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■2927 / inTopicNo.1)  秘密結社I.E.Q.
  
□投稿者/ 薫 付き人(51回)-(2006/04/02(Sun) 20:29:54)
    『ようこそ、I.E.Q.へ。』

    『お待ちしていました。さぁ、扉の向こうで、主人がお待ちしています。』




    『今宵の宴が今、始まります。』





    (携帯)
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■2928 / inTopicNo.2)  第一章
□投稿者/ 薫 付き人(52回)-(2006/04/02(Sun) 20:31:48)
     “ピンポーン”
    それはこのインターホンから始まった。
    一人暮らしを始めて、早二ヵ月。
    春の訪れを感じる、今日この頃。
    里山愛(さとやま・あい)と書かれたプレートがついたマンションの三階の部屋。いつもは、インターホンが鳴っても、居留守を使う愛が、今日はなぜか、扉を開いた。


    『はぁい。』


    『里山愛さんですか?』


    『そうですけどぉ。』


    『じゃあこちらに判子かサインお願いします。』


     どうやら郵便物が届いたらしい。
    愛は判子を押し、郵便物を受け取った。
    部屋に戻り、何かと思い、急いで開けた。
     正方形のこじんまりとした箱が見えた。
    中を開けると一枚の紙と招待券が入っていた。
     

    『何これー?』


    愛はおそる、おそる紙を見る。
    紙にはこう書かれていた。

    “幸運なあなたへ”
    この用紙に目を通された貴女はとても幸せな方です。
    当社が何故、貴女にこの招待券を送付したかと、言いますと、この度、我が社で行なわれます、月一イベントにご参加して頂きたくお送りさせて頂きました。

    我が社の方針は、日頃現代社会で疲れている貴女を含めた方々に、心を開放してもらう為に安らぎや癒しなどを常に提供する事です。
     日頃、貴女が人には言えないような、悩みなどは全て当社にお任せください。興味が湧きましたら、下記の番号にお電話か、当社宛てに一報下さると嬉しいです。
    それではいい返事お待ちしております。

    担当・山部勇一。





    (携帯)
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■2929 / inTopicNo.3)  第一章・2
□投稿者/ 薫 付き人(53回)-(2006/04/02(Sun) 20:36:11)
     愛は、またどこかの会社が手の込んだ勧誘をしているのだろう、と思い用紙と招待券を箱にしまい、部屋の片隅に放置した。
    この箱が、これから愛に快楽と欲望の雨を降らす事など知らずに。


     それから一週間したある日。
    友人の川岸峰子(かわぎし・みねこ)が愛の自宅を尋ねた。
    何でも、悩みがあって愛に相談しに来たらしい。


    『峰子が相談なんて、めずらしいわね?』


    『うん…。それがさぁ、この間部長にセクハラされてさぁ。』


     愛と峰子は同じ部所に配属された同期のOL。
    その部所に勤務する、部長は大のセクハラ好きで有名だった。
     しかし、上司という事もあってか、誰も通報しない。
     愛にはそれが不思議だった。

    『警察にいこうよ?セクハラなんて犯罪だよ!』


    『それはいや……。』


    『何で!?また皆と同じで黙って我慢するの?』


    友人の峰子がセクハラされたとあって、愛は声が強くなる。


    『だって…あたし部長に弱み握られてるの。他の子もそう。だから皆言えないの。。』


    『えっ!?そんな…。』


    愛は驚愕した。
    部長がそこまで頭が切れるなんて。
    これじゃあ、峰子は泣き寝入りするしか……。
    愛は自分が何もしてやれない無力さに憤りを感じた。 ふと、愛はこの間、届いた郵便物に目がいった。


    “ 日頃、貴女が人には言えないような、悩みなどは全て当社にお任せください。”


