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■21479 / 親記事)  恋をして 愛を知った
□投稿者/ そら ちょと常連(87回)-(2012/04/08(Sun) 19:38:11)
    あなたは、覚えているだろうか。

    透き通るほどの空を

    眺めていた日のこと



    私は覚えているよ


    遠いあなたを

    遠くにいる愛しい人の記憶

    ずっと覚えているよ


    六年過ぎても

    鮮明に


    まるで自分たちが

    物語を綴っているかのように




    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■21480 / ResNo.1)  1
□投稿者/ そら ちょと常連(88回)-(2012/04/08(Sun) 19:45:59)
    最初の一文



    拝啓 Eさまへ


    お元気でしょうか?
    暑い日々が続きますがお変わりありませんか?


    丁寧な文を私は、

    考えて、考えて送っていた

    当時、高校生だった私は

    頭をふる回転させ

    文字をしぼりだした

    深い深いところまで、

    どんどん奥まで

    このときの私は

    これ以上も以下もない

    唯一の恋だと思っていた


    この恋が終わっても

    消えることのない傷を

    自分でつくって

    消えないように

    深い深いところで

    封印した

    (携帯)
引用返信/返信

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■21478 / 親記事)  妄想
□投稿者/ るか 一般♪(36回)-(2012/04/05(Thu) 18:16:30)
    きっかけはビアンの出会い系サイト
    正直こんなふうにやりとりした相手に会うのは初めてで・・・
    それもその相手・・・女性とこんなことをするなんて想像もしていなかった。

    「そんなに緊張されたら私もちょっと困ってしまうわ」
    苦笑しながら私の隣に腰をおろす。
    私は今彼女の部屋にいる。
    「引き返したいならこのまま部屋を出て行きなさい。そうでないなら・・・」
    彼女の手が私の頬に触れ、そのまま顔が近づいてきた。
    私は抵抗しなかった・・・

    ゆっくりと唇が重なる。そしてすぐに離れる。ついばむようなキスがしばらく続いた。
    「う・・・ん・・・」
    それがすごく気持ちよくて私の口から吐息が洩れた。
    そして今度は舌がからめられる。
    私はもちろん抵抗するわけでもなくなすがままにされていた。

    長いキス・・・だけどそれだけで私の身体は熱く疼いていた。
    彼女は察したのだろうブラウスのボタンをはずしスカートをまくりあげる。
    太ももと胸に手が触れ首筋を舌が這う。
    ピクンと私の身体が震えた。

    「あっ・・・」
    ブラのホックもはずされ露わになった私の乳房をゆっくりと撫でまわす。
    太ももの付け根あたりを指先が往復し私は腰をくねらせた。
    「う、ん・・・」
    乳首のまわりを舐め回されビクンと身体がのけ反る。
    「あんっ・・・」
    そして・・・
    「あぁっ、はぁ・・・んっ」
    私の秘部から溢れる蜜をクリに塗り付けるように愛撫された。
    すでに私のあそこはこれだけの愛撫でグショグショになっているのだ。
    「あぁっ、は、ぁん」
    乳首の先端を舌先でチロチロと舐め回され指がクリを優しく撫でまわし
    時折指先でカリカリとひっかききゅっとつまみ上げられる。
    「あぁっ・・・あぁ、んっ」
    いままで感じたことのないような快感が私を襲う。
    そして・・・

    私は目を覚ました。
    夢をみていたらしい・・・

    「欲求不満かしら;」
    ふうと一つため息をついて私はバスルームにむかった。
    私のあそこは夢の中同様グショグショで疼いている。
    「夢の中じゃなくて現実に私の身体を慰めてくれる人いないかなぁ・・・」

    私はもう一度深いため息をついた・・・


引用返信/返信



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■12437 / 親記事)  
□投稿者/ そら 一般♪(4回)-(2005/08/27(Sat) 22:21:56)


    ねぇ、梢。



    親友以上恋人未満



    微妙な関係は



    今も続いている





    あれは、



    高校二年生の



    熱帯夜の告白から



    すべては始まった



    「私、梢のことが好きなの」










    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス81件(ResNo.77-81 表示)]
■13307 / ResNo.77)  梢69
□投稿者/ そら 常連♪(145回)-(2005/10/12(Wed) 21:23:55)
    口ぱくで


    「おめでとう」


    一言


    たった一言



    口にした



    梢の満面な笑顔で



    「ありがとう」





    たった一言で




    私たちの青春は



    幕を閉じた











    ねぇ、梢は運命を信じる?



