ビアンエッセイ♪

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■11646 / ResNo.10)  CLUB ANGEL's ]
  
□投稿者/ A 一般♪(1回)-(2005/08/02(Tue) 22:56:05)
    細いアリサの膝のうえは見た目より骨張っていなく居心地がよかった。

    アリサには見えづらい綾の嫉妬した顔を除いては。


    ヤケ酒のようにどんどんお酒を飲み込んでいく綾。
    エリナにべったりのアリサは、つんつんと背中を押し、初仕事だよ♪と耳打ちをする。

    あやされている間に自分の立場を忘れていたエリナは、とっさにボトルに手を掛ける。


    「お酒お注ぎします…」
    綾の動きが止まる。不愉快そうにだが、アリサの手前仕方なさそうにグラスを差し出す。

    (やだやだやだぁ…めっちゃ嫌われてるんだけど…)
    お客の前ではエリナはプロになりきる。
    不安な気持ちを抑えて柔らかな笑顔を綾に向けた。

    その笑顔に綾は一瞬ひるんだが、しかしまた不愉快そうに脚を組み、グラスを傾けた。

    『まぁ、ただ若いだけが売りの女じゃないわね』  

    「ありがとうございます」『よくできまちたぁ♪』


    少し頭を下げたエリナをすぐにアリサは膝のうえに戻す。
    綾にジロっと睨まれる視線が痛い。エリナは苦笑いを綾に向ける。

    『エリナは可愛いねぇ♪』能天気に自分を抱き締めて触り続けるアリサの腕に思わず手を掛け立ちあがった。    

    「なんですか。可愛がってくれるのは嬉しいし、アリサさんの事は嫌いじゃないですけど、お客さんの前でくらい仕事して下さい!」

    強気なエリナの面が一気に吹き出した。元々おとなしい性格では無く、かつ真面目な性格のため仕事中もべたつくアリサの態度には我慢ならなかった。    

    黙ってエリナを見つめるアリサ。しかしすぐにアリサに笑顔が戻る。

    『エリナ、おいで♪』

    笑ってるアリサを睨む。

     「嫌です」

    ふいっと顔を反らして扉に向かう。


    (携帯)
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■11656 / ResNo.11)  CLUB ANGEL's ]T
□投稿者/ A 一般♪(11回)-(2005/08/03(Wed) 00:29:58)
    後一歩で扉に手を掛けられる。その絶妙なタイミングでエリナは体を扉の前で固定された。

    アリサの白い腕に挟まれ、その腕はピッタリと扉に手を付いていた。


    「出ますから…手を退けて下さい」

    くるりと身体を返しアリサを見る。
    その顔は自信たっぷりと言わんばかりの顔でエリナにそっと口付けをした。

    「っ………」

    キスをされながら、スゥ…と指先で首から胸にかけてなぞられる。

    開いた胸元の服にその指を引っ掛けてアリサはいたずらっぽく笑い、唇を首筋に這わせる。

    「…ん……っ……」

    綾の視線が気になる。嫉妬に満ちたその顔を、エリナは高揚した顔で見ていた。

    『綺麗…。エリナの身体全部…ここで舐めたい…』 
    ぞくっとする程に耳元で甘く囁かれる。
    アリサはクスっと笑い身体を離した。

    『エリナ…おいで』
    再び言われた言葉に逆らう気はおきなかった。
    指先を軽く引かれ、今度はちゃんとソファに座る。 

    アリサがソファの中央に座る異様な光景。
    綾はやっと戻ってきてくれたアリサの腕に擦り寄っていた。

    『アリサの意地悪…。私の事好きじゃないならこの部屋に来なきゃいいのに…』
    今にも泣きだしそうな顔で綾は訴える。

    『嫌いならわざわざ来るわけないじゃん。バカだね』
    チュッと頬にキスをして頭を撫でる。綾の泣きそうな顔は安心したような顔に変わった。
    『その子みたいなキスはしてくれないの?』
    しゅんとした瞳。アリサの腕をきゅっと掴んでいる。

