SMビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■3018 / inTopicNo.41)  (´ω`)
  
□投稿者/ ちか 一般人(1回)-(2006/04/13(Thu) 13:40:59)
    続きが気になります(´∀`)
    般若みたいな彼氏がほしいなぁ…☆

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3020 / inTopicNo.42)  第九章
□投稿者/ 薫 付き人(85回)-(2006/04/13(Thu) 23:27:15)
     数時間が経(た)ち、辺りは夕闇に照らされていた。 目を覚ました愛は、自分に繋いであった拘束具が外されている事に気付き、相沢の優しさに少し触れた気がした。
    こんな形でここに連れてこられて、二日目。
    最初こそは相沢をひどく憎んだが、峰子も無事だと知り、安堵感からか、相沢に興味が出てきた。
     それはまだ、好きとかの感情ではなく、一人の人間として、相沢を見るようになった。
    そこに怒りはもうなかった。


    ―コンコン。
     社長室の扉を叩く音がした。
    愛はベッドから下りて、奥の部屋から出て、扉に近づいた。
     開くと、般若の部屋へ連れてもらったあの黒服だった。


     『お目覚めですか?里山様。』


    この会社に来て初めて優しい言葉を掛けてくれた人。再び、声が掛かり、愛は嬉しかった。


    『あっ、はい。』


    『そうですか。では、この服に着替たら、また部屋から出てきて下さい。』


    そう言いながら、黒服は愛に洋服を渡した。
    洋服に目を通すと、ジーンズに薄手のセーターだった。実にラフな格好だ。
     愛は素早く着替え部屋を出る。
    黒服は頷き、愛を手招き、前を歩いた。


    『あの…今度はどこに行くんですか?』


    『紅哉様の所です。紅哉様は我が会社の四天王です。成績優秀の朱雀様、気性は荒いですが、部下からの信頼が厚い般若様。そして、クールで少しキザですが…相沢社長の側近の紅哉様です。』


    『もう一人は!?四天王なんでしょ。まだ三人しか聞いてないわ。』


    『もう一人は……三人のリーダー格にあたる、飛龍(ひりゅう)様です。飛龍様は、相手により態度を変える事が得意で世渡り上手なんです。しかし、人間的には欠陥品と言われています。いい噂は聞きません。』

    そんな人間がリーダー?
    よほどの権力家か、はたまた、誰かからの重圧が掛かっているのだろうか。
    なぜ、般若たちはそんなリーダーについているの?
    愛は混乱していた。


    『ここです。僕はここまでなので里山様、どうぞお入りください。』


    『ありがとうございます。』


     愛は軽く会釈して、扉を開いた。



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3021 / inTopicNo.43)  ちかさんへ
□投稿者/ 薫 付き人(86回)-(2006/04/13(Thu) 23:29:06)
    中々更新出来なくてすみません。
    学生なので、学校に行っていたりするとなかなか時間がありません。
    しかし、少しづつ更新していくので、最後までお付き合い下さい。(^-^)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3119 / inTopicNo.44)  初めまして☆
□投稿者/ kura 一般人(1回)-(2006/05/12(Fri) 03:43:28)

    ずっと楽しく読ませて貰ってましたが、もぅ、書かれないんですか??
    続きが本当凄い楽しみなんですが…。。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3127 / inTopicNo.45)  kuraさんへ
□投稿者/ 薫 付き人(87回)-(2006/05/13(Sat) 11:51:12)
    楽しみにして下さりありがとうございます。
    しかし、最近続きが思いつかず思案にくれています。
    今、少しづつ書いていますのでもうしばらくお待ち下さい(^-^)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3148 / inTopicNo.46)  第九章 2
□投稿者/ 薫 付き人(90回)-(2006/05/14(Sun) 09:30:30)
    「失礼します」

    一礼し、あたしは中に入る。
    そこにはきれいな顔立ちの人がよく、社長とかが座ってそうな椅子に腰掛けていた。
    般若の部屋とは違い、壁は一面真っ白で天井にはシャンデリア風の電気、豪華な毛皮のソファー。どこかのホテルのスイートルームを思わせる雰囲気だった。

