ビアンエッセイ♪

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貴女の官能的なビアンエッセイやノベル
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■22390 / 親記事)  先生と私(仮題)
□投稿者/ ゆい 一般♪(4回)-(2020/11/17(Tue) 12:39:08)
    気が付くと私は違う病院のベッドで寝ていた。
    顎の下がかなり痛むし、ガーゼのようなものが貼られている。
    「やっと目を覚ましてくれた。どう、すごく痛む感じ?」
    左側に先生らしき女性が立っていて、私に聞いた。
    「痛いです。…。ここって、私がいた病院じゃないですよね?」
    「うんうん。また後で詳しく説明するけど、前の病院で使用した抗生物質が
    あなたの体に合わなかったの。それで、私たちの病院に移されて来たって訳。」
    「……。」
    先生はマスクをしてるから目しか見えないけど、すごく綺麗な目をしてる。
    一瞬、痛みを忘れた。
    「明後日、お母さんと妹さんが来てくれるから、それまで少し不安かも知れないけど、頑張ってね。」
    「はい。…。」
    私の主治医はこの人なのかな。かなり、タイプ。どうしよう。
    「今は若干、麻酔が効いてる状態。今後、あまりにも痛みを感じるなら鎮痛剤を出します。看護師の人に声を掛けて。」
    「はい。」
    それだけ言うと、先生は足早に何処かに行ってしまった。
    顎の下が痛いけど、私はラッキーなのかも。
    あんな綺麗な目の人に生まれて初めて出会えた。
    一目って惚れって本当にあるんだ。
    マスクを取った顔が見たい。
    私は病院で何を考えてるんだろう。
    そう冷静に考えたら、少し可笑しかった。

引用返信/返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■22391 / ResNo.1)  Re[1]: 先生と私(仮題)
□投稿者/ ゆい 一般♪(5回)-(2020/11/17(Tue) 13:00:56)
    先生や看護師の人が会話してる事もある。
    聞きたいと思ってる訳じゃないけど、聞こえてくるんだから仕方ない。
    ある日、私の主治医のY先生が誰かと話していた。
    「N君がいなくて、本当に大変だったんだよ。」
    「なかなか許可が下りなくてさぁ。」
    「そうだよね。あっちの仕事はどうだった?」
    「日本の医療が一番だよ。僕はそう思ったね。」
    「飛行機で13時間掛かる場所にいたなんて、何か不思議。」
    「どこに居たって、僕の気持ちは変わらない。それは知ってるよね。」
    「はいはい。もう、時間だから行かないと。」
    多分先生は今話していた人と付き合ってる。
    あんなに綺麗で聡明な人が一人の筈無いし。
    少し嫉妬してる自分に気づいた。
    私は先生にとってただの患者の一人。
    それは、忘れちゃいけない。

引用返信/返信
■22392 / ResNo.2)  Re[2]: 先生と私(仮題)
□投稿者/ ゆい 一般♪(6回)-(2020/11/17(Tue) 13:29:55)
    目が覚めたら、Y先生と目が合った。
    先生の目が笑ってる。
    「どうですか、調子は。」
    「問題ないです。」
    待って。こんなタイミングで私が起きる訳がない。
    先生が何かしらの方法で私を起こした。
    それに、何故笑ってるの。
    「明日退院ですね。」
    「はい。」
    すぐ隣にも患者さんが寝てるから、声を掛けて起こさない筈。
    多分…私の体の何処かを触って起こした。
    そう考えると、先生が笑ってるのも納得がいくし。
    違うかな。答えはわからない。
    「何か不思議な…。寂しい感じがします。」
    先生が急に真面目な声で私に言った。
    「どうしてですか?」
    「どうしてだろう。長く一緒にいたからかなぁ。…。」
    「…。」
    どう答えていいか分からなかった。
    一瞬、告白かと思ったけど、そんな訳無いよね。
    今思えば、私も寂しいですと答えれば良かった。
    「長い間、お世話になりました。」
    私が言えたのはそれだけだった。
完結!
引用返信/返信

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■22387 / 親記事)  YとK(仮題)
□投稿者/ ゆい 一般♪(1回)-(2020/11/11(Wed) 12:25:14)
    《A面》
    「先輩、お早うございます!」
    オフィスに入るなり、Kがいつもの元気だけが取り柄みたいな声で私に言った。
    「おはよう。」
    「あ!この前先輩が言っていた映画観ました。面白かったです。」
    「そう、良かった。」
    「それと、」
    「ごめん、午前中に提出しないといけない書類が終わってないの。」
    「あ、はい。すみません。」
    Kが通路を譲ったので私は自分のデスクへ急いだ。
    どうしてKは私にばかり話しかけてくるのだろう。Sさんみたいな、
    お喋り好きの人に話しかければいいのに。
    女子校のノリが抜けてなくて、青く見える。
    席に着いたから、スマホを確認してみる。返信がまだきていない。
    小さな溜息を一つつく。結婚したいって言ってたのは、嘘だったのかな。
    仕方ないよね。飛行機でも13時間かかるところに、あなたはいるから。

    《B面》
    先輩、今日も綺麗だった。話を遮ったのはどうしてだろう。
    本当に急いでただけだよね。普段は優しい先輩だもん。
    前の彼女と別れた時は、もう誰も好きになりたくないと思ってた。
    どうして心は変わるのかな。
    先輩が好き。休みの日以外は毎日会えるから嬉しい。
    「ねぇ。」
    ビックリして左後ろを振り返ると先輩が立っていた。心拍数が急上昇した。
    「はい!」
    「ここの箇所、間違ってるから作成し直して。」
    用紙を持っている先輩の指に見惚れる。
    「はい。すみません。」
    「今やっているのは後でいいから、そっちを先にね。」
    「あの先輩。」
    もうそろそろ、誘ってもいいと思う。女同士だから普通だもん。
    「何?」
    「お昼、一緒に…あの、一緒に食べませんか?」
    「私、近くのパスタ屋に行くんだけど、パスタで良いの?」
    「パスタ大好きです。」
    「そうなんだ。作成し終わったら、T課長の所にね。」
    デスクに戻っていく先輩。あたしは作ってきたお弁当の事は忘れる事にした。

引用返信/返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■22388 / ResNo.1)  Re[1]: YとK(仮題)
□投稿者/ ゆい 一般♪(2回)-(2020/11/11(Wed) 15:37:37)
    《A面》
    パスタのお店はいつもより混んでる。料理がくるまで多分あと十分以上かかる。
    スマホの着信もない。最悪。
    Kが私の顔をジッと見てるから、落ち着かない。
    それに何でいつも楽しそうなんだろう。
    Kみたいな性格だったら、私も少しは楽に生きてる。
    多分、Kは何も考えてない。
    私の方から何か話そう。黙って二人で料理を待っているのも不自然だし。
    「ここのお店、デザートも美味しいよ。」
    デザートはあまり頼まないけど一応言ってみた。
    「やっぱり!スパが来たら頼みます。先輩は何が好きですか?」
    「全部好き。」
    適当に答えた。私の好みを聞いて何の意味があるの?。
    多分、私は彼からの返信がこないからイライラしてる。
    Kには関係ないのに。Kの顔を見た。
    やっぱり、楽しそうな顔をしてる。
    ごめんね。まだ、人間できてないな私。

    《B面》
    先輩はボンゴレ。あたしはナポリタン。
    食べてる姿も恰好良いな。仕事をしてる時も恰好良いけど。
    何か話したいな。でも今日の先輩、機嫌が良くない感じ。
    どうしよう。どうしよう。でも、話しかけてみよう。
    「外食が多いんですか?」
    フォークを止めて、あたしの目を見たからドキドキした。
    「多い。料理が上手じゃないの。」
    「意外。Yさんは上手な感じがするから。」
    「この前ね、普通の卵焼きを作ろうと思って、」
    先輩のスマホが点灯して、先輩はそっちを見てる。
    「どうぞ。」
    誰からなんだろう。画面を見てる先輩の表情は変わらない。
    「あ、ごめん。卵焼きも失敗した位、料理は下手。」
    スマホを置きながら、先輩が言った。
    ここで勝負を挑まなくていつ挑む。
    「今日、仕事が終わったらあたしのうちに来ませんか?ご飯はあたしが作ります」
    「…。いいの?ご家族の方がいるんでしょう?」
    「一人暮らしです。先輩に来て欲しい。一人で食べるの好きじゃないし。」
    「そうなんだ。じゃぁ、ご馳走してもらおうかな。」
    その後に頼んだデザートの味は全く記憶にないけど、あたしはそれでいい。
    早く17時にならないかな。嬉しいな。

引用返信/返信
■22389 / ResNo.2)  Re[2]: YとK(仮題)
□投稿者/ ゆい 一般♪(3回)-(2020/11/11(Wed) 18:18:30)
    《Y FEAT.K》
    「ご飯も美味しかったし、少し酔っ払っちゃった。今日はありがとう。」
    「先輩、酔ってるから泊まっていけば?」
    「悪いし、…。帰ります。」
    「あ!それ、花瓶の水です‼飲まないで!」
    「お酒じゃないの?」
    「お酒ではないです。ちょっと、休んで下さい。」
    「どこに?」
    「ソファーでもベットでも好きな所で休んで下さい。」
    「じゃ、ソファーに座るね。」
    「明日は土曜で休みだから、泊まって欲しいな。」
    「どうして?」
    「先輩が好きだから。」
    「ありがとう。お酒はないの?」
    「あるけど…。止めた方が良いと思います。」
    「好きって気持ちはどういう事なのかな。」
    「分からないです。勝手に心の中に芽生えてしまうから。」
    「摘むことは出来ないの?」
    「摘んでも、命がある限り、芽生えてきます。」
    「じゃぁ、どうすれば解決する?」
    「解決は出来ないと思う。愛してる。愛してます。先輩が好きです。」
    「私もそうかな…。眠るね。」
完結!
引用返信/返信

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■22175 / 親記事)  アヤナミ1
□投稿者/ いちこ ちょと常連(76回)-(2017/01/18(Wed) 23:27:43)


    女性専用車両は、その日混み合っていた。
    ドアに押し付けられるように、髪の長い女子大生っぽい娘が立っている。
    その後ろには制服姿の女子高生が、その娘に覆い被さるようにいる。
    女子大生っぽい娘は、気分がすぐれないのか上気した頬をして俯いている。
    その娘は眉を八の字にして、苦しそうな顔になる。
    やがてイヤイヤをするように顔を振ったり、
    咳を我慢するように、口を手で覆ったりしている。
    電車が停車駅に近づくころ、その娘は震えだしスッと視界から消えた。
    電車が止まり人々が降りてゆくと、その娘が床に座り込んでいる。
    熱っぽい潤んだ瞳で女子高生を見上げている。
    女子高生は何事か話しかけ、バイバイをして降りていった。