    『仕方ないなぁ♪綾のヤキモチやき♪』



    チュ…チュ…ピチャピチャ…チュパ…チュ…
    綾の腕がアリサの首に絡まる。アリサは綾の服のなかに手を入れて胸をまさぐった。
    互いの唇は離れ、アリサは首筋をペロペロと舐める。
    『ん…んぅ…はぁ…アリサ…あ…ぁん…』

    二人の姿を見て固まるエリナがいる事を忘れ、綾は歓喜の声を上げ続ける。
    ころころと指先で乳首を弄ばれ、その度に綾からは甘い吐息が漏れた。

    『アリサ…胸舐めて…ペロペロして…』

    自分で服を捲くし上げ、脚を開き、綾はアリサに淫らな格好でお願いをする。

    しかしアリサは優しい笑顔だけを向けて綾から唇を離した。
    『やだ。綾の事、そこまで好きじゃない♪』

    (ひ…ヒドイ…アリサさん言いすぎだよ…)

    思わず綾を心配して目を向けると、綾は悲しそうな顔をしていたが、当たり前だと言うように理解した顔をしていた。

    綾の服を直してあげ、アリサは席を立った。
    『また来なよ♪』

    綾はその言葉で笑顔になった。まるで…ホストにはまって男に言いなりになった女の様だった。

    「アリサさん…。」
    『エリナ、行くよ。』

    ぐっと手首を掴まれて部屋の外に出された。


    (携帯)
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■11659 / ResNo.12)  CLUB ANGEL's ]U
□投稿者/ A 一般♪(12回)-(2005/08/03(Wed) 01:37:55)
    先程のアリサの態度にエリナは我慢ならなかった。

    同じ女をあんな風に扱うなんて。という怒りが込み上げていた。

    しかしその怒りはすぐに別の疑問により掻き消されていた。         
    (え?あれ……?)

    目の前の光景に目を疑った。各テーブルに男の姿が無い。いるのは全て女性で、なかには男とは違う雰囲気のスーツ姿や男装した女性ばかりだった。


    「アリサさん…ここ…もしかしてビアンの人達が来る…」

    不安気な顔でアリサに質問する。エリナとは対照的にアリサは笑顔で笑っていた。
    「やっと分かった?ここはビアンの人達しか来ないよ♪興味本位の客は見た目で分かるし、そんなのはお断わりなんだ♪」

    エリナは苦笑いをするしかなかった。

    それを見たアリサに急に不安気な表情が浮かんだ。


    『エリナは…私が女だったら好きになってはくれない?』

    困った顔で周りのテーブルに目をやるエリナ。


    今にも泣きだしそうな顔のアリサを直視できなかった。

    『ここ…辞めちゃうの?』

    潤んだ瞳でエリナを見つめる。
    (可愛い………。綾さんの時と態度違いすぎ…。好きか…分からないけど…アリサさんにそんな綺麗な顔で言われたら…)


    エリナは結論を出さずにアリサにキスをしていた。
    照れた顔を見られるのが嫌で、すぐに唇を離した。


    泣きだしそうだったアリサには笑顔が戻った。

    『えへへ♪えへ♪エリナ、今のキス…。どういう意味?』

    アリサに背を向けるエリナを後ろから抱き締める。
    耳を赤くしたエリナは無言で照れ臭そうにアリサの腕からのがれようと身体をよじらせる。

    『えへへー♪離さないもーん♪チュッ♪チュッ♪』


    「やーめーてくださいーアリサさん、離して。」

    テーブルにいる人達が羨むようなくらい二人は楽しそうにじゃれていた。





    (携帯)
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■11662 / ResNo.13)  まみさんへ♪
□投稿者/ A 一般♪(13回)-(2005/08/03(Wed) 01:46:17)
    あまーい(´∀`)b!!感じを出してみました♪読んでくれてる人がいるって事が嬉しいです★これからもあまーい(´Д`)の書くんでよろしくです★笑

    (携帯)
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■11665 / ResNo.14)  CLUB ANGEL's ]V
□投稿者/ A 一般♪(14回)-(2005/08/03(Wed) 02:24:28)
    二人の楽しそうな雰囲気は、扉が閉まる大きな音と共にピタリと止まった。

    綾が部屋から出てきたのだ。泣いたのか、すこし目蓋が赤い。

    『綾、扉は静かに閉めなって言ったじゃん。』


    綾の状態を知っているはずなのに、アリサは優しい言葉など掛けなかった。
    むしろ言い付けを守らなかった事に対して怒っていた

    俯いた綾は、ごめんなさい。と弱々しく謝ると、アリサの前を足早に通り過ぎようとした。

    『綾!』
    その声に綾の身体はビクッと動きを止め、その場に立ち止まる。あまりに透る大きな声に、エリナはもちろん、店にいた客達が一斉にアリサを見る。


    『私に…バイバイのチュウ無しで帰るつもり?♪』


    あんなに大きな声をだした後の甘い声。
    飴と鞭を使いこなすアリサを、綾は愛していた。
    どんなにヒドイ事を言われても必ず後で優しくしてくれるアリサ。


    綾はアリサに駆け寄って抱きついた。

    『また来るから、アリサに会いに…』

    『ん…綾の好きにしていいよ。ぢゃあ、またね』

    チュッとキスをして笑顔で綾を見送った。


    (アリサさんって…人の扱いうまいのかな…)


    綾の姿が見えなくなると、エリナはアリサを避けるように控え室に足早に向かった。


    (携帯)
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■11666 / ResNo.15)  CLUB ANGEL's ]W
□投稿者/ A 一般♪(15回)-(2005/08/03(Wed) 03:15:33)
    エリナは静かに扉を閉め、外から聞こえる客達の声をぼんやりときいていた。 

    ほどなくして再び扉が開いた。ソファに横たわるエリナの側にアリサが座る。

    『さっきと態度違うよ』
    拗ねたようにエリナがいるソファに肘を付く。

    「アリサさんもね」

    投げ遣りにその言葉を吐くと、エリナは身体を起こしてアリサを見つめる。

    少し考えたような仕草をして、アリサは自分の目線より高い位置にいるエリナを見上げる。

    『もしかして綾の事?』


    はぁ…とため息をついてエリナは部屋から出ようとする。

    『待って…エリナ…待ってよ…』

    (また泣きそうな声…。)
    自分のせいで人が泣く事を嫌がるエリナは、仕方なくアリサに目を向けた。


    アリサは置いていかれた子供のように悲しそうな顔をしていた。

    『綾の事で怒ってるんだったら…ごめ…ん…。もぅしないから…ごめん…』

    ぽろぽろと綺麗な涙がアリサの服に染みを作る。

    (なんで…そんなに…)
    エリナの胸がキュンキュンと締め付けられる。

    「別に…今日入ったばっかの新人に謝る事無いじゃないですか。」


    気持ちとは裏腹にあまり優しく接することが出来ないエリナは、近くにあったティッシュを2、3枚手に取りアリサに近寄る。

    「上から押さえるんで、顔上げて下さい…」

    『やだ…化粧くずれ…てる顔…ヒック…エリナに…ヒック…見られたくない…もん』

    (あー…なんなのこの人…何でこんなに可愛いの…)

