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■3188
/ inTopicNo.61)
第十章 4
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□投稿者/ 薫
軍団(103回)-(2006/05/19(Fri) 10:56:41)
「それが本当なら、会社全体の危機ね。紅哉にはつい、甘い顔をしていたけれど、ここでこらしめないと…。」
「こらしめる?般若はともかく、紅哉は辞めさせるべきです。一癖ありますよ。」
「あなたが決める事じゃないわ。紅哉はいつ頃動くかしら?」
「ちょうど、一週間後です。それまでは愛を隔離するべきかと。」
「そうね…。」
「しかし…愛をただ隔離するだけなら、愛の方が嫌気がさすでしょう。ある程度の自由が必要です。俺に良い考えがあります。」
(携帯)
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■3189
/ inTopicNo.62)
第十章 5
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□投稿者/ 薫
軍団(104回)-(2006/05/19(Fri) 10:59:59)
紅哉の部屋を出て、再び社長室に戻るように黒服に指示された。
愛はそれに従い、最上階へエレベーターを使った。
扉が開くと、そこには金髪のショートな飛龍がいた。
愛は少し驚いたが気にせず乗り込み、飛龍はエレベーターを降りた。
その一瞬のすれ違いざまに飛龍は愛に小さな紙を渡した。
愛がそれに気づいたときはエレベーターの扉が閉まり動き出していた。
紙には、紅哉の作戦はもう我々は知っている。無駄な抵抗はせず、おとなしく相沢さんの側にいなさい。こちらとしても条件をつけよう。詳しくは相沢まで。
愛は驚き、読み終わる頃には最上階に着いていた。引き返そうにも、扉は開き、前には相沢が立っていた。
「おかえりなさい、愛。どこへ行っていたの?私が居ない間に。」
冷たく、冷めた声が頭に響く。怖い…。
「すいません。紅哉さんに呼び出されてしばらく話をしていました。」
「そう、どんな話をしていたのかしら?興味があるわ。奥の部屋で聞こうかしら。」
そういって相沢は愛の手首を掴んだ。
「っ…痛い。。」
相沢は構わず、社長室とは別の部屋に入った。
そこは普通の応接間のような感じがした。
(携帯)
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■3190
/ inTopicNo.63)
第十章 6
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□投稿者/ 薫
軍団(105回)-(2006/05/19(Fri) 11:02:08)
ソファーに隣同士腰掛け、相沢は愛を直視した。
「さぁ、話してちょうだい。紅哉と何を話していたの?」
この人は、全てを知っていて聞いてくるのだ。
否認しても、お仕置きされるのが目に見えている。愛は仕方なく、今回の作戦を話した。
「ふーん。あなたは私を裏切ろうとしたのね。」
「すみません…。」
「いいのよ…私もあなたを縛り付けていたから…それでね、考えたの。
愛は、これから普段通り生活していいわ。その代わり週に二回は私の元へ戻ってくることが条件でね。」
急に相沢が優しく話しかけてきた。しかも、好条件を提示して。
「ほんとに外に出てもいいんですか?それと峰子も出してやって下さい。」
「いいわよ。たとえこの会社が広くても、外の新鮮さに比べれば、息苦しいわよね。だから逃げたいって想うのよね。。」
相沢はどこか寂しそうだった。。
(携帯)
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■3191
/ inTopicNo.64)
第十章 7
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□投稿者/ 薫
軍団(106回)-(2006/05/19(Fri) 11:04:38)
「紅哉クン、君には呆れたよ。相沢さんを裏切ろうだなんて。」
飛龍は愛と接触した後、紅哉の元を訪れた。
「何を言っているんだ。飛龍さん。裏切るだなんて。」
「俺は全てを知っているよ。この会社で起きる全ての出来事を把握している。部下の能力やあらゆる情報を俺は手に入れている。嘘を付くのは見苦しいぞ。」
「もし…そうだとして、飛龍さんがそれを阻止して何のメリミットがあるの?」
「今の内に相沢さんには引退してもらわなきゃならねぇ。あの人は元々この世界に長くは居られないんだ。次期跡継ぎは一人で十分さ。」
「君が俺の邪魔をするなら構わず潰すよ紅哉。」
一枚上手だった飛龍に紅哉はなす術がなかった。それほど飛龍は、頭が切れて、腕がいいのだ。
(携帯)
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■3192
/ inTopicNo.65)
第十一章
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□投稿者/ 薫
軍団(107回)-(2006/05/19(Fri) 11:06:24)
それから一週間が経った。
この一週間で秘密結社I.E.Qは劇的な変貌を見せた。
飛龍の意向で、相沢を言葉巧みに操り、会社を手中に入れたのだった。
相沢には別の会社を創設し、新たに布団会社を任せた。
それは相沢なりの愛への一途さを表していた。
それに伴い、朱雀は相沢の下で働く事になり、般若は飛龍の下で働く事になった。
そして紅哉は飛龍の手により、海外に飛ばされ、研修生として布団会社に派遣された。
愛は峰子を外に出してやり、詫びた。
「峰子…本当にごめんなさい。こんなことに巻き込んで。相沢さんが、うちで働かないか?って言ってるの。今からだったら仕事探すの大変だし。」
「大丈夫よ…少し刺激が強すぎたけれど、私は何とかして仕事探すわ。じゃあね」
やはり峰子は愛を恨んでしまっていた。
相沢が出した条件に、峰子を解放するには、愛が相沢の側にいることだった。
けれど、愛はもう相沢の側に居ることを苦痛とは想わなかった。
体がもはや、相沢なしでは生きていけなかった。そして、この寂しい心を持った女性を出来る限り癒してあげたいと想ったのだった。。
(携帯)
完結!