    「君が愛ちゃん?初めまして☆僕は紅哉って言います。今日は話があって呼んだんだ。まぁそこに座って。」

    ソファーに座り、紅哉を見る。
    スーツ姿の紅哉はまるで、本当の男性に見間違える程、男性的だった。


    「愛ちゃんは相沢社長が好きかい?」

    「…は?」

    「通じないかな?相沢に恋愛感情を抱いているか?って聞いたんだけど」
    「あっ…それはないです。一人の人間として興味はありますけど。」

    「そっか。じゃあここを出たいと思ってる?」

    「それは…出来ることなら。相沢社長に興味はありますけど、やっぱり普通の生活がしたいし。」
    「俺が外に出してやろうか?」

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3160 / inTopicNo.47)  すいません;;
□投稿者/ kura 一般人(2回)-(2006/05/16(Tue) 05:33:54)

    なんか、急かしてしまったみたいですみませんっ;;
    でも、続きもとても面白いです、続きは薫さんのペースで頑張って最後まで書いて下さいねっ☆


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3164 / inTopicNo.48)  NO TITLE
□投稿者/ 薫 付き人(91回)-(2006/05/17(Wed) 07:55:22)
    「ねぇ、朱雀。愛を好きなんだろ?」

    「突然どうしたの?」

    朱雀の部屋で般若は、ソファーに座り質問する。朱雀は化粧を落としながら聞き返す。

    「じゃあ相沢は?どちらが好き?」

    朱雀は目を丸くしながら笑う。

    「フフ、何を心配しているの?私は相沢さんが好きよ。愛も、もちろん好きだけれど、度合いが違うわ。」

    「じゃあ…愛を俺のものにしてもいい?」

    今度は大きく目を開き般若を見た。
    そしてキツい顔つきになった。
    般若は少し朱雀から体を離した。

    「・B

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3165 / inTopicNo.49)  第九章 3
□投稿者/ 薫 付き人(92回)-(2006/05/17(Wed) 07:55:46)
    「ねぇ、朱雀。愛を好きなんだろ?」

    「突然どうしたの?」

    朱雀の部屋で般若は、ソファーに座り質問する。朱雀は化粧を落としながら聞き返す。

    「じゃあ相沢は?どちらが好き?」

    朱雀は目を丸くしながら笑う。

    「フフ、何を心配しているの?私は相沢さんが好きよ。愛も、もちろん好きだけれど、度合いが違うわ。」

    「じゃあ…愛を俺のものにしてもいい?」

    今度は大きく目を開き般若を見た。
    そしてキツい顔つきになった。
    般若は少し朱雀から体を離した。

    「何をする気なの?分かってる?規約違反よ。あなたはここを追い出されて、愛を守ってあげられるの?職もない、あなたが。」

    確かにそうだ。
    相沢を敵に回して、生き残った奴はいない。
    でも、それは般若だけが裏切ればの話だった。

    「そこは…紅哉が何とかするって…言ってた。」
    「だから、あなたは子供なのよ。考えが甘すぎる。紅哉が何をしてくれるというの!?紅哉はただ相沢社長を手中に入れて会社を乗っ取ろうとしてるだけよ?あなたは捨て駒に過ぎないわ。」

    「そんな事ないよ!紅哉はそんな奴じゃない!」

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3166 / inTopicNo.50)  kuraさんへ
□投稿者/ 薫 付き人(93回)-(2006/05/17(Wed) 08:01:39)
    急かされたわけではありませんよ(^-^)
    待っていてくれる人からのレスがあると、今までのほほんとしていた頭が活性化されて新しい話が浮かんできます。
    まだ時間が掛かり、更新は遅くなるかもですが、最後までおつき合い下さい。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3172 / inTopicNo.51)  NO TITLE
□投稿者/ キョウ 一般人(1回)-(2006/05/18(Thu) 04:21:08)
    薫様、初めまして。今日初めて小説を拝見したのですが、プロローグの段階から惹き付けられるものがあり、一気に読ませてもらいました(*^_^*)
    登場人物の書き分けが素晴らしくて読み易く、とても面白いです☆
    是非最後まで拝読させて頂きたいです(*^^*)これからも応援しておりますv

