ＳＭビアンエッセイ♪ [One Tree All Message]

ＳＭビアンエッセイ♪

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泣き顔 /あんこ (11/09/19(Mon) 01:40) #6401
`├` 泣き顔：２ /あんこ (11/09/19(Mon) 02:17) #6402
`│└` 泣き顔：３ /あんこ (11/09/19(Mon) 02:39) #6403
`│ └` 泣き顔：４ /あんこ (11/09/19(Mon) 03:12) #6404
`│ └` 泣き顔：５ /あんこ (11/09/19(Mon) 03:48) #6405
`│ └` 泣き顔：６ /あんこ (11/09/19(Mon) 04:01) #6406
`│ └` 泣き顔：あとがき /あんこ (11/09/19(Mon) 04:05) #6407
`│ └` Re[7]: 泣き顔：あとがき /ちさと (11/11/05(Sat) 06:37) #6453
`├` 感想 /Ｍ (11/09/29(Thu) 18:38) #6410
`└` SMじゃないなぁ /S (11/10/19(Wed) 14:38) #6436

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■6401 / 親階層)

　泣き顔

□投稿者/ あんこ一般人(1回)-(2011/09/19(Mon) 01:40:56)

2011/09/19(Mon) 01:41:25 編集(投稿者)

「そういえば僕、歩に泣かされたことないよね」

「・・・・は?」

中学生の頃に出会った僕ら――――僕こと聡美（さとみ）と、歩（あゆみ）。
出会ってからもう、5年が経った。
僕らが入学したのは、田舎の私立中高一貫校。
だから高校受験もなく、2人共高等部に進学した。

今は、多忙な歩の部活が久しぶりに休みなので、歩の自宅にお邪魔している。
歩の部屋で2人で向かい合って座り、各自の宿題に取り組んでいる。

「何、突然」

「いやさー、僕は歩のこと泣かせたことあるけど、歩は僕のこと泣かせたことないなー、って思って」

ここまでの5年間、楽しいことも嬉しいことも、苦しいことも悲しいこともあった。
歩が泣いたのは、僕が高校1年の時、しばらくの間、勝手に歩を無視して避けていたのを辞めた時だ。
久しぶりに話してくれた、と、歩は僕の目の前で、泣いた。

「いやだって、うちそんな人泣かすようなことしないし」

「だろーね、まあ僕はそうそう泣いてやらないし」

数学の問題に苦戦しているのか、歩はさっきから書いては消し、書いては消しを繰り返している。
僕はといえば、得意教科である現代文のプリントを解いているのもあって、次々と答えを埋めていく。

僕と歩は同じ文系のクラスである1組だが、同じ1組でもちょっと違う。
歩は国立大学に進む人が選択する、国立文系――――国文。
僕は私立大学に進む人が選択する、私立文系――――私文。
私文の人たちは、数学や生物の授業がない。
代わりに国語と英語の授業を国文より多く受けている。
化学や数Ⅲ、数Cの授業を受けるのは、隣の理系クラス、2組の人たちだ。
いくら国文といえど、化学や数Ⅲや数Cの授業はない。

「つーか、今数学どこ?聞いても分からないだろうけど」

「微分積分」

「・・・・・何それ、分からん、全然分からん」

「だろうな、っていうか分かったらすごいけどな」

来た時に出されたリンゴジュースを飲みながら、ノートと睨めっこをしている歩をじっと見つめてみた。
白くて綺麗な肌だなぁ、とか、触りたいなぁ、とか、いろんなことを考えながら見つめる。
最初は視線に気付かなかった歩だったけど、僕がずっと動かないのに気付いたのか、視線に気付いたのか。
シャーペンも消しゴムも止めると、顔を上げて自分もリンゴジュースを一口飲んだ。

「・・・・何」

「いや?何もないけど」

「お前宿題やらなくていいの?」

「もー終わった、簡単なプリントだし」

「いいよなー、私文の人は数学とかなくて」

「じゃあ私文来れば?」

「は?無理に決まってんじゃん」

「じゃあ頑張れ」

僕は移動して歩のベッドに寄りかかった、ベッドの上に上がると歩が怒るから、寄りかかるだけにしておく。
位置的には、向かい合って座っていた時よりも距離が縮んで、歩の左横に僕がいるような形になった。
歩はコップを置くと、再び数学の問題を解くべく、自分のノートと睨めっこを始めた。

