| 2006/11/04(Sat) 03:24:25 編集(投稿者) 2006/11/04(Sat) 03:24:16 編集(投稿者)
もうすぐ次の試合が始まるとこだから、晶と二人で体育館に戻った。
「お待たせ、麻衣子」 体育館の隅で、それぞれアップをしている麻衣子たちに声をかける。
「あっ、神崎、遅い!もうすぐ試合始まるわよ。 初戦のチームと違って、今回はバスケ部もいるんだから。 ただシュートを狙っていくだけじゃなくて、 リバウンドをとるのも重要になってくるから。」 麻衣子は熱心に次の相手チームのことを説明してくれる。
「神崎、センターできる?」 麻衣子にそう聞かれた。 センターもできなくはないだろうけど・・・
「いや、リバウンドは晶が取るよ。」 そういうと、一瞬麻衣子は驚いた顔をしたけど、反対はしなかった。 「・・・そう・・・じゃあ、優勝目指して頑張るわよ!」
集合のホイッスルがなった。 コートへ出る僕の後ろから麻衣子と晶の声がきこえる。 「さっきは悪かったわね・・・。」 「・・・別に。」
さあ、試合の始まりだ。
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