    その女子高生、アヤは痴漢することにハマっている。
    きっかけは付き合っていた彼女の浮気だった。
    女が彼女と裸でいる現場に遭遇したのだ。
    アヤは彼女に合鍵を投げつけ、部屋を飛び出した。
    その帰り道、ムシャクシャした気持ちで電車に乗ったら混んでいた。
    ギュウギュウ押されながら気づくと、
    前に立っている女がさっきの女に良く似ていた。
    アヤはイラつく気持ちを何の関係もないその女にぶつけた。
    そっとその女のお尻を撫
    ビクッとして振り向くが女子高生が立っているので首を傾げるだけだ。
    今度はもっと大胆に強く撫で上げる。
    またビクッとして振り向くと、アヤが冷淡な笑みを返す。
    女は慌てて目をそらすと俯いてしまった。
    アヤはスカートの中に手指を滑らせ、女の内腿を撫で上げた。
    女は俯いている。アヤはしばらく内腿で遊んでいたが、
    いよいよアソコに触れようとしたら、女の手がアヤの手を抑えた。
    アヤはもう片方の手で女の手を外し、下着の上から触った。
    女から、んっ と声が漏れる。
    もしかしてこの女、あたしに触られて感じてるの?
    何度か割れ目に沿ってなぞり、前の方を探りクリを爪で引っ掻いた。
    カリカリと引っ掻く度に、ビクビクと女が反応する。
    意外にもアヤは興奮していた。
    ウサばらしで始めたことだったが、相手を支配しているようで興奮した。

    こうしてアヤは痴漢にハマった。特に年上が好きだった。

    そしてその娘に出会った。

    続く




引用返信/返信

▽[全レス14件(ResNo.10-14 表示)]
■22219 / ResNo.10)   アヤナミ11
□投稿者/ いちこ ちょと常連(86回)-(2017/03/12(Sun) 22:20:18)

    レイは彼女から引き抜いた指を見て、ひどく後悔した。
    どうしてこんなことしちゃったんだろう?
    しかしもう取り返しがつかなかった。

    一方、待ち合わせ場所で待っていたアヤは、ナミからのメールに戸惑った。

    《やっぱり会えません。私のことは忘れて下さい。
    あなたは何も悪くありません。すべて私の我が儘です。ごめんなさい。》

    訳がわからなかった。急いで返信する。

    《今、どこにいるの?意味がわからない。とにかく会おうよ。》

    ‥‥‥‥けど、それきりだった‥‥‥

    数年後、アヤは大学も卒業して介護の仕事に就いていた。
    ナミとのことは、心の奥深くにしまい込み忘れるようにした。
    あれからレイとは別れた。もっとこじれるかと思ったが、
    レイは意外にすんなりと別れを受け入れた。
    介護の仕事を目指したのは、ナミとのことが影響している。
    障害のある人の少しでも役に立ちたかったのだ。
    大学では何人かの女性と付き合ったが、長続きしなかった。
    そんなある日、介護関連の情報誌を眺めていた時、
    小さな記事に目が釘付けになった。それは新人絵本作家の紹介だった。
    その作家がろう者なので紹介されていた。
    アヤが気になったのは、その作家の名前だ。『アヤナミ』。
    もしかして?!
    ネットで検索してみると、顔写真はなかったが、女性であることがわかった。
    代表作は、『人魚の涙』。

    続く


引用返信/返信
■22220 / ResNo.11)  アヤナミ12
□投稿者/ いちこ ちょと常連(87回)-(2017/03/18(Sat) 09:18:53)
    2017/03/18(Sat) 09:21:05 編集(投稿者)


    ネットで早速購入しようとしたら、サイン会の告知が目に入った。
    会えるかもしれない!?そうすれば、ナミかどうかが判る。
    日付を確認すると仕事の日ではあるが、早く終われば間に合いそうだ。
    アヤはその時に購入することにした。

    その日、アヤはイライラしていた。仕事が終わらないのだ。
    結局、一時間以上遅れて会場に着いたら、すでにスタッフが片付けていた。
    スタッフに聞いたら、どこにいるのかわからないという返事だった。
    呆然とするアヤの周りで、スタッフ達が騒々しく机や椅子を運んだりしている
    その時だった。スタッフ達の向こうの一番奥の扉からナミが出てきた。
    やっぱりナミだ!
    アヤはすぐに気がつき、近づこうとしたがスタッフが邪魔で近づけない。
    声をかけようが相手は聞こえないのだ。

    その時ナミがこちらを見て、立ち止まった。
    アヤは、右手の人差し指と中指を立て、顔の前で横に向ける。【もう一度】
    そして右手と左手の人差し指を立て近づけ
    今度は右手の親指と人差し指であご髭を触る仕草をする。【会いたかった】
    ナミは驚いた表情を見せ、両手を口に当て涙を流した。
    そして胸の前で両手の親指と人差し指を二回チョンチョンと合わせた。【私も!】
    やがてスタッフ達が、演技を終えた役者のようにいなくなると、
    ふたりはお互いに向かって走り出した。
    きつく抱き合うふたり。
    そしてどちらからともなく、くちびるを合わせた。
    ナミの舌は言葉を発しないけれど、雄弁に気持ちを伝えてきた。
    【好き、好き、大好き!!】

    おわり




完結!
引用返信/返信
■22221 / ResNo.12)  感想
□投稿者/ みな 一般♪(1回)-(2017/03/18(Sat) 14:00:21)
    とっても面白かった。
    また、ぜひ書いてくださいね♪
引用返信/返信
■22222 / ResNo.13)  Re[2]: 感想
□投稿者/ いちこ ちょと常連(88回)-(2017/03/23(Thu) 23:18:22)
    ありがとうございます!
    今回はエッチ少な目でした。
    過激なのはSM小説の方で書いています。
    よろしければそちらもどうぞ。(o^^o)
引用返信/返信
■22385 / ResNo.14)  Re[3]: 感想
□投稿者/ タイム 一般♪(2回)-(2020/08/07(Fri) 12:24:54)
    構成がとても魅力です。
    純愛・・憧れちゃいます。
引用返信/返信

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■22357 / 親記事)  主婦まりえの憂鬱1
□投稿者/ いちこ 一般♪(9回)-(2018/08/26(Sun) 22:26:31)
    2018/09/01(Sat) 22:08:05 編集(投稿者)

    「ふぅー‥‥」
    専業主婦のまりえは、夕食の準備の手を止めて溜息をついた。
    最近、知らず知らずのうちに溜息をつくことが多くなった。
    まりえは40歳。
    今の結婚生活に不満はないと言えば嘘になるが、それなりにやっている。
    大学時代に付き合った今の夫との間に娘ができ、卒業と同時に結婚。
    夫は優しいし、ひとり娘は高校生になりそれなりにいい子に育っている 。
    でも何かが足りない。なんだろう?
    夫とはあることをきっかけに、かなり前からセックスレスだ。
    娘は娘で部活のダンスで頭がいっぱいだ。
    自分だけが取り残されている?
    何か趣味でも見つければいいのだろうか?

    それから数日後、まりえは県立体育館にいた。
    今日は娘の桃華が、高校のチームとしてダンス大会に出るのだ。
    いよいよ娘の出番。娘達が出てきた。20人くらいの編成だ。
    あっ、いた!二列目の左端。
    気付かないかもしれないけど手を振ってみる。
    曲が流れ、ダンスが始まる。
    その時何故かまりえの視線は娘の桃華ではなく、
    センターの少女に釘付けになった。
    その少女は今時の高校生にしては珍しく真っ黒に日焼けしていた。
    娘の桃華は日焼け止を塗りたくって登校しているというのに。
    彼女は背が高く170cmくらいだろうか?
    ルックスも良く、かなり目立つ。
    引き締まった若い肉体が躍動する。
    ベリーショートの髪の毛を振るたびに、汗が宝石を散らすように飛んでいく。
    美しい‥ まりえは心底そう思った。
    彼女から目が離せない!どうしたんだろう?
    と、突然彼女がこちらを見た。あっ‥思わず声を上げそうになる。
    確かにいま、目が合った!あっ‥また!
    まりえの心臓が早鐘を打つ。
    なに?なに?どうしたの?わたし。まりえは自分の反応に戸惑う。
    出番が終わり、まりえは控え室に向かった。
    娘の桃華を探すより先に彼女を探している自分に驚く。
    あっ、いた!ファンみたいな娘達に囲まれている。

    「ママッ!」
    桃華が近づいてくる。
    「来なくていいって言ったじゃん。」
    そう言いながらどこか嬉しそうだ。
    「ごめんね。でも上手だったわよ。」
    ほんとは見てなかったけど。
    「へへっ‥ありがと。」
    あっ、彼女が近づいてくる。
    「モモカッ。」
    「あっ、イオ。」
    彼女はまりえに会釈し
    「モモカ、後でね。」
    と、まりえのすぐ横を通る。その時彼女の手が腰に触れたような気がした。
    同時に彼女の汗と体臭が混じった香りが、まりえの鼻腔をくすぐる。
    「今の子はお友達?」
    「うん、伊織。高橋伊織、クラスは違うけどね。かっこいいでしょ。」
    「えっ、ええまぁね。」

    その時はそれで終わったのだが、後日彼女に再会する。
    桃華がうちへ連れて来たのだ。

    続く

引用返信/返信

▽[全レス20件(ResNo.16-20 表示)]
■22375 / ResNo.16)  主婦まりえの憂鬱15
□投稿者/ いちこ 一般♪(24回)-(2018/11/04(Sun) 23:05:59)
    確かにあの時、自分は身も心もあの子に持っていかれていた。
    しかし娘に見られてしまった。言い逃れようがない。
    あれ以来娘とは話せていない。伊織とも連絡は取っていない。
    でもどう考えても、これ以上続けるのは無理だろう。
    伊織にはっきりと別れを告げるべきだろう。

    『伊織さま あんなことがあった以上、あなたとはもう会えません。
    どう考えても無理な関係だったのです。あれ以来、娘は口もきいてくれません。
    私は母親失格です。あなたに一瞬でも心奪われたのですから。
    でもさすがに限界です。私は母親に戻ります。
    もう二度と連絡しないでください。まりえ。』

    これでいい。まりえは震える指で送信ボタンを押した。

    それは伊織の授業中に届いた。スマホを盗み見た伊織は愕然とした。
    予想していたことだった。でも現実になるとショックが大きかった。
    無意識にペンケースからイヤリングを取り出していた。

    「あっ!」

    伊織の声にクラス中が振り向く。
    イヤリングが割られていた。いったい誰が!
    その時伊織は目の端で、にやついている顔を捉えた。
    イジメの主犯マキだった!
    伊織はすぐに立ち上がると、マキに掴みかかった。
    騒然となるクラス。先生の制止の声。
    「高橋さん、やめなさい。」
    その中でぼそっとマキが言った。
    「離せよ。変態!」
    かああとなった伊織は、マキを殴っていた。

    続く


引用返信/返信
■22376 / ResNo.17)  主婦まりえの憂鬱16
□投稿者/ いちこ 一般♪(25回)-(2018/11/04(Sun) 23:07:12)
    伊織は一週間の停学になった。
    伊織は殴った理由も言わなかったし、弁解もしなかった。
    まりえがそのことを知ったのは桃華の口からだった。
    桃華が学校から帰るなり、深刻な顔をしているので

    「どうしたの?」
    と聞いた。返事はないと思っていた。ところが
    「ママ、伊織が‥、伊織が‥‥」
    「えっ?」
    「停学になっちゃった!」
    「えっ?どうして?」
    「私のせいなの。私が悪いの‥‥わーん。」
    泣き出した桃華をまりえは優しく抱き寄せて
    「何があったのか話してくれる?」
    「‥‥ウッ‥ヒック‥‥うん。」
    桃華はつっかえつっかえ話し出した。
    自分が伊織の噂を広めたこと。
    それで伊織が孤立してしまったこと。
    やがて伊織に対するイジメが始まってしまったこと。
    そして伊織がその相手を殴ったこと。
    「ごめんなさい。ママ。あたし、ひどいことをしちゃった。
    あたし、どうしよう?伊織は友達だったのに‥‥」
    「大丈夫よ。謝れば彼女はわかってくれるわよ。」

    そう娘に言いながらも、まりえは伊織を想いひどく落ち込んだ。
    自分はそんな大変な時に別れを宣言したのだ。
    まるで追い討ちをかけるように!
    でももう送信ボタンは押されてしまった。取り返しはつかない。

    それから三日ほど経ったある日、近所のスーパーから電話があった。
    娘が万引きしたと言うのだ。学校に行っている時間なのにサボったの?
    そんなことする子じゃないのに。
    きっと何かの間違いに違いない!
    まりえは混乱しながらも、急いで向かった。

    続く



引用返信/返信
■22377 / ResNo.18)  :主婦まりえの憂鬱17
□投稿者/ いちこ 一般♪(26回)-(2018/11/11(Sun) 23:14:21)
    スーパーの事務所に着くと、そこにいたのは伊織だった!
    伊織の顔を見た途端、かああと頭に血が上った。
    停学中なのに何をしているのだ。学校に知れたら退学にもなりかねない。
    そう思ったら大声で怒鳴っていた。

    「あなた、何してるの?!こんな大事な時期に。いい加減にしなさい!!」
    するとその剣幕に圧倒されたのか、逆に店長と名乗る男性がとりなした。
    「まあ、まあ、お母さん。本当なら警察に通報するところですが
    本人も反省してますし、お母さんの方から厳しく言ってやって下さい。」
    「すみません。もう二度とさせないよう厳しく言います。
    本当に申し訳ありません。ほらっ、あなたも頭を下げなさい。」
    「ごめんなさい!」

    スーパーを出た二人はしばらく無言で歩いていた。
    伊織が小さな声で
    「ご、ごめんなさい。」
    「私に謝ることじゃないわ。」
    「ありがとう。来てくれて。」
    「もう少し自分を大切にして!あなた、停学中なんでしょ?」
    「うん‥‥、どうしても会いたかったんだ。」
    ふぅーとまりえは大きく溜息をつくと、急に伊織の手を取り歩き出した。
    「えっ‥‥」
    まりえは怒っているのか無言で引っ張っていく。
    きっと説教するつもりなんだと伊織は思った。
    そしてそのまま自宅に伊織を連れ帰った。
    応接間のソファに座らせると、まりえは席を外した。
    きっと怒られるに決まっている。伊織は覚悟して座っていた。
    しかしまりえは中々現れなかった。
    どうしたんだろう?‥‥しびれを切らしかけた頃、ドアが開いた。
    そこには、髪をアップにして裸身をバスタオルに包んだまりえがいた!

    続く







引用返信/返信
■22378 / ResNo.19)  主婦まりえの憂鬱18
□投稿者/ いちこ 一般♪(27回)-(2018/11/18(Sun) 22:36:28)
    伊織は驚いたが、その容姿より顔に釘付けになった。

    まりえは泣いていた!

    「‥‥ほんとうに、ほんとうに最後よ。今だけは好きにしていいわ。」
    ‥‥ああ、ほんとに最後なんだ。
    伊織はまりえの泣き顔を見て自分も泣けてきた。
    伊織は泣きながらまりえを抱きしめた。
    そしてまりえの顎を上げると、優しくキスをした。
    「‥ヘヘッ、しよっぱいや!」
    「ふふっ、ばかね。」