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3173 / inTopicNo.52)  第九章 4
□投稿者/ 薫 付き人(94回)-(2006/05/18(Thu) 12:41:17)
    2006/05/18(Thu) 12:42:23 編集(投稿者)

    般若は信じなかった。
    自分を相沢の拷問から救ってくれた恩人であり、友人を疑いたくはなかった。
    「じゃあ好きにすることね。私は相沢社長を裏切らない。」
    「あー勝手にさせてもらうよ!!」
    般若は朱雀を押し退け、部屋を出た…。

    「紅哉さん、失礼ですが、あなたの権力とはどれだけのものですか?」

    愛は質問した。具体的な策がなければ、安心することが出来ないでいた。「僕を信じられないって言うのかい?」

    「曖昧すぎて、あまりこの話に身が入らないんですよ。」
    紅哉は少し顔を歪ませた後、愛に言った。

    「相沢を監禁した後、激しい拷問をかけておとなしくさせる。その隙に、君は逃げればいいよ。」今度は愛が眉間に皺を寄せた。
    「やり方がむごいですね。あたしはあまりそういうのは賛成出来ないっていうか。」
    「君は頭が堅いね。般若は喜んで作戦に乗ってくれたのに。」
    「何で般若が!?」
    「君が好きらしいよ?ここから出て、般若と暮らしてやれよ。」
    何故いきなりそんな展開に話が進んでいるのか分からないが、一つだけ疑問が浮かんだ。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3174 / inTopicNo.53)  第九章 5
□投稿者/ 薫 付き人(95回)-(2006/05/18(Thu) 12:48:47)
    2006/05/18(Thu) 12:51:50 編集(投稿者)

    「般若がここを出て、ふつうに生活出来る保証はあるんですか?ここを出たら職がなくなったりするんでしょ?」
    「もちろん、僕が手配するよ。君が出ていく時にはこの会社は僕のものだからね。」

    普通の日常からかけ離れた快楽の世界に足を踏み入れた愛たちに、突如現れた救世主。
    しかし、愛は、どうも乗り気ではありませんでした。

    「それと…君のfriendの峰子ちゃんもここから助けてあげるよ。きっと、この会社のどこかで働かされているだろうから。」
    「えっ!?働いているの?」

    朱雀からは、どこかの熟女が引き取り可愛がってくれていると聞いていた愛にとって、今までの安堵感が不安にすり替わった。
    「それは朱雀が君のために嘘をついたんだろう。実際この会社では人身売買はされてないよ。外国じゃないんだ、日本は厳しい。つまりはヘルス嬢ってとこかな、お客様の家まで行ってご奉仕するんだ。峰子ちゃんもその一人ではないかな?」

    「それなら…助けてあげて下さい。あたしが巻き込んだんだし、きっと嫌がっているだろうし。」
    「それは君次第☆君が僕の作戦でここを抜け出してくれれば峰子ちゃんも外に出そう。会社も、前の会社に戻してあげるよ。」

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3175 / inTopicNo.54)  第九章 6
□投稿者/ 薫 付き人(96回)-(2006/05/18(Thu) 12:50:59)
    こんな待遇良く、外に出れたらこれ以上の幸せはないと愛は思った。
    しかし、あの相沢は部下に簡単に出し抜かれるような奴ではないような気がした。
    愛は紅哉に分かった。と告げ、部屋を出た。
    作戦決行は一週間後となった。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3176 / inTopicNo.55)  キョウさんへ
□投稿者/ 薫 付き人(97回)-(2006/05/18(Thu) 12:59:15)
    気に入って下さりありがとうございます(^-^)
    僕自身、初の空想世界(リアル的じゃない話)なので、戸惑いや、説明をどのようにしていいか、模索しながらの作品なので、乱文ですが、最後までお楽しみ下さい。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3183 / inTopicNo.56)  厳しい様ですが・・・
□投稿者/ しゅん 一般人(1回)-(2006/05/19(Fri) 09:31:40)
    興味あるはじまりでしたが、なんだか段々無理が見えてきている様に思います。
    長編の場合、全体構造の軸がないとボロがみえてしまいますよ。
引用返信/返信 削除キー/
■3184 / inTopicNo.57)  しゅんさんへ
□投稿者/ 薫 付き人(98回)-(2006/05/19(Fri) 10:02:04)
    書き込みありがとうございます。
    しゅんさんの言うとおりだと想います。
    今も昔も書き手としてはまだまだ未熟なので、そういった指摘は勉強になります(^^)v
    ありがとうございます。これから最終章までは、もう少しありますが、どうか最後まで読んでみて下さい(^-^)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3185 / inTopicNo.58)  第十章
□投稿者/ 薫 付き人(99回)-(2006/05/19(Fri) 10:47:20)
    「愛はどこ?どこに連れ出したの!?」

