ビアンエッセイ♪

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■16817 / ResNo.20)  誘惑B色香
  
□投稿者/ 映美 一般♪(39回)-(2006/10/11(Wed) 03:23:32)
    2006/10/11(Wed) 03:24:15 編集(投稿者)



    『そっか〜 失恋で傷心中・・・。 
    じゃあ僕と同じだね しばらく恋はしたくないっていうのも・・・』


    トオルはグラスのウオッカを飲み干す


    『でもね、僕はエミさんに今夜会って・・・。 
    しばらく恋しない・・・の決心は揺らいじゃったけどね』


    『トオルさん 上手いのね・・・』今度は笑顔で見つめ返した


    『エミさんは、色っぽいね とても・・・』


    トオルは、真剣な目を燻らすタバコの煙に泳がせる


    『えっ セクシーってことですか?そんな〜私なんか・・・』
     

    『いや、”セクシー”と”色っぽい”は違うよ・・僕の中ではね』


    『違うって?』


    『セクシーさは作れるよ・・・誰でもね。洋服だってメイクだってね 
    外面をセクシーに装うことはできる でも”色っぽい”は違う
    内面から出てくるものだよ 誰もがもっているもんじゃないさ 』


    『エミさんが店に入ってきたとき、僕は一瞬にして心奪われたよ
     もちろん その色気にね・・・ 』


    どんどん甘い言葉を吐き出す・・・トオルは酔ってるのかもしれない
    そして私も酔っているのかもしれない・・・軽いめまいがした

    カクテルよりその言葉たちに・・・私は酔ってしまいそうだった


    『ちょっと、すみません 化粧室へいってきますね・・・』


    席を立つと、そんな私に亜紀子が気づいたのか
    あとを追うように席を立ち化粧室に入ってくる


    『ねっ、ねっ エミ〜どう〜♪話し弾んでる?』


    『ねえ 亜紀子 そろそろ私、帰りたいんだけど・・・』


    『まだ、早いじゃん〜、なんかお腹すいたしさ 向かいのビルの居酒屋に
    移動しよっかてシンジが言ってるの 行こうよ〜飲みなおそう エミ〜♪』


    『それか、トオルくんとふたりでここでまだいる?』


    亜紀子はVサインをしておどけてみせる


    『私、もう帰るってば〜 寄りたいところもあるの・・』


    『え〜こんな時間にどこ寄るのよ?それにそんな赤い顔でひとりで
    ウロウロしてたら危険よ〜エミ〜』


    頬に手をあてる 鏡に映った顔はたしかに、ほんのり赤い・・・


    なんだか 鏡を見てたらひとりで帰るのも空しくなった私 
    結局まだ亜紀子たちと付き合うことになった…


    (今夜だけいいか・・・トオルとは音楽の話でもすればいいしね)


    地下にあるバーの細い階段を 亜紀子たちと順に縦に並んで
    出口目指して登っていたとき 店に下りてく人影が見えた…
    壁側により通路をあけてその人と交わす空間をつくった…

    『すみません』そう言いながら降りてくる人影が近づいたとき
    私は、息が止まりそうになった…


    その人影・・・それは ルナだった…

引用返信/返信 削除キー/
■16818 / ResNo.21)  昴さんへ^^
□投稿者/ 映美 一般♪(40回)-(2006/10/11(Wed) 03:25:29)
    2006/10/11(Wed) 03:42:11 編集(投稿者)


    こちらに誘導してしまいましたね すみません^^

    昴さんは 今頃・・・
    夢の中に誘導されていることでしょうね・・・

    まだ咳もひどいようですね
    あまり無理なさらないくださいね


    物語のご感想有難うございます^^

    トオルはたしかに私のタイプではありません
    ・・・っていうか男性ですし・・・問題外です(笑)

    これからトオルとエミはまだ絡む場面あります
    ですが・・・誘惑されることは絶対ありません^^

    物語とひとりごとをつらつら書いていたら
    こんな時間になってしまいました^^;
    そろそろ寝ます・・・^^;

    昴さん

    私も頑張れとは・・・何を(笑)?

