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■6912 / 4階層)  猟奇:魔女たちの刻05
□投稿者/ Jiji Fan 一般人(6回)-(2012/11/06(Tue) 21:25:16)
    リザの館からなんとか逃げ出したクレッセント。
    しかし、彼女を魔女としてマークしていた異端審問官セイレンに捕縛されてしまう。

    「いらっしゃい」
    セイレンに連れてこられた場所は、地下の拷問部屋だった。
    幾人もの悲鳴と泣き声、そして喘ぎ声が聞こえる。
    「全員、魔女の容疑でここに連れて来られているわ」
    なんの罪も無い可愛そうな娘たちは、ここで陵辱の限りをつくされ、最後は燃やされていくのか・・・
    磔台が目に留まった。
    リザのところにあった磔台と同じだ。
    見ただけで恐怖で身体が硬直する。
    「あら、興味あるの?」
    「えっ・・・いいえ・・・」
    思いっきり首を振る。
    「そう? でも、濡れてきてるわよ」
    セイレンの手がクレッセントの下半身に伸びてきた。
    「いいえ、濡れてなんかいないわ!」
    「大丈夫よ、貴女にもすぐに味あわせてあげるから・・・」
    セイレンが後ろからクレッセントの下半身を抱く。
    クレッセントが首を振り、磔台から目を離すと、そこには木馬があった。
    「あら、木馬にも興味があるの?」
    「ち、ちがうの・・・前にも同じものを見たことがあって・・・」
    「あぁ、これらは既製品なのよ。貴女が見たものもきっと、同じ作者が作ったものね」
    そそり立つ責め具を見て目をそらせるクレッセント。



    「木馬って、とっても気持ちいいみたいよ。乗った娘はみんな悦んでいやらしい体液を撒き散らして悶えまくるのよ」

    クレッセントの腰に当てた手がすっと滑りあがる。
    「あぁっ・・・」
    腰を引いて逃れようとするが、がっちり押さえ込まれていて逃げられない。
    「メルローズ、昨日捕まえてきた娘をここへ」
    「はい」

    年端もいかぬ可憐な少女が後ろ手に縛られ、クレッセントの前に引き立てられてきた。
    「彼女は、魔女として告発された」
    「あ〜、お許しください。なにかの間違いです。お願いします。お願いします」
    その大きな瞳には大粒の涙が溢れ出している。
    クレッセントの瞳を見つめながらセイレンが言う。
    「私が見る限り、彼女は・・・魔女」
    「あぁぁぁぁ〜・・・わ・わたしは魔女ではありません。魔女ではありません。どうか、どうか、助けてください。お願いします」
    震えながら少女が懇願する。
    「どうして彼女が魔女だと?」
    クレッセントがセイレンをにらみながら言う。
    「私がそう思うからよ」
    セイレンが少女に歩み寄り、微笑みながら言う。
    「なにを証拠に?」
    「彼女が魔女かどうかは、私が決めること。貴女には関係のないことよ」
    「そんな、なんの証拠もなしに決め付けるの?」
    少女の前で腰を下ろし指先を少女のあごに当て上を向かせる。
    「私が魔女だと裁断すればそれでいいことだけど・・・それじゃぁ面白くないわ」
    花のような美しい顔が涙に濡れ、黒く長い睫が輝く雫をたたえる。
    「これからじっくり責め抜いて、彼女から自白をとるわ」
    血の気の失せた少女の頬に真っ赤な唇が触れる。
    「そのために、いろんなお道具をそろえているのよ」
    たしかに壁一面にはいろんな形をした責め具が何百種類も並べられている。
    「でも、こんな小娘1・2時間で白状しちゃいそうだから・・・当分お口は塞いでおくわね」
    「そ・そんな・・・どういうつもり、セイレン」
    「一ヶ月間じっくりと責め抜いてから、焼いてあげるわ」
    「んっ、んんん〜っ、んんん〜っ!」
    口を塞がれた少女が涙を流し、髪を振り乱して懇願する。
    「私だって、情けはあるのよ。短すぎる人生だもの、一生かかっても味わえないほど気持ちいい思いをさせてあげるわ」
    「ん〜〜〜、ん〜〜〜」
    「寝る間もなしに仕込むから、こんな小娘でも2・3日で一人前の女として身体が開花するわ。
     それ以降はこの世の最高の快楽を味わえるのよ。それこそ連日連夜、休むまもなく。
     そして、一ヶ月後には至上の官能と共に、至上の激痛をもって人生に幕を下ろすの」
    その言葉を聞きさらに動揺し、何度も何度も頭を下げ、その目で懇願する少女。
    哀れな少女を見るに絶えず、涙を流すクレッセント。
    「彼女は、魔女じゃないわ。セイレン、彼女は魔女じゃない・・・お願いよ」
    「この娘が魔女かどうかを決めるのは、私だって言ってるでしょう。貴女じゃないわ」
    クレッセントの方を向いて少女は必死に頭を下げ、首を振り、大粒の涙をポロポロこぼし「助けて、助けて」と嘆願する。
    「お願い、セイレン。彼女を、彼女を助けてあげて・・・彼女は魔女じゃない・・・セイレン」

    「そこまで言うのなら、貴方が審問してみる?」

    「えっ」
    「貴女がこの娘を審問して、貴女が魔女かどうか決めなさい」
    「わ、わたしが?」
    「・・・ただし条件があるわ」
    「な、なに?」

    「一つ貴女にやって欲しいことがあるの、それを成功させたら・・・この娘を貴女にあげるわ。
     審問の仕方は私が教えてあげるから、貴女が審問しなさい」

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