ビアンエッセイ♪

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■21112 / 1階層)  私の転校生C
□投稿者/ 牧 一般♪(4回)-(2008/09/20(Sat) 13:21:08)
    そっと、両手でブラウスの上から細い指先が胸を包み込むように触る。

    足の震えが止まらない。

    無言の息遣いだけがあたりにひろがる。

    「あの後どうなったんだっけ?」

    紗江との補習授業の途中から記憶がはっきりしない

    「あの子の目力に支配されている」

    紗江の瞳にあやつられるように、

    立ち上がり真奈美の胸をやさしく触られた。

    学生時代、恋人から形がよいとほめられたちょっと自慢の胸。

    その後、くちびるが近づいてきた、目を閉じるとスッと離れてしまった。

    「あの時私は、なにを期待したのか」

    自己嫌悪になる。

    その後どうして、自宅へ帰ったのかよく思い出せない。

    家に帰るとすぐに、下着を替えシャワーを浴びた。

    耐えられないほどびっしょりになっていたのだ。

    翌日は、中間試験だった。

    テスト用紙を配りながらも、一番後ろの席の紗江が気になる。

    相変わらず、無愛想な顔をしているのだが。

    試験開始後、20分くらいたった時、

    視線を感じて生徒のほうを見ると、紗江のあの瞳だった。

    「何かしら」

    吸い寄せられるように、紗江の机の横に行く。

    すると顔は、テスト用紙におとしたまま、

    スッと指先が伸びると、いきなり真奈美のスカートの中に

    侵入してきた。

    「えっ、困るわ」

    でもさからえない。

    おしりの方からの侵入者は、さわさわと真奈美のゆたかなおしりを這い回り、

    やさしく前に回りこみ花園のあたりまできている。

    「どうしよう、止めないといけないわ」

    その時ふとももにヌルッとあふれ出たものがあしもとまでにつたわるのがわかった。

    ピシッとおしりを叩かれた

    顔を上げた紗江の瞳は、

    「ここまでよ」

    とても悲しい気持ちを引き擦りながら教壇にもどった。

    下着の冷たさが、よけい悲しい。

    その日も、補修授業がある。

    早く早く、補習授業までの時間がとても長く感じる。

    今日は、最初から紗江の椅子にぴったり横付けして、

    数学の定理に取り掛かる。

    しかし、来てくれない。

    どうして

    いつものように指先がきてくれない。

    時間はながれ、補習授業は終わった。

    今日は、なにもなかった。

    「何故なの・・・」

    はしたない女教師に飽きてしまったのかも、

    あの瞳に心の中を見すかされているような気がした。

    帰る仕度を終えた紗江が教室の出口で振りかえった。

    そして、

    「おいで」

    確かに瞳がそう言っている。

    小走りで紗江のところまで行くと

    あの優しい笑顔で見下ろし、真奈美の両頬を両手ではさみ、

    ひとさし指と親指が真奈美のくちびるを割り舌をつままれた。

    真奈美は、目をつむりされるがままに舌を差し出す。

    その時「がりっ」と舌をかまれた。

    全てが、夢の中でのできごとのように進行してゆく。

    気がつくと、そこに紗江はいない。

    教室にひとり取り残された真奈美は、こころから湧き上がる幸せに浸っていた。

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