SMビアンエッセイ♪

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■7220 / 親記事)  大人のオモチャ
□投稿者/ hime 付き人(60回)-(2013/09/11(Wed) 08:32:36)
     うちの会社はまあ、大企業とは言えないけれど、中堅の中ではそれなりに知られたメーカーだろう。
     小型モーターの性能には定評があって、ある特殊な用途のもののシェアは全国、というか、世界の七割を占めている。
     で、その納入先の企業から、女性社員をアドバイザーとして派遣してくれないかという依頼があり、なぜか私が選ばれた。
    「あなたを推薦したのは私なの。あなただったら大丈夫。というより、あなたしかいないわ」と課長は言った。
    「何の会社なんですか?」
    「まあ、行ったらわかるから」
     課長はいつもの酷薄な笑みを作った。
     実はあんまりこの課長とは仲が良くない。
     今回の出向も、課長が私を追い出したのだとふんでいる。
    「女性ばっかりの会社だから、すぐに馴染むと思う。簡単なプロジェクトだし、すぐに戻って来れるわ」
     この段階で、かなりアヤシイと思った。
     やっぱりアヤシかった。
    「セイグ」と聞いて、それが「性具」であり、大人のオモチャだと気付く人がどれほどいるだろう。
    「女性向けのセイグを開発してるんです」
     は?
     という感じだった。
     目の前に次々と並べられる禍々しいと言っていいそれに、私はどう反応して良いかわからず、ただ息を飲んだ。
    「御社のモーターは実に素晴らしいんですよ。特に、ネオジム磁石を使った超小型のモーター……」
     そう言って、社長と名乗る、私と同じくらいに若い、おそらく二十代前半の女性は、指ほどの太さの棒を手に取った。
     外見はそれほど禍々しくない。
     スマートで、ピンクと水色の二種類がある。
    「使ってみます?」
     さりげなく聞いてくる。
    「いえ、私は……」
    「男性自身や、オナニーとは全く違いますよ。どうぞ、いいから、持って帰って使ってみて下さい。明日、感想を聞かせて下さいね」
     感想って言ったって……(続くよ。感想待ってるね)
引用返信/返信

▽[全レス32件(ResNo.28-32 表示)]
■7253 / ResNo.28)  NO TITLE
□投稿者/ 美咲 一般人(4回)-(2013/09/22(Sun) 16:31:51)
    私、驚きました!読み終わって体がぐったりすごく濡れてしまいました!(;゜ロ゜)
    色々なことを体に教えてほしい、自分の知らない性癖を知りたいと思いました!
    良かったらそのような話を読みたいです(〃▽〃)
    今もドキドキ感と疼きが……

    (携帯)
引用返信/返信
■7254 / ResNo.29)  NO TITLE
□投稿者/ 沙子 一般人(12回)-(2013/09/23(Mon) 10:59:17)
    読んだ感想は、恥ずかしいほど濡れてしまった!
    こんなのはじめて!
    次の物語が楽しみです!
    どんな世界があるか解らないから、色々と教えて欲しい!
    期待してます!

    (携帯)
引用返信/返信
■7450 / ResNo.30)  Re[14]: NO TITLE
□投稿者/ 美姫 一般人(1回)-(2013/12/20(Fri) 22:45:26)
    himeさん何時もながらにすごい作品ですね。
    あたしの沙織に読ませたら、パンティどころかパンスト越しにスカートにまで染みを作って逝っちゃいました。これから、お菊ちゃんをたっぷりと、愛してあげようと思います。有難うございました。
引用返信/返信
■7451 / ResNo.31)  いいな〜
□投稿者/ hime ファミリー(177回)-(2013/12/21(Sat) 09:43:26)
    いいな〜
    私もお菊ちゃんをたっぷり愛してあげたいなぁ。
    どんなことして、どんなになったか、報告してね。
    疼くわ〜

引用返信/返信
■7460 / ResNo.32)  Re[12]: 大人のオモチャ12
□投稿者/ ゆい 一般人(1回)-(2013/12/23(Mon) 21:29:22)
    すごくドキドキしちゃいます(≧∇≦)
    続きが楽しみです
引用返信/返信

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■7425 / 親記事)  復讐のソナタ1
□投稿者/ hime ファミリー(162回)-(2013/12/09(Mon) 09:57:23)
    「美咲ちゃん、大好きよ。美咲ちゃんの処女が欲しいな」
     利香ママ、私にとっては、いつまで経っても、こんな関係になっても「利香ママ」でしかないその人が差し出したそれは、人工ペニスのついたベルトだった。
     これまでもいわゆる大人のオモチャでさんざん遊んできたけれど、そういうものを中に入れるのは抵抗があった。
     だって、処女膜ってものがあるらしいし、それが破れると処女じゃなくなるんでしょ。
     それはやっぱり男とでないとマズイっしょ、みたいな?
     幼なじみの利香のママと、なんだか良くわからないうちにキスされて、ベッドに押し倒されて、断るのも悪いかなと思って胸を揉まれるのも拒まないうちに、あっという間に指で逝かされてた。
     こんな感覚が自分にあるなんて知らなかったし、綺麗な女の人から触られるのがこんなに心地良いとは思わなかった。
     私は身体から恋に落ちた。
     それも友達のお母さんに。
     好きな人に捧げるのが処女なら、私の処女、あげてもいいかな、と思った。
     いつものように指と舌で何度か逝かせてもらい、脚を開いて待った。
     優しく抱きしめられ、それが入り口に当たった。
    「大丈夫よ。ローションたっぷり使ってるから。痛くないからね、力抜いて」
    「うん」
     けれど、そこに当たるそれは固く、私自身のそこも本当にそんなものを受け入れることが出来るのかわからないくらい固く閉じていた。
     いったい、そんなものを入れる「穴」があるの?
     私の身体に?
    「入ったわよ」
     え?
     もう?
    「美咲ちゃんの処女、貰っちゃった」
     胸に満足感が押し寄せてきて、私は泣いた。
     美香ママは優しくキスしてくれた。
     私はこのとき、本当に幸せだった。(続くよ)
引用返信/返信