    もう少しで抱き締めたくなる衝動を押さえてエリナは淡々と言葉を続ける。

    「アリサさん仕事あるんだし、指名呼ばれてるんですよ。早く行かないと」

    『やだぁ…エリナがいてくれないと行きたくない…』
    「わがまま…。」

    そう言うと、クイっとアリサの顎を上げる。

    「綺麗な顔してるよ」

    ぽんぽんと涙をティッシュで押さえていく。

    『変な…顔じゃ…ない?』
    「大丈夫です」

    右、左と、順番に拭き取る
    『エリナの…前に出れる…顔してる?』

    「余裕で出れます…」

    ファンデを取出し、うっすらと残る涙の跡を綺麗に消した。

    「うん…。綺麗…」
    ファンデをしまい、アリサを立ち上がらせる。

    『エリナ来てよ…。』

    「アリサさんが指名されたんですよ」

    『やだ…。エリナも来てくれなきゃ行かない』

    扉の前で指をもじもじさせながらアリサはホールに出ていかない。

    「…分かりました。」

    その言葉を聞いたとたん、いつものアリサの笑顔が溢れた。
    『やった♪どっちにしてもお披露目しなきゃだしね♪早く行こっ♪』

    「態度違いすぎです、まったく」


    エリナにも笑顔が溢れた。

    (携帯)
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■11670 / ResNo.16)  CLUB ANGEL's ]X
□投稿者/ A 一般♪(16回)-(2005/08/03(Wed) 04:43:15)
    アリサは全ての客に対して全く媚びていなかった。
    タメ口でも愛敬があり、他のホステスより群を抜いて綺麗だったせいもある。

    『新しく入った子♪エリナです、可愛がってあげてね♪』

    自分のお気に入りだと周りに知らせるように、エリナを大事そうにエスコートしながら紹介していく。


    一通りテーブルを廻ると、アリサは再び指名の席へと足を運ぶ。もちろん、エリナをヘルプにつけて。

    『摩弥、さっき紹介したエリナ付けるよ』

    『別にいいよ、綺麗な子好きだし』

    摩弥は水商売の帰りらしく、とても疲れた様子でアリサの肩に頭をあずけていた。

    『アリサに会うと幸せになれる…』

    摩弥はため息を付いた後、バッグから煙草を取り出した。

    カチッ とエリナが反射的に火を点ける。

    『はは♪久々に火、つけてもらっちゃった』

    摩弥に笑顔が浮かぶ。

    「…ダメなんですか?」

    きょとんとしたエリナを少し冷たい腕が包んだ。

    『かぁーわいぃ♪さすが新人だね♪』

    摩弥にすりすりと頬を擦り寄せられる。      
    アリサも頬摺りしたいくらいにエリナにときめいていた。
    〔可愛い…あーもぉ!だから人前出したくないのに!エリナにチュウしたい!〕

    「アリサさん、顔、エロいです…」

    また同じ注意をされ、アリサは少し顔を赤らめた。

    (あ…照れてる…。)

    摩弥の腕のなかでアリサを見る。
    摩弥の腕からやっと解放されると、グラスが空になりかけていた。
    なんとなく継ぎ足すと、また二人から笑いが出る。

    『あははは♪してくれると思ったんだぁ♪』

    『摩弥も?私も思ってたとこ♪あははは♪』

    何を笑われているのか分からず、エリナは不満気に二人を見る。

    『あはは♪あー…ダメ。我慢出来ない♪エリナ、こっちおいで♪』


    ぷいっとアリサから顔をそらし、摩弥の影にかくれる。

    ふっとアリサに笑顔を向けると、摩弥はエリナの頬に指先を当てる。

    『エリナちゃん♪アリサの所なんか行きたくないよねー♪あたしの所にきなさいねー♪』

    きゅっと摩弥のドレスを掴み、小さく頷くエリナ。

    『えー!?何で摩弥なのー?ちょっとbPで綺麗だからって摩弥に行かなくてもいいじゃん』

    『綺麗で優しいからエリナは来るんですー♪オッサン相手に仕事してきた甲斐があるねー♪』

    (摩弥さんbPだったんだ…。楽しそうな人だし綺麗だから当たり前だよね…)
    急に上下関係の気持ちか浮かび、掴んでいたドレスを離して摩弥から距離を取る。

    服の重みが無くなり、ふとエリナの方を見る。

    『え?何その距離?!』

    微妙な距離を取られていた事に多少ショックを受けた摩弥。

    『やった♪エリナは変に真面目だからねー♪上下関係の距離を取っただけですよねー♪』


    むっとした顔でアリサを見る。しばらく考えていた摩弥の口が突然開いた。


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■11671 / ResNo.17)  CLUB ANGEL's ]Y
□投稿者/ A 一般♪(17回)-(2005/08/03(Wed) 06:03:29)
    『つか、アリサもbPじゃん。エリナちゃん♪あいつもbPだよ♪同じ店のbPと、他店のbPだったらー、どっちが気楽かな?♪』

    (え…。私そのbPさんに物凄くなれなれしくしてたんですけど…。ヤバくないですか?)