    まりえは伊織の手を引き、寝室にいざなうと二人でベッドに倒れこんだ。
    伊織がまりえのバスタオルをはだける。
    「‥‥恥ずかしい!おばさんでごめんね。」
    「ううん!すごくきれいだよ。」
    まりえは起き上がり、伊織の服を脱がす。
    伊織の若く弾けるような肉体が現れる。
    お互いどちらからともなくキスをする。
    伊織がまりえの首筋に舌を這わす。
    それだけでまりえは身体の中心が熱を持つ。
    伊織はそのまま まりえの肩に唇を這わし、肩を噛んだ。
    「あっ‥‥」
    そして肩口から胸の方へ唇を移動させる。
    まりえの胸の先は期待に痛いほど尖って震えている。
    伊織はその先を触らないように、やわやわと胸を揉みしだく。
    ますます硬くなる先っちょ。それを猫が毛糸玉を転がすように弾く。
    「あっ、ああ、あああ‥」
    そして猫が獲物に飛びかかるように、いきなり先っちょを咥える。
    「ああっ!」
    まりえの身体がビクンと跳ねる。
    咥えたまま離さず、口の中で転がすように舐める。
    片手では片方の乳首を指で弾くように嬲る。
    「あああ‥だめっ‥ああっ」
    伊織はそれを十分以上続けた。
    その間まりえは嬌声をあげながら、身体を跳ね続けた。
    ようやく口を離すと、まりえは息も絶え絶えになっていた。
    「はぁ‥はぁ‥はぁ‥」
    「ふふっ、かわいい!」
    そう言うと無雑作に両乳首を捻った。
    「あーー!」
    まりえは一際大きく腰を跳ねあげた。
    「はぁ‥はぁ‥はぁ‥」
    まりえは潤んだ瞳で伊織を見て、その顔を引き寄せ熱いキスをした。
    キスしながら片手を伊織の首に回し、もう片方の手をアソコに持っていった。
    今度はまりえの番だ。
    かたく閉じている扉をこじ開けるようになぞりあげる。
    「あん。」
    伊織が可愛らしい声をあげる。
    それが嬉しくて何度もなぞりあげる。
    「あん、あん、あん」
    そして小さな突起を探り出し、指の先で弾くように嬲る。
    「あっ、そこは‥‥だめっ‥‥」
    思わず離れようとする伊織を首に回した手で押さえ、嬲り続ける。
    「ああ、ああ‥あっ‥あぁ」
    「だめっ‥おねがいっ‥やめて‥‥」
    まりえは構わず嬲っていたが、突然手の力を弱めた。
    伊織が、??と思っているとまりえが
    「こっちへお尻を持ってきて。」
    と、69の姿勢を取らせる。
    伊織のソレは陰毛は薄く、少女のようにツルッとしている。
    まりえはソレに舌を這わせる。
    「あんっ」
    伊織も負けじとまりえのソコを攻める。
    ソコは既に充分に潤っていたので、いきなり指を入れる。
    「ああっ、ああ‥」
    今度はまりえが喘ぐ。
    伊織はクチュクチュとかき混ぜながら、その小さな突起にしゃぶりつく。
    「やぁー、ダメ〜!」
    まりえは伊織のソコから顔を離し、喘ぎまくる。
    「いやぁー、ああああー、あぁー!」
    ビチビチと跳ねる魚を押さえつけるように、腰を掴んで舐めまくる。
    「だめー、ああああ‥あああ」
    「もっと、もっと感じて!」
    「ああああああー」

    そうして二人は何度も愛し合った。やがてまりえは失神してしまった。
    伊織はそっと起き上がるとまりえに口づけをした。
    衣服を身につけると、泣きながら出ていった。
    ドアが閉まるとまりえの目から涙が一筋流れ落ちた。

    END







完結!
引用返信/返信
■22384 / ResNo.20)  Re[18]: 主婦まりえの憂鬱18
□投稿者/ タイム 一般♪(1回)-(2020/08/07(Fri) 08:32:02)
    とてもすてきでした。
引用返信/返信

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■21454 / 親記事)  宿題
□投稿者/ 桜子 一般♪(1回)-(2012/03/12(Mon) 22:47:53)
    橘 結子、私が今夢中の先生の名前。
    彼女は昨秋の10月、臨時教師として私の、と言うより一つ上3学年の現代国語教師として現れた。

    「ねえ、あなた。篠女の生徒かなあ・・?」突然声をかけてきた女性は、とても綺麗な人だった。
    「はい、・・・・そうです」と言うのも、恥ずかしいくらいドキドキした。なんてまつ毛が長いのだろう。カールしたまつ毛、二重の瞼、鼻梁がくっと高い美しい鼻、それ以上に私を釘付けにした唇の形の美しさだった。レディコミのヒロインのような完璧な輪郭の顔だった。

    「良かった。私今日が初勤務なの。現国の橘結子、よろしくね。貴方は?」
    「・・・ええ・・・と、はい、2年C組の伊藤由香です。」と、しどろもどろの私。
    「へえ・・・、由香ちゃんね。・・・結子と由香か。・・・ステキな組み合わせかも」
    と言った直ぐ後、結子先生は人差し指を自分の唇に当てチュッとすると、その紅の着いた人差し指を私の唇に押し当てたのだ。
    「あっ・・・??!!??」突然のことで、脳内麻痺のように真っ白になってしまった。結子先生の唇が、下弦月のように僅かに吊り上がっていて、目も唇も微笑んでいた。キ・レ・イ・・・

    あの初対面の指キスから1週間たった朝、下校しようと校門まで来た時、
    「伊藤さん、・・由香さんだったよね。」
    後ろから声が聞こえた。えっ、あっ・・と、振り向くと、帰りメイクばっちりの結子先生が小走りに駆け寄ってきた。この1週間、私はいつもドキドキと高鳴る胸を感じてきた。それは恋だ。食堂で食事中の結子先生の姿を、何枚も携帯カメラで撮り貯めててきた。

    「先生今ですか?」
    結子先生は、駆け寄って来て私の横に並んだ。好い匂いが私を包んだ。
    「今日は不動産屋さん廻りなの。急に臨時教員が決まったでしょ、まだウイクリーマンションなのね。半年勤務の予定だったらか、ウイクリーマンションでいいと思っていたんだけど、何となくこの学校やこの町が気に入ったみたい。それと由香ちゃんとも出会ったし・・・・・」

    えっ・・・・なに?・・・どういう意味? 私の脳みそは演算不能、解析不全に陥ってしまった。
    「先生部屋探しなんだ。大変ですね。駅前に10軒くらいありますよ」
    私は、結子先生のピンク色の唇を見ながら言っていた。並んで歩くのはあの時以来だ。オレンジの花のような甘酸っぱい先生の美香(びこう)が私を蕩かせていく。
    「貴方はどこから通っているの? 」
    「私は柳町です。歩いて帰っても20分くらいです。」
    「そう、柳町かあ・・・。並木通りね。いいなぁ、静かな街だよね。小川が流れていて、・・・、私も柳町で探そうかなぁ。でもお家賃が高そうな街ね」

    「先生は彼氏は?・・・・・」私はどうしてこんなことを聞いたのだろう? 気がついたら、口から出てしまっていた。
    「気になる・・・・? う〜ん、いた。でも別れた。」
    私は無意識に笑みを浮かべてしまっていることに気がつかなかった。
    「ねぇ、土日デートしない? って言うか、部屋探し手伝ってくれると助かるのだけど。どう??嫌っ?」
    「えっ、いいんですか? ご一緒しても。行きます。行きます。・・・・』私は、無意識に結子先生の左腕に抱きついていた。先生は、何も言わずゆっくり腕を絡ませてくれて、ありがとう、と言った。





引用返信/返信

▽[全レス35件(ResNo.31-35 表示)]
■21877 / ResNo.31)  Re[23]: 宿題21
□投稿者/ 愛 一般♪(1回)-(2015/02/05(Thu) 23:59:45)
    ドキドキします!
    再開、とてもうれしいです^^
引用返信/返信
■22237 / ResNo.32)  宿題22
□投稿者/ 桜子 一般♪(1回)-(2017/08/03(Thu) 12:00:03)
     あの日、結子先生の唐突なキスに狼狽したことから、由香とのメールも口内での会話も途絶えていた。
    気にはなっていたが敢えて避けていた。好意を抱いている自分が怖かったから。流されそうだから。ママを恋人として愛し愛されている生活に、波風が吹きそうだから・・・。

     そんなある日結子先生から1通のメールが届いた。
    部屋探しが難航している事、また不動産屋さん周りに付き合って欲しい・・・・と言う事だった。
    手短かなメールだった。由香はなぜか胸騒ぎと甘い好奇心の燻りを感じた。
    返信に困ったが、1学期期末テストが終ってからなら・・・・・とあいまいな時間稼ぎした。

    「由香ちゃん、明日から3日間学校お休みできるかしら・・・?」
    「ママ・・・どうしたの・・?」
    「熊本のお爺さまの7回忌法要なの・・・・」
    「えっ・・・・? あっ・・もうそんなに経ったのね・・・」
    パパの実家が熊本にある。7年前昼寝の最中眠るように亡くなった。優しいお爺さまだった。
    「じゃ、日曜日には戻れるわよね。月曜から期末テストだから・・・」
    「そうだったわね・・・。じゃ明日朝学校にはママから電話するわね」

    「由香ちゃん、熊本に行ったらママあなたに相談だあるの」
    「えっ・・ママもそうなの?」
    「由香ちゃんも・・・・?・・・・・何か気になるじゃない。気になって眠れそうにないから今言ってくれない?」
    「・・・・とっても恥ずかしいの。でも決めたの。・・・・」
    「何かしら・・・・? う〜ん・・気になるじゃないの。ね、言って・・・・」
    ・・・・・・・・・・・・
    「ねえママ、私ママと結婚したい・・・・。ううん、結婚するの。・・・・良いでしょう?」
    七海は驚いて耳を疑っていた。同じだった。私の気持ち、決意と同じ思いを由香の口から飛び出したから。恋人同然の性生活はもはや七海には欠かせない生活そのものだったから。
    ・・・・・・・・・・・
    返事は不要だった。七海は歓喜の涙を静かに流したいた。声もなく瞳を溢れ出る涙でキラキラさせていた。・・・ウ・レ・し・い・・・・
    満面涙で濡れながらもそう語っていた。
    「ママありがと・・・う・・・」
    由香の言葉を七海の美唇が塞いだ。どちらからともなく舌が触れ合い絡まり吸い合った。

    母娘で結婚する。夫婦になる。どちらが夫でどちらが妻なのか・・・?わからないけれど、愛する恋人と形あるものを二人で創りたいと思う。きっと今の生活と変わらないのかもしれない。
    でも、恋人同士から同性母娘結婚によって、永遠の愛と甘い生活が毎朝毎夜続くことになる。
    会社を出る前、綺麗に塗り重ねたローズピンクの口紅がすっかりとれている。
    喜びに満ちたキスは熱く、貪り合うように吸い合い舐め合っている。
    X字に重なり合う美しい子顔を、幾度も交差しながら人生最高の喜びを確かめ合っている。
    互いに背中を抱きしめ、また頭を首を優しく愛撫しあっている。
    こんなに幸せでこんなに甘いキスの抱擁は初めてかもしれない。

     一頻り求め合い貪り抱きしめ合った後、どちらかともなく唇がゆるーく離れた。どちらかの唾液が一本の糸となりt長い吊り橋のように繋がった。
    「ねえ・・、いいの?・・・・私たち女同士だから赤ちゃんは出来ないのよ・・・・」
    「ママもでしょ・・・・」
    「そうねえ・・・・・・」
    七海は思った。結婚しよう美娘と。そうしないと気持ちが抑えられなくなっていたから。
    由香は思った。結婚しようママと。そうしないと結子先生の赤い雲が少しづつ現れ、気持ちを乱しそうに思えた。                                 続く