▽[全レス17件(ResNo.13-17 表示)]
■7439 / ResNo.13)  復讐のソナタ10
□投稿者/ hime ファミリー(171回)-(2013/12/13(Fri) 14:00:11)
     私は高校を卒業し、大学生になった。
     一応、彼氏というものも出来、軽い気持ちでセックスもした。
     何も感じなかった。
     と言うより、痛いし、気持ち悪い。
     何度やっても同じだった。
     ちっとも濡れず、挿入は毎回拷問のようだった。
     結局、これが原因というわけでもないけれど、彼とは別れた。
     毎月のビデオ撮影ではあれほど感じて感じて感じて、逝って逝って逝きまくっているというのに!
     私は利香に相談した。
     その頃はもう、利香や他のお姉さん達とも仲良くなっていたから。
    「もう大丈夫ね」
     利香はそう言って、携帯で誰かにかけた。
    「来週の撮影の時、同席するって」
    「誰が?」
    「ママよ」
     何言ってるの?
    「ママ、実は死んでないの。ごめんね嘘ついて。でも、こうでもしなきゃ、貴女、出てくれなかったでしょ、ビデオ」
    「騙したの?」
    「だったらどうする? いつでもやめても良いのよ、この仕事。一本で三十万円なんて出すところないだろうし、何より、あなたの身体が、もう私たちの視線と責めを求めてるの。今日は帰って、自分の身体としっかり相談することね」
     私は何も言い返せず、利香のもとを去った。
     利香ママは生きている!
     心の底からホッとしながら、何か釈然とせず、悶々と一週間を過ごし、撮影の日がやってきた。(続くよ)
引用返信/返信
■7440 / ResNo.14)  復讐のソナタ11
□投稿者/ hime ファミリー(172回)-(2013/12/13(Fri) 14:14:32)
    2013/12/13(Fri) 16:29:58 編集(投稿者)

     撮影の日が来た。
     いつものレッスン室にはバスロブをまとった利香ママがいた。
     私は懐かしさとうれしさに駆け寄り、抱きついた。
     どこにも固い部分のない中年女性の身体だった。
     懐かしい香りもした。
    「今日は私が相手するわ。久しぶりにレッスンよ」
     私は利香ママに浣腸され、そのままピアノを弾くように言われた。
    「そうね。『ヴァルトシュタイン』がいいわ」
     難曲中の難曲だった。
    「すらっと弾けるまで、何度でもやり直させるわ」
     すらっとなど、絶対に弾けるわけがなかった。
     この便意!
     もう耐えられない。
     ごめんなさい、漏らします。
     と思っても、体重がアナルを押しつぶし、座ったままでは絶対に出せないのだった。
     甘美な限界が来て、それを察した利香ママは、床のオマルを指さした。
    「そこでしなさい」
     私はいつものようにアナルで逝った。
     自分の排泄物で。
    「安心したわ」と利香ママは言った。
    「私と同類になってくれて」
     私にとっての地獄はこの甘美な責めではなく、もはや戻ることのない普通の世界で、普通を装って生きることにあった。
     平凡な日常という地獄にあって、私の救いは利香ママに責めて貰うことだけだった。
     利香ママは私の菩薩になった。
     今日もまた、利香ママに犯されたくて、私の二つの穴は怪しく疼くのだった。(終わりだよ。感想待ってるね)
     
完結!
引用返信/返信
■7442 / ResNo.15)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(46回)-(2013/12/14(Sat) 01:30:38)
    地獄が自分にとっての極楽浄土になっちゃったんですね!(>_<。)

    アソコが疼いて濡れて…後ろまで垂れちゃいました!(゜o゜;)

    (携帯)
引用返信/返信
■7443 / ResNo.16)  Re[12]: こんばんは!
□投稿者/ hime ファミリー(173回)-(2013/12/15(Sun) 13:07:30)
    いいね〜
    全裸にして椅子に座らせて、朗読させてみたいなぁ。
    で、椅子を汚してないか確認。
    汚してたらお仕置きだよ〜
引用返信/返信
■7444 / ResNo.17)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(47回)-(2013/12/15(Sun) 23:33:46)
    汚さない自信がないので、多分お仕置きしていただくはめになると思います!