    ぎりぎりになるまで二人と距離を取るエリナ。二人ともエリナに対して好意剥き出しの分、どちらにもいけないでいた。

    『ほら困っちゃったじゃん↓わざわざソレ言わなかったのに↓』

    デコピンの要領で摩弥の頭を何度もぺしぺしと叩くアリサ。

    『痛っ、やめてよぉ。大事な身体に傷付けないで♪』
    『うるさい、エリナ困らせたお仕置きだもん。』


    『あはは♪ごめんね♪あ、アリサあんなんだけどよろしく♪』

    「はぁ…。こちらこそ。」
    困惑した表情を浮かべ、摩弥に頭を下げた。

    『もぉ!帰るなら早く行きなよ!』

    照れ臭そうに摩弥を席から立たせる。

    『分かったって、アリサもたまにはお母さん所来なよ♪』

    (へ!?摩弥さんとアリサさんって…姉妹??)

    『分かったよ!分かった。早く行って』

    摩弥は会計をせずにそのまま扉を開けて出ていった。
    がっくりとうなだれるアリサの姿が妙に可愛く見える。
    「お姉さんだったんですね…。」

    むーっと摩弥と同じような顔でふてくされるアリサ。そのままソファに身体を倒してエリナの膝に頭を乗せた。

    「…何してるんです。」

    『………膝枕?』

    「膝枕?じゃなくて…。こんな所で寝ないで下さい」
    『…………赤に行こう』

    急に頭を上げてエリナの手を引っ張っていく。
    行き先が分からずに手を引かれているため、エリナの体はふらふらと右往左往しながらアリサについていった。

    『入って』


    エリナの了解を得る前にアリサは背中を押して強引に部屋の中に入れる。

    エリナの目は、ラブホさながらの設備が整った部屋が映し出されていた。

    「なんなんですかコレ?」
    振り向くと同時にアリサの腕に包まれ、そのままベッドに押し倒された。

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■11672 / ResNo.18)  Aさん
□投稿者/ さゃ 一般♪(2回)-(2005/08/03(Wed) 08:40:53)
    続きが楽しみです♪
    頑張ってください♪

    (携帯)
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■11692 / ResNo.19)  CLUB ANGEL's ]Z
□投稿者/ A 一般♪(18回)-(2005/08/03(Wed) 22:43:19)
    ふわっとしたアリサの香水の匂いが鼻をくすぐる。

    倒れたままエリナに抱きついて動かないアリサ。

    (どうしたんだろ…。アリサさん、何か辛そう…)

    原因が分からず、アリサに何もしてやる事が出来ないエリナは、黙ってアリサの頭を撫でてやった。


    ピクっと肩を揺らしたアリサだが、安心したようにエリナの胸に顔をうずめた。

    きゅん…とエリナの心が高鳴る。
    アリサの小さな頭を包み込み、自分の頬を擦り寄せた

    「アリサさん辛いなら控え室…行った方がいいですよ。薬もあるし…」

    体を起こそうと身をよじらせる。しかしアリサの腕が上からエリナを押さえ付けた。

    「アリサさん…」

    『私はエリナと二人でいたいの!』

    悲痛な声に聞こえた。思わず体を起こす力を弱めてしまう。

    「……私は仕事あるんで」
    アリサへの気持ちがはっきりしていない。だからと言ってこんな言い方で突き放してしまう自分にエリナは嫌気がさした。     

    『ごめ……、そうだよね…こんな所入れてごめん…』

    涙の交じった声がエリナの気持ちを揺るがす。
    アリサの力は緩み、スルリと部屋から出ていったエリナを追い掛けては行かなかった。         



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