SMビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

■5331 / 4階層)  Stubborn 最終話
□投稿者/ カイア 一般人(5回)-(2008/04/06(Sun) 01:56:11)
    「イキたかったら、イッてもいいのよ」
    「いやだ」
    「私がイカなかったから?」
    「うん」
    「こういうこと、いつまで続けるの?」
    「夕ちゃんがイクまで」
    「そう」
    「今日は、少しだけ、濡れたよ?」
    「そうね。少し、気持ちよかった」
    「もっと、気持ちよくなってくれたらよかったのに」
    「もっと気持ちよくしてくれたらよかったのに」
    「そうだね……」
    「ふふ。あなたのせいじゃないのよ。わかってるでしょ?」
    「うん……」
    「腑に落ちない?」
    「ちょっとね……」
    「あなたが、恥ずかしさで濡れないのと同じよ」
    「でも、ローターですぐにイキそうになるよ」
    「そうね。あなたはそう。でも、私は違うの」
    「この手、ほどいてくれたら、いくらでもイカせることできるのに」
    「私はあなたの口でイキたいの」
    「いつも訊くようだけど、なんで?」
    「だったら、答えもわかってるでしょ?」
    「うん。わかってるけど」
    「嫌ならやめてもいいのよ?」
    「そんなこと言わないで。嫌じゃない!夕ちゃんと離れる方が嫌だ」
    「ふふふ。私も嫌よ。あなたに口でイカせてもらうまでは、あなたから離れないわ」
    夕ちゃんはゆっくり私の頭を撫でた。

    「……それまで、イケないのか……」
    「だから、イッてもいいって言ってるでしょ」
    「いや、イカない」
    「どっちなのよ!煩わしいわね」
    「ちょ、ちょっと、夕ちゃん?」
    「なにかしら?」
    「今日は、もう、寝るだけでしょ?」
    「ええそうよ」
    「なんで、ベットに縛り付けるの?」
    「しつけよ」
    「えっ?」
    「心当たりあるでしょ?」
    「ああ。あるね。ごめんね。今日も、夕ちゃん、イカせられなかったからね」
    「違うわ。そのことじゃない」
    「うーん……。なんで、しつけされるんだろうか……」
    「わからないなら、ゆっくり思い出しなさい」
    「えっ、ちょ、ちょっとまって!!」
    ヴィィィィィィン。
    ローターが最小限の振動で動く。
    「これは、きついよ……」
    「嘘つきは嫌いよ」
    「嘘つき?」
    「おやすみ」
    夕ちゃんはゆっくり私の唇にキスをした。

    嘘つき……。
    頭の中を整理して考えた。
    タバコだ!!!!

    隣で目をつぶる夕ちゃんを見た。近づいて、唇にキスをしたかったけど、手がベットに固定されてて、近づけなかった。

    その夜、一睡もできなかった。
    何度か夕ちゃんは寝返りをして、そのたびに私の顔を叩いた。
    わざとやってるとしか思えなかった。
    夕ちゃんは、ものすごく幸せそうな顔をして眠っていた。
    その顔を見てると、何度もイキそうになったけど、我慢した。

    早く朝になって、べたべたになったシーツを夕ちゃんに見られて、怒られたかった。

    ああ……早く朝になれ…………。
    「イタッ!!」
完結!
記事引用 削除キー/

前の記事(元になった記事) 次の記事(この記事の返信)
← Stubborn 4 /カイア 返信無し
 
上記関連ツリー

Nomal Stubborn 1 / カイア (08/04/06(Sun) 01:40) #5327
Nomal Stubborn 2 / カイア (08/04/06(Sun) 01:44) #5328
  └Nomal Stubborn 3 / カイア (08/04/06(Sun) 01:47) #5329
    └Nomal Stubborn 4 / カイア (08/04/06(Sun) 01:50) #5330
      └Nomal Stubborn 最終話 / カイア (08/04/06(Sun) 01:56) #5331 完結! ←Now

All 上記ツリーを一括表示 / 上記ツリーをトピック表示
 
上記の記事へ返信

Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -