ビアンエッセイ♪

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■20416 / 親記事)  TIME ∞ LAG - V -
  
□投稿者/ Y 一般♪(20回)-(2007/12/17(Mon) 16:20:33)
    いやいや……


    来てしまいました
    part3…(o*。_。)o


    自分の予想を遥かに越えてしまい、収拾がつかない感じになってます(笑)


    ここまで来たら、まだまだ続けてやろうと思いますので、宜しくお願いします。。。


    Y

    (携帯)
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■20417 / ResNo.1)  あ〜たんサン♪
□投稿者/ Y 一般♪(21回)-(2007/12/17(Mon) 16:25:10)
    ご無沙汰してます☆

    またまたカキコありがとうございます( v^−゜)

    できるだけご期待に添える様な物語にしていきたいと思いますので、これからも応援宜しくお願いします!!

    (携帯)
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■20420 / ResNo.2)  NO TITLE
□投稿者/ れお 一般♪(1回)-(2007/12/19(Wed) 00:11:17)
    すみません…122と123が途中で切れているようで最後まで読めないのですが…。
    私だけでしょうか…。

    (携帯)
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■20441 / ResNo.3)  Yさんへ☆ミ
□投稿者/ あ〜たん 一般♪(2回)-(2008/01/02(Wed) 01:13:11)
    2008/01/03(Thu) 16:25:30 編集(投稿者)

    明けましておめでとうございます(*^o^*)
    昨年はYさんの作品に出会えて嬉しかったです。お忙しいとは思いますが、また更新頑張って下さいね☆

    (携帯)
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■20573 / ResNo.4)  NO TITLE
□投稿者/ いち 一般♪(1回)-(2008/02/16(Sat) 02:48:29)
    初めて書かせていただきます。偶然見つけたこの物語、めちゃめちゃ良いですね〜。で、ひとつお願いなんですが…ハッピーエンドで終わらせて欲しいデス颯とまなみがずっと幸せでいられますよぅに。続き待ってますね!

    (携帯)
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■20579 / ResNo.5)  お返事♪
□投稿者/ Y 一般♪(1回)-(2008/02/19(Tue) 05:07:04)
    れおサン♪

    すみませんm(T◇T;)m
    最初綴っていたのとは多少内容が変わってしまいましたが、122と123を編集しておきました♪


    あ〜たんサン♪
    明けましておめでとうございます(*・艸・*)
    そんな事言ってもらえて今年しょっぱなから幸せモンになれました!
    更新がまばらで申し訳ないですが…これからも宜しくお願いしますね☆


    いちサン♪
    初めまして!
    見つけて読んで下さってありがとうございます(≧∀≦)
    エンディングはまだ決めずに書いているので、正直どうなるか自分でも分かりません(笑)
    でも、悲しいだけのお話しにはしない様に頑張るつもりです☆
    良かったら最後までお付き合いください♪

    (携帯)
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■20580 / ResNo.6)  - 124 -
□投稿者/ Y 一般♪(2回)-(2008/02/19(Tue) 17:34:15)
    翌朝