    もし、運命があるなら。私は梢の運命を信じたいよ。




    (携帯)
引用返信/返信
■13308 / ResNo.78)  梢70
□投稿者/ そら 常連♪(146回)-(2005/10/12(Wed) 21:36:39)
    運命の川があるなら


    きっと結ばれない


    結ばれるだけが


    運命じゃない



    私と梢は



    あの時


    あの頃



    強い強い糸で


    繋がっていた



    それが真実だから



    口に出すこともなく


    暗黙の了解だった



    私たちは


    大人になったんだろう



    そして私たちは




    約束を果たすのだ



    この世で


    美しい約束を



    約束をしましょう


    美しい約束を


    約束をしましょう




    こずえ



    あなたのことを


    思い出す日は


    いつも雨なの





    あの時と同じ




    あの頃から


    始まっていたんだね



    でも今日で


    すべてが終わった


    今日は雨なのに



    快晴なんだ




    流れる涙が



    太陽の光で


    輝いた









    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■13309 / ResNo.79)  完結
□投稿者/ そら 常連♪(147回)-(2005/10/12(Wed) 22:19:43)
    「梢」と「約束」が完結しました。

    思い返せば、10年前も昔の話です。私たちは、あれから会っていません。もし会うとしても二人で会うことはないでしょう。梢は結婚して子供もいます。私はバイの男性と結婚して子供も出来ました。彼女もいますが、旦那は彼女のことも理解しています。彼女の旦那も理解して円満な家庭を築いています。ただ、彼女にも旦那にも梢のことは話したことがありません。梢のことを知っているのは一人だけです。

    今、思えば付き合おうとすれば付き合えたんでしょう。でもつきあわなかった。付き合わなくても忘れることはなかった。強く結ばれていたんだと思います。もし、人生の中で梢に会う日がくるなら。そのときは本当の運命です。会えなくても、私は、幸せです。あなたに会えたこと。それだけで私は救われたのですから。


    梢、ありがとう。
    私は生きています。梢、あなたの微笑みはモナリザよりも美しかった。

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■14376 / ResNo.80)  そらさんへ
□投稿者/ 千 一般♪(1回)-(2006/05/06(Sat) 00:19:48)
    素敵なお話でした。
    悲しくて切なくて、でも心が暖かくなりました。

    おつかれさまでした。

    (携帯)
引用返信/返信
■21412 / ResNo.81)  NO TITLE
□投稿者/ う 一般♪(1回)-(2012/01/01(Sun) 22:53:33)
    何年前の話なのかな?

    (携帯)
引用返信/返信

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■13235 / 親記事)  風ニ舞ウ花ビラ
□投稿者/ 夏風みかん 一般♪(1回)-(2005/10/08(Sat) 13:55:17)
    カタカタカタカタ・・・

    オフィス内に乾いた音がひっきりなしに響いている。
    「夏風さん、これお願いします」
    隣のデスクに座っている女性が、ホチキスで留められている書類を何枚かこちらのデスクに置いた。
    「は〜い、ありがとうございます」
    私はパソコンから目を離すことなく答えると、慣れた手つきでテンキーを打つ。
    入力が終わると山のような書類の束をほんの少しよけて、さっき置かれた書類の処理に移る。

    ふと周りを見渡すと、みんな仕事に没頭している。
    彼女たちとは殆ど話したことがない。
    中には名前すら知らない人もいる。
    私達の仕事はグループに分かれており、例えば私の目の前に広がるシマは、総勢十数人からなるグループで、
    私の感覚からすると大所帯だ。
    対する私のグループはこのオフィスで最も人数が少ないグループで、メンバーはたったの二人。
    私と、さっき私の机の上に書類を置いた彼女だけ。
    少し寂しい気もするが、逆に余計な人付き合いをしなくて済むことが幸運に思えた。

