ビアンエッセイ♪

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■19499 / ResNo.40)  オムライス!
  
□投稿者/ アイズ 一般♪(7回)-(2007/07/18(Wed) 21:36:07)
    「あのふわふわで、煮え切れてない卵を崩してデミグラスソースと一緒に食べるのがいいんだよ〜♪そう思わないか??」
    そういって目をキラキラしながら訴えたら
    『チハルさんって子供なんですね』
    と、視線は本に向けたまま、スッパリ切られた。永久凍土のごとく
    たかだか3歳くらいしか変わらない、大人になりきれてない子供に

    それでも食いついて、甘えてみる。
    「え〜だってさ、駅前のレストランかなり評判なんだよ。な〜ミサキ行ってみようよ〜」

    観念したミサキの顔は可愛い
    『しょうがないっすね、行きますか♪』
    そういって私だけに微笑む姿に私は心を鷲掴みにされる。

    これから夏休み。一番近くで一緒にいられる最後の

    夏は楽しくなくっちゃ!ね!



    お次は「パワーストーン」
引用返信/返信 削除キー/
■19514 / ResNo.41)  パワーストーン
□投稿者/ C 一般♪(1回)-(2007/07/22(Sun) 10:30:08)

    どんなにちんけなプレゼントも

    屈託のない

    恥ずかしさまじりの笑顔で

    ありがとう と

    はしゃいで喜んでモジモジして

    そこら辺に落ちている石ころでさえ

    君は宝石に変えてしまうだろう。


    いつか一緒に見た

    あのパワーストーンのピアスを

    君にプレゼントしようと思ってる。

    プレゼントにたいした理由はないけど

    似合うと思って。


    君にパワーストーンをあげたって

    君の持つ想いの前では効力がないような気がするよ

    だからただの石ころと変わらないけど

    君によく似合うから


    次は「低温」で。

    (携帯)
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■19516 / ResNo.42)  低温
□投稿者/ M 一般♪(1回)-(2007/07/23(Mon) 00:28:33)
    当たり前のように浮気をする人間は、
    悲しいかな本命の浮気に気付かない事が多い。


    そしてその事実を知った際大半が、自分を棚に上げて相手を責め立てるだろう。


    なぜなら─




    罪悪感も背徳心も、
    止められない甘美さも。良く知ってるから。



    「どうして!」



    思っていたよりも、
    大きな声が出る。



    「…ごめんね。」



    見慣れたアキの顔が歪む。


    ダメ。
    絶対ダメ。




    私は“こんなに”愛しているんだから…。




    無意識の内に、
    両手が伸びていく。


    「なんで…?」


    アキの首に食い込む私の指。メリメリと肉を締め付ける感触がした。



    「あ………ぐ……」



    白い顔がさらに歪み、見開いた目がまるで蛙みたいに…。




    ほどなくして、
    アキの体は力なくダラリと伸びた。




    「………はぁ、はぁ。」




    ゴトリ─


    手を離した瞬間、アキの頭が床に打ち付けられる。


    はぁ、はぁ、はぁ。



    アキの体に触れる。




    「ひぃっ!!」




    もう既に冷たかった。








    ─おーい。





    「起きてーもうお昼だよー」



    ─は。



    見慣れた天井。
    覗き込む顔は、




    「あ………夢。」




    死んだはずのアキ。




    「勝手に入っちゃった。…随分うなされてたよ」


    優しい彼女。
    大好きな彼女。


    安堵して手を伸ばそうとすると、


    「はい、起きて」


    スルリと抜けてアキはキッチンへと向かった。



    「いやー激しい夢だったー…」




    「どんな夢?」




    「んーアキが浮気して私が逆上する夢なんだけどね、ありえないよねー」


    アキに限ってそんな事、ねぇ?


    ポリポリと頭を掻いてトイレに入ろうと、


    アキの背後を通る。






    ブス─






    …………え。





    「知らないとでも、思ったの?」




    あ、





    「浮気。残念でした」





    腹部に不自然に存在する包丁を見る。






    っつ……。




    浮気?




    そりゃ、




    ま、




    してたけど。




    意識と同時に遠ざかって行く足音。



    「………アキ」



    ドアに手をかけたアキがこちらを振り返る。




    とてもとても冷たい笑顔で一度笑って。





    バタン─









    彼女は消えた。




    Next.「新宿」




    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19529 / ResNo.43)  新宿
□投稿者/ ハッカ 一般♪(1回)-(2007/07/26(Thu) 23:05:58)
    2007/07/26(Thu) 23:16:47 編集(投稿者)

    「ぇ〜…もういっちゃうのぉ?」




    そう、モウイッチャウノ。




    あ、




    セクシャルな話題じゃないでスよ?(笑)




    シーツの海から陸にあがった人魚が王子?



