| 2006/08/18(Fri) 03:27:55 編集(投稿者)
「はぁっ…はっ……んはっ……はっ…はぁっ……」
相馬は大分くたばってるな…… 目が虚ろになってるよ。
「ん〜と次は〜」
カオリが箱の中をあさっている。
『カオリ……ちょっと待って』
「ん?わかった」
私は相馬に近寄りベッドに腰掛けた。
『相馬先輩。1つお願いがあるんですけど』
「はぁっ……はぁ…はっ……はぁっ……」
聞いているのか?
『話しをきいてください』
パシンッ
相馬の頬に平手打ちをくらわせた。
『ヒトミと別れてください。さもないと……解ってますよね?』
相馬は目を見開いて私を見た。
「やっ……やっぱり、ヒトミのこと……」
『いいんですか?さっきの写真とか、このビデオカメラの映像とか……ねぇ?』
きっと私は不敵な笑みを浮かべているのだろう。
『こんな恥かしい格好からも早く開放されたいでしょぉ?』
視線で相馬の火照った体を撫で回した。
「わかった。ヒトミとは別れる。だからお願いだ、もぉやめてくれ」
『話しがわかる人で良かった。別れないとどぉなるか解りますよね。約束……ですよ』
「ああ。約束する!絶対だ!!」
『じゃあ……』
私はビデオカメラを相馬の体全体が見える場所に固定した。
『後はカオリ…好きにしていいよ』
「おっけい♪」
そう言ってその場を後にしようとした。
「ちょっ……ちょっと待て!約束したじゃないか!」
相馬は首だけ持ち上げ焦った様子でこちらを見ている。
『私、この行為をやめるなんて言ってませんけど?それに……ヒトミを裏切った罪をもっと償わなきゃね……』
「ツカサ、好きにしていいって何でもしていいの?」
カオリは笑みを浮かべている。
『ああ、思う存分どうぞ』
パタン……
扉を閉め部屋を後にした。 暫くすると、相馬の悲痛な喘ぎ声が隣の部屋まで聞こえてきた。 私はソファに腰掛、フゥッと溜息を一つついた。
これで相馬と君を引き離せる。
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