愛と本能のハザマで Honey 2003/07/27(Sun) No.1907
第1話|第2話
「はぁっ…んっ…はっ…あっ…あぁぁっ…」 自分の中から起こってくる、わけのわからない強い衝撃で、僕の体は大きく波打った。 何度も、何度も… 「教子さん…助けて…これは、なに?」 「ふふ…アキラ君、すごく可愛いわ」 カリカリ… 「んあっ…くっ…教子さん、もう…お願い」 この上背中なんて引っ掻かれたら、どうにかなってしまいそうだ… どんなに懇願しても教子さんはやめてくれない… 肩を噛まれ、腕や太もも、おしりにと容赦なく爪を立てられ、引っ掻かれる。 触れられる所、全部感じて、もう何がなんだかわからない… 「アキラ君、どうして欲しい?」 「お願いだから…もう…やめて」 「やめて…?」 「ん…お願い…します…やめて、ください」 「ふふふ…いい子よ」 …たまらない 「ご褒美あげるわ…」 甘い香りのする風が起こり、先生は僕を普通に抱き締めてくれた。 ずるい人だ…どんなに意地悪に責められても、この微笑みがある限り、もう離れる事などできない気がした。 こんな風に抱き締められるだけで、胸の奥がキリキリと締め付けられるほど切ない… それから僕と教子さんは、会うたびに体を重ねるようになり、甘く薫る悪夢の日々が始まった… 土日があけて、やっと光に会えると思ったのに、今日アキラは学校を休んでて…心配で家を訪ねてみた。 「光、大丈夫?」 「うん…心配かけてごめん」 「どうしたの急に夏風邪なんて」 「んー…あいつのせいだよ」 光はクーラーを指さした。 「あはは☆光ってば」 かわいい…そう思ったら、光に触れたくなって、指で頬をなでた。 「レイ…」 ぐいっとそのまま引き寄せられ、あっと言う間にベッドの中に引きずりこまれる… 「つかまえた…」 「アキラ…」 「こら…ダメだよ…姫に風邪はうつせない…キスはお預け」 鼻の頭にキスされた… 「大丈夫なのに…いじわる」 「わがままな姫だ…」 こんな甘ったるいヤリトリが心地良くて、心の中がくすぐったい。 急に甘えたいような気持ちになって、光の胸元に顔をよせた… 「今日、会えるの楽しみにして学校いったら、こないんだもん…」 「さみしかった?」 「…うん」 「ごめんね」 今度はおでこにキスしてくれた…なんか…熱い 「レイ?どうした?」 「わかんない…」 目を開けるのも面倒で、光に抱きついた。 「レイ…そんなにくっつかれると…我慢できなくなるよ」 「ダメだよ…病人なんだから…」 心とは裏腹の言葉… 「レイだって、いじわるだ」 熱っぽい体で、ギュッと抱き締め返される。 「アキラ…熱いよ」 「うん…レイに熱が上がってきたみたい」 「ばか」 「ばかってなんだ…この甘えんぼ姫」 「アキラ…」 「なに?」 「……」 「どうした?」 言えない…したいだなんて… 「姫…そんな色っぽい顔されると、困るんですが…」 「うん…」 「レイ…?」 我慢できなくて、服の上から、アキラの乳首を噛んだ… 「あっ…っ」 どうしよう…アキラを好きで好きでたまらない… 「こらっ…」 「好きなの…アキラ」 だから…したい… 「レイ…」 思いが溢れてもう一度、強く抱き締めた… ベッドの中で2人は、上になり、下になり、身も世も忘れて何度も何度もキスをした。 お互いの熱い心に触れ合って、いっそこのまま溶けてしまいたい… 一時もやまないキス… 本当はさっきから、それだけでイキそう… 「アキラ…」 「ん…?」 「アキラと…溶け合いたい」 「うん…」 アキラの舌が全身を這う…こんなに体中が熱くなるなんて、知らなかった。 「アキラ…すごく、熱いよ…」 「僕も…もっと、奥まで…触れてもいい?」 「うん…」 光のいとしい指が、私の中に入ってくる… アキラの優しい瞳に見つめられながら、私はアキラの指に体中の感覚を集中させる。 チュプ……チュプ… 「レイ…入ったよ…痛くない?」 「うん…大丈夫」 「好きだよ、レイ…」 両方の乳首を指と舌とで愛撫されながら、アソコの中が擦られていくと、そこがカアッと熱くなる… 「アキラ…もっと…」 「かわいいなぁ…レイは…もっと…わがまま言って…」 指の動きが早くなる…「もっと…」 たまらずにアキラの背中に爪をたてた。 「っ…」 「あっ…ごめん!」 「うっ…」 一瞬でアキラの瞳がうるんだ。 「アキラ…大丈夫?」 「レイ…」 アキラの苦痛そうな表情が、ますます私を感じさせた。 「もっと…強く」 言われるままに、グッと背中に爪をくいこませる。 