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■22000 / 3階層) 　僕の愛するヒト
□投稿者/ cross ちょと常連(61回)-(2015/10/09(Fri) 18:22:06)
    冷たくて、突き放す
    見た目とは別で
    周りから嫌われそうなタイプだなと自己分析
    ただ、気になる
    なんで、僕のことを知っているのか
    謎だった、今はそんな考え事をしている場合じゃない、と急いで教室へ戻り二時間目の授業に備えた。

    二時間目の授業は
    数学
    同じように、女の人が教室へ入ってきた。

    セミロングの柔らかな雰囲気、さっきの里穂先生とは全然違う

    ???
    「はじめまして、数学担当の夏川瞳と言います。年齢は23歳です！恋人は居ません
    これからよろしくお願いします。」

    年齢まで自己紹介するなんて変わった人だな第一印象はそんな感じ
    でも、悪くはない
    黒板に今日の課題を書き出す瞳先生
    後ろ姿に優しさが溢れだしている
    正直、この先生が担任になってほしかった
    そして、無事
    授業が終わると他の女の子達が先生のところへ駆け寄り楽しげに話している

    A
    「先生、めちゃめちゃ若いですね、それに可愛いしっ」

    瞳
    「そんなことないょ」

    B
    「いやいや、可愛いですよ、本当に恋人居ないんですか？」

    瞳
    「居ないよ、もう、ほらほら次の授業があるから席に戻りなさい」

    などなど、もしかしたら学校の憧れの先生になるかもしれないと
    そう確信した。
    さすがにこの先生は目が合っても逸らさないだろうとしばらく見つめていると目が合った
    しかし、瞳先生も
    少し頬を赤く染めて
    すぐに教室から出ていった
    生徒も教師もみんな
    僕の目と合うと逸らされる
    いじめ？差別？
    もう訳のわからない状況
    ごちゃごちゃと考えているうちに三時間目が始まった
    三時間目
    四時間目
    と、時間が進み
    やっとお昼になった
    周りの女の子達は新しく出来た友達とごはんを食べている
    食べながら僕の方へチラ見してくる
    居心地が悪くなった
    だから、教室から出て
    屋上に向かうことにした。
    廊下でも当然、別クラスとすれ違う
    もちろん同じようなことをしてくる
    僕はそれが嫌で早歩きで屋上に向かった。
    階段を上がり
    重たそうなちょっと錆びた扉を開ける。

    開けた途端、気持ちのいい風が吹きわたる
    全身に流れる風がすごく心を和らげてくれるさっきまでの居心地の悪さはすっかりと無くなっていた

    しばらく、目を閉じて横になっていた
    目を閉じていると
    声が聞こえてきた

    なんだろうと思って目を開けると
    目の前には同じ制服を着た女の子が不思議そうに僕を見つめてくる

    僕は慌てて飛び上がるとクスクスと笑っていた。

    ???
    「ふふふ、貴女、一年生でしょ？見たことないから」

    玲音
    「あっ、はい、そうです。もしかして２年生ですか？」

    ここの学校の制服は
    ネクタイとリボンを選べる、僕はネクタイにしている、それだけじゃなくて学年が変わるごとに色も変わる
    １年生は
    緑
    ２年生は
    青
    ３年生は
    赤
    こんなふうに区別されているから、すぐにお互いに何年生なのかわかった。

    ???
    「あら？食べ物は？」

    しまった、お弁当忘れてしまった

    玲音
    「やばい、忘れちゃいました！」

    ぐーぐーとお腹が鳴り響くたびに恥ずかしさが増す。

    ???
    「よかったら、一緒に食べる？一人で食べるのは寂しかったし、ね？」

    なんていい先輩なんだろう、感謝感激僕は遠慮せずに、一緒に食べることにした。

    ???
    「あ、ごめん、自己紹介まだだったわね、私の名前は、早乙女愛菜香って言います。リボン見ればわかると思うけど２年生です、一応、生徒会長してるの」

    玲音
    「生徒会長ですか？すごいですね！あ、僕の名前は、葵月玲音です。よろしくお願いします」

    よくよく見ると
    綺麗で髪の毛も長い
    ちょっと髪の毛が染まっていてまるでアニメの世界からリアルにでてきたような２次元みたいなそんな容姿
    それに、胸もおっきい
    じろじろと見ていたせいか恥ずかしがられた

    愛菜香
    「恥ずかしいんだけど、あまり見ないの！ほら、食べなさい」

    ぽんと出された弁当箱は
    豪華だった！
    海老天にお刺身
    とにかく、普通の人が食べるような弁当ではなかった。





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