SMビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

■2981 / 1階層)  シメントリー:4
□投稿者/ フミ 一般人(4回)-(2006/04/07(Fri) 18:48:56)
    「あ、はぁっ、あ…あん!」
    「がんばるねえ」
    「んあ…はっ、は…っ!」
    「あと二分」

    もはや光の口からは喘ぎ声が漏れるか、空気を吸い込む音か、
    そのどちらかしか聞こえない。
    光の中を奥深くまで突く指のスピードを速めて、
    私はこれ以上声を出させたら流石にまずいと思い、光の唇を上から覆う。

    「ん!んんっ…!ん!!」

    最後の仕上げとばかりに、それまでピストン運動をさせていた指の数をもう一本増やして、
    勢い任せに限界のところまで突き上げた。

    そもそも。
    あれだけ焦らされた後、
    こんな攻めに五分も耐え切れるはずがないのだ。


    「んんんんっ……!!」

    びくびくと光の体が痙攣して、不意にその波が小さくなっていく。
    私は光の体から力が抜けきったのを確認してから、ゆっくりと唇を離した。
    私のものか光のものか判別のつかない唾液の糸が一筋現れ、
    切れたしずくが光の顎を伝ってベッドに落ちる。

    ぼうっと、気を失う寸前のところのような顔をした光は
    しばらく何を言うでもなくそのまま横たわっていたが、
    私がその手錠をガチャリと外してやると、はっとした顔をして私を見た。

    「まき、さ……」
    「…惜しかったね」
    「……っ!あたし、まだ真希さんのこと…!!」

    力の入りきらない体を必死に起こして、私に訴えかけようとする光の言葉を
    遮るみたいにもう一度唇を重ね合わせ、
    私は内心舌なめずりをしながら、ただただ淡々とした調子で言う。

    「まだ諦めきれないんだったら、明日、もう一度うちにおいで」
    「……」
    「それでもアンタが私のこと好きだっていうなら、本気で考えるよ」
    「……ほんとですか」
    「うん」

    「だから……」


    「明日は、覚悟しときなよ」





記事引用 削除キー/

前の記事(元になった記事) 次の記事(この記事の返信)
←シメントリー /フミ 返信無し
 
上記関連ツリー

Nomal シメントリー / フミ (06/04/07(Fri) 18:46) #2978
Nomal シメントリー:2 / フミ (06/04/07(Fri) 18:47) #2979
Nomal シメントリー:3 / フミ (06/04/07(Fri) 18:48) #2980
Nomal シメントリー:4 / フミ (06/04/07(Fri) 18:48) #2981 ←Now
Nomal フミさんへ / はんな (06/04/07(Fri) 18:56) #2982
Nomal NO TITLE / 吉澤 (06/04/08(Sat) 21:35) #2992
Nomal NO TITLE / 加奈 (06/04/13(Thu) 02:50) #3017

All 上記ツリーを一括表示 / 上記ツリーをトピック表示
 
上記の記事へ返信

Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -