ビアンエッセイ♪

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貴女の官能的なビアンエッセイやノベル
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■21802 / 親記事)  褐色の赤
□投稿者/ 金丸 一般♪(1回)-(2014/08/08(Fri) 23:07:33)
    お久しぶりです。
    初めまして。
    夏の夕立が気持ち良いので戻ってまいりました。
    私ももう30になります。
    30の夜には色々あるものです。
    ちょっと見つめ直しにきました。
    書けるだけ書いていきたいと思います。
引用返信/返信

▽[全レス10件(ResNo.6-10 表示)]
■21808 / ResNo.6)  褐色の赤 e
□投稿者/ 金丸 一般♪(7回)-(2014/08/09(Sat) 00:42:42)
    もし

    あの場所に誰かが連れていけるなら

    もう私は要らないと

    離れられる


    私が追いかけてきたあの人は

    あの場所を見れたのだろうか

    私と同じ景色を

    見ていたのだろうか


    貴女を初めて堕とした

    あの人は

    私より深くに行けたのだろうか


    改めて聞きたい気がする

    私は追いつけた?

    私は連れて行けた?

    貴女にとって快楽だけだったのだろうか


    錯覚だけだろうか


    お前を堕とせないなら

    あの場所を見れないのなら

    この目は要らない


    あの場所の音を聞けないなら

    この耳も要らない


    あの場所に導けないなら

    この口も要らない


    あの場所に触れられないなら

    この手も要らない


    あの場所で抱き締められないなら

    この腕も胸も要らない


    あの場所に降り立てないのなら

    この足も要らない


    それが幻想なら

    もう何も要らない

引用返信/返信
■21811 / ResNo.7)  Re[1]: 褐色の赤
□投稿者/ siva 一般♪(1回)-(2014/08/23(Sat) 06:01:19)
    おかえりなさい。お久しぶりですね。…って、私は金丸さんの小説にはコメント残してないですけど(笑)

    でも、かなりの内容が消えた中、また戻って書き込みして下さっている中に、昔よく見た名前を見かけて、なんだか懐かしい様な嬉しい気分になって、気持ちを残したくなりました。

    金丸さん、女は30からですよ。貴女がこうして小説として形を残しつつ書き込みを続けつつ、素敵な女性になる事を応援しています。
引用返信/返信
■21813 / ResNo.8)  sivaさん
□投稿者/ 金丸 一般♪(8回)-(2014/08/30(Sat) 20:50:58)
    お久しぶりです。
    覚えていてくれた方がいて本当に嬉しいです。
    相変わらず読みにくいし、誤字脱字も多いですが
    整理の為に写していきますので、どうぞ見守ってください。

    三十路頑張ります。
引用返信/返信
■21814 / ResNo.9)  f
□投稿者/ 金丸 一般♪(9回)-(2014/08/30(Sat) 21:04:29)
    恋愛とはキエモノで

    一度使ったら消耗が酷く

    記憶には欠片が残るか

    香りをわずかに残し消えていく


    残るのは愛か恨みか憎しみか

    強く力を持つ物が姿を保つ


    それも人にかかればキエモノに



    堕罪の誘惑で
    堕獄に導けば
    出ることすらやめて
    ぬかるみに浸かったのか



引用返信/返信
■21815 / ResNo.10)  褐色の赤 g
□投稿者/ 金丸 一般♪(10回)-(2014/08/30(Sat) 21:30:36)
    視界を奪い
    私は耽美を見せられたのだろうか

    聴力を奪い
    私は崩落の音を聴かせられただろうか

    肉に縄を喰わせ自由を奪い
    私は堕ちていく道すがら手を貸せただろうか

    痛みと音を
    私はただの感覚としか映していなかった


    思えばとても浅はかで
    そこには私の欲をぶつけるだけだった


    所詮キエモノの為せる業

    壊れることが恐怖を煽り

    堕とした気になっていた


    肉になるまで堕とせば
    雑な欲など邪魔なだけ





    肉は肉とし

    堕獄に堕ちれば

    宵の国


    暁は訪れず

    堕ちて行くまま




    虚ろな眼で

    だらしなく堕ちていく



    人が人でなくなる過程は

    臭気に塗れた

    脳髄を溶かす景色
引用返信/返信

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■21792 / 親記事)  だいすきなメル友2
□投稿者/ 真 一般♪(2回)-(2014/03/25(Tue) 14:56:16)

    続きでーす

    N『声が聴きたいの』

    私『へっ?声?私…声低いよ?大丈夫?』

    嬉しかったけど
    不安もあった

    N『いいわよ…あなたの声が聴きたい…』

    いつもと変わらないテンションなのに
    どこか違う感じもした
    電話番号教えて
    すぐ携帯がなった

    私『もしもし…』

    N『もしもし…うふふ…こんばんは』

    予想してたより
    遥か上の可愛い声だった…
    それと共に一気に胸がドキドキと高鳴った…

    私『な、なんかごめんね…声低くて』

    N『ううん…あなたより声低くい女の子いるから大丈夫よ』
    私『そ、そっか』

    ドキドキしすぎて
    声が震える…

    N『うふふ…可愛いP』

    え?えぇぇ?
    可愛い?どういうことだぁ!
    ヤバい死にそうって思うくらい限界だった…

    私『可愛くないよ
    仕事忙しい?』

    N『うん…忙しいよあ…ごめんね 仕事戻らなきゃ また連絡しょうね』

    私『うん…わかったまたね…仕事頑張って』

    N『うん頑張る…じゃね』

    プゥーっプゥーっ

    初めての電話…
    初めての声…

    たまらなかった
    癖になりそう…

    この日は最高の日だった

    水曜日
    親がいなかったからNさんにメールした
    私『親とかだれもいないからメールした』

    すると結構早く
    返信がきた

    N『電話する?』

    早いっ!いきなりかい!っと思っていたけど
    嬉しくて

    私『うんしたい』

    返信した
    そして携帯が鳴る

    私『もしもし…』

    N『もしもし…うふふ…』

    なんか恥ずかしい…まだ慣れてないみたい

    N『ねぇ…オナニーしてた?』

    実は、電話する前に命令されていたのだ
    オナニーしてなさいと…ホ
    まぁ…命令なんで
    ちゃんとベッドの
    上でオナニーをしたそれと同時に電話がきて
    いまにいたった

    私『うん…してる』
    N『うふふ…変態…ちゃんと…ズボンとパンツ脱いだ?』

    ズボンの上からしていたから
    もちろん脱いでない
    私『脱いでないよ』
    N『えぇ?残念…でも…脱いで?』

    私『え?ヤだよ恥ずかしいもん』

    無理に決まってんじゃん…

    N『Hしてあげないよ?』

    嫌だった
    無性にHしたかったから言うとおり
    パンツとズボンを脱いだ

    私『脱いだよ』

    N『ホントに?じゃあ…おまハこ触って』

    私『わかった…』

    さわさわさわさわ
    直に指を優しく自分の秘部に触る…

    N『どう?濡れてきた?』

    私『ううんまだ』

    N『うふふ…おまハこ丸見えだよ』

    あぁ…ヤバい
    続き…

    (携帯)
引用返信/返信



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■19411 / 親記事)  叶わぬ恋
□投稿者/ 麻 一般♪(1回)-(2007/07/07(Sat) 09:42:01)
    2007/07/07(Sat) 09:44:37 編集(投稿者)

    『私たちホントに似てるね』

    そうあなたに言われて私は改めて実感した。

    不器用だから素直に本音を話せないところも、強がるところも、でもめちゃくちゃ弱くて甘えん坊なところも私たちは似ていた。



    ただ違うところはあなたがノンケで私がビアンだということ。。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス26件(ResNo.22-26 表示)]
■20766 / ResNo.22)  P
□投稿者/ 麻 一般♪(5回)-(2008/04/03(Thu) 19:35:45)
    人間なんて弱いものだ…

    そう痛感させられるのは彼女と喧嘩をするとついつい携帯を手にしてしまう自分がいる時。


    彼女とデートをしていてもサクラと同じ香水が匂うたびに振り返り目で追ってしまう。


    彼女には気ずかれていない自信はある。
    けど罪悪感もある。


    サクラが夢に出てきた夜は何時であろうと彼女を求めてしまう。


    人間なんて本当にちっぽけで弱いものだ。

    (携帯)
引用返信/返信
■20779 / ResNo.23)  Q
□投稿者/ 麻 一般♪(6回)-(2008/04/08(Tue) 09:27:19)
    『傘持ってないし、最悪…』


    「…みっけた♪これでなんとか…」


    今日みたいな雨の日は学生の頃を思い出す。あの日は今日みたいな雨で、私たちは傘を持っていなかった。

    あるのは隅に捨てられた壊れた傘一本。
    意味があるのかないのか分からないような傘。


    『それ壊れすぎじゃない?意味なさそう』
    とサクラはいつもの笑顔で笑う。

    「ちょっとはマシでしょ。ホラ、置いてくよ」

    『待って…』
    と慌てた顔をして私に腕をまわしてきた。

    2人でボロボロの傘をさし、ずぶ濡れになりながら次の授業の校舎へと走っていく。


    今、私が傘を差し延べたら入ってくれますか?

    (携帯)
引用返信/返信
■20780 / ResNo.24)  R
□投稿者/ 麻 一般♪(7回)-(2008/04/08(Tue) 09:42:55)
    私には現在彼女がいる。
    明るくて優しくてかわいくて。
    きっとタイプで言えばど真ん中。

    すごく愛しいし、愛してる。

    でもサクラじゃないといけない理由はなんなのだろうか。


    あの笑顔。
    今はとても悲しそうに微笑むあの笑顔ではなく、再び昔のくったくのない笑顔が見たい。

    強がりのサクラの拠り所でいたい。

    (携帯)
引用返信/返信
■21033 / ResNo.25)  S
□投稿者/ 麻 一般♪(1回)-(2008/08/01(Fri) 14:03:10)
    『海行きたいな…』
    会社帰りに2人で飲みに行った時にサクラが小さい声で言った。

    「いいね。行こう!」きっと独り言のつもりだったのかもしれない。私の返事に、
    『本当?約束だよ!』とサクラがはしゃいだ。
    すごくかわいくて、とても愛しくて私はビールを飲み干し立ちあがった。

    キョトンとしているサクラの手を取り、
    「まだ間に合う」
    と駅まで2人で駆け出した。
    あの時の¨まだ間に合う¨は電車のことか私の関係か自分でも分からない。

