰囲気に良く合っと-ねぇ!

    私は桂子。
    好きに呼んでい-けん?』


    「はい。」


    『あ、颯ちゃんは今日も面会やんね?

    でもまだ面会時間始まるまで少し時間あるよ?』


    「そうなんですよね。

    何しようかと思ってた所やったんです。」


    『そか。

    じゃあタバコでも吸いに行こっか??

    とか、堂々と制服着た高校生を誘ってる私……どうょ?笑』


    「……(笑)

    ありがたいです。」


    タバコ3本分


    私達は他愛もない話をして、あと10分で面会時間になるという時


    申し訳なさそうに桂子さんがこう言った


    『もうちょっとだけ、ここにいてもらっていい?』


    「……はい。」


    静寂の中で
    4本目のタバコに火をつける


    カチっというライター音がやけに大きかった。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/

<前のレス10件 | 次のレス10件>

スレッド内ページ移動 / << 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 >>

このスレッドに書きこむ

Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -