ビアンエッセイ♪

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貴女の官能的なビアンエッセイやノベル
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■21616 / 親記事)  赤い糸(1)
□投稿者/ 夢花 一般♪(1回)-(2012/09/06(Thu) 07:57:23)





    栞はここ数ヵ月、毎晩出会い系サイトを見て回るのが日課になっていた。
    どうしても彼氏が欲しいとか、両親に急かされているというわけではない。
    彼氏が欲しいと思わないこともないけれど、ネットで探すのはハイリスクだ。
    慎重なところがある栞は、そんなリスクを冒してまで出会いを求めたくなかった。




    時々、多少興味をそそられる募集記事を目にすることはある。
    しかし、栞が彼らにメールを送ることは今まで1度もなかった。
    いつも「あ、この人、いい感じの人だな」で終わってしまうのだ。




    今夜も最近と同じように、晩ご飯もお風呂も終えてからパソコンを開く。
    そして、いつも見ているサイトを見たり、リンク先に飛んだりした。
    今日も今日とて、栞にメールを送る気を起こすような人はいない。




    (・・・・ん?)




    それは、サイトからサイトへと飛んでいる途中で見つけたリンク。
    サイトのタイトルを見ると、栞が今まで見たことがないサイトのようだ。
    色々なサイトを見て回っていたので、まだあったのかと少し驚いた。
    まあ最近ではネット上の婚活も活性化しているようだし、不思議ではない。
    栞はそのまだ覗いたことがないサイトのリンクを・・・・クリックした。




    (えーと・・・・・)




    随分可愛らしい感じのサイトの内装だな、と思いつつ、とりあえず見て回る。
    友達を募集するところがあったので、まずはそこをクリックしてみた。




    (!?)




    栞は、そこに投稿された出会いを求める募集記事を見て驚いた。
    『男性・ネカマお断り』という言葉が、高確率で並べられていたから。
    よく読んでみると、出会いを求めている人は、全員が女性のようだ。
    ・・・・女性が女性との出会いを求めているサイトだったのだ。




    (これって“レズ”とかいう人たちの出会い系・・・・?)




    栞は同性愛者ではない・・・・というより、女性との恋愛経験がない。
    過去に女性を好きになったことはないし、反対になられたこともなかった。
    少なくとも女性同士の告白やキスやそれ以上のことは、一切したことがない。
    このサイトだって、リンクから飛ばなければ知らなかっただろう。




    (どうしよう・・・・)




    引き返した方がいいのかどうか迷いながらも、募集記事を読む。
    そこでは、さまざまなタイプの女性が出会いを求めていた。
    フェミニンな人、ボーイッシュな人、カジュアルな人・・・・。
    いくつかの分からない単語があったが、調べて理解した。
    彼女たちには彼女たちなりの世界や価値観があるのだろう。




    (こんな出会い系もあるんだ・・・・)




    男性同士の出会い系サイトがあるというのは、友達から聞いて知っていた。
    でも、女性同士の出会い系サイトがあるというのは、初めて知った。
    まあ私生活ではなかなか出会いがないだろうから、あってもおかしくない。
    若干男性が苦手な栞には、そのサイトはどこか居心地がよく感じられた。




    その日は友達を募集するところだけを見て、眠りについた。
    ・・・・そのサイトを、お気に入りに登録して。





引用返信/返信

▽[全レス4件(ResNo.1-4 表示)]
■21617 / ResNo.1)  赤い糸(2)
□投稿者/ 夢花 一般♪(2回)-(2012/09/06(Thu) 17:49:20)





    次の日の夜もまた、晩ご飯もお風呂も済ませてからパソコンを開く。
    そして栞がすぐに開いたのは、昨日見つけた、あのサイトだった。
    今日は週末だということもあって、昨日よりも新しい募集記事が多い。
    昨日は友達の募集しか見ていなかったけれど、今日は恋人の募集も見てみた。
    専門用語は昨日で大体理解できているので、読みやすかった。



    (やっぱりみんな女性が好きなのかな・・・・)



    栞には、同性を好きになるという感覚が、いまいちぴんとこない。
    恋愛感情を抱く、ということになるんだろうけど、どんなものなのか。
    とりあえず、異性に恋するよりも何倍も大変であろうことは想像できる。
    世間の目や偏見、差別、結婚や子供の問題・・・・たくさんの壁があるだろう。
    それでもやっぱり、ここに集まる人たちは、同性である女性が好きなのだ。



    「あ・・・・」



    彼女たちの想いを想像しながら読んでいると、1つの記事に目が留まった。
    名前は『かえで』、栞よりも4歳年上の24歳の人で、女性らしい人らしい。
    住んでいる場所も自分が住んでいる場所の近くで、親近感を覚えた。



    (どうしよう・・・・メール、送ってみようかな・・・・)



    その人が募集記事を投稿したのは朝の10時41分、何時間も過ぎている。
    おそらく既に何人かの女性が『かえで』さんにメールを送っただろう。
    今は夜の22時半過ぎ、今からメールを送っても相手にしてもらえるだろうか。



    (・・・・まあ、お試し、ってことで、送ってみたらいっか・・・・)



    相手はサブアドを載せていたので、栞もパソコンのサブアドで送ることにした。
    出会い系サイトを見てメールを送るなんて、栞にとっては初めての経験だ。
    何をどう書いて送ればいいか分からなかったので、彼女の文章を真似て書いた。
    自分の名前と年齢と住んでいる場所、簡単な容姿といくつかの趣味。
    “タチ”なのか“ネコ”なのか“リバ”なのかは、今の栞には分からない。
    なのであえて書かず、正直に女性との恋愛経験がない、と書いて送った。



    (返ってくるかな・・・・)



    どきどきしながらマウスを握り締め、『かえで』という女性からの返信を待つ。
    パソコンでメールをチェックしているなら、なかなか気付かないかもしれない。




    その日は、『かえで』さんからは、返信はこなかった。





引用返信/返信
■21618 / ResNo.2)  赤い糸(3)
□投稿者/ 夢花 一般♪(3回)-(2012/09/06(Thu) 18:19:02)





    次の日は土曜日、大学も休みで、用事もこれといって特にない。
    いつもよりも遅く起きて、軽い朝ご飯を食べ、洗濯と掃除を済ませる。
    昨日『かえで』さんにメールを送ってから、メールが気になって仕方がない。



    (どうせきてないだろうけど、見るだけ見てみよっかなあ)



    もう『かえで』さんからの返信は諦めていたけれど、一応確認してみる。
    メールを確認すると、新着メールは3件、どうせメルマガか何かだろう。
    受信ボックスを開いてみると、やっぱり普段利用している通販サイトからだ。



    「・・・・あれ?」



    その中で、誰のものか分からないアドレスからメールが届いていた。
    メールにタイトルはなく、友達やメルマガのアドレスではないようだ。
    送り主が誰なのか分からないまま、栞はその新着メールを開いた。



    (!!!)



    そのメールは、待ちに待った『かえで』さんからのメールだった。
    しかもそのメールには、『かえで』さんの顔の写メも添付されていた。
    明るい茶色に染めた長い髪は緩いパーマがかけられ、耳にかけられている。
    出された耳には小さなルビーのような赤いピアスがつけられている。
    目はたれ目気味で、雰囲気も顔も可愛らしく女性らしい人だった。




    『初めまして、メールありがとう。
     誰からもこなかったから諦めてたよ(笑)


     私でよければ是非メールして欲しいな♪
     栞ちゃんからのメール、待ってます(≧∀≦)』




    意外と『かえで』さんにメールを送った女性はいなかったようだ。
    メールが送られてきたのはつい数分前のようなので、急いで返信する。




    『メールのお返事、ありがとうございました!!
     私もこないと思っていたので嬉しいです(笑)
     女性同士の世界は未経験なんですけど・・・・
     かえでさんにいろいろ教えて頂きたいです(*・ω・*)』




    それから2人は、テンポよくメールのやり取りをし、会話は弾んだ。
    好みや趣味が一緒だったり似ていることもあり、話がしやすい。
    あそこのお店の服はおすすめだとか、あそこのお店はまずいだとか・・・・。
    本当に他愛もない話だったが、『かえで』さんとのメールは楽しかった。
    気付けば、途中で食事をしたりはしたものの、空はオレンジ色に染まっていた。




    『もう17時過ぎなんだねー><
     全然気が付かなかったな(´・ω・`)
     

     あのね、栞ちゃんがよかったらなんだけど、
     Skypeで少しでもいいから話してみない?』




    お互いがSkypeにもLINEにも登録していることは、とっくに分かっている。
    Skypeだったらチャットもできて声も聞けて顔も見れる、しかも無料だ。
    イヤホンやマイク、カメラは既に持っているから、するのは簡単。
    『かえで』さんとかなり打ち解けていた栞は、すぐに承諾のメールを送った。




    『じゃあ、今からちょっと用事があるから、
     今夜の21時からでいいかな?(・ω・)
     Skype名を教えとくね☆、名前はそのまま!』




    メールに書かれた情報をもとに彼女を検索し、コンタクトの追加を要請した。
    Skypeは相手にコンタクトを追加をしてもらわないと、何もできないのだ。
    『かえで』さんはすぐに追加してくれて、用事を済ませに行ってしまった。




    約束の時間まで、あと残り約4時間。







     
引用返信/返信
■21619 / ResNo.3)  赤い糸(4)
□投稿者/ 夢花 一般♪(4回)-(2012/09/06(Thu) 18:37:01)





    晩ご飯を済ませ、食器を洗って片付けると、もう20時50分を過ぎていた。
    約束の時間よりも少し早いが、栞はパソコンを開き、Skypeにログインする。
    友達も何人かログインしているようだったけれど、『かえで』さんはまだだ。



    「早くオンラインにならないかなー・・・・・・あ」



    数分待っていると、遂に『かえで』さんがオンラインの状態になった。
    早速チャットを使って自分から『かえで』さんに話しかけてみる。




    『こんばんは☆用事お疲れ様です♪』


    『こんばんはー、ありがとう(*´∀`*)今準備するから少し待っててね;;』


    『了解です(´∀`)ノ』




    自分はもうマイクもカメラもイヤホンも繋いで、準備万端の状態だ。
    しばらくすると、『かえで』さんから通話がかかってきた。



    (遂に・・・・)



    緊張して、心臓がばっくんばっくんと大きな音をたてて飛び跳ねる。
    深呼吸をしてから、“応答”というボタンを・・・・クリックした。



    『・・・・あ、もしもしー』



    イヤホンから聞こえたのは、高めのこれまた女性らしい声だった。
    初めて聞く『かえで』さんの声に、更に栞の緊張が高まる。



    「も、もしもしっ!」


    『あはははは、もしかして緊張してる?』


    「は・・・・はい」


    『緊張しなくてもいいよ〜、まあ私もしてるんだけどね?』



    そう言ってくすくす笑う『かえで』さんに、少し緊張がとけた気がした。
    『かえで』さんはそれからカメラを繋ぎ、自分の顔を見せてくれた。
    添付されていた写メよりもカメラで見た方が、可愛らしく見えた。
    見せてもらうだけでは申し訳ないと、栞もカメラで自分を映す。



    『あ、可愛らしいね!』


    「えぇ〜、そんなことないですよ〜」



    栞は染めたことがない黒い髪を肩まで伸ばしたボブヘア―で、前髪はぱっつん。
    写メでは写りきれていなかった『かえで』さんの髪は、胸の下まであった。
    『かえで』さんの後ろに映っている部屋は、シンプルで落ち着いた感じだった。
    緊張は徐々になくなっていき、3時間ぐらいずっと2人で話をした。
    栞の敬語は『かえで』さんがいらないと言ったので、随分前になくなっていた。



    「あ、もう日付変わっちゃったよ」


    『ほんとだー・・・・もう寝る?』


    「うん、そろそろ寝ようかなあ」


    『寝不足は乙女の大敵だもんね♪』


    「じゃあ寝ますかー」


    『おやすみなさーい』


    「おやすみなさい、またメールするね」


    『うん、わかったー』



    通話を切ると、栞はそのまま眠ってしまった。





引用返信/返信
■21749 / ResNo.4)  Re[4]: 赤い糸(4)
□投稿者/ まる 一般♪(1回)-(2013/05/05(Sun) 11:19:33)
    続きが気になります。

    もうずっと更新をされていないようですけど
    ぜひぜひ続きをお願いします。

    たのしみに気長に待っていますね。 ^^
引用返信/返信

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■21597 / 親記事)  君のために
□投稿者/ シェリー 一般♪(1回)-(2012/08/19(Sun) 20:15:13)

    1日の業務をようやく終え、タイムカードを切った途端疲れがどっと押し寄せてくる。

    忙しかった1日をぼんやりと思い出しながら、宇野愛友美(うのあゆみ)はナースステーションを後にした。


    「とっとと帰って、今日は早めに休みますか…。」

    誰に言うわけでもなく、独り言を呟いてロッカーの鍵を開ける。


    白衣を脱いで私服に着替えた瞬間、気分は完全にプライベートモードだ。


    「はぁっ…。」

    職場の病院が見えなくなったのを確認し、思わず大きな溜め息を吐く。


    最近仕事にやりがいを感じられない。

    職場で患者に作り笑顔を振り撒いてるからか、仕事以外で最近笑えていない気がする。


    疲れきった表情をして、ビールでも買って帰るかなぁ…とぼんやりと考えていた時だった。

    目の前を歩いていた女性がフラりとよろけ、そのまましゃがみこんでしまった。

    「え…っ!?」

    愛友美は思わず歩くのをやめて、女性の背中を凝視する。

    女性は細い肩を上下させ、苦しそうに呼吸をしているようだ。

    他の通行人が見て見ぬふりをして、どんどんと後ろを通りすぎて行く。

    本当は愛友美も早く帰りたかったが、彼女をほっておく事が出来なかった。


    「…大丈夫ですか?」

    視線を合わせようと屈んで顔を覗き込むと、真っ青な顔をした女性と視線が合った。

    愛友美の顔を見てどこかホッとした表情を浮かべた女性は、苦しそうにしながらも愛友美に微笑みかけてくる。


    「…ごめんなさい、気分が悪くて」

    「他に具合が悪いとこはないですか?」

    「んー…頭痛と目眩かなぁ…」


    今現在何とか会話は出来てるものの、気温は30度後半。

    このままここにいたら、彼女の体力がどんどん奪われていくのは容易に考えられた。


    「立てそうですか?」

    「支えがあれば…何とか」


    愛友美はそう答えた女性に肩を貸して、タイミング良く通りかかったタクシーを捕まえる。


    「どちらまでいかれますか?」

    「…N総合病院までお願いします。」



    まさか先程後にした職場に逆戻りになるとは…。


    来た道をタクシーで引き返し、見慣れた景色を窓越しに見つめながら、愛友美は苦笑いを浮かべた。


    .

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス27件(ResNo.23-27 表示)]
■21669 / ResNo.23)  Re[2]: 君のために・21
□投稿者/ 愛読者 一般♪(1回)-(2012/10/24(Wed) 15:25:05)
    続きが気になります。
    お忙しい中かと思うゆえ、気長に待ってます。
引用返信/返信
■21748 / ResNo.24)  NO TITLE
□投稿者/ スズ 一般♪(3回)-(2013/02/28(Thu) 20:35:32)
    とても続きが気になります!
    気が向いたら続きを書いて欲しいです。

    気長にまってます(^_^)v

    (携帯)
引用返信/返信
■21970 / ResNo.25)  皆さん、お久しぶりです。
□投稿者/ シェリー 一般♪(1回)-(2015/07/30(Thu) 11:22:11)
http://id29.fm-p.jp/354/mooncrying11/
    かなり昔の記事になりますし、もう読んでいただけるかは分かりませんが…

    個人サイトにて続きを執筆し始めました。

    よろしければ、続きを読んでみて下さい!
    よろしくお願いします。
引用返信/返信
■21982 / ResNo.26)  Re[2]: 皆さん、お久しぶりです。
□投稿者/ あかり 一般♪(1回)-(2015/09/04(Fri) 18:04:44)
    待ってました!
    続きが読めると思ってなくて嬉しいです(〃ノωノ)
    楽しみにしてますね&#9825;
引用返信/返信
■21985 / ResNo.27)  NO TITLE
□投稿者/ 友 一般♪(1回)-(2015/09/14(Mon) 00:59:01)
    続きが気になります…(゜ロ゜;サイト探したけどなかったです


    (携帯)
引用返信/返信

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■21595 / 親記事)  あの夏
□投稿者/ 美雨 一般♪(16回)-(2012/08/18(Sat) 10:58:53)
    今度のオリンピックも新体操のテレビ中継はLiveで見た。カナエワの演技に息をのみ、フェアリージャパンのコンビネーションにドキドキした。学生時代に生活の中心だった新体操は今でも私にとって特別な競技だ。そしてそれは甘くて切ない記憶に繋がる。

    あの夏、私、岡野史帆は高校1年生で、新体操部の夏合宿に参加していた。私が通っていたのはミッション系の中高一貫の女子校、S女学院だった。裕福な家庭の子女が多く、おっとりとした校風で知られていたが、新体操部は全国レベルの実績があり毎年多くの部員が入部した。中等部にも新体操部はあったが、体操教室の延長のような雰囲気で、指導する先生も優しく和気あいあいとしていた。競争も学年による上下関係も意識される事はほとんどなかった。高等部の新体操部に入るとそれが一変した。大会の団体競技に出場できるレギュラーになる競争は熾烈で、学年に関係なく実力で選ばれた。一方で学年間の上下関係は厳しく、礼儀や挨拶が厳しく指導され、S女学院には似つかわしくないような体育会系のクラブだった。そんな中、私は次の地区予選の大会のレギュラーに選ばれていた。1年生で選ばれたのは私一人で、嬉しくはあったが、それ以上に先輩達の厳しい視線や、同級生達の嫉妬と羨望の混じった視線がつらかった。合宿には卒業したOGが何人も泊りがけで参加し、コーチとして後輩たちを厳しく指導するのが伝統だった。木村華は4年前全国優勝した時のメンバーで、みんなの憧れの選手だった。競技能力の高さ、容姿、リーダシップ、多くの面で突出していた彼女は監督の信頼も厚くヘッドコーチとして、あの夏も、合宿の初めから最後まで泊り込んで指導してくれていた。私もこの合宿で彼女に初めて指導してもらった。初めて会った時、その美しさに緊張して足が震えそうになったのを今でも覚えている。整った顔に、透き通るような白い肌、細めではあったがスタイルも良かった。その上気配りのできる優しい性格で、笑顔でいる事が多く、私以外にも慕う部員は多かった。合宿には他に数人のOGが参加していたが、山野沙世という先輩が外見では一番目立っていた。華の一年後輩になる沙世は、堀の深い顔をした美形で、ショートヘアのよく似合うクールな女性だった。上背のあるスタイル抜群のモデルのような体形をしていて、資産家の令嬢という噂だった。憧れる後輩が多く、取り巻きの後輩部員に囲まれている姿がよく見られた。現役部員の間では、華を慕う部員と沙世に憧れる部員に分かれたが、私が夢中になったのは華だった。華の笑顔が見たくて毎日練習に励み、練習中は無意識のうちにいつも華の姿をさがしていた。憧れが次第に恋心に変わっていたのが今なら分かる。        練習以外で初めて華と話ができたのは合宿が始まって3日目の夜だった。体育館近くにあるS女学院の合宿所には、数人が一度に利用できる大きな浴室と、シャワールームがいくつか設置されていた。16歳になったばかりの私は恥ずかしさもあって、シャワールームを利用するだけで浴室にはそれまで入った事がなかった。いつものようにシャワーをすませた後、隣の浴室が暗いことに気が付いた。もうすぐ消灯という遅い時間だったので誰かが入ってくる可能性は少なかった。久しぶりに湯船につかりたくなり、思い切って裸のままタオル一枚を持って浴室のドアを開けた。驚いたことに中に華が一人でいた。彼女は浴室の電灯を消して窓を開け、湯船から夜空を見上げていた。いつもの華と違い少し思いつめたような表情をしていたが私に気付くと微笑んでくれた。「すいません」と言いながらドアを閉めようとする私を制して、こちらに来るよう手招きした。「びっくりさせてしまった?外を見てちょっと考え事をしていたの。こっちにおいで。月がきれいだよ」顔が火照って、恥ずかしいのか嬉しいのか自分でも分からなくなり、前を隠しながら湯船まで進んだ。「中に入って。体育館では怖いコーチだけどお風呂では優しいお姉さんよ。あなた1年の岡野さんだったよね。1年一人でレギュラーのチームにいるのって大変でしょう。私もそうだったから。いろいろ気を遣うものね」優しく話しかけてくれて胸がいっぱいになった。しばらく湯船の中で話をした後、「先に出るわね」と言って華が立ち上がった。白い体が月の光に照らされ、形のいい乳房とくびれたウエストが私の目に前に露わになった。華が出て行った後で立ち上がった私は、自分の体の反応に気付いた。小さな乳房の上のピンク色の乳首が尖り、下腹部が熱く疼いていた。こんな感覚は初めてだった。そのままシャワールームにもう一度入り、火照っている部分にシャワーの水をかけた。心地のいい刺激が、疼きを甘美な感覚に変えた。その後でタオルを股間にあてて、前後に何度もこすった。華の白い乳房に自分の肌をかさねる事を想像した。いけない事をしているという後ろめたさを感じながら、陰部への刺激を強めた。じんわりとくる疼きが甘美で密やかな快感になっていく。初めての自慰だった。そして私は女性の華に恋をしている、とようやく分かった。

引用返信/返信

▽[全レス5件(ResNo.1-5 表示)]
■21602 / ResNo.1)  あの夏 2
□投稿者/ 美雨 一般♪(17回)-(2012/08/23(Thu) 17:56:01)
     合宿の前半が終了する日に試合形式の公開練習が行われた。大会本番を想定して団体競技のレギュラーメンバー全員が試合用のレオタードを着て臨むことになっていた。メイクも本番と同じようにする。大会のリハーサルのようなもので、緊張感のなかで普段通りの演技をするのが目的だった。見学人も多く大勢の生徒や父兄が合宿所の体育館に集まっていた。練習前の準備をするのは1年生の仕事で、私もレギュラーになった後も他の1年生と同じように参加していた。その日はいつもの準備に加え、見学者用の椅子を設置したり、音響の設定をしたりで忙しく時間もかかっていた。ジャージ姿でマットを敷く作業をしていた私を呼びに来たのは華だった。汗をかいて作業している1年生全員によく冷えたスポーツ飲料のペットボトルを手渡して、「みんなお疲れ様。どうもありがとう。岡野史帆を借りていくけどいいかしら?」と笑顔をふりまき、上手に私を連れ出してくれた。同級生達も私が途中で抜ける事に気を悪くする者はなく、憧れの先輩に直接差し入れを手渡された事に感激していた。華は私が周囲から孤立するのを心配して重いペットボトルのケーズを一人で運んで、わざわざ迎えに来てくれたのだ。どぎまぎして、お礼を言おうとする私を遮って、「それより急がないと。今日はお化粧もしないといけないのよ。岡野、大丈夫?」と私を急がせた。自分ひとりでメイクすることはできないので、早くレオタードに着替え、コーチの誰かにメイクを頼まなければならなかった。真っ白な試合用のレオタードは中等部にいた時からの憧れで、着るのはその日が初めてだった。レオタードに着替えて選手控室に行くと同じチームの先輩達はすでにメイクを済ませていて、メイク担当のコーチはだれも見当たらなかった。不安な気持ちになり、きょろきょろしていると、華が化粧道具を持って控室に入って来た。私を見て、「岡野、私がしてあげるから大丈夫」と言って私を鏡の前に座らせた。鏡に華と自分が一緒に映った。私はとろけてしまうような気持ちで鏡を見つめていた。きれいで優しい顔をした華が、真剣な顔をして私にメイクしてくれる。華の体が私のすぐそばにあり、細い指で私の顔に触れてくれた。華の手で私もきれいになっていく感覚がして嬉しかった。いつまでもこのままでいたいと思ったが、「こんなものかな。史帆、笑ってみて。よし、いい顔」最後に名前で私を呼んでくれて、華もにっこり笑い、メイクは終了した。沙世がいつのまにか控室に入ってきていた。私たち二人を見つめていたのかもしれないと思ったが、夢見心地だった私はあまり気にならなかった。
     公開練習は部員全員の参加で、大会に出場するレギュラーのチームが最後に演技することになっていた。華のおかげでこの日の私の演技は今までで最高だった。幸せな高揚した気持ちで、のびのびと演技することができた。最後のリボンの演技が終了し会場は大きな拍手につつまれた。整列をして観客に礼をしようとした時、隣にいた先輩が私の肩をつつき「岡野、大変」と教えてくれた。白いレオタードに赤いしみが拡がっていた。突然の事で私はパニックになり股間に両手を当てしゃがみこんでしまった。緊張して分からなかったが、予定より早くに生理が始まっていた。大勢の人に見られてしまった。恥ずかしさで真っ赤になり顔を上げることができず涙がでてきた。同じチームの先輩が渡してくれたタオルを腰に巻き、立ち上がるとうつむいたまま更衣室に走った。更衣室には沙世がいてジャージから私服に着替えているところだった。泣き顔で腰にタオルを巻いた私を見て事情を察したらしく、「替えの下着とかナプキンはあるの?」と訊いてくれた。私が首を横に振ると「助けてあげるからもう泣かないで。ちょうど家に帰るところだったの。私の部屋でちゃんとしてあげる。そんな恰好で合宿所まで帰るのは嫌でしょう」私は赤い顔をして「ありがとうございます」と言うのがやっとだった。沙世は電話で監督に手短に事情を説明した後、私を車で自分の住むマンションまで連れて行ってくれた。当時はまだ珍しかったオートロック式の新しい豪華なマンションで、彼女はそこで一人暮らしをして大学に通っているらしかった。部屋の中は高級感のあるモノトーンの家具で統一されていて冷房がよく効いていた。奥に脱衣場とシャワーを備えたユニットバスがあった。華は大きなビニール袋と新しいタオルを私に渡し、シャワーを使うよう勧めてくれた。「岡野に着せる服探しとくから、先にシャワーで体をきれいにしときなさい」そう言って沙世は脱衣場のドアを閉めた。汚れたレオタードと下着を脱ぎ、ビニール袋に入れて、シャワーを浴びた。いい香りのするボディソープで体を洗うとやっと落ち着いた気持ちになれた。脱衣場にバスタオルと、新しい下着、ナプキンが用意されてあった。モデル体型の沙世のブラジャーは私には大きすぎたので、ショーツ一枚の姿でバスタオルにくるまった。すぐに外から沙世が、こちらに来て服を着るよう声をかけてきた。胸をバスタオルで隠し、クローゼットのある部屋に行くと沙世が楽しそうに服を選んでいた。「年下の女の子に着せる自分の服選ぶのって初めてだけど楽しいわ。これなんかどう?」沙世が選んでくれたのはブルーのサマードレスだった。沙世に背中を向けてから、バスタオルをおろして、ドレスを身に着けてみた。沙世は「よく似合う」と微笑んで背中のチャックを上げ、紐をリボンに結んでくれた。そのまま沙世は後ろから、私の肩を抱いてささやいた。「史帆、あなたは私と同じ側にいる女だと思う。特別なの。あなたが華さんを見ている姿をみて気が付いた。華さんのことが好きなのね」私は顔を赤くして頷いた。「私たちは特別だから慎重にしないといけないの。いろいろ教えてあげる」沙世の右手がゆっくりと肩から背中、腰をなぞるように下りて行った。ワンピースのドレスをたくし上げて中に手を入れてくる。素肌に彼女のひんやりとした手を感じた。後ろから前にゆっくりと手が伸びていき右の乳房がつかまれた。ドレスがめくり上がりひんやりとした空気が肌にあたる。太ももやショーツも見られていると感じた。恥ずかしさで体が熱くなったが抵抗しようとは全然思わなかった。美しい女に体を触られ、見られている、そして逆らうことはできない、そう思うことで下腹部が熱く疼く気がした。沙世は何も言わず、右手で乳房と乳首を弄びながら、左手を私の頬に当てて、キスをしてきた。初めは唇を接触させるだけのキス、その後舌を絡ませてきた。乳房は強くつかまれ、はだけた太腿の間に彼女の片足が割り込まれていた。彼女の太腿に私の股間が押し付けられ、疼きは強くなり、甘美な興奮を感じ始めていた。キスが終わり沙世の体が私から離れた。沙世は正面から私の顔を覗き込んだが、私は恥ずかしくて目を合わすことができなかった。「これから先は生理が終わってから教えてあげる」そう言うと彼女は、合宿所まで車で送ってくれた。運転している間は無言だったが、最後に車の中でもう一度短いキスをされた。

引用返信/返信
■21606 / ResNo.2)  あの夏 3
□投稿者/ 美雨 一般♪(18回)-(2012/08/30(Thu) 20:41:49)
    公開練習の翌日も朝から練習があった。華が私を見つけて近づいてくると「昨日は大変だったね。大丈夫?」と気遣ってくれた。嬉しくて舞い上がりそうだったが、恥ずかしさもあって「大丈夫です」と言うのがやっとだった。沙世は私を見てもいつもの様に表情を変えなかった。お礼を言わねばと思ったが恥ずかしくて沙世と目を合わす事ができなかった。沙世の手や唇の感覚がなまめかしく体に残っていて怖い気持ちもあった。同級生も気遣ってくれたり同情してくれたりしたが、先輩達の中で厳しい表情をして私を見つめている人が何人かいるのに気付いた。そのうちの一人、3年生の庄野香織が、消灯時間になってから自分の部屋に、一人で来るよう言ってきた。香織は沙世の取り巻きの一人で、色白の綺麗な女性だったが、プライドが高そうで、冷たい感じがした。私がレギュラーになった後、レギュラーのチームから外れた経緯があり、苦手な人だと感じていた。夜中に呼び出されレオタードを汚したことを責められるのか?いろいろ考えて不安な気持ちが強くなったが3年生の言いつけは絶対だった。消灯時間の10時に制服に着替えて香織の部屋をノックした。緊張で「岡野史帆、入ります」という声が震えていた。部屋の中では香織と中野恵という同じ3年生の先輩がジャージ姿で私を待っていた。恵も沙世の取り巻きの一人で、新体操の選手にしては大柄でがっちりとした体格をしていた。二人とも冷ややかな目をしている。「ちょっと付き合ってもらうよ」香織と恵に挟まれ、連行されるようにして連れて行かれたのは浴室だった。すでに電灯が消え、閉まっていたが香織は合鍵を用意していた。中に入り二人の前に立たされた。香織が内側から浴室のドアの鍵をしめ振り返った。薄笑いを浮かべ私を睨みつけている。普段の女学院にはない暴力と悪意を感じ直立不動の姿勢でいる脚がすでに震えていた。「お風呂に来たのだから、早く服を脱ぎなさいよ」「沙世先輩のマンションに行ったそうじゃない。可愛がってもらった躰を見てみたいわ」からかうような調子で二人が私をなぶり始めた。「山野コーチには服を借りただけです。何もしていません」上ずった声で弁明すると、恵の手が挙がり頬を張られた。それまで暴力を受けた経験が一度もなかった私は、ショックと恐怖で抵抗する気持ちを完全に無くしてしまった。「車の中であんたと沙世さんがキスしているところを見た子がいるのよ。可愛い顔してやるじゃない」恵が低い声でなじる。「神聖なレオタードを生理で汚すなんて恥ずかしい事しでかして。おまけにその後すぐにコーチに色目をつかうなんて。悪い子にはお仕置きが必要なの。分かるわよね」香織が冷たい声で言う。「分かったら早く脱ぎなさい」恵がたたみかける。震える手でブラウスのボタンをはずし始めた。ブラウスを脱ぐと両手を胸で交差させて「ごめんなさい。これで許してください」と言うのがやっとで、そのまま床にしゃがみこんでしまった。羞恥心と恐怖で体全体が小刻みに震え始めた。「しょうがないね」にやにや笑いながら恵が後ろから私を抱きかかえるようにして立たせると、そのままブラジャーのホックを外し体から離してしまった。「いやー」という悲鳴とともに私の胸が二人の目に晒されてしまった。後ろから恵に両手首をつかまれ隠すこともできない。「沙世さん、こんな小さいのがいいのかな」「形はきれいだけどね」二人にじろじろ見られ、恥ずかしさで顔が火照り赤くなるのが分かった。正面に立っていた香織が手を伸ばし両方の乳房をつかんだ。思わず悲鳴を上げると、また頬を張られた。「沙世さんにも、ここ可愛がってもらったのでしょう」香織の顔が怒りと嫉妬で歪んでいた。恐怖で何もできないでいると後ろから恵がスカートのホックを外し一気に下にずり下げた。ナプキンをあてたショーツ一枚の体にされてしまった。「素っ裸にされたくなかったら、おとなしく罰を受ける事ね」香織がショーツに手をかけ下すしぐさをしながら脅かす。「お願いです。ショーツは脱がさないで。何でもします」「両手を床についてお尻を上にあげなさい」後ろで恵が冷たい声で命じ両手を離した。両手と膝を床につけおずおずと腰を上げると「もっとお尻を突き出して、脚も開いて。いう事聞かないとパンツ下しちゃうよ」香織がショーツに手をかけて引っ張りお尻を覗くしぐさをする。あわてて言われるままに脚を開いて、腰を突き出す。恥ずかしさと恐怖で脚が小刻みに震えていた。「いい恰好よ。沙世さんに色目を使うと、どんな事になるのかお尻に分からせてあげる」香織はスリッパを手に持って、にやにやしている。「いくわよ」予想以上の強い痛みと衝撃で大きな悲鳴をあげてしまった。同時に生暖かいものが内腿を伝って床を濡らしていた。恐怖と痛みで失禁したのだ。「いやだ。この子お漏らししちゃった」香織が大きな声で言って顔をしかめた。恥ずかしさと惨めな気持ちで、とうとう泣き出してしまい、それでリンチは終わった。「これで止めといてあげる。今日の事、誰にも言っちゃだめよ。あんたもお漏らしした事、みんなに知られたくないよね」そう言い残して二人は帰っていった。
引用返信/返信
■21620 / ResNo.3)  あの夏 4
□投稿者/ 美雨 一般♪(19回)-(2012/09/06(Thu) 21:17:10)
    翌日から私は練習に行けなくなり寝込んでしまった。2日目に監督が心配して部屋までやって来たが、私の顔色を見てしばらく休むよう指示した。叩かれたお尻が赤く腫れ痛んだがそれ以上に精神的なショックが大きかった。裸にされ、胸を触られ、お尻を叩かれた。16歳になって失禁して、それを見られてしまった。恥ずかしさと屈辱で打ちのめされ、新体操部を辞めようと思ったが、時間が経つとある空想にとらわれるようになった。もしも香織と恵ではなく、沙世だったら、私ではなく、華だったら。恥ずかしい空想だった。沙世が華を裸にする。優しくて美しい華が無理やり裸にされる。形のいい白い乳房が沙世に弄ばれる。恥ずかしい恰好にされた華のお尻を沙世が鞭で打つ。私の想像の中で二人はいつのまにか全裸になっていた。タイプの違う二人の美しい女。ショートヘアで彫りの深い顔立ちの沙世が華を責めている。華は長い黒髪を揺らし、白い肌を羞恥で赤くしてお尻を叩かれている。やがて沙世が華に覆いかぶさり泣き声が喘ぎ声に変わっていく。淫らな妄想だと自分で分かっていたけど止められなかった。疼きだした股間に指を入れ前後に動かす事も覚えてしまった。誰にも気づかれない様に喘ぎ声をこらえながら恥ずかしい行為を繰り返した。史帆はいったいどうしちゃったのだろう、マスターベーションにふける自分が変わっていくようで怖かった。沙世にされたキスと愛撫、香織と恵にされた辱め、華への思慕が相互作用してあの3日間で私を大きく変えてしまったと、今となっては分析する事ができる。
     合宿が終わる3日前になっても練習は休み続けていたが、まだ退部届を出せずにいた。香織と恵には二度と会いたくなかったが、新体操と華への未練があった。夕方、合宿所の部屋がノックされ、ドアを開けると沙世と恵が立っていた。沙世も恵も私服姿だが恵は目を赤くして泣きはらした顔をしている。驚いている私に「中に入れてもらえる」と沙世が落ち着いた声で言った。部屋の中に入りドアを閉めると「話は全部聞いたわ。私の子猫たちが史帆に酷いことしたのね。ごめんなさい」沙世が頭を下げて謝った。後ろでうなだれていた恵も一緒に頭を下げる。「この子には充分に言い聞かせたわ。恵、後ろ向いて」恵が背中を向けると沙世がいきなり恵のスカートを上いっぱいに上げた。恵は下着をつけていなかった。白い太腿の上のお尻が赤く腫れている。「あなたが史帆にさせた格好になりなさい」沙世が低い声で言うと恵は顔を赤く染めながら「はい」と返事をして両手を床についた。スカートは捲り上げられたままで、剥き出しになったお尻を突き出す姿勢になった。「脚を開いて。言うべき事を言いなさい」恵が脚をゆっくりと開いていくと陰毛の中の性器まで露わになってくる。沙世と私の視線を感じてか脚が小刻みに震え、顔を真っ赤にしているが、沙世に言われた姿勢のまま恥ずかしさに耐えている。「岡野さん、ひどい事をしてごめんなさい。罰として沙世さんからお尻叩きのお仕置きを受けました。恥ずかしいところを見られるのが岡野さんにしてもらうお仕置きです。よく見てください」最後は泣き声になっていた。開いた脚の奥でピンク色の襞が覗いて見える。誰もが隠しておきたい女性の秘部が露わになった事にショックを受け茫然としていると「許してあげてね」と沙世が今度は優しい声で言った。あわてて肯くと沙世は恵のスカートを下し「もういいわ」と言って立たせた。恵の肩を抱きスカートの上から腰をさすり微笑んでいる。恵は涙目のまま、うっとりとした表情になって沙世を見つめていた。恋人同士の抱擁シーンを覗いてしまった気がして頬が熱くなった。ようやく事情が分かった。沙世の周りにいつもいる先輩達はただの取り巻きではなかった。恵も香織も沙世の「子猫」でいつも沙世に可愛がってもらおうとしている。沙世と私がキスをした事を知り二人は嫉妬で私を辱めたのだ。「恵は許してあげる。でも香織は恵より罪が重いの。恵は、やきもちだけだけど、香織はレギュラーのチームに戻りたくて、史帆を退部させようとしたのよ」恵のお尻を撫ぜながら私の方をみて沙世が言った。怖い人だと思ったが冷酷な表情になると美しさがさらに際立っていた。「今夜私の部屋に香織を呼んだの。レギュラーのチームに戻れるお祝いをしてあげる、と言ったら、あの子本当に喜んでいたわ。でも本当はお祝いじゃなくてお仕置きなの。史帆、あなたも来てくれるわよね」私は迷うことなく肯いた。香織に復讐したいとは全然思っていなかった。正直に言うと、香織が沙世にされる行為を想像して、たまらない気持ちになっていた。下腹部が熱く疼き始めたことを自覚していた。


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■21640 / ResNo.4)  あの夏 5
□投稿者/ 美雨 一般♪(20回)-(2012/09/13(Thu) 17:57:18)
     打ち合わせした通りに、夕食前に沙世が自分の車で迎えに来た。沙世のマンションに着くと恵が待っていて、リビングに案内された。紅茶とクッキーが用意されていて高級そうなオーディオセットからはラフマニノフのピアノ協奏曲が低い音量で流れていた。ソファーに座って待っているよう言って、沙世は恵と奥の寝室に入って行った。沙世は平然としているが恵は顔を赤らめている。まさか、と思いながらも聞き耳を立てていると寝室から恵の哀願するような声がして、その後泣いているような声が続いた。私を連れて来た後に、沙世は恵を抱いているのか?見せつけるため?いろいろと想像して緊張感が高まってきた。15分程して寝室から私を呼ぶ声がした。ノックをしてドアを小さく開けると「入って来て」という沙世の返事が、恵の小さな喘ぎ声と一緒に聞こえた。恵がベッドの上に手をつき腰を突き出し床の上で脚を開いていた。スカートが捲りあげられ下着をつけていない下半身が露わになっているが、股間から白い紐が出ている。沙世は恵の後ろに立ち、紐を握っている。沙世が紐を引くと泣き声の様な恵の喘ぎ声が大きくなった。「香織に使う道具を試していたの。香港のネットオークションで手に入れたのだけど特別製の拷問具よ。特殊なリングでクリトリスを挟むの。紐で絞める刺激が調節できてね。弱いと痒みや疼きを、中ぐらいだと快感になって悦ばせることもできる。これだけだと拷問じゃなくてただの性具だけど、電気で刺激して拷問することもできる。恵はお仕置きを済ませたので、怖い事はまだしていない。いい子になったからご褒美に悦ばせてあげていたの。じらせて悪かったかしら」そう言いながら、続けて紐を何度か引き、もう片方の手を恵の股間に入れた。すぐに恵は大きな叫び声をあげ、腰を痙攣したように震わせて果てた。沙世は紐を緩めてから、恵の中に入れていた指を出した。「お漏らししたみたいに濡れているわ。史帆に恥ずかしいところ見られたけど、これで、おあいこよね。外してあげるから仰向けになって脚を開けなさい。自分では外せない仕組みになっていて、紐から操作する必要があるの」恵は早く外してほしいのだろう。従順に仰向けになり脚を開いていく。白い脚の間からピンク色の陰唇が露わになると沙世が片手でその襞を開いた。充血したクリトリスと襞の間に細いリングが嵌められているのが見えた。膣からの体液で周囲がぐっしょり濡れていて、恵は内腿を震わせリングが外されるのを待っている。沙世が紐を操作して何度かたわませるとリングが開き、恵の体から離れた。恵はほっとした表情になった後、私達の視線に気づいたのかあわてて脚を閉じた。「どんな感じだった?史帆にも教えてあげて」「リングが嵌められた時すごく恥ずかしくて、あまり分からなかったけど、だんだん、むず痒くなってきました。自分で外せないのが怖くて、緩める事も出来ないし。痒い様な痛い様な感覚が、じらされているみたいな気持ちになって、つらかったです」「でも最後はよかったのでしょう」沙世が微笑むと恵はさらに顔を赤らめた。「ああいうのは初めてでした。でももう二度と嵌めるのは許してください。とても怖くてつらかったです」「電気を流したらどうなるのか楽しみだわ。香織にいいお仕置きになりそうね」沙世が楽しそうに言った。沙世は香織に対して腹を立てているだけでなく、辱めて楽しむつもりなのだと気付いた。「簡単な食事をした後に始めたいの。二人とも協力してね」沙世はテイクアウトのピザとワインをテーブルに並べながら説明した。恵と私は寝室で待っていて、香織には何も知らせずに寝室に連れて行く計画だ。
     香織が来て沙世と食事を始めた時、恵と私は寝室の中にいた。暗い寝室で恵と二人になると、恵が私を名前で呼んで話しかけてきた。「史帆、この前の事は本当にごめんなさい。今日はあなたに恥ずかしいところをいっぱい見られちゃったけど仕方がないと思う。あんなひどい事をしたのは、やきもち、からだけど、史帆、あなた自分の魅力分かっている?」首を横に振ると「あなたにはある種の魅力がある。美しくて、はかないものを苛めてみたくなるような。華さんに憧れているなら沙世さんには用心したほうがいい。一度抱かれると私や香織みたいになっちゃうから」恵が少し興奮している感じで話し続けた。「沙世さんとは今日が2回目だったのだけど、最後までいったのは今日が初めてだった。まだ体がおかしいの」恵が目を潤ませながら私の手をとった。「いやらしい女と思わないで。史帆みたいなきれいな子に触られたいの」恵が私の手を自分のスカートの中に入れ股間の性器に押しつけた。下着はつけておらず熱く濡れた粘膜を指で感じた。恵の切なさそうな顔を見て私の指が自然に動いていた。恵の表情を見ながらゆっくり指を動かすと硬く尖った隆起に触れた。リングを嵌められていたクリトリスと思い擦ると恵は腰をよじらせて小さな喘ぎ声をだした。しばらく続けてから手をスカートから出し、恵の肩を抱いて言った。「もうすぐ食事が終わって二人が入ってきます」「ありがとう、史帆。あなた優しいのね」二人でドアの近くに立ち沙世と香織を待った。

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■21649 / ResNo.5)  あの夏 6
□投稿者/ 美雨 一般♪(21回)-(2012/09/27(Thu) 22:13:06)
     その夜の香織は、赤いワンピースのドレスと上品なネックレスで着飾っていた。肩と背中の白い肌が大胆に露出していてドレスの赤に映えている。上気した幸せそうな顔で、沙世に手を引かれて寝室に入って来た。
    部屋が明るくなり私と恵に気付くと驚いた顔になり沙世の方を振り返った。「嘘をついてごめんね。今夜はお祝いじゃなくてお仕置きなの。恵から話は全部聞いたわ。史帆にした事を。言い訳はしないでね。お仕置きが増えるだけだから」沙世の冷たい声を聴いて香織の表情が凍りついた。整った顔を険しくして恵を睨みつけたが言葉は出てこない。
     沙世は香織を鏡台の前に立たせ自分はベッドに腰掛けた。「まず史帆にさせた格好になりなさい。裸になってお尻を叩かれる格好になるの」香織の表情が硬くなりうろたえ始めた。「そんな。沙世さんから罰は受けます。でもこの二人の前でされるのは絶対いや」「いやなら帰りなさい。私達の関係を終わらせていいのなら帰りなさい」香織は涙をこらえ、プライドを保とうとしているように見えた。「ごめんなさい。沙世さんの言う通りにします。だからそんな事、言はないでください」香織も恵と同じで、沙世にはさからえないようだった。赤のドレスを脱ぎ可愛いデザインのピンク色の下着姿になった。豊かな胸とくびれたウエストの肢体が眩しい。少しためらった後ブラジャーをとると、白いきれいな形の乳房が見えた。私の視線に気づいたのか香織は両手で胸を隠し、きつい目で私を見つめ返した。
    それを沙世は見逃さなかった。「まだ反省してないみたいね。香織、手を下して史帆にもあなたの体を見てもらいなさい」香織は手をおろし、「ショーツ一枚の姿で背筋を伸ばした。その後おずおずと、床に手をついて腰を上げた。
     沙世がクローゼットから革のベルトを取り出してきて、香織の後ろに立った。いきなりベルトをしならせて、香織の腰を打った。香織は歯を食いしばり耐えていたが3回目の時、たまらず悲鳴を上げた。4回目、5回目で悲鳴が大きくなり、そこでお尻叩きのお仕置きは終わった。膝をついて痛みと涙をこらえている香織に沙世は優しい声をかけた。「よく耐えたわ。痛かったでしょう」そう言いながら左手で乳房を包み、右手で背中を撫で始めた。左手で乳房を愛撫しながら、右手は背中から腰へゆっくり移動し、ショーツに手がかかった。「だめです」と小さい声でいうのが精いっぱいで、香織は抵抗できない。ショーツが足首まで下された。左手が乳房から離れ閉じられた膝の間に入れられた。内腿を触りながら股間に入り込んでいく。「恥ずかしい。見られている。いや」香織は喘ぎながら、声を出したが抵抗はできず、沙世のなすがままになっている。隣にいる恵も私もじっと見つめている。やがて香織の喘ぎ声が大きくなり腰を振り始めた。もう少しで果てるか、と思われた時に沙世の愛撫が突然止まって、手が離れた。香織は脚を開いて腰を突き出した姿勢のまま、とまどっている。露わになっている陰唇は濡れ、クリトリスが硬く尖っていた。打ち合わせ通りに、恵が両手を香織の股間に入れ陰唇を開き、クリトリスを&#21085;き出しにした。沙世が慎重にリングを嵌めた時、香織は我に返った。あわてて脚を閉じ、胸を隠しながら不安そうな目で周りの3人を見つめた。

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■21590 / 親記事)  リバな関係
□投稿者/ るか 一般♪(39回)-(2012/08/15(Wed) 17:29:51)
    『あ・・・んっ・・・』
    真彩(マヤ)を後ろ手に縛り私はその身体を弄ぶ。
    『ダメぇ・・・んんっ・・・』
    ダメと言っても本気じゃないのはわかってる。
    むしろこのダメはもっと・・・だよね
    真彩の乳首を舐め回しながらそっともうびしょびしょの下半身へ手をのばす。
    ショーツ越しでももうそこは糸がひくほどだ。
    『真彩・・・すごいよ・・・ここ』
    言ってクリを指でグリグリとこね回すとビクビクと真彩の身体が震える。
    『んんっ・・・や、ん・・・あぁんっ』
    『やなの?だったらやめる?』
    わざと言ってみる
    『いや・・・ん・・・いじ、わるぅ』
    『じゃあどうすればいい?』
    『触ってぇ・・・』
    『・・どこ?』
    『・・・うんっ・・・もうほんとっ・・・いじわるっ』
    『そんなこと言うんだ』
    ショーツ越しにクリを爪先でひっかく。
    『あぁっ・・・やっ・・・ぁんっ』
    ビクビクビクと真彩が痙攣させるがそのまま刺激を与えた。
    『あぁっ・・・んッ・・・晶ぁ・・・もう・・・あぁん』
    『・・・もう?』
    『い・・・いかせて・・・おね・・・お願いぃ』
    ビクンビクンと震えいやらしく身体をくねらせる真彩・・・
    ショーツをグイッと荒っぽく脱がせ・・・私は顔をうずめた
    『あんっ・・あぁんっ・・・晶・・・晶ぁっ』
    クリを口に含み舌で転がし・・・
    指を入口付近でうろうろさせると真彩の身体は指を咥えこもうと腰をうねらせる。
    だけど私はそれをさせないように指を逃がす。
    『あき・・・らぁっ』
    ひときわ高い声で真彩が私の名前を叫ぶ。
    ズブっ・・・グチュっ
    逃がしていた指を差し込むといやらしい音がした。
    『あぅんっ』
    びくんと真彩の腰が跳ね上がりそしてその腰が私の指をもっともっととばかりに
    中へ中へと飲み込んでいく。
    『はぁっ・・・あぁっ・・・』
    こうなるともう私はなんにもしなくていい感じなんだけどそれだとつまんないので・・・
    私はまた意地悪をする・・・
    ズルッ
    『いやぁっ』
    飲み込まれていた指を引き抜くとあそこをヒクヒクさせながら真彩は身悶えた。
    そりゃそうだよね・・・もういく寸前だったと思うし・・・
    でも勝手にいかれるのは許せないんだよね・・・
    私はもう一度ヒクヒクいやらしく蠢く真彩のそこに顔をうずめた・・・
    『あ・・・はぁんっ』
    クリを舐め指をヌプヌプと出し入れさせる。
    『あぁ・・・うんっ・・・はぁ』
    艶っぽい真彩の喘ぎ声・・・ホントはもっと聞いていたいんだけど
    さすがにもうこれ以上は可哀相かな・・・
    なので・・・感じやすいクリを舌で上下に舐め回し指を少し激しく出し入れさせた。
    『あぁぁっ・・・・晶ぁっ・・・あぁっ・・・あぁぁっっ』
    その瞬間真彩の身体はさらにビクビクと痙攣させてぐったりと力を失った。



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▽[全レス4件(ResNo.1-4 表示)]
■21591 / ResNo.1)  リバな関係 2
□投稿者/ るか 一般♪(40回)-(2012/08/15(Wed) 18:00:05)
    グッタリする真彩の手を自由にする。
    『ホント・・・タチの時の晶ってSだよね』
    突っ伏しながら真彩が言う。
    『だって・・・真彩可愛いんだもん』
    『それを言うなら・・・ネコの晶もそうとう可愛いんだけど』
    もそっと身体を起こすと私にキスをする。
    『うん・・・』
    しばらくついばむようなキスと舌を絡め合うキスを楽しむ。
    『晶のここももうグショグショだよ』
    『あ・・・っ』
    真彩の指が私のそこに触れる。
    とんと今度は私がベッドに押し倒され濡れた秘部を真彩の指が弄ぶ。
    『んっ・・・は・・・ぁ』
    『今度は私が苛めてあげる・・・たっぷりお返ししてあげなきゃね・・・』
    にっこりと笑うとその唇は私の・・・固くなった乳首をとらえた。
    舌が乳首の先端を舐め回し右手は私の秘部を弄ぶ。
    左手はもう片方の乳房を揉みながら乳首も指で弄られる。
    『あ・・・あっん・・・はっぁ・・・』
    さっきまでのお返しとばかりに真彩は私をじわじわと責めたてた。
    いきそうでいけない・・・そんな責めを繰り返すのだ・・・
    そしてふっとその愛撫がとめられ・・・私はうつぶせにされる。
    そのまま今度は私が後ろ手に縛られお尻を高く突き上げるような格好にされた。
    『やぁ・・・だめ・・・』
    恥ずかしくて身体を動かそうとしても腰を真彩がしっかり押さえていて動けない。
    『だめよ・・・この恥ずかしい格好で苛めてあげるの・・・』
    『真彩ぁ・・・いや・・・お願い』
    『だめ・・・さっきまで散々苛められたんだもの・・・お返ししてあげなきゃ・・・』
    『あぁ・・・』
    くちゅ・・・
    『あぅんっ』
    ぺちゃ・・・クチュ・・・
    後ろから真彩が私の中に舌を差し込む・・・私の蜜と・・・真彩の唾液がいやらしい音をさせて私の耳に入ってくる。
    『はぁ・・・あぁ・・・』
    『イヤ・・・って言ってたわりには・・・ぐしょぐしょだしどんどん溢れてくるよ?』
    『やぁ・・・』
    『くす・・・また溢れてきた・・・晶は恥ずかしくされるほうが濡れちゃうもんね・・・』
    『だめ・・・んっ』
    恥ずかしくてたまらないのに・・・真彩のいうとおり私のあそこからはまた蜜が溢れ出す・・・
    ジュルジュル・・・
    ピチャ・・ペチャ・・
    真彩がさらにわざと大きな音をたてる・・・
    『あぁ・・・・』
    ピクピクと私の身体が震え絶頂が近いことを真彩に知らせるが真彩は気づいているはずなのに・・・
    わざと私がいってしまうポイントをずらして愛撫を続けた。
    『真彩・・・ぁ』
    『なぁに?晶』
    意地悪く真彩が言う。わかってるくせに・・・
    『もう・・・だめぇ・・・』
    『なにが?』
    口での愛撫をやめ私のクリを指で弄りながら蜜が溢れ出すその場所を指が這いまわる。
    私が中があまり好きでないことを知っている真彩だからこその愛撫・・・
    身体をくねらせ身悶える姿を真彩は見ている・・・その視線を感じて私はまた感じる・・・
    『ん・・っ・・・わか・・・てるくせ・・・にぃ』
    『くす・・・わかんない』
    真彩が意地悪く笑ったのがわかった・・・


引用返信/返信
■21592 / ResNo.2)  リバな関係 3
□投稿者/ るか 一般♪(41回)-(2012/08/16(Thu) 14:36:45)
    2012/08/16(Thu) 19:37:49 編集(投稿者)

    『だって・・・晶は焦らされるのが好きなんだもの・・・今のだめが本気かどうかわかんないよ?』
    言って真彩はそのまま愛撫を続ける・・・
    私はくねくねと腰をうねらせながら身悶えていた・・・
    『あ・・んっ・・・はぁ・・・』
    ふっと愛撫の手がとめられ私は身体を縛られたままではあるがベッドに身体を横たえた。
    しかし身体は当然疼いたままですぐに熱くなる・・・
    『真彩?』
    『あ、ごめんね。ちょっと今日は違うことしてみようかなと思って』
    笑いながら私に見せられたもの・・・
    『買っちゃった』
    それはバイブだった。今まで私たちはおもちゃを使ったことはなかったのだけど・・・
    『実は一度見てみたかったんだ・・・バイブに犯される晶の姿・・・』
    犯される・・・その言葉にまた私の身体は反応してしまう・・・
    グイッとお尻を持ち上げられまた私は恥ずかしい格好にされた。
    『あっ・・・』
    『これだけ濡れてるんだもの・・・大丈夫よね』
    『ま・・・待って・・・あぁぅっ』
    私が言うより早くそのバイブは私の中にねじ込まれた。
    でも一気に奥までではなく私がきつくないところまで・・・
    『じっくり見ててあげる・・・バイブに犯されて・・・可愛い声で喘ぐ晶を・・・』
    『あぁんっ・・・やぁ・・・だめぇ・・・』
    ゆっくりとバイブが入ってくる。
    そして・・・
    『これね、こんなこともできるんだ・・・』
    瞬間だった・・・
    『ひぁっ・・・ア・・・やぁ・・・あんっ・・・あぁっ』
    私の口からどうしようもないほど声が漏れる
    『すごいでしょ?これね、こうやってクリをはさめるようになってるの。どう?いいでしょ?』
    『あぁっ・・・だめ・・・だめぇっ』
    必死に身体を動かしてバイブから逃れようとしても・・・もちろんできるわけがない・・・
    逆に動けばバイブも動いて中とクリの両方に今まで感じたことのない快感が私を襲う。
    『あぁぅっ・・・はぁっ・・・あぁぁっっ・・・』
    動いちゃだめ・・・そう思うのに身体は勝手に蠢いてまた私は快感に襲われる。
    そんな私を真彩がじっとみつめている・・・
    私は真彩の視線と・・・バイブに犯されながら・・・感じて乱れていた・・・