    (携帯)
引用返信/返信

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■7401 / 親記事)  買われた花嫁
□投稿者/ hime 軍団(147回)-(2013/11/29(Fri) 09:18:44)
     年の差なんて気にしないわ。
     金さえあれば。
     何度かの恋愛に失敗して、もう結婚は諦めていたから、ある意味、妥協かな。
     相手は六十のじいさん。
     男性機能は辛うじて残ってる程度だけど、私の方が淡泊なくらいだから大丈夫。
     金さえあれば良いのよ、金さえあれば。
     と、思っていたら、夫の会社は倒産、自宅まで抵当に入れていたから、ほとんど無一文で冬の寒空に放り出された。
     夫は会社の残務処理が終わると抜け殻状態、仕方なく、六畳一間のアパートを借りて私が働きに出ることにした。
     もちろん夜のお仕事。
     夫と知り合ったのも夜だったし。
     前の店に頼み込むのも癪で、別の街の店を選んだ。
     最初はまあ、見習いということで、初めて店に立った日のことだった。
     下品な金のネックレスをした羽振りの良さそうな初老の女性が、目の覚めるような美人を連れて入って来た。
     常連らしく、何も言わないのに、ママはブランデーを注いで出した。
     それには目もくれず、女性は私の目を見て言った。
    「あなた、おいくつ?」
    「二十一です」
     もちろんさばを読んでいる。
    「わかったわ。あなた」と美人の方を見て、「もう今日は帰っていいわ」
     美人はニコリともせずに椅子から降り、挨拶もせずに帰って行った。
    「若い子はあれだから。いつまでも自分が綺麗でいられると勘違いしてるのね、本当は今だけなのに」
     ちょっと困った笑顔を作った。
     よく見ればブルドッグに似た豚女だ。
    「私だって、若い頃は自分の容姿に自信を持ってたわよ。それで寄ってくる男を振り払い振り払いして……」
     豚女はブランデーを一気にあおった。
     そして私をジッと見て、言った。
    「あなた、いくら?」
     意味不明で、返事のしようもない。
    「新山様、この子、今日入ったばかりなんです」
     と、ママが割って入った。
    「だからなんなの?」
    「いきなりは、ちょっとご勘弁下さいな」
    「だって、この子、顔に書いてるわよ。女が好きですって」
     いきなり何を!
    「あなた」と新山はママにかまわず続けた。
     ママも仕方なくブランデーを注いだ。
    「恋愛も結婚も上手く行ってないでしょ」
     また困った笑顔を作るしかなかった。
    「それはね、あなたがレズだからよ。私の仲間なの」
     何の冗談ですか、それは。
    「今晩一晩、私と試してみない? あなたは寝てるだけで良いの。絶対に感じるはずよ。あなた、逝ったことある?」
    「やめて下さい」とママが遮った。
     私はまた困った笑顔を作るしかなかった。
     逝く?
     なにそれ?
     それって、エロ小説とか、アダルトビデオとかの話でしょ?
     普通の女にとってセックスなんて義務みたいなもんでしょ。
     そんなので感じるなんて、普通、おかしいでしょ。
     確かに感じるって女の子もいたけど、で、それが何よ?
    「いいわ。今日は帰る。でも、その気になったら、ここに連絡して。いつでも良いわ。二時間で十万円あげる。いいえ、あなたなら十五万円あげる。いつでも連絡して」
     店が終わった後、ママは、
    「あの名刺、すぐに捨てなさい。あんなの持ってると、ついフラフラ連絡してしまいかねないからね。あの女の相手させられて、一回でボロボロになって、この店にも恐くて近寄れなくなった子が何人もいるの。貴女は若いから、本当の女の変態がどういうものかわかってないの、さ、捨てなさい」
     私はカウンターの下から、別の客に貰った名刺を出し、クシャクシャにして灰皿の上に置き、火をつけた。
     メラメラと燃える火に、明日必ず新山に連絡しようと思った。
     二時間十五万よ。
     耐えられます、どんなことにも。(続くよ)
引用返信/返信

▽[全レス21件(ResNo.17-21 表示)]
■7420 / ResNo.17)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(39回)-(2013/12/07(Sat) 00:17:53)
    すごいですね!
    アソコがトロトロです!経験してみたいですが、鞭はちょっと!
    痛いのはダメなんです。
    hime様は、ドSですか?
    私は………(恥)

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■7421 / ResNo.18)  Re[13]: こんばんは!
□投稿者/ hime ファミリー(160回)-(2013/12/07(Sat) 19:47:11)
    確かに女の子が涙でグチャグチャになってるSMのAV観ると感じるけど、これって、自分がしたいのかな、されたいのかな?
    ドMかもしれないし、ドSかもしれない。
    相手によるかな。
    小説書くときはMの立場で書く方が面白いな。
    痛さとか恥ずかしさとか書き込めるし。
引用返信/返信
■7422 / ResNo.19)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(40回)-(2013/12/08(Sun) 03:39:19)
    私はされたいですね!

    痛いのはダメですが、イヤらしい罵声を言葉を言われ、玩具で虐めてほしいです!

    (携帯)
引用返信/返信
■7423 / ResNo.20)  Re[15]: こんばんは!
□投稿者/ hime ファミリー(161回)-(2013/12/08(Sun) 17:07:20)
    そんなの聞くと、してあげたくなるなぁ……
    飴と鞭。
    ところで相手は複数が良いのかな?
    複数のドSに虐め抜かれる、とか?
    ドS女たちの賭の対象にされるとかね。
    S女達が競い合うように、貴女の身体に群がり……
    う〜ん、素敵だ。

引用返信/返信
■7424 / ResNo.21)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(41回)-(2013/12/09(Mon) 01:53:09)
    最初は、一々が良いと言いたいところだけど、複数でも、優しく時には激しく罵倒して言葉で虐めてほしいです!

    (携帯)
引用返信/返信

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■7379 / 親記事)  アナル千一夜1
□投稿者/ hime 軍団(134回)-(2013/11/17(Sun) 15:16:47)
    「そのうち良くなるから」
     という男のセリフほど当てにならないものはない。
     実際、男ならともかく、女にはちゃんとヴァギナという立派な性器がある。
     なのに、何が悲しくて、ただの排泄器官に過ぎないアナルを使わなければいけないのか。
     正直、意味不明。
     ゴム手袋をした指でいじり回されたって感じないし、汚いし、もうとにかく、やめてよって感じ。
     男にうんざりしたのはこれも原因の一つかも知れない。
     女の子とのHを覚え、もっぱら女の子専門になって、ちょっとだけアナルに関心が出てきた。
     だって、「アナル」って口にしたときの恥ずかしがり方が尋常じゃないから。
     特に美咲なんか、クリをいじりながら、
    「今度、アナルバイブ買いに行こうよ。それで開発してあげる」
     って耳元で囁いたら、もう、これまでにないような逝き方をしたし。
     ちょっと美咲のアナルで遊んでみようかな、と。
     これがまあ、私のアナルとのなれそめかな。(続くよ)
引用返信/返信

