ビアンエッセイ♪

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貴女の官能的なビアンエッセイやノベル
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■20572 / 親記事)  人生を大切に…
□投稿者/ ☆ 一般♪(2回)-(2008/02/14(Thu) 22:01:37)
    早かれ遅かれいつかは、死と向き合う事になる。けど…
    生きてるって事を無駄にしないで欲しい。
    人生、苦しいばかりぢゃないょ、笑顔になれる時もある

    苦しいけど…生きていたい!
    生きて欲しい!

    要らない人なんて、誰一人いないんだょ

    (携帯)
引用返信/返信



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■20457 / 親記事)  幻の君
□投稿者/ 壱也 一般♪(1回)-(2008/01/18(Fri) 14:40:45)

    「もう!うんざりだわ」


    つい先ほどまで私の下で泣いていた子猫は、急に牙を剥き出しにした。


    『…』


    黙って見守る私に、子猫は苛立ったようで


    「私は貴方のおもちゃじゃないわ!」


    別におもちゃにしたつもりはないけれど


    「貴方の寂しさを紛らわせるだけなんて嫌!」


    確かに子猫は穴埋めだったかもしれないな。


    「さよなら」


    子猫は身支度をして、ホテルの一室から抜け出した。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス60件(ResNo.56-60 表示)]
■20530 / ResNo.56)  48
□投稿者/ 壱也 ちょと常連(53回)-(2008/01/30(Wed) 15:11:21)



    愛里は私の腕の中で幸せそうに笑う。


    「両想いだね?」


    『…ああ。』


    「女の人と付き合うの初めてだから…その」


    『優しくする。愛里、愛してる』


    優しくベッドに愛里を寝かし、深いキスをする。


    愛しくて、キス出来た喜びと幸せが涙になり、落ちる。


    「…んぐっ、チカぁ?」


    『もう離さないから』


    私は誰も失いたくない。


    天国の朱美、聞いてる?


    私は朱美を今も愛してる。

    同時に、愛里をも。


    欲張りだって言われるかもしれないけど。


    もう会えない朱美の分まで幸せにすると誓うよ。



    END

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■20531 / ResNo.57)  感涙
□投稿者/ 朱 一般♪(1回)-(2008/01/30(Wed) 19:02:06)
    こんなに、読むのをはまった小説は久々でした(;_;)
    本当に面白かったです!!!

    また楽しい話待ってます♪
    お疲れさまでしたm(__)m

    (携帯)
引用返信/返信
■20532 / ResNo.58)  朱様
□投稿者/ 壱也 ちょと常連(54回)-(2008/01/30(Wed) 19:59:39)
    感想ありがとうございます(^-^)


    そう言って頂いて嬉しいです。

    また書いたらお願いします(^O^)/

    (携帯)
引用返信/返信
■20543 / ResNo.59)  壱也さん♪
□投稿者/ 昴 大御所(425回)-(2008/02/04(Mon) 02:02:41)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    素敵な作品をありがとうございました

    特に朱美の日記のシーンでは
    感情移入し過ぎてウルッとしました

    次回作も楽しみにさせて頂きますね
引用返信/返信
■20546 / ResNo.60)  昴様
□投稿者/ 壱也 ちょと常連(56回)-(2008/02/04(Mon) 11:28:33)

    お読み頂きありがとうございます。

    昴様のHPは知っていて、ご主人様シリーズも読破していたのでまさか書き込みを貰えるとは思いませんでした♪


    実に嬉しく思います。


    是非また書かせて頂く時はよろしくお願いします。

    (携帯)
完結!
引用返信/返信

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■20508 / 親記事)  きみのとなりで
□投稿者/ BONJOUR 一般♪(1回)-(2008/01/26(Sat) 23:22:22)
    こんなにも人を愛したことはあっただろうか?