    私の隣に座っている女性、紫良しりょう美咲みさきは私の仕事のパートナーである。
    私より彼女の方が年上であるが、会社に入ったのはわずかだが私の方が早かった。
    それが丁度プラマイゼロとなって、私達は対等な関係を築いていた。
引用返信/返信

▽[全レス8件(ResNo.4-8 表示)]
■13274 / ResNo.4)  なんか、、
□投稿者/ ぶるう 一般♪(3回)-(2005/10/10(Mon) 19:17:04)
    純粋な感じでいいですね でもせつないです 早く続きがよみたいです

    (携帯)
完結!
引用返信/返信
■13289 / ResNo.5)  完結はまだしてないですけどね(笑)
□投稿者/ 夏風みかん 一般♪(6回)-(2005/10/11(Tue) 23:10:26)
    ぶるうさん、はじめまして夏風みかんです。
    この話は現実のことを元にして書いてみました。
    元っていうか今の所まんまですが(笑)
    一応通勤途中に書いているのでゆっくりなんですが
    2日、3日に1話の割合で投稿していけたらなぁと思ってます。
    どうか飽きずに最後まで読んでいただけたら幸いです。
引用返信/返信
■13330 / ResNo.6)  風ニ舞ウ花ビラ -4-
□投稿者/ 夏風みかん 一般♪(7回)-(2005/10/13(Thu) 22:07:52)
    ピピッ、カチャ
    ICカードを機械にかざすと、ロックが外れる音がした。
    ドアを開けると真っ先に彼女の席を見る。
    机の上も整理されたままだし、パソコンもついていない。
    どうやら彼女はまだ来ていないようだ。
    時計をみると始業時間の20分前で、いつもなら既にきていて仕事に取り掛かっているはずだった。
    おかしい・・・遅刻かな。
    頭の中では色々考えを張り巡らせていたが、行動には出さずにいつも通り自分の席に着いた。
    「おはよう!」
    振り向くと、出勤してきたばかりの樫本さんだった。
    「おはようございます」
    樫本さんは主に業務や各社員などの管理をしているグループの人だった。
    樫本さんなら何か知ってるかも知れない。
    そう思って口を開こうとしたとき、樫本さんの方から話しかけてきた。
    「今日は大変だと思うけど頑張ってな。俺も手が空いたら手伝うから」
    は??
    「まぁ風邪ひいてしまったものは仕方がないし、今日だけ一人で頑張ってくれよ」
    風邪??一人??
    まさか・・・。
    「今日って紫良さんお休みなんですか?」
    「うん、風邪ひいて熱があるんだってさ。昨日雨降ってたしねー」
    昨日の雨・・・ってもしかして私のせい?!
    紫良さんは傘も持っていたし、地元の駅からはバスだと言っていた。
    考えられることはただ一つ。
    私を傘に入れてくれたばかりに紫良さんは半身濡れてしまい、そのまま帰った結果、風邪をひいてしまったのだ。
    私は心の中で自分を責めた。
    自分が傘を忘れなければ紫良さんは風邪を引かなかったのに・・・。
    そんな様子に全く気づいていない樫本さんは、どちらかというと仕事の心配をしているようだった。
    そういえば、私はまだ紫良さんの方の仕事は全くできなかったんだっけ・・・。
    いつかお互いに仕事を教え合おうとは話していたものの、まさか本当にこんな日がくるとは思わなかった。
    「私・・・紫良さんの分までマニュアルみながら頑張ります」
    これも紫良さんのためだ。
    というか、仕事をやっておいてあげて次着たときに驚かせてあげようという下心が働いた。
    気合十分な私を樫本さんは不安げに見つめ、やがてその熱意を感じたのかウンウンと頷き始めた。
    「そうだな。それしかないもんな」
    私は早速自分のパソコンと、紫良さんのパソコンのスイッチを入れる。
    きちんと教えてもらったことはないが、大体はわかっているつもりだった。
    デスクの引き出しにはマニュアルもある。
    ・・・が、問題はすぐに起きた。
    紫良さんの端末のログインパスワードがわからない。
    これがわからなきゃ話が進まない。
    仕方がないので紫良さんに電話をする。
    初めての電話で緊張する。
    ・・・・おかけになった電話は電波の届かないところか・・・・・・
    通話口から聞こえるのは電話会社の機械音。
    何回かけても結果は同じだった。
    仕方がないので樫本さんに相談する。
    すると樫本さんも携帯電話を取り出して、紫良さんに電話をかけた。
    「ダメだ、出ないや」
    力なく首を振る樫本さん。
    「もしかしてどっか遊びに行ってるんじゃないよなぁ」
    笑いながら、でも100%冗談で言っているわけでもなさそうだ。
    紫良さんはそんな人じゃない。
    私は樫本さんを睨んだ。
    「あーごめん、ごめん。冗談だよ。・・・とりあえず、自分の方の仕事やっといていいよ」
    仕方がない。今はそうするしかなかった。

