□投稿者/ 蜂 一般人(2回)-(2012/12/10(Mon) 18:06:43)
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しかし、ここで真里菜は1つの疑問を抱いた。 自分は中等部からこの学園に在籍し、外部受験組の生徒ではない。 このD組は高等部からこの学園に入学した生徒のためのクラスだ。 なのになぜ自分がこのクラスに入れられているのか・・・・。 本来なら、D組以外のクラスに振り分けられるはずなのに。
そうやって考え込んでいると、鈴野はさらに言葉を続けた。
「この中には数人、中等部からの持ち上がりの生徒もいるわ。 勿論、彼女たちは、もう既にある程度の教育を受けてる子なの。 彼女たちには、他の外部受験の生徒の手本となってもらうつもりよ。 外部受験でこの学園に入った子は、彼女たちを手本にしなさい」
確かに、教室の中を見回すと、自分以外にもそれらしき人がいる。 他の生徒が騒いでいるのに対して、平然と鈴野の話を聞いている人だ。 自分を含め、彼女たちも、中等部に入学した頃は騒ぎに騒いだ。 が、この学園で3年間の月日を過ごし、もう慣れ切ってしまった。 今更そんな話を聞かされても、驚きも悲しみも怒りもしない。 ―――――ここでは、鈴野の話している内容が“常識”で“教育”なのだ。
「手本となる子は、まだ十分に実力を引き出せていない子もいるわ。 逆に、いいところまで実力を引き出せている子もいるんだけど・・・・。 心配しなくてもいいわ、中等部より高等部の方が、断然ハードよ。 今までの授業が何だったのかしら、って思えるぐらいにはね」
鈴野は生徒の騒ぎにびくともせず、笑顔で平然と話を続けている。 真里菜は中等部に在籍している時のことを思い出した・・・・。
3年前の4月、真里菜は中等部1年C組のクラスの生徒として入学した。 親元を離れるのは寂しかったが、それなりに胸を高鳴らせていた。 担任は鈴野の同僚である中性的な女性教師、北沢文香という教師だった。 彼女は男勝りな口調で話すためか、真っ先に少し怖いという印象を抱いた。 その口調と話の内容が相まって、入学式当日は、地獄のどん底にいた。
『お父さんもお母さんも、どうして・・・・?』
ほとんどの生徒が考えることを、入学したばかりの真里菜も考えた。 両親はこの学園のことを知っているうえで、真里菜を入学させたはずだ。 恐らく、こんな重大なことを知らなかったわけがない、いや、絶対にない。 真里菜は涙を流し、叫び、絶望の底に叩きつけられ、怒りを覚えた。
早速次の日から、この学園の“教育プログラム”が開始された。
校舎内での衣服の着用は一切禁止され、裸で登下校するように言われていた。 廊下でさえも気温が管理され、校舎と寮が繋がっているため、裸でも平気だ。 真里菜や他の新入生たちは恥ずかしがり、できるだけ隠しながら登校した。 他の上級生たちは新入生とは違い、隠したり必要以上に恥ずかしがっていない。 自分たちも将来的にああなるのかと思って、再び絶望の底に追いやられた。
初めての朝礼では、各自個別に首輪が配られ、常につけることを命じられた。 色は赤、黒、白があり、生徒によって色が決められているようだった。 真里菜は赤い首輪を北沢から受け取り、自分で自分の首に巻き付け、留めた。 中央にリードや鎖を通すであろうリングがつけられた、シンプルな首輪だ。 これはこの学園の生徒であることを示すための、いわば学生証のようなもの。 リードの中にはチップが埋め込まれており、教師には居場所が分かるような設計。 これで生徒たちは完全に学園側に管理、監視されることになっているのだ。
「じゃあ、最初の授業は、“身体検査”だ。 机を後ろに下げてスペースをつくり、出席番号順に並べ」