    きっと 物語を書くことですね

    ハイ・・・
    昴様に支えていただいていますので頑張りますね(^^)


                       映美

引用返信/返信 削除キー/
■16828 / ResNo.22)  エミちゃんと映美ちゃん☆は同じ??
□投稿者/ 百歌咲蘭 一般♪(5回)-(2006/10/11(Wed) 21:16:06)
    えみちゃん予告に激しく期待 しちゃう(*~ρ~*)

    これから激しく絡むなんて〜〜〜はぁはぁ(勝手に妄想女)
    おまけにエミがそんな色っぽい女だとと聞いた夜には
    もう〜〜たまらんぜぃ〜〜 どこでも押し倒したくなるぜ〜〜!
    あんたが押し倒してどーすんのって ハイ!すんませーん
    セクシーも色っぽいも、私は大好きだけどね(*^o^*)♪


    えへん!ちょっとまじめにコメントをします
    いわなかったけど(誰もきいてないちゅうーに)
    昔、えみという名の好きな子がいたんだ、振れたけどさ(;_ _;)
    だからエミという名前にについ反応しちゃうんだなぁvv
    わかってる 君がえみではないことは(当たり前だ)
    でも、君のドラマはいいよ 最後までかいてほしい
    うん、応援してるからさp( ^ 0 ^ )q がんばれ!

引用返信/返信 削除キー/
■16851 / ResNo.23)  誘惑C彼女 
□投稿者/ 映美 一般♪(43回)-(2006/10/13(Fri) 00:30:19)
    2006/10/13(Fri) 00:37:55 編集(投稿者)




