ビアンエッセイ♪

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■15272 / ResNo.20)  
  
□投稿者/ ハル 一般♪(7回)-(2006/07/10(Mon) 05:39:34)
    証―アカシがほしいとその人は言った。


    次の日、明石焼き(アカシヤキ)を買っていったら不満げに苦笑ってたけどすべてを平らげると満足げに美味しかったと本当に笑顔だった。


    それでいいじゃないかと私は思う。


    こんなにも素直な笑顔なあなたとそれをみて上機嫌な私がここにいる。
    これ以上の証なんてそうそうない。

    すっごく好き同士でとても離れがたい二人だから。とにかく、そう。愛し合ってしまっているから、そんな明白なコトに証拠もなにもないんじゃないかと思いながらやっぱりあなたの笑った顔と驚いたが顔が好きな私は後片付けをし始めた彼女に隠れて机の下に明石焼きのついでに買ったベタな揃いのリングを潜ませる。
    渡す時の事を考えて心底ワクワクしながら待つ私は本当に本当に彼女の事が好きなんだなぁと他人ごとのように再確認したんだ。

    こんなものが証になるなんて思っちゃいなかったけど、恭しく渡したそれをあんまり大事そうにあなたが扱う。それがあんまり愛おしくてこの指輪を見る度に思い出してしまうだろうから本当になんだか証みたいじゃないかと思わず笑った私だ。




    NEXT「雨」




    (携帯)
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■15274 / ResNo.21)  
□投稿者/ 乃亜 一般♪(1回)-(2006/07/10(Mon) 18:44:55)


    また今日も雨・・・

    なんか、あなたに会いたいと思う日に限って天気が悪いから今日はダメよって言われてる気がして…



    会いたい…会いたいよ


    会いたいあなたに…





    ふと顔を思い出すと、あなたの綺麗な横顔を思い出す…

    時に寂しそうな孤独な顔立ちもあたしは、たまらなくみとれてしまう…





    今日は電話で我慢しようかな?
    それとも家に駆けつけようかな…




    そんな事を考えるだけで嬉しくて…楽しくて気分が良くて…




    「好き」



    あなたが大好き!









    次は『香水』で・・・

    (携帯)
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■15279 / ResNo.22)  香水
□投稿者/ アイズ 一般♪(2回)-(2006/07/10(Mon) 23:58:16)
    香水の匂いは苦手だ

    特に匂いのキツイ所はその場から逃げ出したくなる

    でも…

    化粧品売り場にいるあの人を見かけないと
    なんだか一日のやる気が出なくて
    只今、奮闘中なワケです凹


    というわけで、お次は「あの日」をよろしくっすw
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■15280 / ResNo.23)  あの日
□投稿者/ 昴 ちょと常連(70回)-(2006/07/11(Tue) 00:44:55)
    随分と時間が経つのに
    今でもあの日のことを覚えている

    学校を卒業してまもなくに父を亡くして
    何をするでもなく数ヶ月ブラブラしていたら
    父のいた会社が形ばかりの面接試験

    入社して配属されて

    課長が説明をしている時に
    お茶を入れてくれたんだよね


    ストレートのど真ん中

    理想の具現化


    完璧な一目惚れで…

    自分の顔が赤くなるのを自覚したけど

    入社2日目にそれはマズいとちょっと焦った

    あの日からだよ


    随分と時間が経って
    お互いに大人と呼ばれる年齢になったけど


    今でも

    好きだよ


    きっと

    これからも


    あの日からずっとネ



    †††††††††††

    このお話しは妄想じゃなくて
    リアルだったりします(苦笑)


    次は『八重歯』でお願いします

    (携帯)
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■15282 / ResNo.24)  八重歯
□投稿者/ ゆらら 一般♪(4回)-(2006/07/11(Tue) 17:24:45)
    「えっ・・と好きなタイプは、どんな女性(ひと)なんですか?」と訊く彼女。

    メル友募集で知り合った彼女と、初めてのTEL中(ちゅう)。

    緊張の中(なか)の受け答え。


    「ん・・っと八重歯が可愛くて、おとなしい感じで清楚な娘(こ)かな?」

    照れながら私は答えた。



    「・・・・」黙る彼女。しばし無言・・。

    (えっ?君の写メ、見ながら答えたんだけど・・。あっ・・恥ずかしかったのかな

    ・・なら私から質問を・・)

    「いつもは何してるのかな君は?」彼女の私生活が知りたかった。



    「えっ・・私・私ですか・・ん・・カラオケとか歌ってます・・はじけるの

    大好きなんで☆」と嬉しそうな声で彼女が答えた。

    (ん?カラオケ?はじける?イメージと違うなぁ〜。写メだと読書とか

    しそうな感じなんだけど・・)


    「カラオケかぁ・私も好きだよ。所で今、どんな格好してんの?私は

    白シャツに黒のタイトスカートだけど?」彼女の服装にも興味があった。



    「えっ・・私・今は黒のタンクトップにオレンジのショートパンツを

    履いてます・・。」恥ずかしそうに彼女が答えた。

    (ん?派手だよね?それに大胆な格好だ・・とても写メのブラウスリボンな

    おとなしい彼女からは想像出来ない・・。清楚はどこへ?

    まっ、そそられるけど(笑))



    「へぇ〜それって誘惑してんのかな・・?そんな無防備な格好で

    私と今、TELしてるなんて・・」私は話しているうちにだんだんと

    ムラムラしてきて電話の向こうにいる八重歯の可愛い清楚な娘(こ)を

    急に、いじめたくなった。



    「そんなぁ〜違いますぅ〜。いつもこんな格好なんです・・

    胸が大きいから開放されたくて・・」



    (ん?胸が大きい?写メの君はスレンダーでBも無いくらいなんだけど?ん?)

    私はどうも彼女との噛み合わない話に困惑した。(なんか変だな?)



    「胸大きいんだぁ〜・へぇ〜・ちなみに何カップ?」


    「いやぁ・・セクハラ・・言えません・そんなのぉ〜・・」

    彼女の恥じらいが受話器の向こう側から伝わってきた。



    「言わないともっと過激でHな事聞くよ?いいの?」



    彼女が少し間を置いて小さく答えた。「・・Iカップです・・」



    (Iカップ〜?有りえない!写メに映ってる娘(こ)にIカップは存在しない!)

    驚きを隠せない私は、彼女を優しく問いつめた。



    「Iカップねぇ〜・・君、嘘はもっと上手につかなきゃダメだよ。せっかく

    知り合えたのに、話が全部嘘じゃ、なんかやるせないな・・その気無いなら

    電話、断ってくれれば良かったのに・・。メールでの君の性格好きだったのになぁ

    ・・残念だなぁ・・」




    「違います!嘘なんて!誤解なんです!もう一度5枚送った写メを

    見直して下さい!お願いします!」


    彼女が必死で私に哀願した。



    (写メねぇ〜)さっきまで見てた携帯をもう一度見直す私。


    (1枚目・2枚目・3枚目・4枚目と・全部Iカップじゃないじゃん!で5枚目

    ・・ん?気付かなかったけど、プリクラツーショット・・ん?これは!)




    「ごめんなさい。私の写メ、1枚しか送らなくって・・。

    しかもプリクラツーショットのやつなんて・・。」

    ちょっと涙声で鼻をすすりながら彼女が切なそうに言った。



    やっと事情が分かった。




    「で、ここに映ってる4枚の写メの娘(こ)は誰なの?」



    「姉です・・。送るの恥ずかしくて・・だから5枚目にそっと忍ばせました。

    勘違いさせて、ごめんなさい。もう、私の事は無かった事にして下さい。

    じゃあ・・」彼女が電話を切ろうとした。




    「待って!」私が声をかけた。「えっ・・」驚く彼女。




    「やっと本物に出逢えたというのになんでバイバイなの?

    逢いたかったのはメールでやりとりしていた君で、影武者じゃないよ。

    ねっ・隠れてばかりのお姫様・・」



    「「私でいいんですか・・」彼女が嬉しそうに涙声ながらに言った。




    「私はマリリン・モンローが本当はタイプなの・・。肉感的でムチムチしてて

    おっぱいが大きくて・・セックスシンボルになるような・・でも

    あどけない顔した女の子・・。まさに君じゃん。5枚目に映っていた女の子・・」



    「うっ・・うっ・・」彼女は又泣いていた。ほっとしたのと嬉しかったのが

    交ざりあったような涙声で・・。


    「そうそう、新しく写メ送って。今度は胸をよせて女豹の悩殺ポーズなんかを

    ビキニ姿で・・」


    「・・やっ・・Hっ・・」彼女が恥じらいながらも即答した。私は笑った。


    「今度、逢おうねっ・・」


    「・・はいっ・・☆」嬉しそうに彼女の声も微笑んでいた。


    私は、あらためて5枚目の写メに目を落とした。




    (八重歯シスターズじゃん。二人・・)本物の彼女の八重歯も可愛かった。




    私達の恋が始まった。




    そして逢った時、少し照れ屋でお騒がせな彼女の八重歯が、小悪魔みたいに



    きらりと光っていた・・。









    又、長文になってしまいました。


    次のお題は「欲情」でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■15296 / ResNo.25)  欲情
□投稿者/ 戌子 一般♪(1回)-(2006/07/12(Wed) 21:43:48)
    酔っ払ったあんたがあまりにも甘えてきて

    「一緒に寝よ?」

    とか

    「チューして?」

    とか言ってくるから
    ムカついて


    『襲うよ?』

    って真顔で言ったのに

    「いいよ」

    なんて返すから…


    思わず

    『なんで?』

    って聞いていた。

    「うちは沙織の事好きだから…」

    って答えやがった。

    ―嘘でしょ?
    だって、あんたノンケじゃん…

    「だけど…うちも沙織も女だから…結婚とか出来ないし…」

    ってボロボロ涙を流したね。


    私は、ずっと前からあんたが好きなんだよ。
    その涙にすら欲情するぐらいね。


    最後にもぉ一度だけ聞こう。



    『私は…マナが好きだよ。
    だから…
     襲っていい?』



    「狼みたいだね。」

    笑って答えたあんたの唇を奪った。



    そういえば、あの日は満月だったなぁ…
    なんて、フと思い出したよ。

    だから…私は満月の日に欲情するんだね。





    さぁ、今夜は満月だから…
    隣に居るあんたにこの思い出話を聞かせてやろう。


    もちろん最後は…



    『襲うよ?』

    って言ってやろう。







    お粗末様でしたm(_ _)m
    次は『浴衣』でお願いします(・∀・)ゞ

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15306 / ResNo.26)  浴衣
□投稿者/ ひとみ 一般♪(1回)-(2006/07/13(Thu) 21:53:29)
    暑くなって


    だるくなって


    バテバテなこの季節




    楽しみなのは海にスイカに花火!!


    そして忘れちゃいけない夏ならではの服



    浴衣



    浴衣は着るのも楽しいけど、もっと楽しいのは…



    相手の反応



    浴衣を着て、花火を見て、……




    さ、浴衣着るまでに痩せるぞ(笑




    fin



    次は『花火』♪

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■15308 / ResNo.27)  花火
□投稿者/ 金丸 ちょと常連(54回)-(2006/07/13(Thu) 23:59:44)
    2006/07/14(Fri) 00:03:13 編集(投稿者)

    うだる暑さに

    人混み

    お囃子が軽快に響いて

    ソースの匂いや

    綿菓子の甘い匂いに混じって


    香ってくる香水


    「あっちぃーマジやってらんね」

    「本当にね」


    人混みを抜けて

    虫の歌が響く路地に座った


    風上は君で

    風下は私。


    涼しくはない風だけど

    薄くなった香水が香ってくる


    「はい」

    君は手を出して

    「ん?」

    私は何もないその手を見つめた

    「手」

    「え?」

    少し呆れた顔で

    「手っ。」

    「暑いよ?」

    「お手!!!」

    「はい」


    少し汗ばんだ手を重ねると

    人々が沸き立つ声

    すぐさま心臓に響く爆音が届く





    少し

    強く握り締めた


    何も言わず


    ただ


    離れがたいと言うように

    少し

    握り締めた



    ただそこには



    儚く光る

    花の世界




    切ない

    火の華が咲き誇り


    君の横顔に


    華の色が映る




    fin.

    -----------------------------
    初めてお邪魔しました。
    次のお題は

    まつ毛 でお願いします


引用返信/返信 削除キー/
■15327 / ResNo.28)  まつ毛
□投稿者/ ゆらら 一般♪(5回)-(2006/07/15(Sat) 01:39:22)
    「痛っ・・。目の中にまつ毛がぁ〜!痛い〜っ!」


    そういうとリアクションの大きい彼女は、バッグから目薬と手鏡を

    手際よく取り出して自分の瞳に目薬を一滴落とした。

    涙なのか目薬なのか分からないものが、痛がる彼女の頬に

    ひとすじ、つたわった。

    「痛いの治まった?」優しくクールに訊く私。


    「うん。もう大丈夫。大騒ぎしてごめんねっ・・。」



    明るく屈託のない笑顔で私に微笑む彼女。確かにカフェテラスで

    騒がれるのは他の客の手前、正直ちょっと恥ずかしかったりする。

    だがリアクション芸人のようにハプニングが何かと多い彼女と居ると

    それが自然で当たり前のように思えてくるから不思議だ・・。

    単なる「慣れ」なのだが・・。



    「ん・・ここ・・」彼女がいきなり私の口元に指でふれた。

    「何っ?!」私は驚いてテーブルからとっさに立ち上がった。

    何事かと凝視する周りの視線の数々。

    (やばいっ!何やってんだろう私・・)

    ゆっくり席に座り直す私。

    「どうしたのぉ・ここ・ついてるよ・・って・ケチャップ・・」

    彼女が天真爛漫に微笑みながら自分の口元を指差して説明した。

    「ああっ・・ケチャップ・・ケチャップね・・なんだ・・あはは・・」

    急いで口元をぬぐう私。

    「一緒だね・・大騒ぎしちゃう癖・・なんか・嬉しい・・。」

    無邪気に微笑む彼女。美味しそうにカルボナーラを食べている。

    (あ〜あ・・可愛いなぁ・・。その無意識に人をどきどきさせる

    君の癖、治してもらえません?

    どきっ・・とさせたいのはこっちの方なのに・・)




    遅めの夕食が終って二人は化粧室に向かった。



    大きな鏡の前で私が化粧直しをしていると私の横顔を同じく

    化粧直しをしながら見ていた彼女が、まじまじと覗き込み



    「まつ毛長くて綺麗だね。・・好きだな・君のまつ毛・・。」と

    彼女が憧れの表情とまなざしで柔らかく言った。

    突然、顔が真っ赤になる私。耳たぶまでもが赤くなった。

    固まって何も答えられないままでいる私とは対照的に

    てきぱきと化粧直しを終え出て行こうとする彼女。

    「ん?まだぁ〜・・?」

    急いで化粧ポーチに化粧道具を詰めバッグを閉じる私。

    「ううん・・行こう。」

    私は彼女の手を引いて見送る駅まで歩いていた。



    最終電車待ちの田舎の駅には、人は私達二人しか居なかった。

    月夜の明かりだけが二人を照らしていた。



    「駅に着いたね♪じゃあ・・」彼女が言った。

    (今日もどきどきさせられっぱなしだった・・ここは思い切って・・)

    私は彼女を抱きしめそっと彼女の唇にふれ離れた。

    (どーだ!驚いただろ〜!どきどきした?)

    彼女は目をぱちくりさせ、きょとんとした顔でしばらくいたが

    にっこりと微笑み私にそっとキスを返した。

    (うそぉ〜!驚いたのはこっちだった。)

    焦りまくる私に彼女がしれっと言った。



    「さよならの挨拶でしょっ☆外人さん達がよくしてるやつ☆」

    彼女の有りえない程の天然さとあまりのおおらかさをどうにかしてくれ〜と

    私は心の中で叫んでいた。拍子抜けする私。

    次の瞬間、「痛っ・・」

    「どうしたのぉ?」「逆さまつ毛が目に入ったみたい・・」

    と言った私に

    「はいっ☆」っと目薬と手鏡が彼女から差し出された。

    逆さまつ毛が無事取れたその時

    「濡れたまつ毛も素敵だね・・」と

    目薬で濡れた瞳をしている私に彼女が言った。


    「・・好きなのは、まつ毛だけ・・?」


    彼女への色んな思いが交差して、思い余って切ない声で私は呟いた。


    「まつ毛だけじゃないよぉ・・好きだよ貴女ごと・・☆」


    私は嬉しかった。彼女の「好き」は私の「好き」とは種類が違うけれど

    それでも「好き」と彼女の口から言われて今は満足だった。


    「まつ毛の手入れ、しなくちゃね♪君の好きなまつ毛だから・・」


    「うん☆」彼女は無邪気に微笑んだ。

    そして改札口の中へと入っていった。

    (君の濡れたまつ毛や濡れた瞳は私の腕の中で泣いた時、見せてほしいな・・)

    言ってはいけない言葉を飲み込みながら、

    私は帰って行く彼女に手を振った・・。

    彼女の好きな「まつ毛」を濡らして・・。









    またまた長文になっちゃいました。



    次のお題は「切ない」でお願いします。


引用返信/返信 削除キー/
■15337 / ResNo.29)  切ない
□投稿者/ アイズ 一般♪(3回)-(2006/07/16(Sun) 00:44:36)
    「もう当分戻ってこないから」

    そう貴女は言い、何も答えなかった自分。
    直接「好き」とは言わなかった単なる先輩後輩の関係

    毎回、部活終了後に花火大会に繰り出してた頃
    ずっと続けばいいのに、と思ってたけど

    互いに違う道に歩んでる今日。
    今年は1人で見ることになりそうだ。



    お次は「化粧」よろしくお願いします。

    タチさんって普段は化粧するんでしょうか?(素朴な疑問)
引用返信/返信 削除キー/

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