「もっと…」 血がにじむほど突き刺すと、アキラは猫のように喉をならし、息遣いが荒くなってきた。 「痛くないの?」 「痛い…でもっ…もっと…」 肌に爪を立てたまま、腰まで滑らせてみた。 「んーーっ…はぁっ…くぅっ…」 「どう?」 「…イキそう」 「痛いのが気持ちいいの?」 「うん…いいっ…」 意外な一面だったけど、アキラが感じてくれれば手段はどうでもよかった。 「私も…もうすぐイキそう…」 「うん…僕も」 だけどいつもとは明らかにちがうアキラ… トロンとした瞳は何も見ていないようだった。 「アキラ…アキラ?」 「なに?」 「なんか変だよ?本当に大丈夫?」 「大丈夫…きっと…熱のせいだよ」 「そう?」 「うん…」 なんだか急に気持ちが萎えてしまって、もうこれ以上続ける気になれなくなった。 「アキラ…続きはアキラが元気になってからにしよう?」 「うん…ごめん…」 そこには、いつもの笑顔も思慮深さも失った、何かあきらめたような顔のアキラがいた。 「あ…もうこんな時間!今日は先生がくる日なの…」 光と明日また学校で会う約束をして別れ、自転車をとばして家路を急いだ。 『私は光を好きだからしたかったし、感じたし、光を感じたかった。 だけど…光は?痛いのが好きだから、感じたのかな…』 そんなのってないと思った。 それが体を重ねる理由なら、痛みをうまく与えてくれる人なら、誰だっていいって事になる。 そもそも、私と光の好きって気持ち、2人の心が重なった事を原因とするなら、体を重ねる事はその結果にすぎない。 妙に頭がはっきりして、よく分からなかった事が今はわかる。 でも、光が先に私を好きだと言ったのに… 一つの謎がとければ、また一つの疑問がわいてくる。 その時の私はまだ、頭ではじきだされる答えの通りにいかない原因…『心』と『本能』の存在を自覚していなかった。 「ただいま!」 「怜花、もう先生いらしてるわよ」 母の声に慌てて階段をかけのぼった。 「先生、遅れてすみません!」 「クスクス…おかえりなさい」 先生を見たら、全身の血管が一気に締まる感じがした。 「あ…はい…ただいまです」 あれ?日本語が変… 「クスクス…」 先生は相変わらず笑ってる。 「あなた…汗だくじゃない…先に着替えなさい。風邪をひくわ」 「…でも」 「私の事は気にしないでいいわ」 「じゃあ…」 汗で肌に張り付いている、制服のブラウスを脱いだ。 その間、教子さんはじっとこっちを見ていた。 「あの…先生…」 「なに?」 「……」 なんて言えばいいんだろう… 「下も、脱ぎなさい」 「…はい」 なぜか、言われる事に逆らえない… スカートをおろした。 「その下は?」 「あの…これは…いいです」 「汗ですけてるわよ」 どうしよう… 胸がドキドキしてきて、息苦しい… 「あっ…先生…」 教子さんは後ろから私を抱き締め、そっと私の股間に手をのばしてきた… たまらない…抵抗できない…なぜ…? 「ほら、こんなに濡れてるじゃない…でも、これは汗ではないようね…」 ふふふ…といつものように笑っている。 確かにさっきから、教子さんの視線を感じて濡れてきてた… 「どうしたいの…?」 「大丈夫です…このままで」 「我慢できるの?」 「はい…」 必死で平静を保とうとした。 さっき、あんなに光と心を確かめあったばかりで、それを裏切るような事はできない… 「あなた…光と一緒にいたの?」 「はい…風邪で休んでたから、お見舞いに」 「そう…」 「でも何故それが?」ふふふ… 「だって、あなたから光の香水の香りがするもの」 「えっ…?」 「間違いないわ…だってその香水、私が光にあげたものよ」 一瞬、心臓が大きく脈うった気がした。 「光、痛いのが好きでしょ?…ちゃんと噛んであげた?」 何?…どういう事? 「今日は勉強どころじゃなさそうね…また水曜日にくるわね」 教子さんはいくつもの謎を残し、静かに帰っていった。 まさか…光も教子さんと? 教子さんの言った事が気になり、結局一睡もできずに朝がきた。 今日は学校、いきたくない… 「アキラ…」 今すぐ会いたいよ… 会いたくて、たまらない… 僕は…この体の奥に刻まれた、あのいまいましい自分をまだ完全に封印できていない… レイをがっかりさせてしまった。 いや…傷つけてしまったかもしれない… 僕は、どうしようもない心をもてあまし、熱でほてる体でフラフラと自転車にのった。 