引用返信/返信
■22238 / ResNo.33)  宿題23
□投稿者/ 桜子 一般♪(2回)-(2017/08/04(Fri) 14:14:21)
    2018/01/08(Mon) 14:03:58 編集(投稿者)

     翌朝二人は慌ただしく身支度、留守用事をし、七海は女子校にお休みの連絡をした。由香は濃紺のワンピース、七海はグレーのツーピーススーツに身を包んだ。それぞれ法事用の服をキャリーバックに入れてある。
    羽田から熊本にANAで飛んだ。迎えは要らないと電話してあったが、本家のご厚意でハイヤーが来ていた。出口ゲートにネームボードを掲げ待っていた。案内された黒塗りハイヤーでの挨拶や説明はそこそこに、本家のある水前寺に向かった。二人にとって熊本は2年ぶり、七海は九州出張の折事に墓参りを重ねていて、久しぶり感は無い。

    しかし、愛しい存在となった由香との旅行は二人にとって初婚前旅行になる。機中では、夕べの熱い抱擁の微熱が燻る熱い眼差しを互いに向け合った。その間もどちらからともなく手を結合った。それだけで胸が熱くなった。嬉しかった。幸せとはこのような些細なことが何事も無く行えることのようなきがした。

    「伯母さま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
    儀礼的な法事の言葉を親戚の方や、地元ご近所、お爺さまのご友人などと交わした。その間由香もずっと側にいて丁寧なお辞儀を繰り返していた。
    「由香ちゃんしばらく見ないうちにすっかり綺麗な女性になって・・・・」
    挨拶するたびに皆から賛嘆された。
    従姉妹は「まだ確か女子高生だったわよね・・・・・・」と、その美しく成長した姿、美貌に驚嘆した言葉も聞いた。

    法事が済み食事をしていると、「今日は本家に泊りなさいよ。積もる話やこれからのことも相談しなければいけないし。・・・・・・」
    本家の伯母さまからの問いに、
    「ごめんなさい。今夜はとりあえずホテルを取りました。既にお土産や荷物もホテルに送ってあるんです。今夜はホテルに帰って明日また戻ってきます。」
    「じゃ明日はゆっくりね・・・・良いわね。七海さんはいつも忙しく来ては帰ってしまうでしょ。寂しかったの。一度ゆっくりおしゃべりしたいと思っていたのよ。」
    「ありがとうございます。今回はいつもよりは時間を取れそうなんですが、もしかすると明後日午前中には博多や大阪の取引先に出向かなければならないかもしれません。」
    伯母は笑みを向けながらも少し寂しそうな表情を見せた。
    法事が終るまで、東京から帰郷参列した美しい義母娘の美貌や佇まい、声や表情には皆瞠目し続けた。

    「ねえママ今日は疲れたでしょう・・・。朝も早かったし・・・・それに法事はいつも疲れちゃう。」
    「そうねえ・・・、でも親戚や故郷や実家があるって素敵なことよ。」
    「由香ちゃんお風呂一緒に入りましょう・・・・? せっかくのスィートルームを楽しまなちゃ・・・」
    七海はソファに黒のフォーマルワンピースを脱ぐと緻密刺繍が施されたブラとショーツ姿になった。一際色白の七海が黒い下着姿を晒して、「どうかしら・・・?」って聞くようなモデルポーズをとってお茶目さを見せると、由香は毎夜見ていている美しい恋人の白い裸身に見蕩れた。

    「ママ綺麗・・・とっても綺麗・・・・」
    どちらからともなく唇が重なり、舌を絡ませ合わせて互いの唾液を交換する。蕩けるように甘い。互いにそう思う。美味しい唾液を交換し美舌を吸い合う。
    「あうっ・・・・・」
    七海が快感に呻く。
    七海は由香のワンピースのジッパーを下げる。由香もキスをしながら七海の背中に手を回し、ブラのホックを外す。ホロリとブラが緩み、見事に張り出し美乳が現われる。七海自身も自慢のくすみの無い薄桃色の乳首が飛び出し、今直ぐにでも由香の柔らかな唇で含んで欲しかった。
    二人は慣れた手つき服を脱がせ合うと、キスを続け、抱きしめ合い縺れるように既に湯が満たされたバスルームに入って行く。
引用返信/返信
■22382 / ResNo.34)  宿題24
□投稿者/ 桜子 一般♪(1回)-(2018/12/30(Sun) 10:02:44)
    まるでタンゴの乱舞のように、縺れるように湯船に入った。
    ドアも空いたままだ。早朝からずっと一緒にいるのにキスも儘ならない甘く疼くストレスを解き放つ。

     甘酸っぱいレモン香の匂いを放つ由香と、爽やかな黄桃香の七海が丸い湯船で重なると、
    溢れた湯に二人の美人香が溶け合い白むバスルームをピンクに染めた。
    「ああっ・・由香ちゃん・・・うっ・・ああああ・・・いい・・いいの・・そう・・」

    由香が七海の右乳首を摘まんでいる。七海と舌を絡ませ吸い合う。キスの合間の息継ぎにも、丸一日抱き合い抱擁出来なかった欲求不満が爆発する。
    「ママ好き‥好きよ。・・・ああっ・・いいいっ・・」
    七海も由香のツンと尖り立つ桃色乳首を緩く摘まんで揉んでくる。

引用返信/返信
■22383 / ResNo.35)  Re[6]: 宿題4
□投稿者/ asfg 一般♪(1回)-(2019/09/04(Wed) 16:14:22)
http://https://www.bfinoe.at/team.php
引用返信/返信

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