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■7882 / 3階層)  NO4 君の痛みと僕の痛み 再会編
□投稿者/ 沙羅改めレオン 一般人(4回)-(2016/08/20(Sat) 12:00:18)
    みゅうを抱きしめて

    みゅうの話を聞いていた

    ゆっくり、みゅうから離れ

    みゅうと見つめあった



    みゅうの唇に触れた

    優しいキスをした

    柔らかい唇


    みゅうと初めてキスをした時を
    鮮明に思い出した

    みゅうと舌を絡ませて

    みゅうの舌を吸ってみた

    「ん・・・」
    みゅうが声をもらした


    まずい
    止まらなくなる


    みゅうから離れた

    みゅうは、恥ずかしがって

    私に抱きついてきた

    みゅうは顔を胸にうずめて
    また、話し始めた

    遠く、離れ離れになって

    なおさら、愛する気持ちが大きくなったこと

    仕事のじゃまにならないようにしていたこと

    いつかは会えると信じていたこと

    それまでは、自分はがんばると決心したこと


    私は黙って聞いていた





    外では、セミの声が夕方を知らせていた





    夜になり、簡単な夕食を
    二人で食べた

    笑いながら、
    「えー、そんなことも知らないの?
     まじ、遅れるよ」
    「うるさい」


    楽しいとはこの事かと思った



    食事を終えて、みゅうに

    「ねぇ、一緒にお風呂入ろうよ」
    と言ってみた


    みゅうの体が、一瞬固くなった

    「ん?どうした?嫌?」

    「・・・嫌じゃないけど」

    「また、けど?恥ずかしい?」笑いながら言った

    「恥ずかしいのもあるけど・・・」

    「けど、何よ、全然恥ずかしくないって
     大丈夫だって」

    「うん・・・・」

    「さ、入ろうよ。ゆっくり湯船に浸かって
     今夜は一緒に寝ようよ」

    わざと、明るく言った

    年数も経ち、恥ずかしいのだろうと思っていた

    「先に入ってるよぉ〜」と明るく言って

    湯船に入っていた



    みゅうは、来なかった


    遅いなぁ、やっぱり恥ずかしいのかな
    と、思い
    「みゅう!のぼせるよ!早く!」と声をかけてみた



    お風呂場のドアがゆっくりと開いた



    恥ずかしがってるのかな
    と、思い見なかった



    「あのね・・・」



    みゅうが言った


    「ん?」みゅうを見た




    息をのんだ



    みゅうの恥ずかしい部分の毛がなかった

    「みゅう・・・なんで?」

    あっけにとられた私をみて、みゅうは

    「だって、だって・・・」

    「とりあえず、入りなよ」

    みゅうを抱っこするように二人で湯船に座った


    「だってね、始めはあったけど」

    「うん」

    「前に剃ったでしょ」

    「うん、かわいかったよ」

    「・・・・やだ。もぉ」

    「いや、本当に。で?」

    「でね、会えないときに、普通に生えていたけど」

    「うん」

    「辛いときとか・・・。悲しいときに・・」

    「うん」

    「ここを剃ると・・」

    「うん」

    「もう、誰の物でもないって思えたの」




    みゅうの

    健気さと不安定さ






    そして、M性を強く感じた





    「何年も?ずっと、このまま?」

    「ううん、えーとね。最近は1年に1、2回・・」

    ちょっと、安心した


    「じゃぁ、最近悲しかった?」

    「ちょっとね、嫌なことがあって
    会いたいなぁと思ったけど、会えないし・・だから・・」

    「うん」

    みゅうを背中から抱きしめた

    みゅうの顔だけ振り向かせ

    ゆっくりとキスをした

    「ん・・」


    みゅうの胸をゆっくり揉んでみた


    「ん、ん・・」

    キスを止めなかった



    乳首を挟むように、ゆっくり揉み始めた


    「う、ううん・・」

    みゅうはキスを止めたかった


    キスしながら

    みゅうの足の間に

    私の両足を滑り込ませた

    胸を強く揉んで

    みゅうの両足が左右に開くように

    私の足を広げた

    「んん・・、うんん・・」

    みゅうの足に力が入り、閉じようとしている

    みゅうの片方の足を、バスタブに乗せた

    キスを止め、胸を揉んでいる

    みゅうは「恥ずかしい・・」と言ったが

    足を降ろすことはなかった

    私は、みゅうの敏感な部分は触らなかった

    わざと


    「出ようか、のぼせるよ」

    「うん・・・」


    お風呂から出ると

    みゅうと並んでソファに座った

    冷えたビールを飲んだ


    みゅうが「私・・・・」

    「ん?何?」

    「私・・・、変わった?」

    みゅうは、不安気に聞いている



    「いや、全然。抑えるのに必死なくらいかな」

    わざときっぱりと言った

    みゅうが笑顔になった


    「抑える?」

    「うん、やばいよね。虐めたくなっちゃう」



    私は、縛ったりすることはないと考えていた

    再会したばかりだし

    ゆっくり進んで


    二人の着地点を探そうと考えていた




    「・・・抑えなくていいのに」

    「え?何?」

    みゅうの顔を見た

    みゅうは、私のために言っていると考えた

    「そんな、気を使わなくていいよ
     ゆっくり進めればいいよ」

    みゅうの肩に手を回して言った

    「気は使ってないもん」

    「ん?」



    「私がそうしてほしいだけ」


    「え・・・」


    「私がそうしてほしい」


    みゅうは、ゆっくり言った


    「うん・・。でも・・・」

    「それが別れた原因と思ってる?」

    「いや、そんな風には思ってないけど」

    「けど?何?」



    みゅうは、唐突に核心を言う時がある

    ビアンの恋愛って、言えない事や黙っている事は少ないと思う

    女の子同士、気持ちの伝え方がストレートだったりする

    『男の人って、何を考えているか判んない』と言うことが少ない気がする

    でも、女の子同士でもお互いに理解できない事もある

    それは、「人」としての考え方の違いだろう




    だって、性別を超えて、愛し合っているのだから

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