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■6936 / 3階層)  蝶々  4
□投稿者/ ギン 一般人(6回)-(2012/11/22(Thu) 17:25:05)





    それから4人に無理矢理連絡先を交換された。
    これでもう、本当にこの4人からは逃げられない。




    「連絡を無視したら・・・・分かってるわよねぇ?」



    「あくまでも私達に逆らわないことね!
     それをよく頭に叩き込んで覚えときなさい」



    「ま、その変態なことしか考えてない頭が覚えられるか分からないけど」



    「じゃあ今日の夕方にでも連絡するわねー」




    4人は笑い声を上げながらトイレを出た。
    私は化粧台の上に座ったまま茫然としていた。




    (どうしよう・・・・私、どうなるの・・・・・!?)




    あの4人に少しでも逆らえば、退職の危機に見舞われる。
    しかし、あの4人が何をしてくるか全く想像が出来ない。




    (さっきのって、菖蒲さんに海原さん、渡瀬さんに倉本さんよね・・・・)




    菖蒲さんと倉本さんは、確か同期の社員だ。
    話す機会はあまりなかったが、入社式で見かけた。
    海原さんと渡瀬さんは、3年ぐらい先輩の社員。
    あの4人は部署が同じだから一緒にいるのだろうか。




    しばらく混乱していたが、はっと我に返る。
    昼休憩が終わる時間に近付いていたからだ。
    慌てて身なりを整えると、小走りでトイレを去る。
    間に合うかどうかぎりぎりの時間だった。




    (連絡先を知られた挙句、あんな写真を撮られたなんて・・・・)




    見られたら大変なことになるのは分かっていた。
    分かっているうえでこういうことをしていた。
    全ては、自分の歪んだ性欲と性癖を満たすためだ。
    いつもそのスリルや背徳感に酔い痴れていた。




    (油断していたわけじゃないわ・・・・運が悪かったのよ・・・・)




    私がこういうことをし始めてから、約1年半が経つ。
    それまで1回も他人に知られたことはなかった。
    平日は勿論、休日も変態行為に勤しんでいるのに。
    逆に今までが運が良すぎただけだったのかもしれない。




    (ああ・・・・今日はもう仕事どころじゃないわ・・・・家に帰りたい!)




    つい学生に戻ったかのような心境になる。
    学生の頃は、そうやって思うことがよくあった。
    課題を忘れたり友人と喧嘩したりする度に思った。
    社会に出てからはあまり思ったことはなかった。
    今日、久しぶりにそうやって思った気がする。




    (とにかく、何とかしてあの4人を口止めしなくては・・・・・!!!)




    そうこうしているうちに、自分の仕事場に着いた。
    ぎりぎり間に合ったようで、胸を撫で下ろす。
    少し乱れてしまった呼吸を整えながら、席に着く。




    「どうしたんですか相崎さん、息を切らせて」




    途端に隣に座っている後輩に心配そうに声を掛けられた。
    純粋に心配している顔と声に、少し罪悪感を抱く。




    「間に合わないかもって思って、急いで来ただけよ」



    「そうですかあ・・・・相崎さんにしては珍しいですね。
     いっつも10分前には自分のデスクにいるのに。
     体調を崩したか何かで帰ってしまったのかと思いましたよ」



    「あはは・・・・体調は良いから安心して、でも心配ありがとう」




    早退するほど体調が崩れたら、どんなにいいだろう。
    残念ながら生まれつき身体は強い方で、健康そのものだ。
    今から急に体調が悪くなることはありえない。




    (あん・・・・・)




    切羽詰まったこの状況でも、身体は感じてしまう。
    椅子に座ると秘所に縄が食い込み、締め上げる。
    そこはもうスカートを濡らさんばかりに濡れている。
    私は誤魔化すようにブランケットを掛けた。




    「相崎さーん、ちょっとコピー頼んでいいかな?」



    「あ、はい!分かりました!」




    朝から忙しそうにしている先輩社員に呼ばれる。
    忙しそうな人の手伝いを断る理由は、私には勿論ない。
    椅子から立ち上がり、書類を受け取ってコピー機へ向かう。
    立ち上がった時、一応スカートの後ろを確認した。
    どうやらスカートまでは濡らしていないようで安心する。




    (ああっ・・・・敏感になったあそこに縄が擦れるぅっ・・・・!!)




    何度も達してしまったせいで、敏感になっている身体。
    それはいつものことだが、今日はいつも以上に敏感だ。




    (あの人達は私に何をさせるつもりなの・・・・?暇つぶしって・・・・?)




    4人の“暇つぶし”として、何をさせられるのか。
    痛いことだろうか、気持ちがいいことだろうか。
    そればかり考えてしまって、更に秘所を濡らしてしまう。




    (あの4人が言った通り、私は変態女なんだわ・・・・)




    コピー機を操作しながら、無意識に太股を擦り合わせる。
    すると秘所に近い部分がぬるぬるとするのが分かった。
    縄はすっかり濡れ、滑らかに秘所や陰核を擦り上げている。
    乳首もすっかり固くなって立ち、服と擦れ合うのが気持ちいい。
    また自慰行為に耽りたいような気分の激しい波に襲われる。




    (駄目・・・・今はもう仕事に集中しないと・・・・)




    まるで自分を自分で焦らしているかのような感覚。
    それすらも今の私にとっては甘い快楽にしかならない。
    だが、いくら言い聞かせても、集中出来るわけがないのだ。
    その証拠に、時計と携帯が気になって仕方がない。




    (あと4時間は終わらない・・・・)




    携帯が気になるのは、4人の連絡が気になるからだ。
    今日中に4人のうち誰かからでも連絡が来るはず。
    メールか電話かは知らないが、何を言われるのだろう。
    それが気になって、何だかそわそわとして落ち着かない。




    「先輩、コピー終わってますよ?」



    「えっ」




    書類の束を抱えた先程の後輩に、再度声を掛けられる。
    見てみると、とっくにコピーが終わっていた。




    「どうしたんですか先輩。本当に体調でも悪いんじゃないですか?」



    「ち、違うの。ただ考え事をしていただけよ、大丈夫だから・・・・」




    気まずくなり、その場から逃げるようにして離れる。
    後輩は疑うような顔をしつつ、自分も機械を操作し始めた。
    私は先輩にコピーしたものを渡し、自分の仕事に戻った。





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