    こんなにも人を傷つけたことはなかった。



    こんなにも永遠を願ったことはなかった。



    あした私のとなりにきみはいないじゃないかだなんてバカみたいに考えた。




    きみのとなりで




    きみのとなりが好きだった



    あの日のあの言葉に嘘はいっぱいあるよ



    私が、きみのとなりでいることがきみにとって幸せじゃないなら―。





    嘘でもきみのとなりから消えるから―。




    どうかそれまでの魔法の時間を




    どうか大切にしたかった。








    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス3件(ResNo.1-3 表示)]
■20509 / ResNo.1)  きみのとなりで 2
□投稿者/ BONJOUR 一般♪(2回)-(2008/01/26(Sat) 23:40:16)
    「‥…うん。すぐ行くね、ちょっと待ってて。」





    斜め前の席―。



    また、伊沢ユリが私をいらつかせた。




    友達に必死についていこーと教科書をまとめてもそれを机からこぼしてしまう。



    バカだ―。



    「先行っててごめんねすぐに行くから。」




    筆箱から散らばったペンを拾う伊沢はなんとも情けない。




    私の斜め前の席、
    いつも私を不愉快にさせてくれる。




    知らん顔をし教室をでた。






    「みーち。」


    廊下を歩いてると背後から声がかかった。
    振り向くと、声の主のうしろで伊沢が走っているのが見えた。 




    ムカつく。



    「みーち、なによその仏頂面は。」



    リエコがひっついてきた。



    「しんどい、やめ。」
    「ふけよーよ、授業。」




    することを見透かされていたからやめた。



    「授業行こうよ、音楽だったよね。」



    リエコの手を引きながら教室に教科書を取りに入った


    「みちは気分屋なんだから。」




    リエコの長い髪が顔に引っ付く、
    大人びた香水の香りが欲をさそった。




    「やばいって、みち。」




    リエコの体温が暖かすぎた。



    「髪きらないの?」
    「うざいかな?切っちゃおうかな。」




    背中に手を回すとなさすぎる肉付きになんだかなえてしまった。





    「いーや、長いほうがいいんじゃない?」 



    リエコから離れて教科書を取りに机までいくと、
    机の端下にペンが一つ転がっていた。





    「いこー。」




    それを拾いあげ、
    音楽室に向かった。








    (携帯)
引用返信/返信
■20510 / ResNo.2)  きみのとなりで 3
□投稿者/ BONJOUR 一般♪(3回)-(2008/01/27(Sun) 08:07:50)
    退屈―。 




    みんなくちゃくちゃ喋りながら順番に変わる誰かの演奏きいている、
    リエコも遠くの席からつまらなそうにしている。





    「ユリったらお嬢様なんだから。」
    「そんなことないよ!!」




    伊沢ユリ。



    「じゃあ、男のことキスしたことあるの?」




    伊沢と目が合った。



    「あるもん。」
    「うそー!!」




    何人かでくっちゃべりながら伊沢は顔を真っ赤にしていた。



    「じゃあ、それ以上は?」


    授業中にそんな話しなんて、まったく女子高はなんともいえない。




    「そんなの秘密。」



    最低なことに伊沢と男子のことを想像してしまった。



    黄色い声援が飛ぶ。



    「伊沢。」




    話し中の伊沢たちが話をやめてこっちを見た。





    私は伊沢の座っている席に近づいた




    伊沢の目がいらつかせる





    伊沢のくせに





    「はしたない。」




    ペンを机に置き




    私は教室をでた。









    (携帯)
引用返信/返信
■20511 / ResNo.3)  きみのとなりで 4
□投稿者/ BONJOUR 一般♪(4回)-(2008/01/27(Sun) 13:49:57)
    「珍しいーねー。」
    「なにが?」



    結局はリエコとサボってしまった。




    学校近隣のファーストフードで暇をつぶした




    「なんでもない。」
    「なんだよ。」




    ポテトを食べながら昼からの授業はでようかなと考えていた




    「ねー、みち?」
    「ん?」




    リエコとは入学の日からずっといる、
    友達つきあいが苦手な私が珍しく気が合う相手。





    「みちたまには家に連れてって。」
    「今度ね。」





    リエコは少し膨れていたけど、食べおわると学校に二人でもどった。





    午後は長ったるい授業を終えて家にかえった。







    「お帰りなさい。」
    「ただいま。」




    リエコをきっと当分家には呼べない




    「ユリちゃんとは一緒じゃないの?」
    「まさか、兄弟じゃないんだから。」





    後ろから続いて帰ってきた



    「ユリちゃんおかえりなさい。」
    「はい、ただいまです。」




    私はすぐに自分の部屋に入った




    半年前から伊沢ユリが両親の都合で両親どうしが親友の私の家にやってきた。





    のろまと暮らす趣味は私にはない




    だから私は伊沢が嫌いなんだ。








    (携帯)
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■18748 / 親記事)  風の便り
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(1回)-(2007/04/20(Fri) 23:06:37)
    届いたらいいな