    一か八か。これに賭けるしかない。
    愛は傷ついた峰子に、この間の郵便物を見せた。
    少しでも、心が楽になれば、と親切心から勧めた。
     峰子もそれに同意し、招待券の入った郵便物を自宅に持ち帰った……。


    それから一ヵ月の間、峰子は会社にも出社せず、そして愛が連絡しても繋がらず、音信不通だった。
     何かあったのか、と思い、思い切って部長に問い詰めたが、部長の方も音信不通だったらしい。
     急に怖くなった愛は、もしかして、勧めたあの会社で何かあったのかもしれない!と思った。
     しかし、あの会社の番号や住所が記載された用紙は峰子が持っていて、愛は分からなかった。




    (携帯)
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■2930 / inTopicNo.4)  第二章
□投稿者/ 薫 付き人(54回)-(2006/04/02(Sun) 20:39:48)
    そして五月の半ばになった頃、愛の自宅には再び、あの郵便物が届いた。
     正方形の入れ物には招待券と用紙が。
     用紙にはこの間と同じ説明文が書かれていた。
    しかし、前回と違う点が一つあった。
    前回は入っていなかった、青い便箋。
    愛は唾を飲み込み、開いた。

    “里山愛様へ
    前回は里山様の大事なご友人を提供して下さりありがとうございます。
    今回は貴女にも月一イベントにご参加頂けますよう、心から願っております。”

    愛は『提供』の二文字が気になった。
    まるで、自分が峰子を商品として送ったような物言いに愛は怒りを感じた。


    『峰子を取り戻さなきゃ』

    愛は腹を決め、記載された番号に電話した。


    『もしもし、里山です。貴社に私の友人の川岸峰子が訪れたと思うのですが…。』


    『川岸峰子様ですね?はい、確かに先月ご入社頂きました。その節は当社を推薦して頂きありがとうございます。』


    『確かに、ここを紹介したけど、入社って。一体…貴社は何の会社なの?』


    『来て頂ければ分かりますよ。是非来て下さい。今月中に招待券をご持参の上、お越しください。』


    そう言って電話は切れた。外部に漏らせないような会社って。
    愛は気になり、翌日会社に向かう事にした。





    (携帯)
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■2931 / inTopicNo.5)  第二章 2
□投稿者/ 薫 付き人(55回)-(2006/04/02(Sun) 20:42:38)
     愛は普段通りに朝は自分の会社に向かった。
    何気なく仕事をこなしていると、掲示板の方に目がいった。
    愛は張り出された紙を見て唖然とした。


    川岸峰子 4月15日を以て退職。


    『はぁ!?退職?』


    つい、声がデカクなり、周りが愛を見る。
    愛は恥ずかしくなり、頭を少し下げ、部長に尋ねた。

    『川岸が退職って、誰から聞いたんですか?川岸は音信不通で…』


    『僕もよく、知らないが会社宛てに、辞表が届いたらしいんだ。社長も、辞表が郵送で来てびっくりしてたみたいだな。』


    『そうですか……。』


    愛はやはり、あの会社に確認しなければならなかった。
     自分のせいで、峰子をトラブルに巻き込んだのだから。





    (携帯)
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■2932 / inTopicNo.6)  第二章 3
□投稿者/ 薫 付き人(56回)-(2006/04/02(Sun) 20:44:07)
      午後八時、会社を後にし、タクシーに乗り込んだ。
    愛は手に汗を握りながら、運転手に行き先を告げた。徐々に近づいていく距離。 愛は場所を知らないのでいつまでもドキドキがつづいていた。
     到着したのは、50階はあるだろう、ビル。
    運転手にお金を払い、ビルの回転扉を通り、受け付け嬢に問う。