    ただ酔った勢いで映画のワンシーンみたいにサクラの手を握ってしまった。
    お酒の力は怖すぎる…

    海に着く頃には終電なんてなくてただ海を見つめながらぼーっとしていた。


    このままでいたい気持ちと現実との狭間で私はサクラを見る事は出来なかった。


    海で一晩過ごしたスーツはとても潮臭いこと。
    帰ってから同棲している彼女に連絡しなかったことで怒られたこと。
    これこそ今の私にとっての現実なのだ。

    (携帯)
引用返信/返信
■21790 / ResNo.26)  21
□投稿者/ 麻 一般♪(1回)-(2014/03/19(Wed) 12:00:45)
    あれから数年が過ぎた。

    私の想いは相変わらずで、

    サクラの愛しさも相変わらず。

    メールがくる度、会いたいと言われる度、私の心をかき乱す。

    会いたい。

    愛してる。

    そばにいたい。

    (携帯)
引用返信/返信

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■21576 / 親記事)  続・ご褒美
□投稿者/ 桜子 一般♪(19回)-(2012/07/22(Sun) 10:17:47)
    2012/07/28(Sat) 11:58:15 編集(投稿者)
    2012/07/28(Sat) 08:50:57 編集(投稿者)
    2012/07/22(Sun) 13:24:29 編集(投稿者)
    2012/07/22(Sun) 13:18:24 編集(投稿者)

    * 2002年10月の投稿から10年も経っちゃいました。未完だったので、完成させてfinにしますね。
     
      最初から読みたい方は、ビアンノベル集 第2期をご覧下さい。



     初診でお気に入りの少女ー桜子という女の子だった。何度目かの治療の後、この肌が白くて手足の長い美少女の唇を、気が付いたら奪っていた。
    歯科医として漸く自信が付き安定してきた今、
    公私ともに充実していたし足りないものはないと思っていたのに、
    この端正な顔立ちの少女と診察台で対面した時、
    何か躯の奥の燠火にちりりと火が点いた気がした。

     2つの診察台を行き来しながら治療が進み、
    最後に残ったのがこの美少女ー飯田桜子だった。
    歯科治療には付き物のキーンという不快音に少女は美しい顔を度々歪めた。
    端正な顔が歪む表情を見る度に、
    私の紅い燠火がちろちろと鳴り始めていた。

     講習会出席のため、歯科助手2人は今しがた早退したので、
    此処は2人きりだ。次回の治療に目処が経つところまで漕ぎ着けると、
    「よく頑張ったわね・・・・」
    の次の言葉を吐く時には、私の顔はすでに少女に被さっていた。
    「・・・ご褒美・・・・・」
    シルクの目隠しをしたまま、少女は私のルージュの香りがする唇を受けた。
    その瞬間、少女の目隠しの布片が少し揺れた。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・??!・・・・
     
     そんな衝撃的な初キスを受けても、美少女は予定どおり治療に来た。
    仮詰めのセメントを除去し、クラウンを入れて薄いゴムを噛ませたまま
    私は少女の唇を塞いだ。
    ソフトなキスを繰り返しながら、私は右手を少女の右胸に触れた。
    少女には、毛布一枚掛けられた程度の感じしかないほどの触れ方で。
    診察台の少女の身体がゆるゆる、くねくねと揺れ始めている。
    大きく揺れては落下しかねない歯科診察台、
    少女の喘ぐ揺れを自分の乳房に感じながらもキスの洗礼を続けた。

    涼美の心の中で変化が生じていた。
    滑り止めの金具が外れたて、今トロッコが緩やかに背徳の斜面を下り始めていることに気づいたが、動き出した禁断愛のトロッコを止めることは最早出来そうになかった。
    少女は・・・ああ・あう・・あっ・・・と吐息を洩らして、華奢で細い喉を反らせてひくついた。
    涼美は、真綿のような優しい触手で、少女の右胸をやんわり揉んだ。
    気持ちがいいのか・・・ああぁ〜んっと今までにない高いオクターブの喘ぎを発した。

    私は今朝から濡れていた。
    起きて直ぐシャワーを浴びたのに、出かける前にはまたシャワーが必要になった。
    若いポピーが、甘い花蜜のお洩らしでぐっしょりと濡れてしまっていたから。
    こんなことは生まれて初めてのことだった。

    真新しいショーツに着替え出かけて来たが、
    歯科医院に近くなるのにしたがい既に身体が火照り、躯の中にぬめりを感じていた。
    歯の治療以外の期待と羞恥が走馬灯のように繰り返し廻り、
    美しい歯科医の手の感触や、甘美な色や微香を放つ女医の美唇を夢想していた。
    今日の治療がほぼ終わろうとした時、
    先生の唇が私の唇を塞いだ。
    予備電源から本電源にスイッチが変わった瞬間だった。















     
引用返信/返信

▽[全レス12件(ResNo.8-12 表示)]
■21668 / ResNo.8)  続・ご褒美7
□投稿者/ 桜子 一般♪(33回)-(2012/10/15(Mon) 13:57:33)
    2012/10/15(Mon) 19:58:01 編集(投稿者)

