□投稿者/ 柏葉 一般人(3回)-(2009/09/19(Sat) 16:08:51)
| 3階の高校1年3組の教室を出て、2階にある保健室へと向かう。 保健医の島崎亜矢先生とは、保健室をサボリによく使うために仲がよくなった。 お姉さん気質をしているため、特に一人っ子や長女である生徒に好かれる教師だ。 上がいない人にとっては、一時的にでもお姉さんができた感覚になるのだろう。
保健室の前に着き、ドアを開けて中に入ろうとした私だが、ふと止まった。 中からは、聞きなれない甘くて高い声が廊下まで少しだが漏れてきていたのだ。 それは女性の声なのだが、ここの生徒や教師なのかどうかは分からない。 私は悪いと思いながらも気になって、冷たい白いドアに耳を当てた。
「アッ・・・・ああっ、駄目ですっ、せんせっ・・・・・!」
「あら、篠梅さん、自ら腰を振っていてそれは無いわよね」
「駄目なのぉっ・・・・・!イくッ・・・・!」
「もう今まで3回はイってるから駄目よ」
「やあっ・・・・せんせえっ・・・・イかせてえっ・・・・・!!!」
音がグチュグチュと聞こえてくる。声と音からして、瞬時に状況を理解した。 相手は多分生徒・・・・・保健医と生徒で行為中、しかも気付いてもいないんだと。 これは中に入るのは非常識な行動である。保健室は使えない。
私はこんな所で午前から何をやっているんだと、呆れた溜息を深くついた。 そして、次のサボるための最適な場所候補の1つである、屋上へと向かった。
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