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■6869 / 親階層)  REGINA
□投稿者/ retro 一般人(1回)-(2012/09/10(Mon) 22:25:11)




    真っ白なバスタブを、4本の金色の細い足が支えている。
    バスタブの中は薄いピンク色の泡で満たされ、微かなバラの香りがする。
    霧のように湯気が立ち込める広い浴室で泡風呂に浸かっているのは、1人の女性。




    黒い髪をコンコルドで上の方で固定したのを白いタオルで包んでいる頭部。
    気が強そうなきりっとした目に、ぷっくりとした色っぽい唇を持つ顔。
    綺麗に浮き出た鎖骨や女性らしい柔らかいウエーブを描く肩、真っ白な肌。
    肌は手入れが行き届いており、無駄なシミやシワは1つも見当たらない。




    彼女の名前はヴァネッサ、イタリア人の母と日本人の父の間に生まれた、1人娘。
    27歳の彼女は既に親元を離れ、今はインテリアデザインの会社の若きホープ。
    会社創立時から社員として働いていた彼女は、20代後半にして会社の重役。
    社長や部下、同僚からも厚い信頼を得、デザインの腕も確かなものだと評判高い。
    彼女自身もまた、その会社も社員も大いに気に入っていて、順風満帆な人生だ。




    自己管理に神経質なほどうるさい母の影響で、ヴァネッサも自己管理は完璧。
    体型維持や肌の手入れ、髪の毛の手入れや健康管理・・・・手は抜かない。
    特別美人なわけではない、中の上や上の下、といった立ち位置だろうか。
    それでも彼女の生き様や性格、容姿などに惹かれる人間は、数知れず。
    恋愛的な意味でも人間的な意味でも、様々なタイプの人間を惹きつける力がある。
    それほどまでにヴァネッサは魅力的な女性で、パワーに満ち溢れているのだ。




    そんな彼女が差し出した手の細い指の爪の赤いマニキュアを落とす、1人の女性。
    彼女の名前はジェシカ、母も父もイタリア人の、生粋のイタリア人女性だ。
    明るい茶色に染めた髪は全体的に柔らかく巻かれ、ふわふわと揺れる。
    ジェシカは21歳だ、ヴァネッサの6歳も年下の、まだ若い女性。
    イタリア人にしては小柄で幼い顔立ちをしているため、21歳には見えない。
    おそらく『高校生だ』と紹介しても、誰もが騙されるのではないだろうか。




    ジェシカはプロポーションがいい身体を、どこも隠していない状態だ。
    胸は身長の割に大きく、腰は程よく細くきゅっとくびれ、お尻は上向き。
    細すぎるわけではないが、肉付きがいいわけでもない、ちょうどいい体型だ。
    シャワーを浴びたりはしていないのだろう、髪も身体も濡れていない。
    しかし、ジェシカの丸い頬は赤く染まり、目もどことなく潤んでいる風に見える。



    「ジェシカ、もういいわ。次は左をやって頂戴」


    「はい・・・・」



    右手のマニキュアが全部落とされたのを見届け、次は左手を差し出す。
    今までジェシカが軽く握っていた右手は、薄いピンク色の泡の中に沈んだ。
    跪いているジェシカはヴァネッサに言われるがまま、今度は左手に取り掛かった。
    綺麗に塗られた赤が小さな手で落とされていくのを見つめるヴァネッサ。
    ジェシカはヴァネッサの視線を気にしないように努めながら、落としていく。




    しばらくすると、ヴァネッサの両手の赤いマニキュアは、見事に落とされていた。
    ヴァネッサはバスタブから出てシャワーを浴び、身体についた泡を流した。
    バスタオルを持ったジェシカは、バスタブの横で立ってヴァネッサを見つめる。




    (やっぱりヴァネッサ様はお美しい・・・・)




    柔らかい光を放つ照明は、ヴァネッサのお湯を浴びる姿を神秘的に演出する。
    ヴァネッサは一通り身体をシャワーで流し温めると、バスタオルを受け取った。
    そして身体を丁寧に拭いて、今度はジェシカからバスローブを受け取る。
    バスローブを軽く羽織ったヴァネッサは浴室から出る際、こう言い残した。



    「ジェシカ。・・・・“準備”をしなさい」


    「!!分かりました」



    ジェシカを1人残して、ヴァネッサは足早に浴室から出て行ってしまった。
    1人温まった浴室の中に残されたジェシカは、浴室の入り口にある棚を開ける。
    そこにはバスタオルやタオル、ボディーソープなどの予備が入っていた。
    しかし、ジェシカが手を伸ばしたのは、タオル類や予備品ではない。




    ジェシカが手を伸ばしたのは、棚の少し奥に仕舞ってある、宝石箱のような箱。
    繊細な銀細工が施された綺麗な箱を手に取り、暗証番号を合わせ、ふたを開ける。
    中にはイチヂク浣腸が入った箱やローター、小さめのバイブなどが入っていた。
    ジェシカは少し興奮している様子でイチヂク浣腸の箱とプラグを取り出した。
    真っ赤なプラグは先端が大きく膨らんでおり、ナカで引っかかる仕組みのもの。
    ジェシカはイチヂク浣腸の箱の中から3つを取り出し、残りは再度仕舞った。




    まずジェシカは浴室の壁に片足を高めにつき、足が広がるような体勢になった。
    そしてイチヂク浣腸の中の液体を少し出し、それを自分でお尻に差し込んだ。



    「アッ・・・ン・・・・ッ」



    浣腸独特の、液体が内壁に勢いよく当たるような感覚がし、声を漏らすジェシカ。
    慣れた手つきで1つ目を全てナカに入れると、2つ目、3つ目も全て入れた。
    3つ目の浣腸を入れ終わる頃には効果が現れ始め、ジェシカを鈍い腹痛が襲う。
    しかしここで出すわけにはいかず、3つ目を入れ終わると、すぐにプラグで塞ぐ。
    ぐるぐると小さく音を立てるお腹を押さえながら、四つん這いで浴室を出た。




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