    どんな言葉も聞こえなくても




    きっと意味があると信じ





    空に手をかけた




    もうブレないように




    すり抜けないように





    言葉をつむぐから─。







    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス36件(ResNo.32-36 表示)]
■19995 / ResNo.32)  LOVE LOVE LOVE
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(5回)-(2007/09/09(Sun) 22:00:50)
    「好きなんだよね。」




    イヤホンの片方をあなたは私に貸してくれた





    真冬のバス停―。




    心地良いメロディーと少し寄り添った距離がなんだか温かい




    「ねぇ、ゆーこは愛してる人に愛してるって言える?」




    あなたは私のマフラーをしっかりとまきなおしながら呟いた




    「どうだろ…あんまり口にだすと信憑性にかけるんじゃないかな?」




    “愛してる”



    その言葉の意味さえ私はあまり理解できなかった




    みっちゃんは分かるの?って心で呟いてしまった。



    一本道からやってくるバスが遠くのほうに見えてきた




    「じゃあ、ゆーこがそうゆうなら私は死ぬまでに一回しか愛してるって言わないよ。」




    みっちゃんはいつもの自信満々の笑顔で立ち上がった



    「ん〜子供だから分からないよ……。」



    みっちゃんはイヤホンを外して私にプレーヤーを手渡した




    「貸してあげる、ありがとね。」



    バスがきっちりと指定の位置にとまり、みっちゃんはバスに飛び乗った。




    「また明日ねばいばい。」


    「ばいばい。」




    手を振って、いつものみっちゃん指定席に座りまた手をふってくれた。




    これが私たちの毎日の日課でみっちゃんが見えなくなるまでみっちゃんを送る




    片耳からはメロディーが流れ空からはパラパラと雪が降り始めていた




    みっちゃんがバスのなかからを急に開けだした。




    「ゆーこ?」 
    「ん?」





    それは高校2年の冬の日だった





    「愛してる。」




    私たちは17才だったんだ―。








    (携帯)
引用返信/返信
■20058 / ResNo.33)  浅草でーと
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(6回)-(2007/09/19(Wed) 22:24:22)
    「おばさん臭くないですかね??」





    いいつつも、
    緩む口元。



    「すごくいいよ。」



    首を横に振るあなた



    「そうですかい。なら、よかった。」





    目を反らす癖はあなたがつけたんだからね。



    「きゃっ!!」




    砂利につまずいたあなたの腕を間一髪掴んで、
    また目を反らした。




    「どーも。」 
    「年上なのに、おっちょこちょいですよ。」




    少しだけ怒った私はなんだか逆に子供みたい



    一人先を急いだ





    「じゃー、こうしよ。」



    私の右腕に絡んだあなたの腕




    今度は目を反らせなくなった私




    「ホラ、こうすれば安心でしょう?」




    なんて子悪魔な天使なんだと笑みが零れてしまった




    「いい土地ですね。」
    「うん、すごく。」





    あなたとしかこの土地を訪れないと密かに思いながら



    おばさんなんかと、煙を飲み込んだ。





    「いやっ、臭いから近寄らないで!!」





    なんて晴れた日曜日なんだろう。







    (携帯)
引用返信/返信
■20309 / ResNo.34)  茜雲
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(1回)-(2007/11/21(Wed) 22:38:39)
    「うん、これでよかったんだよ。」
    「…ん、だね。」