▽[全レス17件(ResNo.13-17 表示)]
■7395 / ResNo.13)  アナル千一夜10
□投稿者/ hime 軍団(143回)-(2013/11/24(Sun) 18:21:25)
     渡されたエロ小説を読んでみたけれど、アナル狂いなのは男の方じゃないかと思えるような、現実には絶対にあり得ない話で、ちっとも感じなかった。
     けれど、二つの穴を同時に犯される「サンドイッチ」の下りでは、正直、オナニーできないのが辛いくらい感じてしまった。
     恐ろしいほどの美貌とプロポーションの持ち主の女スパイが敵に捕まり、大の字に立たされ、鎖で拘束され、前と後ろから犯されるというもの。
     女の体内で、薄い膜を隔てて二つの肉棒が擦れ合う……
     想像しただけでも、ゾクッとした。
     そうだ、感じたところに付箋をしないといけないのだった、と思い起こし、そのページに印をつけた。
     もし同じことをナナミとミドリにされたら……
     いや、むしろ、して欲しい……
     小説はまだ二〇〇ページも残っていた。(続くよ)
引用返信/返信
■7397 / ResNo.14)  アナル千一夜11
□投稿者/ hime 軍団(144回)-(2013/11/26(Tue) 17:39:05)
     最初はバカげてると思ったアナル小説も、サディストを女にして、男言葉を女言葉に脳内変換して読むと、結構、キタ。
     アホらしい乱痴気にしか思えなかった浣腸も、女の子にされているのだと思えば、これはこれで……
     結局男は、自分は精液を「出す」ことで、逝ったことが確認されてしまうことが悔しいのかも知れない。
     結局、快楽に屈服した印でしかないから。
     だから女が浣腸されて「出す」ことで、女もまた便意に屈服したところを確認したいのだろう。
     そのことに気付くと、女にされる浣腸が極めて淫靡なことに思えてきた。
     女の子に屈服したい……
     屈服して、屈辱を味わいたい……
     女の子に浣腸され、
    「まだよ、ダメよ」
     と焦らされる……
     耐えきれず、
    「ダメな子ねぇ」
     と優しく叱られながらの……
    「まだ出るの?」
     などと聞かれ、
    「はい……」
     と消え入るような声で答える屈辱……
     その間にも、女の子達は私にキスしたり乳首を甘噛みしたり……
     私は後ろ手に縛られて、女の子達のなすがまま……
    「終わったの?」
    「はい……」
     お尻を突き出して後始末まで……
     アナル小説は、結局、私の欲情をさらけ出す付箋だらけになった。(続くよ)
引用返信/返信
■7398 / ResNo.15)  アナル千一夜12
□投稿者/ hime 軍団(145回)-(2013/11/27(Wed) 20:01:44)
     あれから半年、私と美咲は舞台に立つことになった。
     いや、舞台に「立つ」のではない。
     回転する舞台の真ん中に四つん這いになって拘束され、観客全てに全てを晒しながら、ナナミとミドリの両腕を受け入れる。
     そう、まさに、下半身二つの穴で、女の細腕を受け止めるのだ。
     ここまで訓練するのに半年かかった。
     美咲もまたナナミたちの調教を受けていることは意外だったが……
     幕が上がった。
     観客達の好奇の視線が私たちの顔と、そして決して表には出ない部分に注がれるのがわかった。
     観客の方を見る。
     膣とアナルとに腕を突っ込まれて悶え苦しむ女の業を観に来た女達だ。
     こちらからはぼんやりとしか見えない。
     でも、すごく近くで見られていることは空気でわかる。
    「二人とも美人じゃない」
     という声が聞こえた。
    「それでこんなことするの、すごいわね」
    「自分で望んだんだって。本物の変態らしいよ」
    「そりゃそうよね」
     生ぬるい風が、私のその箇所を嬲った。
     誰かが息を吹きかけたのだろう。
     舞台が回り始めた。
     全ての観客に、私たちの全てを見せるために。(続くよ)
引用返信/返信
■7399 / ResNo.16)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(34回)-(2013/11/28(Thu) 01:26:05)
    あぁっ!恥ずかしい、そんなに見つめられ、腕を入れるなんて!

    続き楽しみにしています!