    ――ルナがすぐ横をすり抜けて降りていく


    途中・・・トオルとルナの目線が合った《気がした》


    気まずい様子でお互い目を逸らした《・・ように一瞬見えた》


    《・・・それは私の気のせいなんだろうか?》


    トオルの背に隠れてか、暗くてわからなかったのか 
    ルナは私には気づかず階段を降り店に入っていった


    突然のことで、ルナに声をかけることができなかった


    BARを出ると 外の空気が火照った頬に心地好い
    私は店の前で足がとまり動けなかった


    前を歩くトオルが気づきふり向く


    『エミさん 大丈夫?気分でも悪い?』


    『エミ 大丈夫?』亜紀子もシンジもふり向く


    私は、はっと気づいた
     ルナに逢ったんだ・・・ルナがこの店にいる
     

    《そうだ・・・訊かなきゃ 謝らなきゃ・・・》


    『ねっ 亜紀子 先行ってて・・・ 私、忘れ物したかもしれない
    ちょっと 店戻って見てくるね 』


    『一緒にいってあげようか?』トオルが言う


    『ううん 大丈夫^^; すぐ戻ります 』


    3人が向かいのビルに歩き出すのを見届けると
    いま出てきた店の階段をドキドキしながら降りた

     
    《確かルナはひとりだった 待ち合わせかな・・・》


    ドアを開けると、懐かしい“LOVE SONG”が流れていた


    マスターは、私を見ると おやっとした顔を一瞬したが 
    なにも言わず”いらっしゃい”と笑顔で迎えた


    その声でカウンターに座っていた ルナが私に目を向けた


    胸をおさえながら ルナの座るカウンターに近づく


    バックで流れる “LOVE SONG”にルナの声が重なる


    『エミさん?・・・だよね』


    あの雨の日カフェで言葉を交わしたルナの瞳が、目の前にあった


    『ルナさん 私・・・ごめんなさい・・・』


    『えっ なに? 突然 謝られても〜 困るんだけど(苦笑)』


    『わたし、ルナさんに番号書いてもらった【栞】を失くしちゃったんです;;』


    ルナは目線を灰皿に落すと


    『そっかぁ〜 だから 待てど連絡こないわけだったんだ・・(苦笑)』


    『ごめんなさい わたしったら・・・』


    『ううん いいの 私もエミさんに連絡先訊いておけばよかった
    ってあとから思ったの・・・。 そうだ いま教えてくれる? 』


    ルナが携帯を取り出す・・・


    『そもそも、紙に書いたのが間違いね(苦笑)
    私が、エミさんにかけるから番号言ってくれる?・・・』


    私の番号を打ち込むルナの指先を見つめる


    『ハイ オッケー(笑)これで失くすことないね』


    そのとき私の携帯の着信音が鳴った・・・


    ルナが今入れた番号からだと思って出ると それは亜紀子からだった


    『エミ〜遅いよ〜! 忘れものあったの?』


    『ごめん〜 今から 行くから待ってて』


    『今、トオルくんが心配してそっちに迎えにいったよ〜』


    え、トオルがここに・・・それは困る(汗)
    ルナにへんな誤解されたくないし、早く店出なきゃ・・


    慌てた様子の私をみてルナが微笑んで訊く


    『もしかしてデート?待ち合わせ?』


    『いえ、ち、ちがいます・・ともだちです。
    待ち合わせしてて あのごめんなさい 私、行かないと・・』


    『じゃあ またゆっくりお話しましょう』


    このままずっといたかった
    ここでルナの黒い瞳に誘惑されたかった・・・。


    ひとりカウンターでグラスを持つルナが気になった


    『あの、ルナさんはお一人?』


    『ううん、待ち合わせよ・・・』


    ルナのタバコを持つ指先を見つめる
    (わたしったらどうして目がいくんだろう・・)


    『あ、そうですか?もしかして彼氏とか?』


    『ううん 彼女・・・』


    タバコの火をもみ消しながらルナが笑って答えた・・・





引用返信/返信 削除キー/
■16852 / ResNo.24)  映美さん♪
□投稿者/ 昴 ベテラン(236回)-(2006/10/13(Fri) 00:56:34)
    うーんトオルめ

    いいところで邪魔して


    でも番号をルナに渡せたから…

    いいかな




    映美さんに「頑張って」は

    もちろん執筆活動ですが…


    他にも頑張ることがあるなら

    昴は心から応援しますよ(笑)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16859 / ResNo.25)  昴さんへ^^ 
□投稿者/ 映美 一般♪(45回)-(2006/10/13(Fri) 01:41:26)
    昴さんへ

    いち早いご感想とコメント
    ありがとうございます^^

    誰よりも 私の作品を一番に見ていただいてる 昴さん^^
    本当に嬉しく思っていますm(__)m

    あなたのいつもかけてくれるお言葉のひとつひとつが
    糧になり書くパワーをいただいています^^

    他に頑張ることですか・・・
    たくさんありすぎて あれもこれもと
    応援のおねだりを昴さんにしちゃうかも(笑)
        ↑
    すみません・・・冗談です^^

    秋の夜長・・・
    風邪をこじらせないようにしてくださいね


                      映美

引用返信/返信 削除キー/
■16860 / ResNo.26)  百歌咲蘭さんへ^^ 
□投稿者/ 映美 一般♪(46回)-(2006/10/13(Fri) 01:56:20)
    百歌咲蘭さん

    いつも励ましのお言葉ありがとうございますm(__)m

    はい、私は、確かに咲蘭さんの大好きだった
    えみさんではありません・・・
    ごめんなさい えみさんじゃなくて・・・(笑)

    でも、こうしてひょんなきっかけで目に留まって
    わたくしの拙い^^;ドラマを見ていただいたこと
    とても幸せに思います^^

    えみちゃん予告の件ですが(笑)

    どこででも押倒すという咲蘭さんのお言葉
    物語で出てきますよ・・・ お楽しみに♪
    わたしも結構そういうの好きかも(*^_^*)


    エミと映美は同じ?というご質問ですね?

    え〜と、100%ではありませんが
    70%くらいわたしです^^
    (何の割合なのか意味不明ですね・・・)

    只、このルナとエミのStoryは創作です・・・
    ・・・・・が 実話もすこ〜し織り込んでいます
    それがどの部分かは・・・内緒ですが(意味深 笑)

    これからも見守っていてくださいね
    暖かいお言葉に感謝いたしますm(__)m



                     映美

引用返信/返信 削除キー/
■16883 / ResNo.27)  誘惑D“知りたい”
□投稿者/ 映美 一般♪(47回)-(2006/10/15(Sun) 00:03:56)