    出会った場所で別れるだななんて、
    全然ロマンチックじゃなくて、
    本当に思い出がありすぎて辛いだけ。



    「わがままばっかで何もしてあげれんかった。」



    ありがとうがいつだったか、言えなくなってしまった私たち。




    「めーいっぱい感謝してるんだよ?」



    俯く私はセーターの綻びに気を寄せた。



    「分かってる?」
    「なにが?」 




    こんなトキまで突っ掛かってごめんな、
    もう口には出せなくて。







    「もう、私たちは会えないよ?」



    バスの時間と現実は私の都合には合わせてはもらえない。



    10月が終わるとき、
    冬の訪れときみのさよならが同時に雲と夕日のように重なって




    なんだか美しかった。




    「わかってる、何度も言わすな。」




    見飽きた景色が、二人に花束を送るように茜雲が見えだした。 






    「時間ですよ?ご家族の方がロビーでお待ちです。」



    ゆっくりと目を閉じて、
    微かに触れたきみの手と私の手。




    「行くね。」
    「ん。」





    いつも、わがままいってごめんね。




    たった一言が言えずに、
    きみはベンチから立ち上がった。





    「ねぇ?」



    息を吸い込むようにきみの言葉を無言で聞いた




    「幸せだったよ。」




    これがきみとのさいごのことば。





    目を開けば茜雲が空一面に差し込んでいた。





    「寒いからそろそろ部屋に戻りましょう。」




    幾時間も座りつづけ、
    私の冷えた額を悲しむきみはもういない。






    「わがままいってごめんね。」
    「なんですか?」
    「なんでもないです。」










    (携帯)
引用返信/返信
■20419 / ResNo.35)  贅沢いうなよ
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(2回)-(2007/12/18(Tue) 20:57:20)
    私の恋人は舌ったらず。





    「ねぇ、らりるれろって言ってみて。」

    「あいるれろ。」




    可愛すぎてクスクスしてしまう。




    「ばかにしてんの?」
    「まさか、アハハ。」





    運転しながら少しあなたは私をにらんで、
    あなたも笑った。





    「大丈夫緊張してない?」



    信号待ちであなたがぽんと頭を撫でてくれた。




    「…ん〜。」
    「ん〜なに?」




    こんなときのあなたは同い年には見えないほど、大人な顔をする。




    どこで覚えたんだか。



    「だれらって色々あると思うんだ、だからって逃げたら終わりなんだよ。」




    私は誠実さが取り得なあなたを好きになった。



    「だから、親にきみを紹介する。隠すことじゃないから。」




    「けど……。」
    「けど?」




    胸の不安が拭えない。







    「私、好かれるかな?」




    あなたはふっと笑った。



    「贅沢いうなよ、わたしに好かれてるんだから充分じゃないか。ホラ、ついたよ。」






    車から降りると少しだけどきもちが軽くなった。



    手をつないで、
    私たちは玄関まで歩いた。




    「一生キミといるから。」



    握られた手の強さに私たちの未来が見えた気がした。








    (携帯)
引用返信/返信
■20452 / ResNo.36)  smile
□投稿者/ ぶきっちょ 一般♪(3回)-(2008/01/10(Thu) 00:04:16)
    「ちゃんと、幸せですか?」



    何年も聞きたかった言葉を聞いてしまった。



    里帰りをした日に、
    神様はずいぶんじゃないか。




    2年ぶりのあなたは変わらず優しくて、
    おだやかで温かい顔だった。



    「なんで、そんなこと聞くの?」




    優しい手でわたしの肩を叩き




    「ちゃんと幸せですか?」




    親族たちの宴会が飲めや騒げやなピークなときに、
    あなたの目を見続けた。




    あなたは首を横にふり、
    「なれないよ。」




    手から心からすべてが崩れた気がした、
    この手を握って一生離さないと、
    そう決めた。




    「たまには帰ってきて顔を見せて?」 





    穏やかに笑ってみせたあなたは今までで一番悲しい笑顔をみせた。



    「いやだ。」
    「あんたって…」
    「あなたが幸せじゃなきゃいやだ。」




    涙があふれてくる、
    愛するひとの幸せをわたしは願うことしかできない、救うことができない。




    「あんたがいつか幸せにしてくれる?」




    あなたはまた少し笑った。


    「必ず。」
    「ならそれでいい。」




    泣きそうなあなたの涙をすくい、
    ほっぺたを持ち上げた。




    「笑ってわらって。」




    笑い泣きして、くしゃっとなった顔に懐かしさを感じた。



    「笑ったよ。」




    ホラ今日はこれでいい。





    笑ってわらって。








    (携帯)
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■20347 / 親記事)  ○前書き○
□投稿者/ ウォータァ 一般♪(1回)-(2007/12/08(Sat) 19:51:00)
    小説書く経験はあまりないけど頑張って書くので
    なんとなーく見てくれると嬉しいです vvv★
引用返信/返信

▽[全レス7件(ResNo.3-7 表示)]
■20403 / ResNo.3)  四角いハート
□投稿者/ ウォータァ 一般♪(4回)-(2007/12/15(Sat) 19:25:04)
    2007/12/15(Sat) 19:25:54 編集(投稿者)
    2007/12/15(Sat) 19:25:44 編集(投稿者)