    (携帯)
引用返信/返信
■7400 / ResNo.17)  アナル千一夜13
□投稿者/ hime 軍団(146回)-(2013/11/28(Thu) 09:02:01)
     軽快な音楽と共にナナミとミドリが入って来た。
     悪趣味な看護婦のコスプレで。
     回り舞台に立つと、観客によく見えるようにゆっくりとゴム手袋を両手に装着した。
     初めて両手を入れられたとき……
     しかも入れられただけではない。
     膣の側とアナルの側から、両手で子宮を揉みしだかれた。
     大昔、まだCTスキャンなどなかった頃の子宮がんの診察方法だという。
     ただ、あまりにも苦痛が大きく、次第に廃っていった。
     当然だ。
     まともな女が耐えられる苦痛ではない。
     しかも、普通の苦痛ではなく、猛烈な快楽をともなっている……
     通常なら子宮頸部を押されても、子宮本体は後ろに下がっていけるのに、私たちのようにアナル側から握られてしまっては逃げ場がない。
     普通は絶対に感じることのない、子宮頸部をグリグリと握りつぶされる感覚。
     感じるなんてものじゃない。
     腹の底から燃える。
     燃えて燃えて、快楽の業火に焼かれてしまう。
     しかも一定の時間が経つと、脳は直腸に入った手を排泄物だと認識して猛烈な便意を発してくる。
     快楽と苦痛の波状攻撃に、「やめて」と「もっと」を繰り返し、アナルから腕が出されたときの、我慢し抜いた末の排泄に他ならぬ強烈な快楽に身もだえし、再び腕が押し込まれてくる充実感に喉の奥から獣の声を絞り出す……
    「次からは、ショーでないとやらない。その代わり、一回十万円のギャラをあげる」
     こんな無茶な提案にも、しっかり頷いてしまうほど、脳が痺れまくっていた。
     美咲も同じだったのだろう。
     美咲は私と一緒なら、と返事したのだという。
     こうして、女性限定の「ダブルフィスト・ナイト」なるショーが開催されることになった。
     参加費、一人三万円。
     それでも五十席はすぐに売り切れた。
     地獄の業火に焼かれる女の姿を見たい女達……
     そんな女達の好奇の目線を浴びながら、私たちは今から……
     お尻にローションが垂らされた。
     ナナミの指がアナルに触れる。
     これからゆっくりと揉みほぐされていく……
    「がんばろうね」と美咲が言った。
     私は返事をする代わりに美咲の唇を奪った。
     おお〜という歓声が会場から起こった。
     私たちは互いの唇と舌を奪い合った。
     けれど、両手を入れられたとき、もはやキスなど無理になった。
     地獄の業火が始まった。
    「私たち、幸せよね」と美咲が言った。
    「もちろん」
     これが終わったら、美咲とゆっくりキスしようと思った。(終わり)
完結!
引用返信/返信

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■7167 / 親記事)  歴女の受難
□投稿者/ hime 一般人(42回)-(2013/08/21(Wed) 14:25:13)
    2013/08/21(Wed) 14:25:56 編集(投稿者)

     開発室の春奈から手伝ってくれないかと言われて気楽にOKしたんだけど、結構大変な仕事らしい。
     開発室の「絶対秘密」って赤字で書かれた部屋に入ると、様々なよくわからない機械やメーターに埋もれた中に、細長い卵のようなカプセルがあった。
     全身体験型の「ヴァーチャル・ヒストリー・メーカー」ってゲーム機らしい。
     カプセルの中には濃い塩水が入ってて、そこに裸になってぷかぷか浮かぶ。
     蓋を閉めるとただの暗黒。
     手足は浮遊状態ですべての刺激が消えてしまう。
     そこに特殊な電波で脳波を直接刺激すると、用意されたストーリーをまさに自分がそこにいるかのように体験できるんだという。
     で、このゲームの醍醐味は、自分自身が歴史上の実在の人物になりきることができるってこと、だと春奈は熱く熱く語るんだけど……
    「で、なんで私が適任なの?」
    「だって、由芽ちゃんって、歴女じゃない。こちら側が用意できるのは大まかなプロットやストーリーだけであって、本人の知識以上の発展はないわ。これまでの被験者は歴史のシロウトばっかりだったから、用意されたストーリーを変えることなく安全にこっちの世界に帰って来れたの。でも本当に歴史に詳しい人がここに入ったらどうなるか、まだ試せてないんだよね。お願い、やってみて」
     上司の命令でもあるし、仕方なく水着に着替え、カプセルに入ってみた。
     すぐに扉は閉められ、暗黒になった、と思った瞬間だった。
     私はバスチーユ監獄にいた。
     名前はジェスティーヌ、この間まで貴族の娘。
     他の女囚と同じように裸で石の壁の前に立たされているのだった。
     灯りは天井と壁からの陽の光のみで、女達の白い裸が亡霊のように浮き上がっていた。
     私の足首には鉄の足かせが重く、いくつもの傷を作っていた。
     気がつけば全身には鞭のあとがあり、焼けるように痛かった。
     看守のロジーヌが若い女の子を私たちの前に引きずり出した。
     ロジーヌは体重150キロはあろうかというデブで、カバそっくりの年増だった。
    「おい、ここで身体を隠すのは?」
     ロジーヌがスザンヌに聞いた。
     ベテランのスザンヌは女囚でありながらロジーヌの女で、牢名主的な存在だった。
    「御法度だよ。脱獄用の道具を隠してるかもしれないからね」
    「だよね。ところがこの小娘ときたら……」
    「ご、誤解です、そんな」
     女の子は泣いて抗弁したけれど、おそらく無駄だろう。
     泣けば泣くほどロジーヌやスザンヌの劣情を刺激するだけだ。
     こういうときは素直に罪を認め、ギロチンにかけてもらうのが一番なのだ。
     この時代、美しく生まれついた貴族は、その美しさという罪の故に、人間の最も醜い劣情の生け贄となる運命なのだ。
    「この草むらの中に隠してるんだろ。ほら、手をどけてみろ」
    「い、いやです、そんな」
    「隠すのは、そこに道具を隠してるからだろ」
     かわいそうに、新入りの貴族の娘なんだろう。
     少し前まで着飾って高級なサロンに出入りしてたろうに、今や丸裸に剥かれて最底辺の女の慰みものだ。
     この女の子の受難が一刻も早く終わることを祈らずにはいられない。
     けれど、それは無駄な祈りというものだ。
     もはやロジーヌやスザンヌはこの子を獲物として扱っている。
    「はやく手を頭の上にやるんだ」
     女の子は泣きじゃくりながらいうとおりにした。
     端正な乳首と黄金の絹玉のような縮れ毛が現れた。
    「中も、もちろん検査するんだろうな」
     とスザンヌがけしかける。
    「もちろんだよ。奥の奥まで……な。ほら、脚を開いて、ケツをこっちに向けな」
    「で、出来ません、そんなこと」
    「仕方ないな、ほら」
     ロジーヌが目配せすると、スザンヌや、そのほかの手下たちが女の子を押さえつけた。
     女の子はテーブルを抱くような形に拘束された。
     こちらからは女の子の最も隠したい部分が丸見えになっていた。
    「さて、まずは女の隠れたポケットの中を検査しようかね」
     キャァァア、と女の子の絹を裂くような声が上がった。
     女の子はロジーヌが検査と称する拷問を続ける間、ずっと叫び、許しを請い続けた。
     そこにいたならず者以外、皆、この苦しみが一刻も早く去ることを願っていた。
     検査を終えたロジーヌの手は肘まで血まみれになっていた。
    「もう一つ穴があるだろ、女と男共通の」とスザンヌが言った。
    「私ゃ、クソまみれはイヤなんだよ。あんたはそっちが趣味だろ、あんたに任す」
    「ありがとよ。久しぶりにケツを破られて死ぬ若い女の声が聞けるよ」
     スザンヌの期待に反し、女の子は責めそのものでは死なず、そこに拘束されたまま二日間生死の境を彷徨って、恐ろしい形相のまま亡くなった。
     引きずり出された子宮と腸にハエがたかり、耐えがたい腐臭を発していた。
     ちょっとまって、何か変よ。
     と思った瞬間、カプセルの扉が開けられ、私はこの世界に戻ってきた。(今回はハードにいくよ。心臓の弱い子は読まないで)
     
