ビアンエッセイ♪

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■21973 / 2階層)  ノンケの彼女3
□投稿者/ いちこ 一般♪(11回)-(2015/08/08(Sat) 10:34:45)

    真奈実ちゃんは、マスクをして額には冷えピタを貼り、
    花柄パジャマでドアを開けてくれたの。
    「大丈夫?」
    「ええ、もうだいぶ良いんです。」
    「ごはん、食べてる?」
    「いえ、食欲があまり無くて‥‥」
    「じゃあ、ミルク粥を作ってあげる。」
    「あ、ありがとうございます。」
    あたしは、台所を借りて作り始めた。
    牛乳を温め、ごはんを投入、煮つめて
    塩で味をととのえる。
    病気のときは、すこし塩分多い目にするの。
    パルメザンチーズを振りかけて、最後に
    アサツキを散らして完成。
    病気じゃなかったら、黒胡椒も入れるとグッド。
    「はい、菜穂美特製ミルク粥で〜す!」
    「わぁ、感激です。」
    真奈実ちゃんは、ベッドに腰掛けて、
    ふうふうしながら一口食べた。そこでスプーンを置いたの。
    「どしたの?塩入れ過ぎちゃった?」
    「お‥‥おいしいです。」
    と言って涙ぐんでしまう。
    かっ、かわいいっ、キュンキュンしちゃう。
    真奈実ちゃんは、はふはふしながら、
    汗だくになって完食した。
    「真奈実ちゃん、すごい汗。着替えた方がいいよ。」
    「はい。」
    「あっ、ちょっと待って。身体も拭いた方がいいよ。」
    あたしは洗面器に、ちょっと熱めのお湯を入れて
    タオルを添えて真奈実ちゃんに渡した。
    真奈実ちゃんは、少し顔を赤らめて
    「あ、あの‥‥」
    「あっ、ごめん。向こう向いてようか?」
    「いえ、あ、あの、拭いてもらえませんか?」
    「えっ、もっ、もちろんいいよ!」
    「あっ、でも甘え過ぎですね。すみません。」
    「いいよ、いいよ。病気の時くらい甘えなよ。」
    「でも、やっぱり恥ずかしいです。」
    「女どうしだから大丈夫だよ。」
    あたしは必死だったかも。

    続く



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