    鏡を見るとキャッチのような自分に眩暈がする





    腰にまとわりつく腕を解いて




    「悪ィ、これから会議だからさ」




    なぁんて嘘も方便




    ただ夏の新宿から見上げる太陽はギラギラしすぎて




    死にそうになるため早々に退散




    ホントは









    そんな太陽に照らされると




    今までの自分を見透かされてるようで





    目を背けたくなるから


    (それは可視光線のせいではないと思う)





    初めて付き合った子も




    初めてのイベントも




    初めてのラブホも




    初めての浮気も




    初めての犯罪も











    新宿だったからだと思う






    その夜から逃げ出したくて体を重ねて





    朝、その虚しさを背負っていく





    「…しょっぱいなぁ」




    それは



    新宿の朝、きまって食べるお粥の味

    ………………………………NEXT→痣(あざ)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19530 / ResNo.44)  
□投稿者/ 金丸 大御所(396回)-(2007/07/27(Fri) 02:53:08)
    一年ぶりに逢った彼女の身体中に

    痣が点々と散らばっていた


    「お前それどうしたの」


    視線は身体中の痣に釘付け

    彼女の目も見ず静かに出た言葉



    青ざめた私の顔を見て

    彼女は笑った


    『貧血が酷いんだよ』

    「え?」

    『こないだも実習中に倒れて皆に迷惑かけちゃった』


    とても哀しそうに彼女は言った


    血液の濃度が薄くて代謝が悪くなるとこうなるのか…


    まくった腕を触りながら


    『やっぱ目立つよね…』


    彼女は呟いた


    そういえば
    こんな暑くて湿度が高いのに

    長袖だった


    「痩せたね」

    『食欲無くて全然食べれなくてね…』

    「…私の脂肪やるよ。」

    『あ〜脂肪はいらないや。』


    彼女が笑って

    私は少し安心した



    「それ…痛くないの?」

    『全然痛くないよ。ただ消えないだけ。』

    「あ〜…良かった…痛かったらものすごいしんどいだろうなって思ったさ。」

    『そりゃ悲惨だわ』


    笑ったあとに

    ボソッと


    『ありがとう』


    そう

    呟いた彼女



    「別にお礼言うことじゃないべや。」

    『心配してくれてるから。』

    「んなもんタダだしいいんだよ。」

    『でもさ…』

    「うっせ!このウスラバカ!」

    『ひゃぁ!ウスラバカって!ひどっ!』

    「バカだべ?否定できねぇべ?」

    『…できません…。』

    「ウスラバカが二人揃ったね。素敵。」



    耐えきれずに二人とも吹き出した





    きみの痣が

    痛くなくて良かったよ


    瞳の中できみが

    身体じゃない部分が痛いと泣いていて


    見つめていたら思わず
    ただ黙って抱き締めそうになった



    テーブルの下で
    かたく握り締めた掌



    きみは知るよしもなく
    心配させまいと振る舞った



    「ばぁーか。」

    『なっ!?ひどっ!なに?!』

    「なんとなく。」

    『えぇー…』

    「お前さぁ…」

    『え?な…なに?』

    「綺麗になったね」

    『えぇ?!ないないないない!』

    「あるあるあるある」

    『ありえな…「うるせぇ。黙れ。ありがとうって言えばいいんだよ」

    『あ…ありがとうございます…』

    「よし。」





    それから

    時間の許す限り喋り合った

    彼女は
    笑って
    泣きそうになって
    また笑って




    私は頷きながら

    こんな愛しい奴が居て
    私は幸せもんだな


    そう想いながら笑いかけた


    -END.

    next-『素肌』

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19533 / ResNo.45)  素肌
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(1回)-(2007/07/27(Fri) 22:29:08)
    「友達にちゃんと帰れたってメールした?」