    『彼女』と待ち合わせ


    ルナの言葉に 私のすべての動きが一瞬にしてとまった


    《彼女って?》


    『ウフフッ・・・エミさんって わかりやすいひとね
    もしかしたら(笑)酔ってる? 顔赤いわよ・・・』


    ルナが、凍った表情の私の頬に触れた その手はひんやり冷たかった。


    その時、BARの入り口のドアからトオルが顔だけ覗かせた


    『エミさん?』 


    私とルナを視界に捉えると驚いた顔をし中には入らず声をかける



    『エミさん 僕、外で待ってるね』



    ルナの方に軽く会釈するとトオルはドアの向こうに消えた


    ルナの横顔を見ると さきほどの笑みはなかった
    このとき二人の間に漂った、ただならぬ空気を感じた


    ルナは取り出したタバコにスリムなお洒落なライターで火をつけた


    『エミさんの彼?』


    『いえ 違います! 彼は 彼氏ではなく、え〜とお友達・・・といっても
     今日、会ったばかりで・・・その・・・友達の彼の友達で・・・(汗)』


    言葉がもつれて 何をいってるのか自分でもわからなかった


    ふたつの出来事で 頭の中がパニックになっていた



    ルナの口から出た“彼女と待ち合わせ”
    ルナとトオルの不自然な視線の弾きあい


    なにから訊いていいのかわからない
    ・・・けどなにか言わなきゃと思った


    『あの・・・ルナさん・・・?』



    『早く行ってあげなきゃ ほら〜彼 待ってるんでしょう?』


    ルナは質問を、避けるように私を諭した


    『エミさん 近いうちに電話しますね・・・今日は逢えてよかった・・・』


    ルナの表情に、これ以上ここには居ないでと・・・読み取れた


    『わかりました。 じゃあ、お電話待ってます・・・』


    重い足取りで、ドアに向かった


    階段を登るとトオルが待っていた…



    『エミさん 酔ってる?』



    トオルが歩きながら訊く


    『いいえ、もう醒めちゃったみたい・・・。大丈夫です』


    『エミさん、話したいことあるんだけど・・ちょっといいかな?』


    『えっ、でも、亜紀子たちが待ってるでしょう?』


    『シンジと亜紀子さんには、言ってきたから 大丈夫だよ』


    (あ、もしかして、これって亜紀子たちが仕組んだ作戦?!) 


    二人きりは抵抗あるけど、トオルには訊きたいことがあった
    (それはルナとトオルのさっきの気まずい雰囲気の理由 )


    亜紀子たちの前だとそんな話もできないし訊けないし・・・


    『ねぇ トオルさん お酒はもういいから、私、コーヒーが飲みたい・・・』


    『わかった え〜と じゃあ、あそこ行こうか』 


    ビルの角の先に見えるカフェの看板をトオルが指差した


    歩きながら・・・私には“知りたい”ことがもう1つ頭の中で渦巻いていた


    《待ち合わせの相手は“彼女”》さらりと答えた ルナの言葉

    その“彼女”の意味が気になる どんな関係?

    その“彼女”は彼女でルナの恋人?(もしそうなら ショック・・・)

    その“彼女”はただの女友達を指してるのかもしれない


    信号が青になり ぼんやりしてた私を促すようにトオルが
    肩に手をまわそうとした・・・

    私は、さりげなくその手をかわした


引用返信/返信 削除キー/
■16890 / ResNo.28)  誘惑E"重なる手”
□投稿者/ 映美 一般♪(48回)-(2006/10/15(Sun) 02:46:38)

    カフェオレにトオルはシュガーを、たっぷり入れた


    『トオルさんって 甘党なんですか?なんか意外〜(笑)』


    トオルは前髪を軽くかきあげながら、笑った


    『そ〜、みんなに言われますよ』


    トオルがタバコに火を点けたのを見て尋ねた


    『あの〜トオルさん?』 『あのさ、エミさん?』


    ふたり同時に話しかけてた・・・


    『あはっ トオルさん先にどうぞ〜』


    『いや、エミさんから、どうぞ〜(苦笑)』


    『さっきのBARで私と話してた女性のこと知ってるんですか?』


    『あぁ 知ってるよ』


    トオルのタバコの煙を私はみつめた


    『僕達のバンドで、前に、キーボード担当の女の子がいたんだけど
    彼女はたしかその子の友達だよ 何回かライブ来てたかな・・・? 』


    本当にそれだけなのだろうか?
    その程度の知り合いならば、気軽に声をかけるんじゃないだろうか?