引用返信/返信

▽[全レス5件(ResNo.1-5 表示)]
■7169 / ResNo.1)  歴女の受難2
□投稿者/ hime 一般人(43回)-(2013/08/22(Thu) 09:55:00)
     私は開発室のスタッフに助けられながらカプセルを出た。
     シャワーを浴びて着替えて戻ってくると、スタッフの女の子が聞いてきた。
    「どうでした? 恐くなかったですか?」
    「恐いも何も」と私は言った。「どうしてバスティーユに貴族の女囚がいるんですか? 歴史的におかしいでしょ」
    「今度はバスティーユでしたか……」
    「今度?」
    「どうも開発者の妄念が紛れ込んでいるらしくて、どの時代、どんな事件に設定しても、開発者の影が出てきて、それはもう口に出せないくらい残虐な方法で殺されてるんです」
     確かにそうだった。
    「今回はどうでした?」
    「とても口には出せません」
    「でも、由芽さんは歴女だから、ものすごくリアリティのある世界だったんじゃないですか? 逆に恐かったでしょ」
     確かにリアリティはものすごかった。
     でも恐怖は感じなかった。
     なぜだろう。
    「あの妄念が消えない限り、ちょっとゲームとして売り出すのは無理なんです」
     確かにそうだろう。
     生きながら子宮や腸を引きずり出される光景を見るなど、あまりに……
    「実は、今日、開発者が来られてるんです。会ってみませんか」
    「なんで、私が?」
    「由芽さん、一昨年、社内報に『歴女の妄想』ってエッセイを書かれましたよね」
    「ああ、あれ? バカみたいな……」
    「あれにインスピレーションを受けて、このプログラムを開発したらしいんですよ、彼女」
     は?
     という感じだった。
     もし私が……だったら、という感じで、歴史上の有名人物を列挙しただけの、お粗末な文章だったのに。
     そうか、それで私みたいなペーペーの一社員が開発室なんかに呼ばれたんだ。
    「いいですよ。私でよければ」
    「良かった。断られたらどうしようかと。こんどお酒でもおごりますね」
     そう言ってスタッフの女の子は出て行った。
     しばらくすると、入れ替わりに、バスティーユで殺された女の子が入って来た。
     私は一瞬、あの腐った臓器の匂いを思い出して吐きそうになった。
    「ごめんなさい」と女の子が言った。「気持ち悪い思いをさせたんでしょ」
     私は何も言えなかった。
    「私、特殊な体質で、母親が体験した……あ、母親はクロアチア人で、民族虐殺の現場にいたらしいんですよ。その記憶を受け継いでいるらしくて、そのままじゃないんだけど、フラッシュバックみたいに甦るんです。だから、プログラムの中に、その妄念が入り込んで、とんでもないことになってるらしくて……」
     妖精、と言っても良いような美少女がポロポロと涙を流しながら言うのだった。
    「私、今度はどんなやりかたで殺されてました?」
     とても口には出来なかった。
    「教えて下さい……私には大事なことなんです」
     私は一部始終を告げた。
    「やっぱり……私って、変態ですよね。そんな殺され方を望むなんて」
     え?
    「私の願望がそこに投影されてるんです。私、そうやって女達に性器をいじられて殺されたいんです、きっと」
     女の子は声を上げて泣いた。
     私は何とも言えなかった。
    「あんなゲームが売り出されたら、私、生きていけません。お願いします、私のこの妄念を取り除いて下さい。あなたしかいないんです、私にインスピレーションを与えてくれた由芽さんしか」
     そう言って女の子は私に抱きついてきた。
     ほのかに薔薇の香りがして、私は思わず女の子を抱きしめた。(続くよ。感想待ってるね)
引用返信/返信
■7170 / ResNo.2)  歴女の受難3
□投稿者/ hime 一般人(44回)-(2013/08/23(Fri) 11:06:35)
     気がつけば平原だった。
     モンゴル人に襲われた私たちポーランド族は逃げて逃げてこの平原にまで来ていたのだった。
     けれど騎馬に長けたモンゴル族にかなうわけもない。
     男たちは皆殺しにされ、私とマリアだけが生き残って、モンゴル族の女の慰み者になっているのだった。
     マリアは服を一枚ずつ剥がされ、最後に残った自分の手で、胸と、腰のわずかな草むらを隠していた。
     モンゴルの女たちは大笑いしてマリアを押さえつけた。
     そして地面の二本の杭に大の字に縛り付けた。
     杭が高く立てられると、逆さまになったマリアの草むらからは紅い筋がへそに向かって流れた。
     モンゴルの女は私に棒きれを投げて渡した。
     通訳が言った。
    「お前はあの女の家来だろう。しっかり守って見せろ」
     私には意味がわからなかった。
     けれど、私たちの頭の上を舞うカラスが急降下してきたとき、本能的にその棒を手に取った。
     カラスは血の臭いに反応して集まってきていたのだ。
     今の標的はマリアの草むらだった。
     私はマリアを守ろうとカラスを追い払った。
     その様がいかにも滑稽だったのだろう、モンゴルの女たちは手を打って笑い転げた。
     最初の二三羽は防ぐことが出来た。
     けれど、数が膨大になって来るともうダメだった。
     そもそも草むらの位置が私の頭よりも遙かに高く、棒でも届くか届かないか。
     それがわかっていて、モンゴルの女たちは見世物にしたのだ。
     マリアは言葉にならない声で叫び続けた。
     草むらはついに裂け、カラスたちのお目当てだった内臓がズルリと流れ出た。
     血まみれになったマリアの顔にも容赦なくカラスは襲いかかり、目玉も食われた。
     私は意味も無く棒を振り回しながら……
     おかしい……
     と思った瞬間、私は開発室にいた。
     女の子は私の腕の中で泣きじゃくっていた。(続くよ。感想待ってるね)
     