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■3193
/ inTopicNo.66)
後書き
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□投稿者/ 薫
軍団(108回)-(2006/05/19(Fri) 11:10:22)
今回は空想世界を書いてみましたが、僕の技術が追いつかなかった気がしました。
感想をくれた皆様ありがとうございました(^-^)
(携帯)
完結!
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■3196
/ inTopicNo.67)
NO TITLE
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■
□投稿者/ ハナ
一般人(1回)-(2006/05/19(Fri) 23:39:12)
最後まで楽しく読ませて頂きました!!
途中、凄く間が開いたので、わくわくしながら待って居て、今日、久しぶりに来てみると完結していたのでびっくり☆
一気に読んでしまいました!!
人に伝える文章って難しいですよね・・・・・・。
でも、薫さんが書かれる文章ってなぜか惹かれる部分があるんですよ(*^-^*)
ほんとにこういう空想世界があればいいなぁ〜♪って最後には本気で思っちゃいました(//▽//)
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■3204
/ inTopicNo.68)
ハナさんへ
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□投稿者/ 薫
軍団(109回)-(2006/05/20(Sat) 01:23:03)
感想ありがとうございます。最後までおつき合い下さり大変嬉しいですo(^o^)o人に伝えるってのは、難しいですけど、伝わって楽しんでもらえたら、その時ほど嬉しいものはありません笑
空想世界にどっぷりはまってくれてありがとう。今はビアン小説の方で書いていた話の続きを書いています。そちらも読んでくれたら嬉しいです。ありがとうございました。
(携帯)
完結!
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■3220
/ inTopicNo.69)
ありがとうございました☆
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□投稿者/ kura
一般人(3回)-(2006/05/21(Sun) 04:32:06)
最後まで凄い楽しく読ませていただきました、薫さんのもう一つの小説も読ませて頂いているのですが、とても惹き付けられます、これからも小説を沢山書いて下さい、とても楽しみにしているので(・ω・*)
では、最後まで書かれてお疲れさまでした、そしてありがとうございました。
(携帯)
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■3228
/ inTopicNo.70)
Kuraさんへ
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□投稿者/ 薫
軍団(110回)-(2006/05/21(Sun) 17:53:35)
最後までお読みいただきありがとうございます。もう一つの方まで読んで下さっていると言う事で大変嬉しく思っています(^-^)
あっちの方も、がんばって完成させるので、おつき合い下さい。
ではこちらこそ、ありがとうございました。
(携帯)
完結!
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■No2934に返信(薫さんの記事) > ピシッ、バシッ。 > 鞭が飛びかう音がスピーカーから流れる。 > また、ある部屋では、赤ちゃんプレイを行なっていたり、まるで、ここは淫乱な風俗店のようだった。 > > 『これは…』 > > > 愛は言葉を失った。 > 社長は構わず話始めた。 > > > 『ここで、皆癒されたり、快楽を得て、明日への活力を補給している人がたくさんいる。 > 普通の風俗店なんかより、うちは格段にレベルの高い癒しの空間よ。 > しかも、女性限定を対象にしたね。 > 社員の中には男性もいるけど、あれは運営において、必要な人材だから。気にしないで。 > 里山さん、貴女も色々疲れがたまっていそうね?私が直々に癒してあげるわ。』 > > 相沢はそう言いながら、奥の扉を開けた。 > 扉の奥にはダブルベッドが置かれていた。 > > 『ちなみに、この会社、表向きは安眠布団を制作しているのよ。このビルの地下に工場があってね。』 > > > 相沢は愛を見つめながら、愛のスーツの上着を脱がせていった。 > > > 『えっ…ちょっと!何するの?』 > > > 『いいから黙ってなさい。』 > > > 突然の命令口調に愛は息を飲んだ。 > 初めて会った、女性に犯されそうになるなんて……。この会社も人間も皆、何かがおかしい。 > 愛は急に恐怖感を覚えた。 しかし、その恐怖はすぐに快楽へと変わっていった。 > > 『ひゃあぁん。』 > > > 愛の勢いのある喘ぎ声に相沢は口元を上げて笑う。すかさず、相沢は先程責めた乳首を舐める。 > > > 『気持ちいいでしょ?』 > > > 相沢の問いに答える余裕すらなく、肩で息をしていた。 > 愛は体中が熱くなるのを感じていた。 > もう、何もかもが、よくなっていく。 > 愛の目に映るのは、妖しい雰囲気を持つ女社長が、愛をその細い指で責め立てる姿だった。 > > > > > (携帯)
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