    『招待券届いたので、来たのですが…。』


    『はい、里山様ですね?ご連絡は聞いています。どうぞ、最上階の社長室まで、エレベーターで向かって下さい。社長がお待ちしておりますので。』


    可愛らしい受け付け嬢が、エレベーターを指差す。
    指示通り愛はエレベーターに向かった。
     エレベーターに乗り込もうとした時、この会社の人間が五六人入ってきた。
     現在時刻は午後九時。
    こんな夜に、皆残業?と愛は首を傾げた。
     そうこうしてる内に、人が徐々に降り、愛だけが最上階に辿り着いた。
     エレベーターの扉が開くと、一直線に、社長室が見えた。
    その扉の前に黒服の若い男が立っていた。
    いかにもボディガード風な感じだ。
      愛はその男に尋ねた。
    『社長室に入室してもよろしいですか?招待券ならありますよ?』


    『ようこそ、I.E.Q.へ。
    お待ちしていました。さぁ、扉の向こうで、主人がお待ちしています。』


    『主人?社長じゃないの?』


    『入れば分かります。さぁどうぞ。』


    男はにやり、と笑い扉を開けた。





    (携帯)
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■2933 / inTopicNo.7)  第三章
□投稿者/ 薫 付き人(57回)-(2006/04/02(Sun) 20:46:48)
     扉の向うには、大きなデスクに座る女性が見えた。女性は愛を見るなり、近づいた。


    『初めまして、I.E.Q.の社長を務めさせております、相沢春菜(あいざわ・はるな)と言います。里山さん、来てくれて嬉しいわ。』

    容姿は比較的美形で、スーツ姿がよく似合っていた。 愛は相沢に問う。


    『ここに、川岸峰子が入社しましたよね?』


    『ええ、里山さんのご紹介で。彼女、すっかりここが気に入って、入社したいって希望されてたわ。』


    『そうですか。川岸から音信不通になり、心配で見にきたのですが、この会社は何をしているんですか?こんな夜遅くまで、たくさんの人が働いていますね。』

    『うちの会社は、現代社会で疲れたお客さまを最高の癒しと快楽を提供するプレゼンターなの。』


    『具体的に言うと、川岸さんも含めた悩める小羊ちゃんに、愛を与えてあげるの。』


    意味が分からない。
    愛?小羊?何を目的にこんなデカイビルが?
    峰子が無事なのは分かったけど、転属するくらい、いい会社だったの?


    『口で言っても分からないと思うから実際に見て頂くわ。その方が分かりやすいでしょ?』


    そう言って相沢は大きなテレビ画面のスイッチを入れた。
    そこに映し出されたのは、各フロアの一室、一室全て映っていた。
    その部屋では、愛が今まで見たことがない、会社の風景だった。




    (携帯)
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■2934 / inTopicNo.8)  第三章 2
□投稿者/ 薫 付き人(58回)-(2006/04/02(Sun) 20:49:26)
    ピシッ、バシッ。
     鞭が飛びかう音がスピーカーから流れる。
    また、ある部屋では、赤ちゃんプレイを行なっていたり、まるで、ここは淫乱な風俗店のようだった。
     
    『これは…』


    愛は言葉を失った。
    社長は構わず話始めた。


    『ここで、皆癒されたり、快楽を得て、明日への活力を補給している人がたくさんいる。
    普通の風俗店なんかより、うちは格段にレベルの高い癒しの空間よ。
    しかも、女性限定を対象にしたね。
    社員の中には男性もいるけど、あれは運営において、必要な人材だから。気にしないで。
    里山さん、貴女も色々疲れがたまっていそうね?私が直々に癒してあげるわ。』

     相沢はそう言いながら、奥の扉を開けた。
    扉の奥にはダブルベッドが置かれていた。
     
    『ちなみに、この会社、表向きは安眠布団を制作しているのよ。このビルの地下に工場があってね。』


    相沢は愛を見つめながら、愛のスーツの上着を脱がせていった。


    『えっ…ちょっと!何するの?』


    『いいから黙ってなさい。』


     突然の命令口調に愛は息を飲んだ。
    初めて会った、女性に犯されそうになるなんて……。この会社も人間も皆、何かがおかしい。
    愛は急に恐怖感を覚えた。 しかし、その恐怖はすぐに快楽へと変わっていった。

    『ひゃあぁん。』


     愛の勢いのある喘ぎ声に相沢は口元を上げて笑う。すかさず、相沢は先程責めた乳首を舐める。


    『気持ちいいでしょ?』


     相沢の問いに答える余裕すらなく、肩で息をしていた。
    愛は体中が熱くなるのを感じていた。
    もう、何もかもが、よくなっていく。
     愛の目に映るのは、妖しい雰囲気を持つ女社長が、愛をその細い指で責め立てる姿だった。




    (携帯)
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■2935 / inTopicNo.9)  第三章 3
□投稿者/ 薫 付き人(59回)-(2006/04/02(Sun) 20:50:58)
    『気持ちいい…あっ、あぁぁん。』


    愛の奏でる歌を聴きながら相沢はスーツのスカートを下げ、下着も下げた。


    『ねぇ、里山さん?次は何されたいの?』


    『…………。』


    恥ずかしさで何も言えない愛を見ながら軽くため息をついた。


    『たくっ。お前も子猫も素直じゃないんだから。』


    ズンッ――。
    突然電撃が走る。
    愛の蜜壼にか細い二本の指が奥を突いた。
    入れては出してをしばらく繰り返していると、愛は程なくして果てた。


    『はぁぁ…はぁ、はぁ。』

    『気持ち良かったでしょ?次からはもっと素直な子にならなきゃ、快楽は与えないから。』


    『はぁ、はぁ。誰が、こんな所に居続けるとでも?』

    愛は冷静さを取り戻し、相沢に挑発的な眼を向ける。 相沢も、鼻でフンっと鳴らし、愛を見た。


    『まだ、素直じゃないのね。私がなぜ、貴女の家に招待券を送ったと思うの?』

    『は?知らないから。』


    『淫乱な娘に該当する人だけに送ったのよ。貴女は、毎夜、毎夜AVを見てたでしょ?そして自慰をしてた。違う?』


    そう、愛は相沢の言った通り、彼氏の居ない寂しさを紛らわせる為に、毎夜いやらしい行為を楽しんだのだ。


    『何故、知ってるかって?言ったでしょ、うちは安眠布団を制作してるって。布団の中に盗聴器を仕込むのなんて、簡単なのよ。うちの布団売り上げ伸びっぱなしだから、たくさん、淫乱な娘を発掘出来たわ。』


    『あんた、それ犯罪じゃんか!!狂ってるよ。』


    『何と言われようが、私のやりたいようにするわ。ここを知られたからね、貴女は私の従順なペットになるのよ。』

    (携帯)
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■2936 / inTopicNo.10)  第三章 4
□投稿者/ 薫 付き人(60回)-(2006/04/02(Sun) 20:52:53)
     愛の人生は大きく変化する。
    相沢も含めたこの、I.E.Q.によって……。


    『ペットって…意味分かんない……。帰る!!』


     愛はそう言ったが、一糸纏わぬ姿なのを思い出しスーツを探したが、周りには見当たらなかった。


    『ペットに服は必要なくてよ?』


    『返して!!それと…峰子も帰してあげて!!こんな所に大事な友達置いていけない!』


    半分泣きそうになるのを堪え、愛は相沢に懇願した。しかし、相沢の冷たい眼を見て、愛はたちまち何も言えなくなった。


    『主人に逆らう悪いペットは、きっちり教育してもらう事ね。』


    パチン―と、相沢は指を鳴らし、黒服の男を呼んだ。

    『この淫乱な小娘を般若の所へ。』


    男はうなずき、愛の首に、相沢から手渡された首輪をはめた。
     そして首輪に繋がれた長い鎖を持ち、愛を引っ張った。


    (いや!!どこに行くの?離してよ!!)