     先週土曜、サンドイッチハウスで桜子は涼美の巧みなディープキスと胸への愛撫で達していた。
    身体がふわっと浮いたと感じた瞬間だった。一気に何かに飲み込まれ遠くへ一瞬で飛ばされてしまったのだ。
    全身が微弱電流で包まれ、今まで感じたことが無い痺れるような快美感の極みを味わっていた。あれは診療台で治療後に達したイクとは別物の、そうそれは信じられないほど気持ちいいものだった。女の絶頂感はバージョンアップをするのだろうか?
    「イッちゃったの・・・・?」と、涼美は囁いた。
    「・・・・・・・・・・・・」
    桜子は視点の合わない眼を浮遊させている。
    呆気なく達してしまった美少女を強く抱きしめ、少女の引き攣りを胸に感じながら余韻を共にした。
    桜子は絶頂感と同時に体験した下半身の淫らな飛沫をトイレで拭き清めた。持参していた新しいショーツに履き替え席に戻ると、
    「桜子ちゃん、木曜は何時まで一緒にいられるの・・・・?」
    と涼美に聞かれた。
    「夜9時まで・・・なら・・・・」
    桜子は思わず頬を紅く染め、淫惑な予感を連想させる涼美の言葉に反応し俯いた。
    「何か欲しいものない・・・?。あげたいの・・・何でもいいの。桜子ちゃんにとって記念になるものを・・・」
    今まで以上に優しい目の涼美に、しばらく間を置いて桜子はポツリと言った。
    「初体験を・・・・。・・私も女性に・・・・なり・た・・い・・・・。・アッ・
    ・・・」
    自分の口から出た恥ずかしい言葉に、ハッ・・とした。
    「処女を卒業したいの・・・・?」
    「・・・・・・・・・・・・・?」
    大胆なお願いに赤面しながら、桜子はコクンと頷いた。
    「ねえ、・・私が貰っていいの・・・・・」
    「・・ずっと私の傍にいてくださるんでしょう・・・?・先生・・・・」
    「勿論よ、・・あなたが嫌と、・・ううん、ずっと一緒にいてあげる。優しくしてあげる。・・・・そうじゃないわ、・・桜子ちゃんと一緒にいたいの・・・、そう・・私が一緒にいたいの・・・・・・」
    涼美に強く抱きしめられた桜子は、僅かに開いた口から桃色の舌を少し出すと、涼美の唇を求めて顎を上げ瞼を閉じた。甘酸っぱい快感に包まれたディープキスだった。
    2人は、その後離れるのを惜しむようにそれぞれの帰路についた。

     その日から、桜子の頭から涼美の顔、唇の感触、柔と揉まれた胸の愛撫、そして忘れられない絶頂のの悦びが離れなかった。
    目を瞑るとそこには美しい涼美がいて、意を解したように自然と抱きしめられ唇を絡めてくれる。
    涼美の唾は甘くバラの微香がした。
    香りは記憶を呼び戻す効果があるのか、バラの微香を思い出すと、涼美のキスや愛撫を鮮明に思い出し身体の秘奥のポピーを熱く潤ませた。

     桜子には思い出すことがある。と言うより、忘れられないことなのだ。
    両親の寝室から洩れて聞こえた
    「桜子もきっとお前と同じように潮を吹くんだろうか・・・?」
    大好きなお父様の声だった。なんのことか解らなかった。息を潜めてその意味を知ろうとしばらくドアの外で聞き耳をたてた。
    娘の帰宅は夜だからと昼間から夫婦の営みに耽っていたのだろう、それからは思春期の娘には目にも耳にも嫌悪の光景だった。獣のようにお父様はお母様に被さり、跨り、腰を振り、もう嫌嫌と泣き、止めてと懇願する母を無視しセックスを浴びせるように続けた。お母様は泣いていた。
    お母様何故、どうして・・・・・? 処女の娘には想像も出来ない光景だったから。
    あれからいつしか私はお父様をさけていた。男性には嫌悪感を抱くようになっていた。
    父母は今年初め海外赴任中に事故死した。氷結した道路で起きた玉突き事故の巻き添えだった。今私は母の妹、叔母様と同居している。高校卒業までの約束で。

     木曜の約束は桜子の都合で土曜日に変更してもっらた。課題の提出で時間が無かったから・・。許してくれたら何でも聞きますから!と桜子のお願いに、じゃ土曜日はお泊りできる・・・? と、涼美が逆にお強請りしたのだ。
    今日は同級生と一緒に勉強したいとお泊りの許可を叔母様の会社に電話した。外泊に戸惑う叔母に、涼美が同級生の母ですとお願いしてくれた。ご迷惑掛けないようにと一言受け、どうにか一夜のお泊りが決まった。

    青山学院の木々が夕陽できらきら光っていた。
    ここは歯科医院近くのホテルのスウィートルーム。正午に待ち合わせると行きつけのブラッセリーでランチをとり、手を繋いでの散歩ももどかしくて直ぐホテルにチェックインした。
    一週間振りのランデブー、エレベーターのドアが閉まるのが待ちきれないように二人は抱き合いディープキスをした。人を愛するとこんなに辛くて恋しくて待ちきれなくて、1週間という時間が何年もの年月に感じた。
    毎日の長い長いメールや1時間以上の電話も、会って抱きしめ唇を絡めあう悦びには遠く及ばず、待ち合わせで会った時桜子は目を潤ませた。
    その桜子を見て、涼美は思わず桜子を抱きしめた。
    駅前の雑踏の中でだ。