レイに謝らなきゃ… レイを失いたくない… やっとの思いでレイの家までたどり着くと、ちょうど教子さんが出てきたところだった。 「光…どうしたの?」 「レイに会いにきた」 「…そう…でも今は、それどころじゃなさそうよ…ふふふ」 「それ、どういう意味なの?」 「うちにいらっしゃい」 「教子さん、さっきのどういう意味…っ…」 いきなり抱き締められた。 「なに?」 「クスクス…さっき彼女に、あなたの香水の香りがするって言ったのよ…それは私があげた香水だからって」 「なんでそんな事っ」 「さぁ…なぜかしら」 背中を教子さんの爪先が這う… 「んぁっ…」 「ふふふ…」 いやだと思う心とは裏腹に、体が反応しはじめる。 「くっ…ぅんっ…」 体に力が入らなくて、抵抗することすらできない。 「欲しくないの?これが…」 爪を立てたまま、おしりをギューッとつかまれる。 「んーっ…あっ」 「好きでしょ…コレ」 どうして僕はこうなるんだ! 頭ではいけない事もわかってる。 心ではレイを求めながら、体がそれを裏切ってしまう… 僕は、この本能に勝てないのだろうか…周りのすべてが色を失い、目の前にぶらさがってる痛みだけを求めてしまう… カリッ… 「う…んんっ…」 「かわいいわ…光…」 助けて…苦しい… 「レイ……レイ!」 愛しい人の名前を呼んだら、急に鼓動が激しくなった。 胸の奥が熱くなって、だんだんと頭がはっきりしてくる。 僕は…こんな事してる場合じゃない… 「僕は、レイしかいらない…レイしか欲しくない!」 部屋を飛び出した… 小鳥のさえずりが聞こえる。 どんなに嫌でも辛くても、朝は必ずくる。 いろんな気持ちを胸にためこんでも、それを全部吐き出して朝の空気を胸いっぱい吸い込めば、その分元気になれる気がして窓をあけた。 「うそ…アキラ…」 そこに、アキラが立っていた。 「アキラ!何やってんのそんな所で!」 「レイに会いたくて」 アキラは、朝の光の中に立っていた。 キラキラと輝いていて、夢をみてるのかと思った。 「ばか!」 「ごめん…」 「早くきて!」 昨日はあんなに熱があったのに!なんてむちゃするんだろう! 胸が締め付けられる… 「レイ…」 しょんぼりとしたアキラが、部屋に入ってくる。 いろんな思いや言葉が胸から溢れてきて、かえって言葉がみつからない… 頭より先に、体が動いた。 「レイ…」 思い切り抱き締めると、熱い涙が次から次に流れ落ちる。 「昨日は…ごめん」 オールマイティの光らしくないよ… 「ばか…」 「うん…」 「いつから…そんなに不器用になったの?」 「レイに恋してから」 胸の真ん中がズキズキする… 「本当にばかだよ…いつからあそこにいたの?」 「昨日、教子さんが帰った少し後…」 「うそ…一晩中立ってたの?」 「うん…」
アキラはうつむいたま話し始めた。 「…1年前、姉が留学する事になって、姉の友達だった教子さんが家庭教師をしてくれる事になったんだ。 …教子さんは、僕の初恋の人でもあった」 強い衝撃が胸を叩く。 「僕は彼女を好きになった。だから…あの人が欲しかった… だけど、どんなに求めても、彼女がくれるのは体の快楽だけだった… そのうち僕の心は壊れ始めて…あんな風に、痛みを求めてしまうようになったんだ… 彼女の心に触れられない苦しみと痛みが、いつのまにか体の快楽にすり替わってた…」 そんなに自分を責めないで… 「もう、いいよ…」 「わかったから…」 熱があるのに一晩中、ただ朝を待ち、私を想って外に立っててくれた… こんなに辛い心をかかえて…今はもう、それだけで充分だった。 抱き締められてる腕が解けて、真剣な眼差しをむけられる。 「レイ…例えば心が石のような人もいる。氷や刃のような人も。 彼女の心は流れる雲…それとも風…誰も触れる事はできない。きっと彼女自身も… だけど…レイは花みたいだ…凍りかけてた僕の心に春を連れてきてくれたから…」 碧く澄んだ瞳がとても綺麗で…吸い込まれそう。 「だけど…私、何もしてないよ」 「覚えてないかな…」 「あの美術室での事…あの時の僕は、彼女の魅力に捕われ、溺れていて、とても苦しかった。 そんな時、あの美術室に君がやってきて、優しい心と無邪気な笑顔で僕を救ってくれた… あの時から君は、僕の大切な人になった…」 「光…ありがとう…本当は私も先生が好きだった。1回だけHもした。 