    愛は心の中で叫びながら、体を動かそうとしなかった。
    しかし、男の力に適うはずもなく、無常にも引きづられていった。





    (携帯)
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■2937 / inTopicNo.11)  第三章 5
□投稿者/ 薫 付き人(61回)-(2006/04/02(Sun) 20:54:45)
    黒服の男は無言で、ひたすら、長い廊下を歩いていた。
    裸体の愛は、他の人が通らないか気になっていた。

    (こんな恥ずかしい姿を見られたくない!!)


    そう思いつつ、黒服の男についていくしかなかった。それから、エレベーターに乗り、32Fのボタンを押した。
    無言が続く中、エレベーターの中で初めて黒服の男が口を開いた。


    『里山さんですよね?手荒な真似してすみません。』

    黒服の男が急に謝ってきてびっくりした。
    何か腰が低い。。


    『いきなり何?』


    『今からお連れします、部屋は、いわゆる、拷問部屋です。コードネーム・般若様が里山様をしつけます。般若様は大変気が短いので、話し方には十分気を付けて下さい。』


    『般若?コード・ネーム?何なのよ、この会社は。』

    『すみません。僕が言えるのはここまでです。さっ、着きましたよ。』


    エレベーターの扉が開くと、男はまた元の冷たい顔に戻っていた。
    親切心からか、はたまた、同情からか。
    忠告には驚いたが、中にはいい人間もいるんだな、と少し心が救われた気がした。


    部屋に着くと、男は鎖を離し、次の黒服の男に手渡した。

    『さぁ、中へ。』

    部屋の中はまだ暗く、明かりが奥の方で微かに、揺れていた。
    愛は拷問部屋と聞いて身が固まっていた。
    これから何が始まるのか?先程の相沢のような優しい愛撫はもう望んではいけない。きっと痛みが襲うに違いない。




    (携帯)
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■2939 / inTopicNo.12)  続きが気になります!
□投稿者/ ハナ 一般人(1回)-(2006/04/02(Sun) 23:31:36)
    今回、初めてメッセージを書かせて頂きます。
    いつも薫さんが書かれるのを楽しみにしています。
    凄く上手に書かれているので凄いなって思いながらも、楽しく読ませて頂いています。
    読みながらえっちな気分になってしまい、ついつい自分で慰めてしまってます。
    私もこういうことされたいなって思ったりもしますが・・・なかなかそういう相手にも恵まれず・・・。
    薫さんのを読んで慰めてしまう日々です。
    続き、楽しみにしています。

引用返信/返信 削除キー/
■2940 / inTopicNo.13)  第四章
□投稿者/ 薫 付き人(62回)-(2006/04/03(Mon) 08:32:35)
    『ようこそ、般若の部屋へ。今日は来客者が多いな。相沢に逆らっていい事なんてねぇのに…。』


    ほのぐらい部屋から浮かび出た、般若という名前の人物は、中世的な顔をしていた。


    『般若さん…相沢って何者ですか?あの人がしてることは犯罪ですよ?いいんですか?勝手な事させといて!』


    『よく喋る女だなぁ。いいか?お前はここで俺に教育される。いい子になったら相沢はお前を気に入る。そしたらVIP待遇だぞ?』


    『そんなに相沢は権力あるの?』


    『お前…何にも知らねぇんだ。』


     般若と名乗る男っぽい女は、今回は特別だ、とか言って説明してくれた。

    ―まず、I.E.Q.は裏組織であること。
     このビルで、癒しを受けられる女性は、どれもセレブで、政治家や女優など顔が知れた著名人ばかりらしい。
    だから、少しくらい犯罪的な行動をしても、もみ消すくらい簡単に出来る。
    警察とも繋がりがあるらしい。
    次に、このビルに所属する社員には階級があって、相沢や般若を含む人間は上級と言ってVIP待遇が与えられる。
    その下は、二流レベルで、主に、風俗商売の経営などを任される。
    三流は地下で布団製造を任される。
     こうした階級は全て、相沢の機嫌一つで決まる。


    『だから誰も相沢には逆らわない。』


    『何それ。じゃあこんな会社に入社しなきゃいいじゃない!』


    『誰も最初からこんな会社だとは思わなかった。普通の会社だと思ったらいつのまにか、相沢の巧みな話術とテクで簡単に堕ちちまった。
    相沢は根っからの女王様だ。』


    『辞める事は出来ないの?』


    『辞めれたらとっくの昔に辞めてるさ。権力がある人間を敵に回して、次にどこが雇ってくれる?全部手を回されてあっという間に無職だ。』


    (そんな…相沢ってすごい奴なんだ。あたし、とんでもないものに巻き込まれた…)


    『さぁ、お喋りは終わりだぜ。これから教育して相沢のペットになれるようにしてやるよ。』




    (携帯)
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■2941 / inTopicNo.14)  第四章 2
□投稿者/ 薫 付き人(63回)-(2006/04/03(Mon) 08:35:53)
     般若の顔つきが、Sに変わった。
    般若は愛の首輪に付いている長い鎖を手に取り、引き寄せる。
    自然に四つんばいの格好になった。


    『淫らな女は好みでな。どうする?特別に選択権を与えてやる。イキ地獄か、ムチ地獄か。』


    『どっちも嫌よ!ねぇ、あたしと手を組まないかしら?きっとあなたとなら、相沢に勝てる気がするわ。』

     愛は般若に問い掛けた。しかし、般若は眉間に皺を寄せ、愛のあごを持ち上げた。


     『まぁだ、分かんねぇのか?クソ女。俺は雇われた身だ。そしてここの待遇は気に入ってんだよ。何でペットにもなれねぇカスと手を組まなきゃならねぇんだ。』


     般若はそう吐き捨て、壁に掛けてあった、薔薇ムチを手にとった。


    ――ビシッ、バシッ。


    ――あ゛ぁぁぁー。


    悲鳴に近い苦痛の叫びを愛は上げた。


    最初は背中へ。次に大事な秘部へと。
    体中が真っ赤になり、とうとう、百回を超えた。
     

    『へへっ。お前さぁ、いい加減泣いたらどうだ?そしたら俺の気持ちも変わるかもだぜ?』


    般若はぐったりした、愛の髪を掴み問う。
    しかし、愛はただ、般若を鋭い眼差しで睨むだけだった。


    『可愛くない奴。お前をここでおとなしくさせなきゃ、俺のランクが下がるんだけど?』


    『知ったこっちゃ…ない。』


    そう言い、愛は気を失った。


    『はぁー。気を失うまで我慢すんなっての。助けてくらい言えないかなー?』


    般若は独り言をぶつぶつ言いながら、愛をベッドに運んだ。





    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■2942 / inTopicNo.15)  第四章 3
□投稿者/ 薫 付き人(64回)-(2006/04/03(Mon) 08:47:38)
    …………CODENAME・HANNYA Please respond.(応答願います)


    拷問部屋に機械音で、般若を呼んでいた。
     般若はため息を一つ付き、部屋の壁に掛けられた電話の受話器を取った。


    『はいよ。相沢さん何すか?』


    『相変わらず口の悪い子ね。』


     電話の主は相沢だった。相沢はフフっと笑い続けた。


    『どう?その子少しはおとなしくなったかしら?』


    『あー…それが手強くて、今失神してるからベッドに寝かせたんすわ。』


    『そう?あなたがてこずるなんて、珍しい。もし、まだ反抗するなら、子猫ちゃんの人生壊すわよ?って伝えて?』


    『はぁー。分かったすよ。どこまでも恐ろしい人やね。』


    『じゃあ。』


    電話は切れた。
     般若は受話器を戻し、愛の寝ているベッドに向かった。
     寝ている愛をしばらく見つめ、頭を一撫でする。

    『可哀相にな…ノンケなのに、目をつけられちまってさぁ。』





    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■2943 / inTopicNo.16)  ハナさんへ
□投稿者/ 薫 付き人(65回)-(2006/04/03(Mon) 08:54:43)
    御感想有難うございますm(__)m
    今回の話は、少し現実と離れた世界観ですが、こんな会社があるのなら、行ってみたい気がします。
    そう思って書いております。
    この話を読んで、慰める事が出来る程、僕は文才がありませんが、最後まで読んで頂きたい所存ですm(__)m引き続きお楽しみ下さい(^-^)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■2944 / inTopicNo.17)  初めまして(^^ゞ
□投稿者/ にゃん 一般人(1回)-(2006/04/03(Mon) 11:51:12)
    初めてレスします「にゃん」と申します。薫様の世界観と想像力にはビックリしました。すばらしいです!ファンになりました。続きも楽しみにしています。これからも応援してますのでよろしくお願いしますm(__)m

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■2945 / inTopicNo.18)  薫さん、お返事をありがとうございます☆
□投稿者/ ハナ 一般人(2回)-(2006/04/03(Mon) 18:22:08)
    現実離れした所が惹かれます(*^-^*)
    こういう所があれば、ついつい行ってしまいそうな気がします。
    実はハナはあんまりこういうのを読んでえっちな気分には滅多にならないんですが、なぜか薫さんがお書きになるのには惹かれて感じてしまうんですよねf^-^;
    どうしてなのか自分でもわからないんですけど・・・・・・
    続き、楽しく読ませて頂きます!
引用返信/返信 削除キー/
■2946 / inTopicNo.19)  にゃんさんへ
□投稿者/ 薫 付き人(66回)-(2006/04/03(Mon) 19:29:40)
    書き込み有難うございますm(__)m
    そんなお褒め頂き有難うです(^-^)
    まだまだ、矛盾点や読み返せば繋がらない点など、出てきますが、これからも頑張ります。
    最後までお付き合い下さい。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■2947 / inTopicNo.20)  第四章 4
□投稿者/ 薫 付き人(67回)-(2006/04/03(Mon) 21:56:49)
    2006/04/03(Mon) 21:59:09 編集(投稿者)

    ――んん……。
     愛はうっすら意識を取り戻した。
    周りはまた薄暗く、明かりが微かに揺れているだけの冷たい部屋だった。


    『目覚めたかよ?』


     声のする方へ目を向けるとコーヒーカップを片手に持ち、薄ら笑いを浮かべた般若がいた。
    愛は自分の置かれた状況が段々分かり、不意に体中に痛みが走る。


    『痛い……。』


    『ちゃーんと手当てはしたぞ?』


    まるで悪ガキのような言い方で愛に微笑む。
    Sの般若はどこにもなかった。


    『あっ、伝言。相沢が、お前がこのまま反抗したら子猫ちゃんの人生壊すらしいよ?意味分かんないけど』

    子猫…峰子!?
    はっ、と気付く愛。
    急に血の気が引いた。


    『峰子!!川岸峰子が今どこにいるか知らない?』


    愛は起き上がり、般若に聞く。
    その顔は必死だった。


    『知らねぇよ。一々、覚えてらんねーよ。』


    般若の襟元を掴んだ愛の手を荒く離した。
     眉間に皺を寄せながら、般若は壁についてある緑のボタンを押した。
     その瞬間、サイレンが鳴り、あっという間に愛は黒服の男たちに囲まれた。


    『俺じゃあ手に追えないから、姉貴のトコ連れていけ』

     黒服は頷き、愛を数人の男たちが部屋から連れ出した。


    『姉貴は俺より怖いぞ?おとなしくしてろよー。』


    般若が大きな声を出し、手をふった。
    愛は般若を睨み付け、部屋を後にした。





    (携帯)
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