     前から一度は泊まってみたいと思っていたスィートルーム。
    部屋に入ると2人に言葉は要らなかった。
    桜子にプレゼントしようと、木曜夕方銀座のデパートであれやこれや買い求めてきた。今塗っている口紅もそうだ。春の新色とかで、透き通るような鮮やかなピンクと艶っぽさが増したパールの光り、そして新たに配合された美容液がいつまでも発色と潤いを保つのだという。
    その口紅が長いディープキスで薄くなった。
    互いの口の周りがパールで鈍く光り紅くにじんでいる。
    どうしてこんなにキスは楽しいのか、どうしこんなに気持ちいのか?
    どれほど唇を絡め吸い合っていたのだろう? 2人の求める欲望が途切れた時、やっと言葉を交わした。
    「会いたかった・・・」
    「私も・よ・・・。毎日あんなにメールも電話もしているのに・・・変ね・・」
    「変じゃない・・。だって、電話は抱きしめてくれな・い・・・・」
    離れた唇がまた涼美の口紅の剥げた唇で塞がれた。
    抱きしめて離れたくない身体と同じで、唇も離れたくないと思った。

    「ねえ・・桜子ちゃんジャグジーしましょう・・・・?」
    「桜子ちゃんという言い方は嫌です・・・・」桜子は口を尖らせて拗ねてみた。
    「じゃ・・どう呼んで欲しいの・・・・・?」涼美の言葉も眼差しも優しい。
    「桜子・・・・」ちゃんを取って口にした。
    涼美は桜子の腰に手を回し高級そうな皮製ソファーに導いた。
    ソファに2人して腰を下ろすと、互いの服を啄ばむようなキスをしながら脱がしあった。
    「じぁ今から2人きりの時は桜子ね。私のことは何て読んでくれるのかしら・・?」
    「先生・・・」と、桜子は素直に思ったとおり答えた。
    「嫌よぉ・・先生は医院のときだけで十分。・・・・・・・」
    桜子は顎を少し上に向け、空中を見るような仕草で悩む表情を見せた。
    涼美に5cmまで近づくと、
    「じぁ・・・お姉さま・・・・?」と桜子は答えた。
    2人の鼻先が触れ合い、・・・涼美は何も言わず唇を重ね桜子の口内に舌をヌルッと滑らせると、
    「・・ああっ・・・」と少女は溜息を洩らした。 



引用返信/返信
■21786 / ResNo.9)   続・ご褒美8
□投稿者/ sakurako 一般♪(1回)-(2014/02/17(Mon) 23:41:26)
    真昼のブーブクリコは久しぶりだった。
    風呂の準備ができるまでのお愉しみ、パコンッ・・・と大きな音を響かせコルクが飛んだ。シュワシュワッと泡がボトルから少し溢れた。
    ホテル備え付けのコップにブーブコリコを満たす。シュワシュワと極細の気泡が宇宙の星屑のように生まれた。

    ダブルベッドの上に二人でだらしなく向かい合って座り、私と桜子はコップをチンと合わせた。女子高生にはまだお酒は駄目よと言ったが、
    「やだっ、・今日は特別だから・・・ねぇ・・いいでしょう!?・・・お姉さま」
    と、甘えた声と、媚びるような瞳を桜子は向けられ哀願された。

    「・・1杯だけよ。・・・じゃ・・乾杯!。・・・・どう、美味しい・・・?」
    「よく分らない。けど、香りが濃い・・・みたい。・・・うーん、でも美味しい」
    桜子は、口の中ではじける泡の感触と複雑な芳香を探検するかのようなそぶりで、
    2口目3口目と口に含んでは鼻から息を出している。

    「好きよ・・・・、うーん・・・。」
    桜子のコップが空になると、私はブーブクリコを口に含んだまま桜子の口に合わせ、美酒を含ませた。
    「あんっ・・」
    という微音を鼻から発し、桜子は注がれた美酒の泡をごくりと飲み干して、
    「うーん・・・お替り・・・」と言った。そしてまた口を尖らせオネダリをする。何て可愛いのだろうと思った。
    胸が熱くなった。体が熱くなるのがわかった。
    私は、2杯目をコップに半ば注ぐ。その半分をゴクリと飲んだ。そして、残りを口に含むと、目の周りをピンクに染め始めている桜子の顎を引き寄せ、再び口移しを
    した。ブーブクリコと涼美の唾液が桜子の口腔を満たしてゆく。
    「好き、好きよ桜子・・・・」と私は桜子と唇を合わせ触れたまま言った。
    注がれたブーブクリコは、桜子の口、鼻を美酒たる芳香とアルコールで満たした後、桜子は含んだ甘い美泡を涼美の口に再び注ぎ返してきた。
    「・・・ああっ・・・美味しい・・とっても”お・い・し・い”・・」と震えるほどに思った。
    そのままで飲むブーブクリコより、何倍も何十倍も美味しいと思った。
    シャンパンと熱いキスがブレンドされた最高の美酒の味がするのだから・・・・