    部員達とおはよう、と挨拶を交わす美帆の顔色は優れなかった。




    いつも通りストレッチをこなす私にもフラフラと走り寄ってきて




    力のない笑顔でおはようと笑い、ほどけかけていた私のバッシュの紐を結んでくれた。


    『はよ、ありがと。
    顔色悪いな…寝られへんかったんか?』


    ストレッチを続けながら
    美帆の顔も見ずにそう言うと


    「え…っ……ぅん。

    今日……言うつもりやけん色々考えよったら寝れんやった。。」


    『そか。

    ま…色々無理しなや?』


    そう言うと、奏音が私と美帆の名前を呼んで
    朝練の開始時刻である事を告げた。




    その日の朝練中
    3on3で美帆がシュートして着地したと同時に、貧血で倒れそうになった所を




    後にいた亜希が支えて2人で倒れ込み
    美帆が頭を打たずに済んだ分、亜希が右足を傷めてしまった。




    亜希を筆頭にマネージャー陣が2、3人寄ってきて、すぐに亜希の足に冷却スプレーをかけたりしたのだが




    どうやら傷めてしまったのはアキレス腱らしく、しばらく顔を苦痛に歪めて立てずにいた。




    美帆はまだ意識が朦朧としたまま床に倒れ込んでいる




    とりあえず2人を保健室に、と指示すると




    奏音ともう一人のマネージャーが亜希に肩を貸し
    美帆を残り2人のマネージャーで持ち上げようとするも、持ち上がらずで
    結局美帆は私がおぶって運んだ。




    保健室で足の処置をしながら先生が


    『とりあえずテーピングはしたから、このまま病院に行きなさい。』


    と、言う


    それは、すなわち
    インターハイ試合に出場できない事を意味していた。




    亜希は下を向いたまま少し黙って


    『颯。』


    と私の名前を静かに呼んだ。


    亜希の斜め後ろに立っていた私が返事をすると


    『今日任したけん…頼んだばい。』


    「……はい。

    どーにか決勝まで繋ぎますから。
    安心してそれまで休んどいて下さい。」


    がっくりと落ちた肩が
    小刻みに震えていた。


    その時
    怪我の連絡が行った亜希の親御さんが保健室に迎えに来た。


    亜希にそっくりな
    ボーイッシュでひょうきんな感じのお母さん


    『も〜…あんたは何でいつもこ〜怪我ばっかするかね〜……。
    もういい加減少しは落ち着きーよ!(笑)』




    (携帯)
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■20581 / ResNo.7)  - 125 -
□投稿者/ Y 一般♪(3回)-(2008/02/19(Tue) 18:33:56)
    座っている亜也を見下してそう言うと
    ふと目線を上げ、私に気付き


    『あらぁ〜お人形さんみたいやね〜♪
    初めまして、亜也の母です〜♪
    こいつ面食いやけん、食べられんように気-つけり-ね-!!(笑)』


    と、言って
    一人大声で笑っている。




    なんとなく




    この空気が読めないというか…
    端から読む気がないあたりが、自分の母にシンクロしなくもない。


    「ご挨拶が遅れてすみません。

    私は亜也先輩と同じバスケ部で、2年の櫻井 颯といいます。

    いつも亜也先輩にはお世話になってます。」


    と、挨拶すると
    亜也の母は一瞬キョトンとした後

    『亜也!!

    櫻井ちゃんのこの落ち着き用を見習いなさい!!

    あ〜お母さん恥ずかしか!
    ほらっ…行くばい!』


    と、自分より少し背の高い娘に肩を貸して
    保健室の出入り口に向かい




    最後にクルっと振り返り


    『じゃ〜ね〜櫻井ちゃん☆

    これからも亜也をよろしくね〜♪』


    と満面の笑みを浮かべて去って行った。




    …………圧巻




    まさかうちのおかんに似てる人がこんなに近くにおったなんて。




    今度会わせてみよ、うちのおかんと。




    さ、朝練戻って調子上げな…
    キャプテン不在の試合はなかなか際どいし。




    『あら、目覚めた?

    池田さんが助けてくれて、どうにか頭は打ってないみたいやけど…どっか痛い?』


    私も保健室を出ようとした時




    奥から先生の声が聞こえた。




    あ…せや
    美帆もおんねやった。




    ベットに近寄ると


    『颯ちん!』


    と、起き上がろうとする美帆


    私はその肩を支えて
    もう一度ゆっくり寝かせ


    「試合勝ってくるから、ちょっと寝とき。」


    そう言って
    布団をかけ、足のあたりをぽんぽんと叩いて体育館に戻ろうとすると


    『亜也先輩はどこ…っ……?』


    今にも泣きそうな声が背後から聞こえた。


    「念の為一応病院で診てもらってるけど、心配ないで。」


    それから
    私は自分にできる精一杯の笑顔で振り向き、今度は美帆の頭をぽんぽんと叩いて


    「ほな、朝練戻るわ。」


    と、小走りで保健室を出る




    何も考えないようにして精神を集中させる。




    いつもとは気合いが違うのを、自分でもひしひしと感じていた。




    さぁ、始めよか






    (携帯)
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■20582 / ResNo.8)  - 126 -
□投稿者/ Y 一般♪(4回)-(2008/02/19(Tue) 20:10:53)
    これまで自分の欲でしかなかったバスケを




    今は少なくとも
    亜也の為、美帆の為
    そして、私の帰りを待ってくれてるまなみの笑顔の為に




    必ずこの試合を勝ち抜く意欲に溢れていた。




    人に興味のなかった頃の私が見たら
    さぞ驚く事だろう




    なぜこうも変わった…いや、変われたのかは十分に理解しているつもりだ




    それは紛れもなく




    愛を知ったから。




    愛を教えてもらったから。




    ホイッスルの音とともに




    幼い頃から追いかけ続けてきたボールが高く上がる




    そのボールを掴み取り
    私は無心で戦った。




    試合終了のホイッスル音ではっと気が付くと




    奏音が泣きながら走り寄ってきた。


    『さくらぁ〜……。』


    あ-……あかんかったんかな。


    『ありがとう!