    「社長、落ち着いて下さい。愛様は今、紅哉様と談笑中です。少し息抜きが必要かと思い、お連れしました。」

    「勝手な事をしないでちょうだい!!」

    相沢は荒れていた。
    まるで大事なおもちゃを取り上げられた子供のように…。
    黒服たちはそれをなだめたが、まったくの無意味だった。

    「相沢さん、何をそんなに乱れているんですか?会社の社長がそんな事では、部下はあなたから去っていきますよ。」

    「飛龍…何が言いたいのよ。私の部下は絶対裏切らないわ。」

    飛龍と呼ばれた女は、ガタいのいい、トランス風だった。
    金髪にショートで前髪が斜めにカットされていた。
    黒いスーツを着こなし、相沢を見下ろしていた。
    「どこからそんな自信が出てくるんですか?人の心は移ろいゆくものですよ。その自信が、後に後悔せぬように、一つだけ教えましょう。部下の中に裏切り者が二名いますよ。」

    相沢を目を見開き、飛龍を睨んだ。

    「誰かしら?あなたの言うことはあまり信用出来なくてよ?」

    「信じると思いますよ。紅哉と般若です。」

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3186 / inTopicNo.59)  第十章 2
□投稿者/ 薫 軍団(100回)-(2006/05/19(Fri) 10:49:43)
    「紅哉と般若は、相沢さんの大事なペット…いや、あなたの想い人を奪おうとしています。紅哉に至っては、この会社を奪おうとしています。」

    相沢は自分の心境の変化を飛龍に見透かされた事、そして二人の部下の裏切りに驚いた。
    確かに、相沢は愛をペットとしてではなく、一人の女性として愛し始めていた。紅哉への想いは日に日に薄らいでいくのだった。
    そして般若達の裏切りは驚きはしたが、予測の付きそうな事だった。

    「それが本当なら、会社全体の危機ね。紅哉にはつい、甘い顔をしていたけれど、ここでこらしめないと…。」

    「こらしめる?般若はともかく、紅哉は辞めさせるべきです。一癖ありますよ。」

    「あなたが決める事じゃないわ。紅哉はいつ頃動くかしら?」

    「ちょうど、一週間後です。それまでは愛を隔離するべきかと。」

    「そうね…。」

    「しかし…愛をただ隔離するだけなら、愛の方が嫌気がさすでしょう。ある程度の自由が必要です。俺に良い考えがあります。」

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■3187 / inTopicNo.60)  第十章 3
□投稿者/ 薫 軍団(101回)-(2006/05/19(Fri) 10:51:18)
    「紅哉と般若は、相沢さんの大事なペット…いや、あなたの想い人を奪おうとしています。紅哉に至っては、この会社を奪おうとしています。」

    相沢は自分の心境の変化を飛龍に見透かされた事、そして二人の部下の裏切りに驚いた。
    確かに、相沢は愛をペットとしてではなく、一人の女性として愛し始めていた。紅哉への想いは日に日に薄らいでいくのだった。
    そして般若達の裏切りは驚きはしたが、予測の付きそうな事だった。

    「それが本当なら、会社全体の危機ね。紅哉には・C

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/

<前の20件 | 次の20件>

トピック内ページ移動 / << 0 | 1 | 2 | 3 >>

[このトピックに返信]
Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -