| 「あっ・・はぁっ・あん・ん・・いい・・っ
・・ん・・もっと・・し・・て・・ん・・」
君は私の要求に応える(こたえる)ように、いっそう激しく
濡れた舌を動かし、私の茂みの奥へ奥へと舌を深く沈めては
私のしたたり落ちる愛液を必死に舐めとりながら
私の愛液にまみれ、顔を左右に揺らして激しい振動を舌と指で
ぴちゃぴちゃと音を立てながら淫靡なまま強く奥の奥まで伝えていた。
「・・いいっ・・す・き・っ・・・あっ・・それっ・・
あんっ・ん・・ゆ・びっ・・あっ・・ん・・あん・・」
私は君の頭を両手で深く強く押さえ込み狂ったように
体をくねらせ君の顔を私の太ももで挟み込んだまま息で喘いでいた。
ねっとりとした汗を飛び散らせては、私は髪を振り乱し
何度も体を弓なりにして、これ以上反れない程上体を反らし
恍惚の微笑みを浮かべて、ベッドにぐったりと音も無く
沈み込んだ・・。
「・・だ・め・も・・う・い・ま・・やっ・・」
君がまだ名残り惜しそうに私の愛液を舐め続けていた・・。
「・・ん・・んん・・だ・・め・・クリ・・あっ・・ん〜・・」
苦悶の表情を浮かべながらも愛されている余韻に酔う私・・。
「好きだよ。今日は、帰らないで。」
私の重量感の有る柔らかい胸を、君の両手と指先がしっとりと愛撫する。
「・・あん・・だ・め・・か・・え・・る・・あ・・あ・あ・・・ん・・」
そう言うと私はゆっくりと君の愛撫からすり抜け、
気だるく起き上がり、床に散らかった服達を拾い集めて、
淡々と着ていった・・。
帰したくない君が、後ろから私を愛おしそうに抱きしめる。
「好き。」素直な反応。そして素直なキス。「愛してる。」
そして素直な言葉で君は私を心地良く包む・・。
二人はあるサイトで知り合い、そのサイトの適性テストの相性が
最高だったので付き合う事にしたと君は無邪気な顔をして
初めて会った時に、嬉しそうに私に語った・・。
君の「理想の彼女としての適性」に私が、たまたま合った
ただ・それだけの偶然・・。
要は、お遊びのはずの適性テストだった・・。
「趣味も性格も体の相性も最高!」君はいつもそう言いながら
幸せそうに笑う・・。
本当の私を、知らないまま・・。
趣味も性格も体の相性も最高・・。
でも一番大事な適性が本当は合っていないのだ・・。
なぜなら、私は君を「愛していない・・。」
そう、君の彼女としては、致命的に「不適性」な女・・。
私には他にずっと愛している女性(ひと)がいる・・。
ずっと報われなくて一生「好き。愛してる。」を聴けない相手・・。
素直とは無縁のクールな女性(ひと)・・。
だから切なくてつい、素直が武器の君とそのサイトで出会ってしまった・・。
「好き。」って素直に言ってくれる、
ただその素直な言葉を聴かせてくれるから
私は君と体を幾重(いくえ)にも重ねる・・。
まるで君の最高の彼女のように・・。
君の「適性」を満たしているふりの、
でも本当は満たしていない「不適性」な女の顔を隠し
私は君の部屋を出た。「愛してるよ☆」と、くちづけをして・・。
END
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最近特に、ただのコメント・ストーカーなんだこの人?と 思われてしまいそうな程「小説」を書いていなかったので 久々に書いてみました。 やはり長文になりました・・。一応官能を絡めてみましたっ☆
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では、次のお題は「宝石」でお願いします。
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