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　泣き顔：２

□投稿者/ あんこ一般人(2回)-(2011/09/19(Mon) 02:17:20)

しばらくすると、歩が深く息を吐き出しながら、シャーペンを投げ出して伸びをした。
暇だった僕が、携帯をカチカチ弄り、別の友達とメールをし始めてしばらく経った頃だった。

「んぁー、終わったー・・・・難しすぎ」

「お疲れー」

歩はジュースと一緒に自分が持って来たチョコレートを口の中に入れた。
勉強道具を片付ける歩をまたもじっと見つめながら、僕も携帯を弄るのをやめた。

「暇だったわー」

「他の宿題とかなかったわけ?」

「いや、私国のプリントだけ」

「ふーん」

一応、僕と歩が付き合い始めて、数ヶ月が経とうとしている。
勿論キスもしたし、何回かキス以上のこともした。
しかし、最近歩が所属している合唱部がコンクールが立て続けにあったこともあって、キスすらご無沙汰だ。
一通り勉強道具を片付け終わったのを見計らって、僕は歩に近寄った。

「・・・・な、に」

「そんな固くならなくてもいいじゃん、あゆちゃーん」

僕が近付くとピクリ、と身体を固くした歩をからかいながら、素早く唇に軽くキスをした。
ちゅ、とわざとリップ音を立てて唇を離してやれば、歩は慌てて口を手で覆った。

「なっ・・・・!!何するんだよ!!」

「何って・・・・キス?」

ほんのり桜色に頬を赤らめて文句を言ってくる歩を見て、煽られたのを感じた。
下はカーペットも何もないフローリングの床だけど、僕は歩をドサリと押し倒した。
あっさりと押し倒された歩は、覆いかぶさった僕を見て慌てふためく。

「ちょ、聡美、やだっ!!」

「いいじゃん、親も兄弟もいないんでしょ?」

「そうだけど・・・・」

これでもしも歩のお母さんやお父さん、妹や弟がいたら、こんなことはしない。
まだ慌て、拒否しようとしている歩の顔の横に両腕を付いて、腕立て伏せの要領で顔を近づけ、もう１度キスをした。
今度は誘い込むようにうっすらと開けられていた唇を舌で割り、舌で歩の口の中を掻き回す。
温かい歩の口の中は、ほんのりチョコレートの味がして、甘かった。

「ンぅっ・・・・・ッ、ン」

くちゅ、ちゅ、っと水音をたててゆっくり歩の口の中を堪能した後、名残惜しそうに糸を引きながら唇を離す。
歩はさっきまでのキスでだいぶキたようだ、顔を赤らめて呼吸を乱し、僕の腕の服をぎゅっと握っている。
そして、不安げな表情を浮かべてこっちを見上げてくる歩を見て、また僕は煽られ、心拍数を上げた。

「・・・・そんな顔すんな、泣かすぞ」

歩が着ている半袖を捲くり上げ、わき腹を指で撫で上げてやりながら、首元まで服を捲る。
わき腹を撫でられてビクビク反応する歩を楽しみ、また僕は深く歩に口付けた。
キスをしながらタンクトップも服同様捲くり上げ、可愛らしい黒と白の下着を露わにさせ、それも胸の上まで上げる。
唇を肌にくっつけながら移動させ、首を舐めたり吸ったりもした。
その度に感度がいい歩は小さく声を漏らしたり、身体を震わせたりして反応してくれる。

「んッ・・・・は、あっ・・・・」

「もう抵抗しないの?」

耳元で囁きながら息を吹き込み、その後耳たぶをペロリと舐め上げ、軽く噛む。
それにまでご丁寧に反応した歩に微笑みかけながら、今度は膝で体重を支えながら歩の大き目の胸を揉む。

「ぅ、んっあ・・・・・や、ぅ」

「嫌なの?随分良さそうに見えるんだけどなぁ」

胸をゆっくり揉みながら、既に固くなっている乳首を右だけチロチロと舐め、その後口にぱくっと含み、舌で弄ぶ。
舌先で押し潰したり、赤ちゃんのように吸ったり、軽く歯を立ててやれば、いとも簡単に歩は喘ぎ声を上げる。
その可愛らしい喘ぎ声を楽しみながら、左の乳首も指で摘んで引っ張ったり、押し潰したりして弄ってやる。
胸の谷間にキスマークをつけ、左右の胸にも所々キスマークを散らした。