机を後ろに下げ、全員が裸に首輪をまとった姿で、出席番号順に整列した。 北沢は出席をとった後、ひとりひとり丁寧に、身体の隅々までチェックした。 身体全体のバランス、胸の大きさや形、勿論人には見られたくない場所まで。 寝転び、足を限界まで開いたM字開脚の恰好にさせられ、チェックを受ける。 医療用手袋をはめた北沢の手が、身体のあちこちに触れ、まさぐられる。 それに耐えきれず、昨日同様泣き出す生徒もいたが、北沢は無視していた。
「ふむ・・・・綺麗なピンク色の内壁をしている。 ひだは割と大きめでいやらしい形をしているな・・・・。 クリトリスの大きさは少し小さい、といったところか? アナルはきゅっと締まっている、いかにもキツそうだな。 穴は前も後ろも両方、まだまだ小さいな・・・・。 だが・・・・これから徐々に、拡張していってやるからな?」
ローションで濡らした指を穴に差し込まれ、無理に広げられ、覗きこまれる。 奥は指と同じくローションで濡らした小さな鏡を入れられ、じっくり観察された。 アナルは特に何も入れられなかったが、尻たぶを両手で広げられてしまった。 真里菜は上手く涙が出てこなかったため、ひたすら羞恥と屈辱に耐えた。
北沢が全員分のチェックを済ませ、書類に書き込むと、1限目が終わった。 授業は1日に平均6つはあり、まだ6分の1しか終わっていなかった―――――
2限目の開始を知らせるチャイムが鳴ると、上級生の生徒がやってきた。 彼女たちも裸に首輪を身につけていたが、自分たちの態度や雰囲気とは全く違う。 さもそれが当たり前であるかのように平然としており、下級生は恐怖を抱いた。 お前たちも半年後にはこうなるだろう、と北沢に言われ、恐怖を煽られた。
「今からお前たちの先輩、中等部3年A組の生徒に、模範授業を見せてもらう。 お前たちは3年の実技をしっかりと見て、頭の中に叩き込んでおくように!」
中等部3年A組の担任は見当たらず、代わりに2人の学級委員が教師役を務めた。 学級委員の指示で、他の生徒たちが机を並べて、その上に半数の生徒が寝転んだ。 2人1組のペアがあるらしく、もう半数の生徒がそれぞれの机の前に立った。
「それでは、今から実技を始めたいと思います。 新入生のみなさんは、私たちの実技を、しっかりと見ていて下さい」
学級委員長だと名乗っていた、おしとやかな雰囲気の上級生からの、簡単な挨拶。 それが済むと、机の上の生徒は上半身を起こし、足をM字開脚の状態にした。 両方の足を大きく開いているため、全ての穴やひだや突起が丸見えの状態になる。 パートナーの生徒は、相手の生徒の背後に行って、相手の胸を揉み始めた。 途端に胸を愛撫された生徒は甘い喘ぎ声を出し、身体をよじり、乳首を尖らせる。 胸以外にも、耳や首筋や背中を舐められたり、激しいキスを交わしたりしていた。
「ああん・・・・はぁ・・・・っ」
真里菜たちは先輩たちのその光景から、なぜか片時も目を離せなくなっていた。 こんなものなんて見たくないと思っていても、どうしても目が離せない。 教室中に響き渡る喘ぎ声や音からも逃げたいと思う反面、目は釘づけだった。
「ああ・・・・っ、美雪はぁ・・・・下級生の前でぇ・・・・ オナニーをしてしまう、ど・・・・ど、ど変態ですぅ・・・・!」
「見てぇ・・・・杏奈の、ぐちょぐちょになったおまんこ・・・・ やらしく濡れたおまんこも、ひくつくアナルも、全部見てぇ・・・・っ!」
喘いでいる先輩たちは、口々に卑猥な言葉を口走り、快楽に酔いしれている。 パートナーに胸を愛撫されながら、自分の手でクリトリスを愛撫する生徒。 持って来ていたらしい極太のバイブを自ら挿入し、激しく出し入れする生徒。 パートナーの生徒に太いペニバンで激しく突かれて、喘ぎまくる生徒・・・・。 様々な生徒がいるが、全員に共通しているのは、快楽に酔いしれていること。 まるで人前であることを忘れたかのように、喘ぎ、ねだり、イキ果てる。 何度でもイキ果て、何度でも快楽を求め、何度でも攻める・・・・。
その3年生の先輩による実技の模範授業は、そのまま3限まで続けられた。
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