引用返信/返信
■21787 / ResNo.10)  Re[8]: 続・ご褒美8
□投稿者/ sakurako 一般♪(2回)-(2014/02/20(Thu) 08:14:15)
    No21786に返信(sakurakoさんの記事)
    真昼のブーブクリコは久しぶりだった。
    風呂の準備ができるまでのお愉しみ、パコンッ・・・と大きな音を響かせコルクが飛んだ。シュワシュワッと泡がボトルから少し溢れた。
    ホテル備え付けのコップにブーブコリコを満たす。シュワシュワと極細の気泡が宇宙の星屑のように生まれた。

    ダブルベッドの上に二人でだらしなく向かい合って座り、私と桜子はコップをチンと合わせた。女子高生にはまだお酒は駄目よと言ったが、
    「やだっ、・今日は特別だから・・・ねぇ・・いいでしょう!?・・・お姉さま」
    と、甘えた声と、媚びるような瞳を桜子は向けられ哀願された。

    「・・1杯だけよ。・・・じゃ・・乾杯!。・・・・どう、美味しい・・・?」
    「よく分らない。けど、香りが濃い・・・みたい。・・・うーん、でも美味しい」
    桜子は、口の中ではじける泡の感触と複雑な芳香を探検するかのようなそぶりで、
    2口目3口目と口に含んでは鼻から息を出している。

    「好きよ・・・・、うーん・・・。」
    桜子のコップが空になると、私はブーブクリコを口に含んだまま桜子の口に合わせ、美酒を含ませた。
    「あんっ・・」
    という微音を鼻から発し、桜子は注がれた美酒の泡をごくりと飲み干して、
    「うーん・・・お替り・・・」と言う。そしてまた口を尖らせオネダリをする。何て可愛いのだろうと思った。
    胸が熱くなった。体が熱くなるのがわかった。
    私は、2杯目をコップに半ば注ぐ。その半分をゴクリと飲んだ。そして、残りを口に含むと、目の周りをピンクに染め始めている桜子の顎を引き寄せ、再び口移しをした。
    ブーブクリコと涼美の唾液が桜子の口腔を満たしてゆく。
    「好き、好きよ桜子・・・・」と私は桜子と唇を合わせ触れたまま言った。
    注がれたブーブクリコは、桜子の口、鼻を美酒たる芳香とアルコールで満たした後、桜子は含んだ甘い美泡を涼美の口に再び注ぎ返してきた。
    「・・・ああっ・・・美味しい・・とっても”お・い・し・い”・・」と震えるほどに思った。
    そのままで飲むブーブクリコより、何倍も何十倍も美味しいと思った。
    シャンパンと熱いキスがブレンドされた最高の美酒の味がするのだから・・・・

引用返信/返信
■21788 / ResNo.11)  Re[8]: 続・ご褒美8
□投稿者/ sakurako 一般♪(3回)-(2014/02/20(Thu) 08:16:04)
    No21786に返信(sakurakoさんの記事)
    > 真昼のブーブクリコは久しぶりだった。
    > 風呂の準備ができるまでのお愉しみ、パコンッ・・・と大きな音を響かせコルクが飛んだ。シュワシュワッと泡がボトルから少し溢れた。
    > ホテル備え付けのコップにブーブコリコを満たす。シュワシュワと極細の気泡が宇宙の星屑のように生まれた。
    >
    > ダブルベッドの上に二人でだらしなく向かい合って座り、私と桜子はコップをチンと合わせた。女子高生にはまだお酒は駄目よと言ったが、
    > 「やだっ、・今日は特別だから・・・ねぇ・・いいでしょう!?・・・お姉さま」
    > と、甘えた声と、媚びるような瞳を桜子は向けられ哀願された。
    >
    > 「・・1杯だけよ。・・・じゃ・・乾杯!。・・・・どう、美味しい・・・?」
    > 「よく分らない。けど、香りが濃い・・・みたい。・・・うーん、でも美味しい」
    > 桜子は、口の中ではじける泡の感触と複雑な芳香を探検するかのようなそぶりで、
    > 2口目3口目と口に含んでは鼻から息を出している。
    >
    > 「好きよ・・・・、うーん・・・。」
    > 桜子のコップが空になると、私はブーブクリコを口に含んだまま桜子の口に合わせ、美酒を含ませた。
    > 「あんっ・・」
    > という微音を鼻から発し、桜子は注がれた美酒の泡をごくりと飲み干して、
    > 「うーん・・・お替り・・・」と言った。そしてまた口を尖らせオネダリをする。何て可愛いのだろうと思った。
    > 胸が熱くなった。体が熱くなるのがわかった。
    > 私は、2杯目をコップに半ば注ぐ。その半分をゴクリと飲んだ。そして、残りを口に含むと、目の周りをピンクに染め始めている桜子の顎を引き寄せ、再び口移しを
    > した。ブーブクリコと涼美の唾液が桜子の口腔を満たしてゆく。
    > 「好き、好きよ桜子・・・・」と私は桜子と唇を合わせ触れたまま言った。
    > 注がれたブーブクリコは、桜子の口、鼻を美酒たる芳香とアルコールで満たした後、桜子は含んだ甘い美泡を涼美の口に再び注ぎ返してきた。
    > 「・・・ああっ・・・美味しい・・とっても”お・い・し・い”・・」と震えるほどに思った。
    > そのままで飲むブーブクリコより、何倍も何十倍も美味しいと思った。
    > シャンパンと熱いキスがブレンドされた最高の美酒の味がするのだから・・・・
    >
引用返信/返信
■21789 / ResNo.12)  続・ご褒美9
□投稿者/ 桜子 一般♪(1回)-(2014/02/20(Thu) 19:28:02)
     慣れないシャンパンを飲んだ桜子は、ひな祭りの雪洞のようにぽーっと桃色に染まって眼がふわふわしている。二人で交互にブーブクリコを口移し仕合って、ボトル半分程飲んでいた。