    お互い、真っ白な素肌を合わせながら私は何気なく聞いてみる。



    「‥…うん。」
    「そっか。」




    息切れしそうな彼女、
    途切れそうな返答に少しずつ速度を増す。




    「ん…―。……じょ……できたってぇ…。」
    「ん?分かんないよ、ちゃんと言って。」




    もう、これ以上は無理だと手がお手上げしてしまう前に私は彼女は最後のフィナーレを誘ってあげようとしたときだった。





    「……ん―。彼女できたって。」




    ………。



    ゴールを迎えた彼女は素肌を私に押しつけた。






    「‥は?」
     




    差し伸べるべき腕はぶらりとたれ、
    彼女の腕が私の腰に回った。




    「いつ付き合ったのうちら?意味わからん。」



    まとわりついた素肌を振り払い、
    マイルドセブンを一本抜いてちんけなライターを灰皿から拾った。



    彼女はわけもわからず、私を見ていた。




    「付き合ってくれ…」
    「昨日、飲み屋であって今日付き合う?あほか。」




    煩わしい視線を嫌って、
    ソファーの背に顔を向けた。




    “友達狙いだったのに”




    服を手に取り着替えているのか、
    私はタバコをくわえながら目を閉じた。




    「サイテーねあんたって、死んじまえ。」




    去ってく姿を見ながら、肺から煙をだした。






    「アドレス送っといてね友達の。」




    さっきまで素肌を忍海もなく合わせていた二人なのに




    中指を立てて彼女は去っていった―。





    それは19才の夏のはじまりだったと思う―。




    ………………………………うまく書けなくてごめんなさい。


    NEXT,,,「保健室」


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19605 / ResNo.46)  保健室
□投稿者/ アイズ 一般♪(8回)-(2007/08/05(Sun) 12:28:21)
    白ベースに清潔感溢れるこの教室は私の憩いの場所
    年中部活人間が何を言ってるんだ!って思われるけど
    実際、今年から保健委員だし、顔出しても怪しまれないし
    夏はやっぱりクーラーが利くところを探さなきゃ!
    というのは建前
    本当は…気になる先輩がいるわけで
    構って欲しくて、いつもちょっかい出すと嫌な顔をする
    そんな、ちっちゃくて可愛い先輩
    これからも一緒にいましょうね〜先輩w

    ---------------------------------------------------------

    次は「嘘つき」
引用返信/返信 削除キー/
■19606 / ResNo.47)  『嘘つき』
□投稿者/ 昴 大御所(395回)-(2007/08/05(Sun) 16:00:32)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/


    貴女には隠し事をしたくない


    だけど…

    他人には話し難いこともある


    貴女には目を見て
    自分の声でちゃんと話したかった



    小さな誤解がいっぱいあったね

    誤解される度に必死に弁解ではなく説明をして

    誤解が解ける度に二人は強く結び付いた



    『優しい嘘をついてよ』

    『何もなかったって言ってよ』


    そう言われても

    不器用な私は

    隠すことも嘘をつくこともしなかった


    いつだって正攻法

    自分のまんまで


    恋の駆け引きなんて器用なことは出来ない


    こんな私を

    こんな私だから

    好きと言ってくれる貴女が

    誰よりも大切で…



    これからも嘘をつかないことを誓います


    貴女に…



    **********

    Next 『花火』

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19607 / ResNo.48)  花火
□投稿者/ 優貴 ちょと常連(95回)-(2007/08/05(Sun) 16:35:44)
    大切な君と見た


    あの夏の夜は


    今も忘れられない思い出







    あるグループの歌にこんな歌詞があったな…




    去年の夏の花火大会のとき…


    初めて手を握った


    どっちからでもなく


    自然と


    付き合ってまだ1ヶ月ちょいしかたっとらんかったっけ…


    二人で花火見ながら


    『綺麗やね…』


    なんて言って笑ってた。


    まるで二人を照らすかのように花火は光っとった。





    あれから1年たって


    またあの花火大会がある。


    今度は隣に君がいないけど


    夜空に咲く花火を見て


    君を思い出すよ。







    次は『金魚すくい』でお願いします。



    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■19612 / ResNo.49)  金魚すくい
□投稿者/ 惠 一般♪(1回)-(2007/08/05(Sun) 21:41:37)
    赤い金魚の中に二匹だけ黒の金魚がいた。
    「これあたしたちじゃん(*^_^*)ずっとくっついてるよ」

    そんな言葉にすくわずにはいられなくてやったけど…

    「けーちゃんへたっぴ…(-_-;)」といわれちゃった↓
    そんな彼女の手には二匹の黒い金魚。
    彼女の特技見つけたちょっぴり切ない夏休み(笑)



    駄文ですみません。
    次は「きれいだ」でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/

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