    しばらくして、私の後ろで樫本さんの声が聞こえてきた。
    内容からして、どうやら紫良さんと電話がつながったらしい。
    樫本さんは携帯電話を片手に紫良さんの端末のキーボードを手早く叩く。
    「おぉ!できたできた」
    樫本さんの声が一段高くなり、紫良さんにお礼を述べている。
    どうやらログインできたようだ。
    けれど私としては素直に喜ぶことはできず、「なぜ樫本さんとつながって私とは電話がつながらないのか」という疑念が浮かんだ。

    私は自分の仕事をある程度片付けた後、紫良さんの仕事に取り掛かった。
    マニュアル見ながらやるが、どうもよくわからない。
    その度に紫良さんに電話しようと試みるが、相変わらず留守番サービスセンターにつながり、結局紫良さん本人が電話に出ることも、紫良さんから電話がかかってくることもなかった。
    仕事の方は何とか半分ほど片付けたが、まだまだ未熟な私の自分の能力の限界と無力さを思い知らされた。
    しかし、昼間あれだけ電話をしても一度も出なかったことが凄く気になった。
    樫本さんが朝に言った「どっか遊びに行ったんじゃないだろうなぁ」という言葉が頭の中でリフレインする。
    もし、本当に具合が悪かったならずっと家にいるはずだ。
    家にいたなら、一日中電話が留守電ということはおかしいし、なぜ樫本さんとは電話が繋がったのか・・・。
    もしかしたら着信拒否されたのではないかという考えも浮かんだ。

    身体はもちろん、精神的にも疲れが出た一日だった。
    帰りの電車の中でぐったりするが、目をつぶると眠ることもできずにいやな考えばかりが頭に浮かんでは消えていった・・・。
引用返信/返信
■13389 / ResNo.7)  風ニ舞ウ花ビラ -5-
□投稿者/ 夏風みかん 一般♪(8回)-(2005/10/17(Mon) 23:10:55)
    家に帰ってすぐお風呂に入った。
    ぬるめのお湯に肩までどっぷり浸かる。
    疲れた身体が少し軽くなるような感じがした。
    自分はこれからあの仕事を続けられるのだろうか・・・。


    お風呂から上がり、濡れた髪をタオルで水気を取る。
    ふと、携帯電話が光っているような感じがして目をやると、
    着信があったことを示すブルーのランプが点滅していた。
    「まさか」という期待を胸に着信履歴を見ると、やはり紫良さんからだった。
    心臓が高鳴る。
    風呂上りで緩みきっていた気持ちが一気に引き締まる。
    震える手ではっしんのボタンを押す。
    トゥルルルル・・・
    トゥルルルル・・・
    昼間とは違って呼び出し音が鳴り響く。
    だが、紫良さんが出る気配は全くなかった。
    諦めて携帯を閉じると、すぐに電話がかかってきた。
    とっさに通話ボタンを押すと、受話器の奥から紫良さんの声がした。
    『ごめんね〜』
    紫良さんの第一声はそれだった。
    「いえ、大丈夫です。風邪なら仕方がありませんよ」
    恐縮しながら答える私に、紫良さんは
    『・・・ねぇ、普通に「大丈夫だったよ」とか言える関係になろうよー。敬語使わなくていいしさぁ』
    と、嬉しい言葉を言ってくれた。
    「あっ、じゃあお言葉に甘えてそうしま・・・そうするよ」
    私の片言のタメ口を紫良さんは受話器の奥で笑いながら聞いていた。
    『どうだった?仕事。大変だったでしょ?』
    「んー仕事が大変っていうか、淋しいし、心細かったかなぁ」
    『だよねぇ・・・。一人だったんだもんねぇ。ごめんね、ホントに・・・』
    「ううん、そんなことないよ。紫良さんこそ身体の方大丈夫なんですか?」
    『うん、昼間ずっと寝てたから、今は大分楽になったよ』
    昼間と聞いて、私は心に引っかかってたことを思い切って口にしてみることにした。
    「紫良さん、あのっ・・・」
    『んー?』
    「昼間結構電話したんだけど、何回かけても留守番サービスセンターに繋がっちゃったんだよね・・・」
    すると、紫良さんは思い出したように
    『ああっ!あたしの家さぁ、電波ないんだよねぇ。よく友達からもよく言われるんだ。「電話かけてるのに繋がらないんだけど!!」って 笑』
    「なんだぁ、電波がなかったのかー。あまりにも繋がらないんで着信拒否されたと思ったよ」
    本気半分、冗談半分で言ってみた。
    すると紫良さんは笑い声をあげて
    「違う違う!そんなことしないし!でもそう思わせちゃったならごめんね〜」
    と完全否定。
    私はほっとした。
    紫良さんに嫌われてるわけじゃなかった・・・。
    「良かった・・・。嫌われてるのかと思った」
    『んなわけないよぉ!むしろこれからもっと仲良くなりたいしさ』
    紫良さんは私と仲良くなりたいといってくれた。
    冗談でも嬉しかった。
    『本当に今日はごめんね』
    「いえ、火曜日から紫良さんがまた元気に出社してくれれば私はそれで満足だよ」
    『ありがとう』

    電話って言うのは不思議なものだ。
    普段照れくさいことや言えないこともこうして伝えることができる。
    紫良さんとの初めての電話は緊張と嬉しさでいっぱいで、長い連休になりそうだった。
引用返信/返信
■13494 / ResNo.8)  風ニ舞ウ花ビラ -6-
□投稿者/ 夏風みかん 一般♪(9回)-(2005/10/22(Sat) 19:08:12)
    あたしがあなたを変えるから・・・。

    アイツは言った。
    私がまだ高校生だったとき。
    人を信じられなくなり、人間というものに嫌悪感を感じていた。
    そんな私にアイツが言った言葉・・・。

    それと同じセリフを紫良さんがたった今、口にした。
    アイツのことは忘れたはずなのに、アイツの姿が、アイツとの思い出がフラッシュバックする。
    「夏風さん?どうしたの?」
    気がつくと、紫良さんが私の顔を心配そうに見つめていた。
    「あ、いや、なんでもないよ!」
    つい目をそらしてしまった。
    紫良さんに見つめられて恥ずかしかったというのもあるけど、それ以上にアイツと紫良さんがダブるのを避けたかったからだ。
    紫良さんは何か言いたそうな顔をしてたけど、口を開くことはなかった。
    きっと、今の私は凄い顔をしているんだろう。
    駅の改札が近づいてきて、自然と私と紫良さんの会話はなくなった。

    この日もいつものように会社から駅に向かって歩いていた。
    最初は中学・高校時代の思い出という会話が、だんだんお互いの中学・高校時代の嫌な思い出についての話に変化し、気づけば本心を言っていた。

    人を信じることができない。
    いつも自分は人と距離を置いていた。

    私がそう言ったら、紫良さんが言ったのだ。
    アイツと同じセリフ・・・。
    そういえば、紫良さんとアイツにはダブるところがある気がする・・・。
    そう考えたのを頭を振って思い直す。
    違う!私は紫良さんを好きなんだ。
    私は紫良さんのあの笑顔と大人っぽい雰囲気、さり気ないしぐさが好きなんであって、決してアイツと紫良さんを重ねてるわけじゃないんだ。
    紫良さんに言われた言葉を嬉しいと思った。
    けど、それ以上に素直に喜べない私がいた。
引用返信/返信