    いつも側にいる

    …って、ちょっとツライ。


    愛してるし、これが恋だと確信しているけれど
    実らない思いを前にして私はどうしようもなく佇んでる。


    「奈々野ぉ?今日の晩御飯何にしようか?」
    「…青汁」
    「バカッ(バシ)」

    投げつけられたクッションをうまくキャッチしてそのままお腹の下に下敷きにする。
    ソファーに寝そべった私は今から食べる晩御飯のことより、エプロンを身に着ける真央ネェの事ばかり気になっていた。

    真央ネェはピンクがとっても似合う。
    ハタチ過ぎててお酒も飲める年になったけど、行動や容姿はまだまだ子供っぽいし、ヌイグルミとか集めたりしちゃってる。
    でも、たまに三日月目で笑うその瞳の奥は、月夜に照らされた水面の様に黒く、キラキラ光輝いてて、初めて会った時は動揺して、多分私、凄い目つきになってたんだと思う。
    真央ネェを怖がらせてしまった。


    真央ネェは私のお姉ちゃん。

    真央ネェは私のお姉ちゃん。


    四年前、私のお姉ちゃんになった。
引用返信/返信
■20404 / ResNo.4)  きゅんさんへ
□投稿者/ ウォータァ 一般♪(5回)-(2007/12/15(Sat) 19:32:37)

    ありがとうございます。

    自分がこうだったらー・・とよく考えますね
    まだ、未熟で更新も遅いですが
    自分の書きたいもの、書こうと思います。


引用返信/返信
■20426 / ResNo.5)  四角いハート
□投稿者/ ウォータァ 一般♪(6回)-(2007/12/21(Fri) 23:08:29)
    「小川真央って言います。初めましてっ」

    「・・・」




    睨み付けることなかったよなぁ…

    テレビそっちのけでソファにうつ伏せになり、目を瞑る。

    (あ…なんか寝そぉー…)
    テレビから流れる流行の曲。
    けれど、私の頭の中は
    あの日の懐かしい蝉の鳴き声が聞こえ始めていた。



    ・・・・・・





    (…なぁーは良いこだぁ…)






    ・・・・・・・





引用返信/返信
■20427 / ResNo.6)  四角いハート
□投稿者/ ウォータァ 一般♪(7回)-(2007/12/22(Sat) 02:20:36)

    夕焼け空に高らかと鳴く蝉の声
    遠くでカラスの群れが彼方夕闇へと途切れる頃
    折れ曲がった腰を支えるようにゆっくり、のんびり歩いてくる一つの影。
    それが、ばーちゃんだった。


    「なぁーご飯だよ」


    昔から人見知りが激しく一人で遊ぶのが好きな内気な私。
    父親もいないし母親もいなかった唯一の頼りが、ばーちゃんだった。

    「手ぇ洗っといで、今日は楽しかったかい?」

    ごつごつシワだらけのの手
    大きくて温かくって、陽だまりみたいにころころ笑ってた。

    居間でお茶を飲むばーちゃん

    テレビ見てはしゃぐばーちゃん

    白髪交じりのばーちゃん



    よく、頭を撫でてくれた。



    大好きなばーちゃん

    「なぁーは良いこだぁー、えらかったなぁ」

    (ばーちゃ・・・)


    「あはははははっ」


    (!・・・)
    けたたましくブラウン管から流れてくる笑い声に私ははっとして飛び起きた。

引用返信/返信
■20433 / ResNo.7)  四角いハート
□投稿者/ ウォータァ 一般♪(8回)-(2007/12/24(Mon) 07:54:51)

    「奈々野…?大丈夫?」

    「ん…平気。」

    あぁ、寝てたんだっけ…。


    私を半ば半強制的に夢から断ち切らせたテレビに少し腹が立ちながら、だらしなく体を起こしてぼーっと天井を眺めた。
    そんな私を心配したのか、真央ネェは手元にあったタオルで手早く手を拭くと足早に駆け寄ってくる。

    「奈々…」

    「ばーちゃんと会ってきた。」

    真央ネェは私に異変があるとすぐ風邪じゃないかとかって心配してくれるから
    心配させないために真央ネェの顔を見てにっこりと笑う。

引用返信/返信

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