| 涙を拭わずに返信ボタンを押す
[四季が何か悪いことした? 苦しい時、辛い時、悲しい時、怒ってる時、私が限界に来て四季に吐き出す時私は救われてるんだよ。 あの紙が意味を持った時、私はどん底近くに落ちた。 でも私を救ったのもあの紙なんだよ。 『あの場所を愛してくれる人が居る』って想いが心の中じゃなく、目に見えて、触れられるってことが私には痛みと同じ位、安心と幸せが存在した。 それに甘えてたのは私なんだよ。 四季はただ私に痛みと安心と幸せをくれた。 抱きしめてほしいって、たった2人きりになりたいって、すがりついて泣きたい叫びたいって思っても口にしないのは私で、四季が感じても私が言わない限り、泣き出さない限り四季はしない。 それをわかっていながら口にしないのは私。 伝えてないのに、わかれなんて言わない。 出来ない状態なのにしろなんて言わない。 わかる?お前は傍に居ることが出来ないのを悔しがってるけど、ただ存在するだけで他の誰も出来ないことをしてる。 ただ行動にしないのは私なんだよ。
どんなになっても四季は見放さないって心に刻まれてる。 衝動的に車に飛び込みたくなっても、お前が浮かんで冷静になって運転手の人生を崩すことは出来ないって、そこまで考える。 確かに今笑うことも喋ることすら苦しいよ。 けど笑いたいって、また心に素直に笑いたいって、お前の中に押し付けがましく温かさをあげたいって思ってる。 またあぁゆうふうに笑える日が来るのかって不安になる。 そしたら私はお前に他に何が出来るうって不安になる。 自分の居る意味さえわからなくなるんじゃないかって不安になる。
お前に何かあった時受け入れる余裕がなくなることが一番こわい。 現に今、そうなりつつあるから。
お前が愛してくれた部分から逃げようとしてるのが辛い。
謝る必要はないよ。お前からの痛みは私の感覚を戻そうとしてくれるから。 痛みすら今の私には救いなんだよ。 私を潰す位の痛みでもお前からなら今の私には救いなんだよ。]
打ち終え送信ボタンを押す頃には
涙は引き温かさが心全体に広がっていた。
後に気づいた
優しく抱き締められた時のような感覚が
見えない橋になり
私とあの場所を繋ぐように感じ
四季は私とあの場所を抱き締めてくれているのだと
安堵するように肩の力が抜けたことを。
(携帯)
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