SMビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

■6855 / 親階層)  クレイジー
□投稿者/ 豆大福 一般人(3回)-(2012/07/26(Thu) 01:54:13)




    皆様、ようこそいらっしゃいました。
    私はここで雇われている、井上李緒(いのうえりお)と申します。
    本日はお集まり頂き、ありがとうございます。
    軽食やお飲物をご用意させて頂きましたので、ごゆっくりお楽しみ下さいませ。




    そう言って深々とお辞儀をしたのは、まだまだ若い1人の可愛らしい子。
    黒と白のメイド服を身に着け、首には真っ赤な首輪をはめています。
    結構色白な子なので、メイド服の黒い生地と真っ赤な首輪がよく映えます。
    そのメイド服はミニスカートで、しゃがめばスカートの中が見えそう。
    黒いストライプ柄のタイツを穿いているので、生足ではないのが残念です。




    そして今日、都心のビルの地下に集められたのは、10人の女性たち。
    年齢は10代後半ぐらいが最低ラインの、至って普通の女性ばかりです。
    その集められた10人の女性の中には勿論、“貴女”も入っていますよ?




    それぞれの女性の自宅に、1つの薄いピンクの封筒が届いたのは半月前。
    封筒の中には、今日のこの集まりについてのお誘いと、そのためのカードキー。
    彼女たちは、とある女性のファンクラブに所属する女性たちなのでした。
    このお誘いは、今回が初めてのものではありませんから、彼女たちは慣れっこ。
    そもそも、これが目当てで入会したという女性もいるそうなのです。
    まあ、今回お誘いがかかったのは、ファンクラブの“幹部”に属する女性のみ。
    幹部の女性は、このファンクラブを持つ女性が履歴書を見て、自ら決めるのです。
    ファンクラブに入会する時には、履歴書を送らなければなりません。
    それを見て、職業・容姿を配慮したうえで、幹部が選ばれます。
    あまりに外見に無頓着な人、理由なく無職だったりする人は論外です。
    ある程度外見に気を配っていて職に就いていれば、誰でも可能性はあります。




    ・・・・・説明が長くなってしまいましたね、話をもとに戻しましょう。
    貴女はちょうど暇だったので、今日、この集まりに参加しました。
    幹部は15人いるはずですので、どうやら今日は5人が欠席のようです。




    李緒と名乗ったその染めていない黒髪をボブにした子が、歩き出しました。
    幹部である招待客の女性たちも、その子の後に続いて廊下を進みます。
    上は会社のビルなのですが、隠し通路を抜けると、ホテルのようでした。
    カードキーと暗証番号で扉を開けると、そこはホテルのロビーのような場所。
    全員が揃うまでそこで待機し、全員集まったところで李緒が現れたのです。




    3分か5分ぐらい歩くと、ドアが現れ、李緒がインターホンを押しました。
    ピンポーン、という音が微かに聞こえた後、無言でドアの鍵が開く音がしました。
    李緒はドアを開けるとドアを押さえ、女性たちを先に中に通しました。




    部屋の中には、広いキッチンやダイニング、リビングなどが広がっています。
    そのリビングの赤いソファーの上に、黒いパンツスーツ姿の女性が座っていました。
    優雅に指と足を組み、こちらに気付くと美しい微笑みを浮かべました。
    ―――――そう、この女性こそ、ファンクラブを持つ謎の女性、慈雨(じう)。
    苗字は分からず・・・というか慈雨という名前が本名かどうかさえ分かりません。
    真っ白に染めたベリーショートの髪が特徴的な、優しげな女性です。




    「ようこそ、幹部のみなさん。お久しぶりです」




    ソファーから立ち上がると、幹部の女性1人1人と握手をして回りました。
    モデルや女優にも滅多にいないその美貌に、幹部たちはうっとりとしました。
    身のこなしも優雅で上品で、肌も綺麗で白く透き通るようで・・・・。
    もう、慈雨を見たら、いくら美人だと言われる女性でも、そう思えません。
    そのぐらい慈雨は魅力的で美しく、なおかつミステリアスな女性なのです。




    「慈雨様、この間お会いした時は、黒髪でしたよね?」




    20代ぐらいの女性が、興奮で頬を微かに紅潮させたまま口を開きました。
    慈雨はよく覚えているね、とまた微笑み、先々週染めたの、とにっこり。
    その笑みに幹部の女性も李緒も顔を赤らめ、またうっとりとしました。




    「さて、今日貴女方を呼んだのは、この髪型を見せたかったのもあるんだけど、
    本来の目的は、私が雇っているこのメイド、李緒にお仕置きとしつけをするためなの」




    首輪から垂れていた銀の細身の鎖を引っ張られ、李緒はよろめきつつ慈雨の元へ。
    慈雨は彼女を受け止めると、そのさらさらの髪の毛を軽く指でといてやりました。
    李緒は気持ちよさげ、嬉しげに頬を緩め、ねだるように頭を手にすり寄せます。




    「彼女がどういう粗相をしたのです?」


    「この間友人を招いたんだけど、その時にきちんと対応が出来なかったの。
    それはそれは酷いものでね・・・・私のしつけがなっていなかったみたいね」

























    「だから、今日は李緒に徹底的にお仕置きをして、しつけ直すわ」




記事引用 削除キー/

前の記事(元になった記事) 次の記事(この記事の返信)
親記事 →クレイジー+2 /豆大福
 
上記関連ツリー

Nomal クレイジー / 豆大福 (12/07/26(Thu) 01:54) #6855 ←Now
Nomal クレイジー+2 / 豆大福 (12/07/26(Thu) 02:18) #6856

All 上記ツリーを一括表示 / 上記ツリーをトピック表示
 
上記の記事へ返信

Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -