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■6302 / 親階層)  女子高時代
□投稿者/ 沙羅 一般人(1回)-(2011/05/16(Mon) 23:32:27)
    私の学校は、中学〜高校〜大学とエスカレーター式になっていて、
    高校で編入してくる娘もいますが、ほとんどは中学時代からの顔見知りです。

    私が2年になった時、友達の推薦で生徒会長に祭り上げられました。
    テニス部のキャプテンもしていたので、とても両立できないと断ったのですが
    同級生だけではなく、テニス部の先輩や後輩までもが応援してくれるので強く断れず
    どうせ落ちるだろうと思い選挙に臨んだのです。

    候補は4人ですが、実際には私と綾香さんという人の一騎打ちでした。
    綾香さんは、お父様が大企業の取締役で、私たちの学校は元々お金持ちの人が多いのですが、
    その中でも飛び出て裕福な家のお嬢様って言う感じでした。
    4つ上のお姉さんもかつて生徒会長をしていたらしく、先生からの評判もよく私が当選するはずなかったのです。

    ところが、選挙の結果は近差で私の勝利に終わってしまいました。
    それでも綾香さんは、「おめでとう。頑張ってね」と笑顔で言ってくれました。

    副会長と書記は首相制といって、会長の私が決めることができるので、
    中学からの親友の沙羅と智里になってもらいました。
    この二人なら気心も知れてるし一緒にいるだけでも楽しいくらい仲が良かったんで・・・。

    生徒会室は本校舎の4階のL字に曲がった一番奥で、演劇部の部室のちょうど裏側にあたります。
    私たちの入学する前に演劇部は部員不足で休部になっていたので、そこには誰も来ることがありません。
    初めての生徒会活動は、生徒全員の要望をまとめて先生に提出することでしたが、
    要望をまとめるにも全部で800枚以上もあるし、部活もあるのでなかなかできず、
    結局は土曜日の4時に部活が終わってから3人ですることにしました。

    1時間くらい経った頃に、智里がどうしても抜けられない用事で帰ってしまい、私と沙羅の二人で続けました。
    すると、綾香さんが友人5人を連れて生徒会室に入ってきたのです。

    「あれ?綾香さん・・・、どうしたの?」 と聞くと
    「お姉さんが生徒会長だったから、大体どんなことをどんなふうにするか知ってるの。
     お邪魔じゃなかったらお手伝いしようかと思って。」
    「本当?助かるぅ!沙羅と二人でどうしようかって悩んでたの」

    本当は、綾香さんは苦手なタイプで、同学年なのに綾香さんってさん付けで呼ぶのも、
    なんかオーラっていうか近寄りがたい雰囲気があったからなんです。
    美人過ぎるって思うほど美人で、黒くて肩下まで伸びる艶々の髪はもちろん
    きりっとした瞳が冷たさっていうか、綾香さんの独特の雰囲気を作ってると思うけど、
    それを苦手に思う私みたいな人と、憧れる人とに分かれてました。

    彼女に着いてきた5人も、言ってみれば“取り巻き連中”ってやつで、彼女の美しさに惹かれてくっ付いてるんです。
    4人は同じクラスになったことないけど、1人は裕子っていって1年の時に同じクラスでした。
    その裕子から「みんな綾香さんに恋してるの」って聞いたことがあります。
    女子高って、こんなの当たり前なんです。

    綾香さんが私の肩に手を置いて、マッサージをするように揉みます。
    「あら、肩こってるんじゃなくて?少し休んだら?」
    返事をする前に、取り巻きの2人が私の椅子を後に引きます。
    机の反対側で作業をしていた沙羅にも3人が後と左右にくっつき椅子を引いて机から遠ざけます。

    「えっ?ちょ、ちょっと・・・なに?」
    「うふふ・・・。大丈夫。疲れたでしょうから休ませてあげるだけだから」
    そう言うと、首の周りや肩をマッサージし始めます。
    他の2人は私の両手を広げるように伸ばすと、肩から肘にかけてマッサージを始めます。
    「えっ?いいっ・・いいわよ、私は!」
    沙羅が少し大きな声をあげるので見ると、彼女にも3人の取り巻きが同じようにマッサージを始めています。

    何かおかしいとは思ったのですが、綾香さん特有の重い雰囲気で、断ったり逆らったりしにくい状況でした。

    私が抵抗しないことが分かると、綾香さんは
    「それにしても恵さんって、可愛いだけじゃなくって、お肌もスベスベなのね。羨ましいわ。」
    そう言って私のテニスウェアーのボタンを外すと、襟口から手を入れて両肩が見えるくらいまでずらしたのです。
    「えっ?ちょっと綾香さん、ウェアが伸びちゃう・・・。」
    そう言うと
    「いいじゃない?また新しいの買えば。」
    そう言って、さらに下にずり下げたので、ウェアの生地は破れそうになるほど
    伸びて、私の両手の肘のちょっと上あたりまで下ろされてしまいました。
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