もし今、私のそばに光がいなくて、あのまま先生との関係を続けていたら、私も光と同じようになってたかもしれない」 アキラに強く抱き締められた… 「そんな事させない…僕がレイを守る」 「アキラ…」 「昨日はっきり分かった…レイを失いたくないんだ」 「僕には…レイしかいらない…レイしか欲しくない」 「私も…光しかいらない…光が好き…だから、アキラが欲しい…」 やっと…やっと一つになれた気がする… 「レイ…好きだ…このまま、溶けてしまいたい…」 「うん…」 2回とも、途中までで終わってたから、今度こそ最後まで… 「レイ…」 「アキラ…」 想いが重なって、口唇を重ねた…手をつなぎあい、ベッドに倒れ込んだ…その時… 「怜花!何してるの!学校遅れるわよ!」 無常にも母の声でまた中断された… 2人して顔を見合わせ笑った。 何してるのかなんて、言えないよ! 教室で光は、何事もなかったようにいつもの調子を取り戻し、頬にキスしてきた。 「ア…アキラ!」 「外国式の朝の挨拶だよ」 「ここ日本だから!」 こんなやりとりも新鮮で、楽しい。 なんだか光の笑顔がいつもより輝いてみえる。 「今日のご予定は?」 「期末テストの勉強だけですわ」 「ご一緒にいかかですか?」 「邪魔なさらない?」 「邪魔ってどんな?」 「ん?えーと…」 「レイと二人でいて、何もしない自信なんてないよ。今日はよそうか?」 「え?」 「邪魔できないよ」 もう… 「いじわる!」 「怒ったレイも、かわいい☆」 結局夕方もアキラは家にやってきて、一緒に勉強する事になった。 「アキラここは?」 「ん?えーっと…」 光が近づいてくると、一緒にシャワーを浴びた事を思い出す。 シャンプーのいい香りが胸をくすぐる。 「レイ…」 「ん?」 耳元に顔をよせてきた。 「いい香りだ…」 「アキラも」 目と目があって、心と体が動いた… キスをかわし、2人してゆっくり床に倒れこむ。 「約束、守れそうにないよ…邪魔します」 「どうぞ…」 「レイ…」 胸の甘いうずきも頂点に向かう… 昨日までとは全然違う激しいキスに、身も心も溶けてしまいそう… ガチャッ… 「こんばんは」 「あ…先生!」 「あら、お邪魔かしら?昨日のお話の続きをしようと思って」 手早く私に布団をかぶせ、光は教子さんの前に立った。 「見ての通り、今はお話しできませんのでお引取りください。それから、レイは僕の大切な恋人です。 今日からレイの勉強は僕が責任もって教えますから、もうここへは来て頂かなくて結構です。」 「あ…光?」 これ、修羅場? 「あなたが言い出したら聞かない事くらい分かってるわ…」 「先生…?」 「そういう事らしいわ…それじゃ」 こんな時も笑顔の教子さんってやっぱりすごい… 光は、あっという間に話しをつけてしまった。 「言ったはずたよ…レイは僕が守るって」 「アキラ…大好き!」 ドサッ☆ 「おわっ…レイ…」 飛び付いて、ベッドに押し倒した。 「私だって、光を守りたい…っていうか、光は結構おまぬけだから手がかかる」 「ん?今、なんていったの…?」 「やだ!やめてっ…くすぐったいよ!」 「やめて…?」 「んっ…やめてください!ごめんなさい!」 「いい子だ」 「でも…教子さん、何を話にきたのかな?」 「僕の香水の事だよきっと」 「香水?」 「あれは姉が誕生日にくれた物なんだ」 「え?」 「嘘ついた事、謝りにきたんだよ、きっと」 「そっか…」 教子さんの気持ちを思うと胸が痛かった… 「レイ…どうした?」 「うん…きっと教子さん、本当は光の事が好きだったんだよ」 「どうして?」 「なんとなく…」 じゃなきゃ、そんなにすぐバレてしまうような嘘、あの教子さんがつくわけない… 「きっと、光が言ってたように、自分で自分の心に触れられなくて、自分の気持ちがわからないんじゃないのかな…」 「うん…そうかもしれないね…」 私は、光と心を通わせ合えた事に感謝しながら、力いっぱい光を抱き締めた。 「んー…困った…」 「何が?」 「レイが…そんなにくっつくから、オオカミに変身してしまいそうだ…」 「ふふ…食べちゃやだよ?」 「無理だよ…おなかがすいてるんだ…」 こうして私は腹ぺこオオカミに食べられてしまった。 明るい満月の光が、窓から差し込んでいる。 「ごちそう様でした」 「おいしかった?」 「うん…最高に」 「ふふふ…背中、傷だらけだよ」 「誰のせいだ」 「光のせいだよ」 「はい、姫のおっしゃる通りです」 たわいない話の間にも、何度もキスを交わし合う2人に、静かに優しい時間が流れていった。
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