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■12098 / 親記事)  三弦
□投稿者/ ろざりお 一般♪(1回)-(2005/08/15(Mon) 08:33:51)
    2005/08/15(Mon) 08:36:09 編集(投稿者)

    高校に入学して約半年、1年生の奈津美は生徒会活動を2年、3年の先輩に負けないほど頑張っていた。
    テレビ、雑誌に載るアイドルや女優に負けない程の可愛らしさで
    幼い顔立ちではあったが、潤んだ大きな瞳と艶やかで柔らかそうな唇
    綺麗な黒髪のショートヘアーから伸びる、白くて華奢な首筋と幼児体型な体は見る者を釘付けにし
    そして明るく天然な性格からで
    すぐ周りから気に入られる子だった。

    ある日の放課後
    学校で数人いるアイドル的存在の1人にして生徒会長を務める3年の里沙は
    奈津美と2人、生徒会室で残業をしていた。
    『せんぱぁい!プリント書き終わりましたよぉ!』
    「ありがとう。もう休んでもいいよ☆」
    『あぁ〜い♪じゃあなんか飲み物買ってきてあげますよ☆』
    「おぉ!んじゃ今日は久しぶりに炭酸系でお願いしまぁす☆」
    『あぃあぁ〜い☆』

    そう言うと奈津美は財布を片手に生徒会室から駆け出して行った。


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▽[全レス3件(ResNo.1-3 表示)]
■12100 / ResNo.1)  三弦
□投稿者/ ろざりお 一般♪(1回)-(2005/08/15(Mon) 08:54:41)
    炭酸ジュースのロング缶を2本持ち生徒会室へ帰り、中へ入ろうとした時
    そこには生徒会室の中で里沙が1人、イスに座りながらクチュクチュと水音を響かせながら自慰行為を行っていた。
    だが里沙は入り口を背にして行為を行っていた為、奈津美が来た事には気付いていなかった。
    初めて見る、人の自慰行為に奈津美は驚きを隠せなかったた。里沙の響かす音が、次第に早くなっていく…もう少しでエクスタシーに達するのだろうと気付いた。
    その時、奈津美は誤ってジュースを床に落としてしまった。


    (携帯)
引用返信/返信
■12101 / ResNo.2)  三弦
□投稿者/ ろざりお 一般♪(2回)-(2005/08/15(Mon) 09:22:40)
    「誰!?」
    奈津美はビクッとした。
    「なんだ奈津美かぁ…」
    里沙はイスから立ち上がり、奈津美に近付いてきた。
    そして奈津美の手を引いて生徒会室の中に入れ、ドアを閉めて鍵をかけた。
    「奈津美…」

    『は…はい!』

    「もしかして…さっきの見てた?」

    『い…いいえ…』

    「………うそつき…」

    その瞬間、里沙の唇は奈津美の唇を覆った。
    里沙の両手は、奈津美の首と腰へと回り、2人の体は壁へもたれかかり
    奈津美は、里沙に壁に押さえつけられる形となった。
    里沙の口内から伸びる蛇は、奈津美の口内で暴れ回っていた。
    奈津美は、その刺激に耐えられず里沙に強くしがみついた。
    里沙は奈津美の唇を堪能し、唇を離した。


    (携帯)
引用返信/返信
■12102 / ResNo.3)  三弦
□投稿者/ ろざりお 一般♪(3回)-(2005/08/15(Mon) 09:40:29)
    「…ごめんね…私…前々から奈津美の事を愛してたんだ…」
    『…せ…せんぱい…私も…好きだよ…』

    里沙は優しく微笑むと、奈津美の耳元の髪を掻き分けた。
    そして里沙の唇の蛇は、奈津美の耳の穴へ入り込み、再び暴れ回った。

    すると奈津美の体はビクンと震え上がり、耐えられぬ衝撃に襲われた。
    里沙は奈津美の耳を激しく舐め回すだけでなく、優しく耳を噛んだり、息を吹きかけ囁いた。

    『…知ってるんだよ…奈津美の体が超敏感だって事…』

    奈津美の息が、とても荒くなっていた。

    『…今日は…メチャクチャに壊してあげる…』



    (携帯)
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