    「湯がたまったんじゃない・・?・・・一緒に入ろっ・・・。」
    桜子を引き寄せると一枚一枚可愛い天女の衣を剥がしていった。桜子はぽわっとした表情で素っ立っている。少女らしいハートチェックの赤いワンピース、可愛い刺繍で飾られた白いブラとショーツと、少しほろ酔いの桜子は素直に脱がされていく。現れた剥き卵は、キラキラと薄桃色に光っていた。
    「綺麗・・・・。」思わず涼美の口から漏れた。少女の首から下の起伏はすっかり大人びていて、ほんのり上気した肌は女の媚色を放っている。
    涼美は急いで服を脱ぐと、裸の桜子を初めて抱いた。優しくふわっと抱いた。それでも、桜子の背中のむにゅっとした肌の柔らかさと押し返す感触は、女同士の抱き合い、抱擁でしか得られないとても気持ちよいものだった。例えようも無いほど心地よく甘美な柔らかさ、感触なのだ。だから女同士は素敵だと思った。
    「ああっ・・・・!」と二人して同時に幸福の感嘆を発し共鳴した。
    すると、何故か二人して同時に抱きしめあった。会えない二人がやっと会えた感激であったかのように、
    強く抱きしめあった。肌が密着した。胸も、お腹も太腿も、隙間が無い程密着した。
    「素敵・・・・、桜子気持ちいい・・・・。ああっ・・・・」
    「お姉さま・・・・嬉しい・・・・」
    「私も嬉しいの・・・。こうして貴女を抱きしめているんですもの・・」
    「お姉さま、・・もう放さないで。ずっと抱きしめていて下さい。」
    ひしと抱きしめ合った後、涼美は桜子の頬を両手で挟むと、静かに優しいキスを1つチュっとした。そして又、軽いジャブのような、小鳥の唾ばみのようなキスを2つ3つ。桜子の顔を見て、また触れるか触れないかほどのキスを繰り返した。

     桜子は涼美の温かい霧雨のような優しいキスの雨に、ふっと頭が白くなるのを感じた。キスだけでいっちゃうかもしれないと思った。桜子の頬に当てられた手が首から襟足に触れ、優しく肩に流れてS字に湾曲する背中へと回った。触れるように撫でていた両手が交差し、桜子は再び強く抱きしめられた。

     涼美の愛撫はいつも何かと同時進行する。先ほどとは違ったキスが襲う。涼美の綺麗なピンクの舌が桜子の唇をくすぐる。ちろちろとした舌先が、時に唇を割ってぬるっと入る。一度侵入を許すと後は防備が手薄になった砦のように、濡れた甘い涼美の舌は出たり入ったり桜子の美唇砦を蹂躙する。舌は抵抗も無く歯城壁を突破し内部に侵入した。
    それが引き起こす驚きは、「ああっ・・・」とくぐもった鼻濁音で証明された。美唇砦は、舐められ吸われキスの啄み攻撃で、もはや抵抗も降参も意味が無くなりつつあった。涼美の唇が桜子の舌を舐める。舌を思わず引っ込めようをしたが、既に退却は遅く、舌ごと吸われ涼美の口内の捕虜となった。捕虜は抵抗出来ない。吸われて、舐められて、怪しくくねくねと絡められる。抵抗出来ないのではなく,抵抗したくないのではないか? 桜子の唇や舌は、自分の唾と涼美の唾液で溢れ潤うほど恍惚とした快感に増幅されることを知った。
     
     女の子はキスを知ってしまうと虜になる。私もそうだと涼美は思う。
    二人は裸のまま抱き合いキスをしている。楽しい。嬉しい。女同士のキスという媚薬で中毒になりそうだ。だから桜子とのキスは時間を忘れてしまう。空調スイッチを入れていない暖かい部屋という空間が、かえって裸のままが心地良いのだ。時間は止まったままなのだ。
    ひとしきりキスの抱擁を交わした後、ぷちゅっと小さな音と同時に唇は離れた。

     凉美は桜子背中を抱いたままバスルームに連れて入った。
    バスルームの湯船はゆったり広かった。15階の部屋だから外が一望だ。ホテルのホームページで見た時から一度行ってみたい、ジャグジーの泡に包まれながら、プリティーウーマンのヒロインのようにイチゴでシャンパンを飲んでみたいと夢見ていた。仕事も順調な凉美にとって、決して来れないスイートルームではない。独りでは嫌だった。好きな人と来たかった。それが今日叶った。
    告白なんてもってのほかだと思っていた少女にキスをし、告白をし、そして今は両思いだと想う。女子高生を巧みにだまし、ホテルに誘い込み性的悪戯をしようとしていると人は言うだろう。今の瞬間も、 凉美の頭の中にある他人視、世間体、自己嫌悪、罪悪感、性欲、欲望、恋愛、清い恋心・・・・・・あらゆる言葉、信号がぐるぐると回り苦しめている。今なら後戻り出来る、出来るはず、しなきゃと囁くもう一人の凉美がいる。でも戻れない。もう戻れない。戻りたくない。そしてもう一人の凉美がそう言った。

