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■7651 / 1階層)  夢のために 第二話
□投稿者/ 左眼 軍団(109回)-(2014/10/17(Fri) 15:20:01)
    第二話
     あの学園を卒業してもう10年になる。
     それなのに、また夢をみた。
     礼拝堂で、教師たちに囲まれ、制服を脱がされる。
     夢の中で繰り返される光景。
     恥ずかしさと恐怖の中で感じてしまう悦び。
     でも、いつも宙ぶらりんで、最期までいかない。
     中途半端な快感はかえって残酷だ。
     夢の続きを見たい、最期までいきたい。
     そのために、今度はボクが校長の役回りをしようと思った。
     現実の世界では、辱められる立場から辱める立場に変わるのだ。
     ボクはもう恥ずかしがり屋で気の弱い女子高生ではない。
     
     最初に目をつけたのは、以前に検診を受けた個人病院の女医だった。
     その時、診察室に入ってすぐにあの視線に気づいた。
     ボクを意識した微妙な、でもあつい視線。
     赤い縁の眼鏡をかけた女医がカルテを見て、確認する。
    「蒼井蛍さんですね」
    「はい」
     ショートヘアで男性の服を着ているボクを、眩しそうに見つめる。
     自分の容姿を利用する事をボクは覚えていた。
     問診のあと、シャツをたくし上げる。
     シャツの下にブラジャーはつけていない。
     女医の緊張が伝わってくる。
     平然を装いながらも、理知的な顔をすこし赤らめている。
     この女、ボクを欲しがっている。
     直観で理解した。
     同じ部屋の看護師達もボクをうっとりと見つめていたが、女医の視線はそれらとは違っていた。
     診察が終わり、部屋を出て、ドアが閉められると看護師達の黄色い声が漏れてきた。
    「きれいな人、始め男の人と思ったのに」
    「驚いた、すごい美形ね」
     その後で女医のたしなめる声がしたが、その声が弾んでいるのが分かった。
     調査会社に頼み彼女の事を調べた。
     名前は山野由香、35歳。5年前に結婚したがすぐに離婚している。
     子供はいない。去年父親の後を継いで内科と婦人科の医院の院長になった。
     同じ市内にあるS女学院の校医もしている。
    「利用できるわ」
     地元の名士で、名門の女子高の校医もしている由香は利用価値も高い。
     落とす方法を考えようとした時、心の中で光景が浮かんだ。
     拘束した由香の服を脱がせるボク。
     白衣のボタンを外し、胸元にナイフを入れシャツを裂く。
    「いや、お願い許して」
     ハスキーな由香の涙声。
    「お前の裸が見たい」
     ボクの声に顔を真っ赤にさせて首を振る由香。
     でも、抵抗できない。
     ゆっくり、ゆっくり裸にしていく。
     想像しているだけでボクは濡れていた。

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