    《・・・今度ルナに会った時に訊いてみよう》


    『エミさんと彼女はどんな知り合い?』トオルが訊く


    ルナとの出逢いの経緯をトオルに詳しく話すのは躊躇った


    『あ、あの友人の友人で・・・まだ会うの2度目なんですが・・・』


    『2度目? そっか・・・』


    ・・・しばらく沈黙があった


    それ以上トオルはルナのことを訊かなかった


    『あ、エミさん 僕ね、曲も書いてるんだ・・・』


    『エミさんに今夜会って、なんだかいい詞が浮かんできてさ
     ・・・そのうち曲 出来たら聴いてもらいたいな〜 いい?』


    それから、トオルが得意そうに音楽談義を始めた・・・。
    私は笑って適当に頷きながら・・・心の中でルナを想っていた


    今頃ルナは、”彼女”と会ってるんだろう・・・。
    胸がざわめく・・・


    《逢いたい・・・。ルナに逢いたい・・・。》


    酔いが醒めた頬を両手で覆った
    無意識にルナが触れた頬の辺りを指先で探した・・・。



    ・・・頬に"重なる手"の感触を感じた



    トオルの手だった



    『エミさん・・・やっぱり僕じゃ駄目かな?』



    トオルの視線がまじかにあった・・・。


    『トオルさん さっき 言ったでしょう〜
    私、失恋して傷心中だから恋はお預けなの・・・って(苦笑)』


    触れてたトオルの手をゆっくりテーブルにおいた・・・


    『じゃあ、エミさんの傷が癒えるような曲を書いてくるよ
    それからエミさんをもう一度誘惑する?いい?』



    『ええ、いいわよ〜できるものなら・・・(笑)
    でもね1曲くらいでは癒えないかもしれないわよ(苦笑)』



    『何曲でも書いてみせるさ・・・』



    トオルが涼しい目でみつめた



    《・・・ルナでないと駄目なの・・・ルナでいっぱいなの・・》



    私は心の中でそう呟き トオルの涼しい瞳を弾いた



引用返信/返信 削除キー/
■16925 / ResNo.29)  “転送 ラブソング” 
□投稿者/ 映美 ちょと常連(51回)-(2006/10/16(Mon) 15:32:55)
    2006/10/16(Mon) 18:05:26 編集(投稿者)





    日曜日の朝・・・


    枕もとの携帯のメロディで起こされた


    亜紀子からのメールだった
    ・・・まったく いつも朝早いんだから(苦笑)


    おはよ〜 エミ〜!こちら恋の宅急便でーす(笑)
    トオルくんからエミに贈るってさ〜。
    明日 会社で見せようって思ったんだけどさ
    【至急】って書いてるんだもん(笑)
    シンジから・・・私・・・そんでエミに転送だよん

    なんでメルアド教えてあげないのよ〜まったく!
    でもさ、この転送作戦は、私達にも見てもらう様
    にというトオルくんの作戦よね ♪

    もう〜“ラブソングの転送”なんかしたくないよわよ
    でも かなりエミにぞっこんだね どうするエミ〜?(笑)



    エミさんへ

    とりあえず まず1曲贈るね
    一日も早く、つぎの恋ができるように・・・。
         
     【つれない君に】
      
    この静寂の夜の闇の中 
        君を連れ出したいんだ

    つれない素振りの君 
       僕に泳がない かたくななその瞳 

    わかってるさ 僕を見ていないこと
       何度も 僕の腕をすり抜ける君
     
    いまは いいさ 
       夢の中 僕の腕の中に君はいるから

    今夜は最高の月 
         その瞳に映してあげるよ

    今夜だけ 
       僕に肩を預けてくれないか

    今夜だけ 
      このメロディに耳を傾けてくれないか 

    僕の心をこのメロディにのせて


    君の破れたハートを修復したいのさ


    ※♪曲未完成※ 


    P:S アドレス聞くの忘れてたよ 教えてね♪ 

                      トオル



    そうね・・・これで落ちない女いないよね(苦笑)

    でも まず1曲って?
    『何曲だって書くさ』って言ってたトオル

    トオルは本気なのか・・・


    ごめんなさい・・・何曲贈られても・・・


    私は落ちないからね・・・。


    携帯を閉じたと・・・同時にまた着信音が鳴った


    点滅し映し出される11桁の数字


    それは・・・ルナの番号だった


引用返信/返信 削除キー/

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