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■7109 / 7階層)  処女の夢8
□投稿者/ hime 一般人(8回)-(2013/07/01(Mon) 09:45:04)
     丸いステージに椅子が二つ、背中合わせで置かれていました。
     それも普通の椅子ではなく、足と手を鎖で固定できる、見たことのないような、黒い鉄で出来た恐ろしげなものでした。
    「今日はここに座って貰うわ。手足はもちろん拘束する。粗相があるといけないから、トイレはちゃんとすまして。まあ、粗相もプレイのうちかもしれないけど。じゃ、楽屋で仕度して。衣装と化粧はメイクさんにまかせてればいいから」
     小さな楽屋で、私たち二人には明らかにレズっぽいメイクさんが付きました。
     衣装は安っぽいセーラー服です。
    「今日は初めてなんだって? 大丈夫、お客さんたちみんな優しいから。それにしても肌きれいね。お化粧なんていらないくらい」
     私はおずおずと聞きました。
    「今日、私たち、どうなるんですか?」
    「どうにもならないわよ。ただ座って、すべてを受け入れればいいだけ。快楽も、苦痛も、すべて」
     よくわかりませんが、もうどうしようもないところに来てしまったことは明らかでした。
    「きっと」とメイクさんは言いました。「楽しいと思うよ。あなたたちが望んだこと、すべてかなうと思う。さ、出来たわ。二人向き合って」
     私たちはメイクされた顔を見せ合いました。
     玲奈はいっそう美人になり、震いつきたいほどでした。
    「抱き合って、キスしてみて」
     そう言われて、私たちは立ち上がり、本当に自然にキスしたのです。
     何かが私たちを壊したのでしょう、初めてなのに真剣に唇を貪りあい、舌も絡めました。
     何年も前から望んでいたかのように、そしてその望みがかなったかのように、体の芯から悦びに震え、ひたすら柔らかい唇を貪ったのです。
    「はいはい、何やってんの」とメイクさんが止めました。「それはステージ上でやって。妬けるわ〜グッと来た」
     そう言ってメイクさんは私たちのルージュを引き直しました。
    「さあ、行くわよ。お客さんお待ちかねよ」
     楽屋に入ってきた司会者に引かれるようにして私たちはステージに上がったのです。(続くよ。感想待ってます)
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