    本当にすごかった!!

    今日のさくらは怖い位すごかったよ!!

    こんなベスト4の試合見た事ないよ〜。。。』


    今の私が知りたい事はひとつ…


    「勝ったん?うちら。」


    肩にかけられたタオルでびしょ濡れになった髪を拭きながら問う


    『え…何言いよーと!?

    点数見てみーよ!』


    そう言って奏音の指が指した方向を見ると




    56―0




    目を疑った。




    どんな試合だったかは全く覚えていないけど




    とにかく




    私は約束を果たせたらしい。




    気が抜けると
    体にどっと疲れがきた




    そのまま床に寝転んで




    顔にタオルをかけ




    目を閉じて、ゆっくりと深呼吸をする。




    奏音が「ドリンク持ってくるね」と走っていく音が遠ざかると同時に




    激しい眠気に襲われて




    私は、その眠気に身を委ねた。




    目が覚めた時
    今度は私が保健室のベットにいて




    私を心配そうに覗き込む部員達の顔があった。




    そこには足の治療を終えて戻ってきたらしい亜也もいて


    『試合には間に合わんやったけど、話は嫌になる位皆に聞かされた!!

    さすがディゾンや〜!!
    決勝までには復活してみせるけん、もう一試合頼んだばい?』


    「おはようございます。」


    そう言って起き上がり、あくびをしながら大きくのびをすると


    『人の話聞いとるん!?(笑)』


    と頭を小突かれた。




    (携帯)
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■20583 / ResNo.9)  - 127 -
□投稿者/ Y 一般♪(5回)-(2008/02/20(Wed) 00:46:18)
    人の集中力というのは時として悍ましい




    らしい。




    確かにこんなに頭と体を酷使した事はなかったかもしれない。


    『ディゾン、お腹すいたやろ?

    ラーメンおごっちゃる♪』


    という亜也のお誘いを丁重にお断りして、私はまなみの元へと急いだ。




    病院に着くと
    人工呼吸器も外れたという事で、また元の個室に移されていたまなみ。




    ノックをして入ると、ハラハラした面持ちで私を見つめるまなみ。




    そんなまなみに近寄って、頭を撫でながら


    「大丈夫です。

    勝ってきましたよ。」

    と微笑むと


    『知ってる。。

    颯がミラクルプレーしたって奏音が興奮しながらメールしてきたよ??

    あと、亜也の怪我と美帆の貧血の事も聞いて……

    で……颯が倒れたって聞いて、私いても立ってもおられんくなって………学校行こうとしたけどダメって言われて…っ。

    怖くて、不安で…

    私ヨワムシやねぇ。。

    でもっ…颯…っ…の顔見た…ら…っあ…安心……じだぁぁぁ〜。。』


    と言い切ると
    子供みたいに泣きじゃくるもんやから




    なんか…可愛いくて




    笑ってもた。




    「何を泣く事があるんですか。笑

    普段使わない頭を使いすぎて眠くなったんで寝ただけですから、心配いらないですよ?

    ほら、こっち向いて。」


    まなみのあごを持って顔を上げると、一瞬笑ったかと思えばまた顔をくちゃくちゃにしながら涙を流した。




    私はそんなまなみの涙を拭って




    体温を伝えるように、優しく優しくキスをした。




    やっと落ち着いたのか、一度唇を離したまなみが幸せそうに笑って




    もう一度
    自分からキスをしてきた。




    いつも思う事。




    スイッチが入った時のまなみのキスはエロい。




    舌の使い方はもちろん




    手の回し方




    息遣い




    合間合間で小さく漏れる声




    全てが私の第六感を刺激する。




    『先輩、待って。』


    「先輩じゃない…。」


    『まなみ、ちょっと待って。』


    「いや…。」


    どうしたんやろう




    今日のまなみは
    いつに増して熱い。




    『止まらんくなったらどないしてくれるんですか。』


    するとまなみが私の手をとって、自分の左胸に当てた。




    柔らかい感触のその奥でまなみの鼓動が激しく、早く動くのが分かった。

    (携帯)
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