引用返信/返信
■7173 / ResNo.3)  歴女の受難4
□投稿者/ hime 一般人(45回)-(2013/08/24(Sat) 11:59:30)
    「私、どんな殺され方してました?」
    「今のは何?」
    「脳波を同調したんです」
    「そんなことが……」
    「二人で同じ妄念を共有したはずなんですけど、それぞれの記憶とか知識とかに応じて内容は変わってくるんです。私は、今は、高校の頃の同級生たちに逆さに縛られて……」
     女の子は泣きじゃくった。
    「傘であそこを突かれて突かれて、お腹が破れて……」
     私は自分の妄念を話した。
    「やっぱり……私って変態ですよね」
    「ねえ、あなた、処女?」
    「もちろんです」
    「そういうこと、関係ないのかな」
    「だって、私、男の人、全く駄目なんです。その意味でも変態なんです」
    「私さ、実は自分のこと、バイセクシャルじゃないかと思ってるんだ。よかったら、私といろいろやってみない?」
    「いいんですか? 私変態ですよ? いろんな意味で」
     女の子の目が妖艶に光った。
    「とりあえず……」
     女の子は開発室のドアに「実験中、静かに」の札を下げ、しっかりと鍵をかけた。
     そして白衣を脱ぎ、スーツを脱ぎ、下着だけになった。
     下着もとり、椅子の上のスーツの下にそっと入れた。
     信じられない美しさだった。
     そしてそれを恥じるように胸と下を隠し、大理石の像のように立っていた。
     私はたまらず女の子を抱き、唇を……
     風景が変わり、また草原だった。
     頭の下に大地があった。
     気付けば私はマリアで、二本の杭に大の字に、逆さに縛り付けられているのだった。
     侍女は必死にカラスを追い払っていたが、無駄だった。
     私の敏感な場所に激烈な痛みが走った。
     ガシガシガシ、と続けざまにカラスが突いてくる。
     信じられない痛みが連続してやってくる。
     グズグズグズとカラスが入ってくるのもわかる。
     痛い、苦しい……
     熱いものが流れ出したのがわかる。
     目の前が真っ赤になる。
     そして真っ暗になる。
     目を突かれた。
     顔もまたガシガシガシと突かれる。
     痛い、死ぬほど痛い……
     どうしてこんなにまでなって生きてるの……
     早く殺して……
     意識がなくなる……瞬間、私は戻ってきた。
     女の子は私をゆっくりと引き離し、いかにも残忍そうな笑みを作った。
    「みつけたわ、私のドッペルゲンガー。これで私は助かる」(つづくよ。感想待ってるね)