    「お姉さま入って入って・・・・・・」桜子は掛け湯もしないでざぶーんっと湯船に飛び込んだ。そのまま外の景色を見ながら、「凄ーい・・・・」とはしゃいでいる。顔、身体はまだほんのりピンク色だけど、発する黄色い声はやっぱり女子高生だ。
    「いけない子・・・・・」凉美は掛け湯して手早くボディーシャンプーで身体を手荒いした。
    「お姉さま・・そのまま入って・・・」桜子は凉美の腕をひっぱり、泡だらけの体を湯船に引き入れた。
    「気持ちいー・・・・。こんなの初めて。お姉さまは・・・・?」
    「うん・・私も初めて・・・・。」
    「嬉しーい・・・ホント?・・・ホントならとっても嬉しい。桜子の初体験が今日は3つだもの・・・」
    そういいながら桜子は凉美の体を抱きしめキスをして来た。桜子からのキスはあまり記憶が無い。なんとも積極的な桜子に変身している。シャンパンが少しきいていののかもしれない。
    「初体験3つって・・・・?」
    「内緒の外泊でしょ、ジャグジーでしょ。それと・・・????」少し更に顔を赤らめた。
    「それと・・・・何?・・・・」分かっていても聞いてみる。恥じらう顔がまた可愛いから。
    「約束した・・・・でしょ・・」口を尖らせ拗ねてみせる桜子を、凉美は思わず抱きしめ唇を奪った。
    ううんっ・・・・ああっ・・あんっ・・と桜子は感じ声をあげる。桜子の頭をバスタブの丸いカーブに預け、覆い被さるように唇を重ね絡めている。青山の風景が広がる外に向かって二つの女体が重なっている。顔だけが互い違いになっているため、¥マークのような態位だ。丁度胸と胸が重なって、時々乳首同士が触れ合うと、キスとは別感覚の鋭い電流が全身に流れる。それは静電気の感電のような一瞬の快感。乳首が触れ合った瞬間に桜子があうっと溜め息を発し首をのけぞらせる表情は、もはや女子高生ではなく一人の女化としていた。
    桜子の舌に絡めながらキスをする。女の子はキスをする為に生まれてきたのではないかと想ってしまう。
    女の子は生理の度に女前になる。キスを知った女の子は、キスの度に女を磨く。それはまるでくすんだ赤いルビーが、キスの度、愛される度に赤く華麗に磨かれるように。
    桜子のディープキスは瞬く間に上達している。舌を出すと桜子から絡めてくるようになり、凉美の舌を吸い込んで唾液を貪ったりする。遭えなく凉美の方が感じ声をあげてしまう。
    キスをしながら、凉美の右手は桜子の左乳房を柔と揉んだ。桜子はあううっと感じ声を漏らし喘ぐ。乳首が感じ易い事は分かって、小指、薬指、中指で乳房の麓を柔やわを揉み、親指と人差し指を乳首に添えたままにしている。わざと乳首を揉まないている。焦らしてあげる。でも、乳房の麓を優しくゆるゆる、やわやわと揉み続ける。桜子はキスをしながら喘ぎ声を漏らし始めた。
    あんっあああんんっ・・・あんっ・・・・途切れ途切れに発する桜子の喘ぎ声は、次第にオクターブを上げ、キンキンとした甲高い声になっていった。
    「ああああっ・・・お姉・・お姉さま・・・嫌っ・・・嫌ダメ・・・・だめ・ダメ・・・いく・いく・・
    いっちゃう・・いっちゃうーっ・・・・・」
    桜子の歓喜がバスルームに轟いた。桜子にとって、生まれて初めてオナニー以外でいった瞬間だった。独りエッチによるイクとは別世界の快感が体を襲った。それは急に襲って来た。抵抗出来ない津波のような快感に飲み込まれて、全身がくくくくっと痙攣すると体がふっと浮いたように感じた。頭の中が真っ白になり時が止まった。私本当にいっちゃった。早熟なクラスメートには、彼氏とのセックスでのイクを自慢する人がいる。それが今桜子が実感したイクと似ていた。気持ち良かった。イクって凄いと思った。
    「イッちゃたのね。・・・・・まだじーんとしてるでしょ、気持ちよかった?」
    桜子は目尻を全開に下げ、コクリと頷いた。
    凉美は優しい顔で桜子に微笑み唇を重ねた。労るような甘いキスを交わしながら抱きしめた。



















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■21785 / 親記事)  大嫌いな人1
□投稿者/ ひびき 一般♪(1回)-(2014/01/20(Mon) 00:06:37)

    相田菜摘は、大変だった就職活動を終え、大学を卒業し、入社式を迎えた。

    会社に向かって、

    菜摘「これからはここで頑張るぞ。命賭けてみよう。」

    と言ってみた。すると、

    「そんなんじゃ、あんた潰れるわよ。」

    と声が響いた。菜摘は、ひどいと思い、

    「誰?どうしてそんなこというの!」

    すると、

    「私は、篠崎由里。同期よ。よろしくね。」

    菜摘「よろしくね(怒)」

    由里の登場で、菜摘は気分が害されてしまった。
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