引用返信/返信
■7185 / ResNo.4)  歴女の受難5
□投稿者/ hime 一般人(46回)-(2013/08/27(Tue) 09:17:35)
     女の子は私に唇を重ねてきた。
     再び、私の敏感な部分に激烈な痛みが走った。
     私の脚はV字の棒に縛り付けられ隠しようも守りようもない状態だった。
     上半身はテーブルに縛り付けられて動けず、ただ、
    「殺して下さい」と命乞いとは反対の言葉を漏らすだけだった。
     もうこの責め苦は四日目に入っていた。
     二週間以上塩を絶たれた羊はわずかな塩分を求めて私の天然の傷跡を舐め続ける。
     最初の十分で粘膜ははぎ取られ、敏感な神経そのものがむき出しになる。
     肉を切られる痛みを神経が感じる、骨を折られる痛みを神経が感じる、とかそういうのじゃない、神経そのものを少しずつそぎ取られる痛み……
     人体のなかで最も神経が集中するクリトリスを少しずつ、少しずつ、羊のザラッとした舌が舐め取っていく。
    「殺して、早く殺して」
     と決してかなえられることのない望みを叫びながら、この絶望的な激痛に耐えるしかない。
     いきない、脚の付け根から電気のようなビリビリとした激痛が脳天に向かって走る。
     大腿骨に付いた神経そのものに舌が触れたのだろう。
     これまでとは桁の違う激痛に身体を反らせる。
     もう性器は形も残っていないのだろう。
     こんなの、女にしか思いつかない拷問だ。
     もう一秒と耐えていられない。
     けれど、決して楽になることはない。
     しかも、これは、何かを吐かせようとしてやっているのではい。
     純粋に苦しみを与えようとしているのだ。
     群衆にとっての、この、たまらない娯楽は一日三十分に制限されている。
     でなければ羊は二時間で性器のすべてを破壊し、犠牲者は出血多量で死んでしまうだろうから。
     それはつまらない。
     一日三十分に制限し、治療も施し、しっかりと栄養も与えて、一週間はなぶり抜かなければ……
     それに、一度痛みを知った女は、二度目からは、責めの前から泣き叫び許しを請う。
     その様がまた群衆にとってはたまらない娯楽なのだ。
     羊が放され、ゆらゆらと血の臭いを求めて女のもとへ歩み寄る。
     女が恐怖に叫ぶ様、舌が触れたときの絹を裂くような叫び……
     まるで快楽に耐えるかのように引きつる脚、背、そして叫び声。
     すべてが美しいものへの妬みを刺激して、たまらない快楽を与えるのだろう。
     今日の責め苦、三十分が終わった。
     包帯が巻かれ、無理矢理スープを飲まされる。
     あと何日も生きて、この責め苦をたっぷりと味合わせるために。
     普通なら、これほどの激痛に脳が耐えきれず、痛みは快楽へと変換されるはずなのだ。
     だが、そんなことは群衆はみな知っている。
     どれほどの苦痛を与えようと、犠牲者たちは最後には微笑みながら死んでいくことを。
     そんなこと「魔女」には許されない。
     最後まで苦しみながら……
     一月前から少しずつアヘンを吸わされ、快楽物質への耐性が出来た脳は、もはや快楽を感じない。
     激痛は激痛のままだ。
     何の救いもない。
     唯一の救いは死だ。
     そして、これが、美しく生まれついた女の運命なのだ。
    「どう、わかった?」
     私から唇を離して女の子は言った。
    「私はこの運命を何千年も背負って生きてきたの。まだまだこんなもんじゃないわ。美しく生まれるってことは女にとってリスクなの。あなたにそれをじっくりと教えてあげるわ」
     
引用返信/返信
■7186 / ResNo.5)  歴女の受難6
□投稿者/ hime 一般人(47回)-(2013/08/27(Tue) 13:44:48)
    2013/08/27(Tue) 13:47:32 編集(投稿者)

    「あなたの文章『歴女の妄想』読ませてもらったわ。自分が絶世の美女だったらどうするって、ひどく自分勝手な勝手な妄想」
     私はいつのまにか、さっきと同じように縛られ、女の子に羞恥の中心を晒していた。
     女の子は私のVの字になった脚越しに笑いながら、
    「美人のここは、時と場合によっては民衆にさらされて、面白半分に破壊される運命にあるのよ、わかってる?」
     女の子は私の敏感な芽を優しく摘んだ。
     ビクン、と感じた。
     ああああ、と声が出る。
     思えば、こんなに優しい愛撫は初めてだ。
     関係を持った男二人は、あきらかに愛がなかった。
     私が感じているかどうかなんてお構いなしだった。
     愛のある愛撫とはこれほど心地良いものなのか。
    「私は理不尽に殺されてきた美しい女たちの残留思念よ。それがあなたの文章に反応したの。何を自分勝手なことを、って」
     愛撫が荒々しいものにかわった。
     指が入れられ、芽を潰すような愛撫になった。
     内と外で、感じる。
     声が出る。
    「逝きなさい、何度でも」
     言われるがまま、女の子の指を受け入れ、数え切れないほど逝った。
    「可愛いわ。食べちゃいたい」
     そう言って、女の子は私のそこに唇を当てた。
     芽を甘く噛まれながら、信じられないほど長い舌が私の中を蹂躙した。
     どんな技法を使えばこんなことが出来るのかわからない。
     指がアナルにも入れられ、舌とアナルが薄い皮一枚隔てて絡み合い、得も言えぬ快楽のハーモニーを醸し出す。
     逝って逝って逝きまくり、もう死ぬ、と思った。
     あまりにも深い快楽に。
    「さて」と女の子は起き上がった。
     その手には巨大なノコギリがあった。
     私はそれをある大学の人権センターみたいな所で見たことがあった。
     そこには世界の拷問具が集められていたのだった。
     これは女の犯罪者を文字通り股裂きにするノコギリで、実際に使われたものだと知ってゾッとしたのを憶えている。
     これで切られても傷がおへそに達するくらいまでは生きていたという記述にもゾッとした。
    「頭のてっぺんまで切られても、また再生してノコギリでひかれるの。永遠にね。私の運命はあなたの運命に変わったわ。これで消えていける。さよなら、私のドッペルゲンガー」
     女の子の目から明らかに精気が失せた。
     女の子は機械的な動きでノコギリを持ち上げた。
     とても一人では持てない二人でひく道具なのに、軽々と持ち上げ、私のそこに当てた。
     冷たい鉄の感触が……
     カプセルのドアが開けられた。
    「大丈夫ですか?」
     開発室の担当者が言った。
    「大丈夫じゃない。これはひどく危険な機械よ」
    「やっぱり……」
     担当者は残念そうに言った。

     けれど数日経って、実用化のめどが立ったという知らせを貰った。
     被験者の想念の中に出てきて色々悪さをしていた女の子が消えたというのだ。
     心当たりはあったが、黙っていた。(終わり。感想待ってるね)
完結!
引用返信/返信

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