引用返信/返信
■21593 / ResNo.3)  リバな関係 4
□投稿者/ るか 一般♪(42回)-(2012/08/16(Thu) 19:53:18)
    お尻を突き上げ・・・バイブをあそこに咥えこみ・・・クリをバイブの突起のようなものに挟まれ・・・
    そんな恥ずかしい格好をさせられながらも私は感じて腰をうねらせる・・・
    『くすくす・・・晶ったら・・・そんな腰くねらせて・・・そんなに気持ちいいの?』
    真彩が言って私のお尻を撫でた。
    『あ・・・んっ』
    それだけでまた私はビクンと身体を震わせる。
    『ふふっ・・・ここ・・・すごいことになってる・・・』
    バイブの隙間から溢れる蜜は太ももを伝うほど溢れていた・・・
    『ここも触ってほしいでしょ?』
    『あぁ・・・だめ・・・そんなことされたら・・・おかしく・・・なっちゃう・・・』
    真彩の指が伸びてその先には・・・私の固くなった乳首があった。
    だめ・・・もうすでにおかしくなりそうなくらいなのに・・・
    乳首まで弄られたら・・・
    『おかしくなって・・・見たいの・・・乱れ狂う晶を・・・』
    『だめぇ・・・』
    私の懇願は無視された・・・
    『あぁんっ・・だめ・・・ダメェ・・あっ・・・んっ・・・あぁ・・・』
    真彩の指が私の乳首を摘まみ転がす・・・
    さらに下に潜り込んできた・・・
    『あぁぁっ・・・お願い・・・だめ・・・あぁっ・・・』
    指と舌で弄ばれ私は本当におかしくなりそうだった・・・
    『あぁうっ・・・だめ・・・あぁっ・・・もう・・・あぁぁっ』
    ビクビクビクと私の身体が震えた・・・

引用返信/返信
■21594 / ResNo.4)  リバな関係 5
□投稿者/ るか 一般♪(43回)-(2012/08/16(Thu) 20:05:11)
    2012/08/16(Thu) 20:08:46 編集(投稿者)

    ぐったりと私はベッドに倒れこんだ・・・
    だけど・・・
    『うぅんっ・・・あぁ・・・お願い・・・真彩ぁ・・バイブ・・・抜いてぇ』
    バイブが入れられたままなので私のあそことクリにはまだ刺激が与えられていたのだ。
    ピクピクと身体が震える・・・
    ズルっ・・・
    『うんぅ』
    やっとバイブが抜かれた・・・と思ったのに
    『いやぁっ・・・あぁっ』
    瞬間またヌプッと入れられそのまま出し入れされた。
    そして・・・
    『あぁっ・・だめ・・真彩・・・ほんとにだめぇっ』
    ビクンッと体がはねた・・・
    『あ・・・あぁ・・・』
    私はそのまま何度も何度も真彩にバイブや・・・舌・・・指・・・でいかされ続け・・・
    いつの間にか・・・気を失っていた・・・

    目を覚ますと真彩は
    『ごめんね』
    と笑った。
    『・・・今度お返しするからね』

    ・・・どうやって真彩に仕返ししようか・・・
    今度は私の番・・・
    だって私たちはリバな関係だから・・・今度は私が真彩をいたぶるの・・・
    次は真彩が乱れ狂う番なの・・・

完結!
引用返信/返信

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■21576 / 親記事)  続・ご褒美
□投稿者/ 桜子 一般♪(19回)-(2012/07/22(Sun) 10:17:47)
    2012/07/28(Sat) 11:58:15 編集(投稿者)
    2012/07/28(Sat) 08:50:57 編集(投稿者)
    2012/07/22(Sun) 13:24:29 編集(投稿者)
    2012/07/22(Sun) 13:18:24 編集(投稿者)

    * 2002年10月の投稿から10年も経っちゃいました。未完だったので、完成させてfinにしますね。
     
      最初から読みたい方は、ビアンノベル集 第2期をご覧下さい。



     初診でお気に入りの少女ー桜子という女の子だった。何度目かの治療の後、この肌が白くて手足の長い美少女の唇を、気が付いたら奪っていた。
    歯科医として漸く自信が付き安定してきた今、
    公私ともに充実していたし足りないものはないと思っていたのに、
    この端正な顔立ちの少女と診察台で対面した時、
    何か躯の奥の燠火にちりりと火が点いた気がした。

     2つの診察台を行き来しながら治療が進み、
    最後に残ったのがこの美少女ー飯田桜子だった。
    歯科治療には付き物のキーンという不快音に少女は美しい顔を度々歪めた。
    端正な顔が歪む表情を見る度に、
    私の紅い燠火がちろちろと鳴り始めていた。

     講習会出席のため、歯科助手2人は今しがた早退したので、
    此処は2人きりだ。次回の治療に目処が経つところまで漕ぎ着けると、
    「よく頑張ったわね・・・・」
    の次の言葉を吐く時には、私の顔はすでに少女に被さっていた。
    「・・・ご褒美・・・・・」
    シルクの目隠しをしたまま、少女は私のルージュの香りがする唇を受けた。
    その瞬間、少女の目隠しの布片が少し揺れた。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・??!・・・・
     
     そんな衝撃的な初キスを受けても、美少女は予定どおり治療に来た。
    仮詰めのセメントを除去し、クラウンを入れて薄いゴムを噛ませたまま
    私は少女の唇を塞いだ。
    ソフトなキスを繰り返しながら、私は右手を少女の右胸に触れた。
    少女には、毛布一枚掛けられた程度の感じしかないほどの触れ方で。
    診察台の少女の身体がゆるゆる、くねくねと揺れ始めている。
    大きく揺れては落下しかねない歯科診察台、
    少女の喘ぐ揺れを自分の乳房に感じながらもキスの洗礼を続けた。

    涼美の心の中で変化が生じていた。
    滑り止めの金具が外れたて、今トロッコが緩やかに背徳の斜面を下り始めていることに気づいたが、動き出した禁断愛のトロッコを止めることは最早出来そうになかった。
    少女は・・・ああ・あう・・あっ・・・と吐息を洩らして、華奢で細い喉を反らせてひくついた。
    涼美は、真綿のような優しい触手で、少女の右胸をやんわり揉んだ。
    気持ちがいいのか・・・ああぁ〜んっと今までにない高いオクターブの喘ぎを発した。

    私は今朝から濡れていた。
    起きて直ぐシャワーを浴びたのに、出かける前にはまたシャワーが必要になった。
    若いポピーが、甘い花蜜のお洩らしでぐっしょりと濡れてしまっていたから。
    こんなことは生まれて初めてのことだった。

    真新しいショーツに着替え出かけて来たが、
    歯科医院に近くなるのにしたがい既に身体が火照り、躯の中にぬめりを感じていた。
    歯の治療以外の期待と羞恥が走馬灯のように繰り返し廻り、
    美しい歯科医の手の感触や、甘美な色や微香を放つ女医の美唇を夢想していた。
    今日の治療がほぼ終わろうとした時、
    先生の唇が私の唇を塞いだ。
    予備電源から本電源にスイッチが変わった瞬間だった。















     
引用返信/返信

▽[全レス12件(ResNo.8-12 表示)]
■21668 / ResNo.8)  続・ご褒美7
□投稿者/ 桜子 一般♪(33回)-(2012/10/15(Mon) 13:57:33)
    2012/10/15(Mon) 19:58:01 編集(投稿者)

     先週土曜、サンドイッチハウスで桜子は涼美の巧みなディープキスと胸への愛撫で達していた。
    身体がふわっと浮いたと感じた瞬間だった。一気に何かに飲み込まれ遠くへ一瞬で飛ばされてしまったのだ。
    全身が微弱電流で包まれ、今まで感じたことが無い痺れるような快美感の極みを味わっていた。あれは診療台で治療後に達したイクとは別物の、そうそれは信じられないほど気持ちいいものだった。女の絶頂感はバージョンアップをするのだろうか?
    「イッちゃったの・・・・?」と、涼美は囁いた。
    「・・・・・・・・・・・・」
    桜子は視点の合わない眼を浮遊させている。
    呆気なく達してしまった美少女を強く抱きしめ、少女の引き攣りを胸に感じながら余韻を共にした。
    桜子は絶頂感と同時に体験した下半身の淫らな飛沫をトイレで拭き清めた。持参していた新しいショーツに履き替え席に戻ると、
    「桜子ちゃん、木曜は何時まで一緒にいられるの・・・・?」
    と涼美に聞かれた。
    「夜9時まで・・・なら・・・・」
    桜子は思わず頬を紅く染め、淫惑な予感を連想させる涼美の言葉に反応し俯いた。
    「何か欲しいものない・・・?。あげたいの・・・何でもいいの。桜子ちゃんにとって記念になるものを・・・」
    今まで以上に優しい目の涼美に、しばらく間を置いて桜子はポツリと言った。
    「初体験を・・・・。・・私も女性に・・・・なり・た・・い・・・・。・アッ・
    ・・・」
    自分の口から出た恥ずかしい言葉に、ハッ・・とした。
    「処女を卒業したいの・・・・?」
    「・・・・・・・・・・・・・?」
    大胆なお願いに赤面しながら、桜子はコクンと頷いた。
    「ねえ、・・私が貰っていいの・・・・・」
    「・・ずっと私の傍にいてくださるんでしょう・・・?・先生・・・・」
    「勿論よ、・・あなたが嫌と、・・ううん、ずっと一緒にいてあげる。優しくしてあげる。・・・・そうじゃないわ、・・桜子ちゃんと一緒にいたいの・・・、そう・・私が一緒にいたいの・・・・・・」
    涼美に強く抱きしめられた桜子は、僅かに開いた口から桃色の舌を少し出すと、涼美の唇を求めて顎を上げ瞼を閉じた。甘酸っぱい快感に包まれたディープキスだった。
    2人は、その後離れるのを惜しむようにそれぞれの帰路についた。

     その日から、桜子の頭から涼美の顔、唇の感触、柔と揉まれた胸の愛撫、そして忘れられない絶頂のの悦びが離れなかった。
    目を瞑るとそこには美しい涼美がいて、意を解したように自然と抱きしめられ唇を絡めてくれる。
    涼美の唾は甘くバラの微香がした。
    香りは記憶を呼び戻す効果があるのか、バラの微香を思い出すと、涼美のキスや愛撫を鮮明に思い出し身体の秘奥のポピーを熱く潤ませた。

     桜子には思い出すことがある。と言うより、忘れられないことなのだ。
    両親の寝室から洩れて聞こえた
    「桜子もきっとお前と同じように潮を吹くんだろうか・・・?」
    大好きなお父様の声だった。なんのことか解らなかった。息を潜めてその意味を知ろうとしばらくドアの外で聞き耳をたてた。
    娘の帰宅は夜だからと昼間から夫婦の営みに耽っていたのだろう、それからは思春期の娘には目にも耳にも嫌悪の光景だった。獣のようにお父様はお母様に被さり、跨り、腰を振り、もう嫌嫌と泣き、止めてと懇願する母を無視しセックスを浴びせるように続けた。お母様は泣いていた。
    お母様何故、どうして・・・・・? 処女の娘には想像も出来ない光景だったから。
    あれからいつしか私はお父様をさけていた。男性には嫌悪感を抱くようになっていた。
    父母は今年初め海外赴任中に事故死した。氷結した道路で起きた玉突き事故の巻き添えだった。今私は母の妹、叔母様と同居している。高校卒業までの約束で。

     木曜の約束は桜子の都合で土曜日に変更してもっらた。課題の提出で時間が無かったから・・。許してくれたら何でも聞きますから!と桜子のお願いに、じゃ土曜日はお泊りできる・・・? と、涼美が逆にお強請りしたのだ。
    今日は同級生と一緒に勉強したいとお泊りの許可を叔母様の会社に電話した。外泊に戸惑う叔母に、涼美が同級生の母ですとお願いしてくれた。ご迷惑掛けないようにと一言受け、どうにか一夜のお泊りが決まった。

    青山学院の木々が夕陽できらきら光っていた。
    ここは歯科医院近くのホテルのスウィートルーム。正午に待ち合わせると行きつけのブラッセリーでランチをとり、手を繋いでの散歩ももどかしくて直ぐホテルにチェックインした。
    一週間振りのランデブー、エレベーターのドアが閉まるのが待ちきれないように二人は抱き合いディープキスをした。人を愛するとこんなに辛くて恋しくて待ちきれなくて、1週間という時間が何年もの年月に感じた。
    毎日の長い長いメールや1時間以上の電話も、会って抱きしめ唇を絡めあう悦びには遠く及ばず、待ち合わせで会った時桜子は目を潤ませた。
    その桜子を見て、涼美は思わず桜子を抱きしめた。
    駅前の雑踏の中でだ。

     前から一度は泊まってみたいと思っていたスィートルーム。
    部屋に入ると2人に言葉は要らなかった。
    桜子にプレゼントしようと、木曜夕方銀座のデパートであれやこれや買い求めてきた。今塗っている口紅もそうだ。春の新色とかで、透き通るような鮮やかなピンクと艶っぽさが増したパールの光り、そして新たに配合された美容液がいつまでも発色と潤いを保つのだという。
    その口紅が長いディープキスで薄くなった。
    互いの口の周りがパールで鈍く光り紅くにじんでいる。
    どうしてこんなにキスは楽しいのか、どうしこんなに気持ちいのか?
    どれほど唇を絡め吸い合っていたのだろう? 2人の求める欲望が途切れた時、やっと言葉を交わした。
    「会いたかった・・・」
    「私も・よ・・・。毎日あんなにメールも電話もしているのに・・・変ね・・」
    「変じゃない・・。だって、電話は抱きしめてくれな・い・・・・」
    離れた唇がまた涼美の口紅の剥げた唇で塞がれた。
    抱きしめて離れたくない身体と同じで、唇も離れたくないと思った。

    「ねえ・・桜子ちゃんジャグジーしましょう・・・・?」
    「桜子ちゃんという言い方は嫌です・・・・」桜子は口を尖らせて拗ねてみた。
    「じゃ・・どう呼んで欲しいの・・・・・?」涼美の言葉も眼差しも優しい。
    「桜子・・・・」ちゃんを取って口にした。
    涼美は桜子の腰に手を回し高級そうな皮製ソファーに導いた。
    ソファに2人して腰を下ろすと、互いの服を啄ばむようなキスをしながら脱がしあった。
    「じぁ今から2人きりの時は桜子ね。私のことは何て読んでくれるのかしら・・?」
    「先生・・・」と、桜子は素直に思ったとおり答えた。
    「嫌よぉ・・先生は医院のときだけで十分。・・・・・・・」
    桜子は顎を少し上に向け、空中を見るような仕草で悩む表情を見せた。
    涼美に5cmまで近づくと、
    「じぁ・・・お姉さま・・・・?」と桜子は答えた。
    2人の鼻先が触れ合い、・・・涼美は何も言わず唇を重ね桜子の口内に舌をヌルッと滑らせると、
    「・・ああっ・・・」と少女は溜息を洩らした。 



引用返信/返信
■21786 / ResNo.9)   続・ご褒美8
□投稿者/ sakurako 一般♪(1回)-(2014/02/17(Mon) 23:41:26)
    真昼のブーブクリコは久しぶりだった。
    風呂の準備ができるまでのお愉しみ、パコンッ・・・と大きな音を響かせコルクが飛んだ。シュワシュワッと泡がボトルから少し溢れた。
    ホテル備え付けのコップにブーブコリコを満たす。シュワシュワと極細の気泡が宇宙の星屑のように生まれた。

    ダブルベッドの上に二人でだらしなく向かい合って座り、私と桜子はコップをチンと合わせた。女子高生にはまだお酒は駄目よと言ったが、
    「やだっ、・今日は特別だから・・・ねぇ・・いいでしょう!?・・・お姉さま」
    と、甘えた声と、媚びるような瞳を桜子は向けられ哀願された。

    「・・1杯だけよ。・・・じゃ・・乾杯!。・・・・どう、美味しい・・・?」
    「よく分らない。けど、香りが濃い・・・みたい。・・・うーん、でも美味しい」
    桜子は、口の中ではじける泡の感触と複雑な芳香を探検するかのようなそぶりで、
    2口目3口目と口に含んでは鼻から息を出している。

    「好きよ・・・・、うーん・・・。」
    桜子のコップが空になると、私はブーブクリコを口に含んだまま桜子の口に合わせ、美酒を含ませた。
    「あんっ・・」
    という微音を鼻から発し、桜子は注がれた美酒の泡をごくりと飲み干して、
    「うーん・・・お替り・・・」と言った。そしてまた口を尖らせオネダリをする。何て可愛いのだろうと思った。
    胸が熱くなった。体が熱くなるのがわかった。
    私は、2杯目をコップに半ば注ぐ。その半分をゴクリと飲んだ。そして、残りを口に含むと、目の周りをピンクに染め始めている桜子の顎を引き寄せ、再び口移しを
    した。ブーブクリコと涼美の唾液が桜子の口腔を満たしてゆく。
    「好き、好きよ桜子・・・・」と私は桜子と唇を合わせ触れたまま言った。
    注がれたブーブクリコは、桜子の口、鼻を美酒たる芳香とアルコールで満たした後、桜子は含んだ甘い美泡を涼美の口に再び注ぎ返してきた。
    「・・・ああっ・・・美味しい・・とっても”お・い・し・い”・・」と震えるほどに思った。
    そのままで飲むブーブクリコより、何倍も何十倍も美味しいと思った。
    シャンパンと熱いキスがブレンドされた最高の美酒の味がするのだから・・・・

引用返信/返信
■21787 / ResNo.10)  Re[8]: 続・ご褒美8
□投稿者/ sakurako 一般♪(2回)-(2014/02/20(Thu) 08:14:15)
    No21786に返信(sakurakoさんの記事)
    真昼のブーブクリコは久しぶりだった。
    風呂の準備ができるまでのお愉しみ、パコンッ・・・と大きな音を響かせコルクが飛んだ。シュワシュワッと泡がボトルから少し溢れた。
    ホテル備え付けのコップにブーブコリコを満たす。シュワシュワと極細の気泡が宇宙の星屑のように生まれた。

    ダブルベッドの上に二人でだらしなく向かい合って座り、私と桜子はコップをチンと合わせた。女子高生にはまだお酒は駄目よと言ったが、
    「やだっ、・今日は特別だから・・・ねぇ・・いいでしょう!?・・・お姉さま」
    と、甘えた声と、媚びるような瞳を桜子は向けられ哀願された。

    「・・1杯だけよ。・・・じゃ・・乾杯!。・・・・どう、美味しい・・・?」
    「よく分らない。けど、香りが濃い・・・みたい。・・・うーん、でも美味しい」
    桜子は、口の中ではじける泡の感触と複雑な芳香を探検するかのようなそぶりで、
    2口目3口目と口に含んでは鼻から息を出している。

    「好きよ・・・・、うーん・・・。」
    桜子のコップが空になると、私はブーブクリコを口に含んだまま桜子の口に合わせ、美酒を含ませた。
    「あんっ・・」
    という微音を鼻から発し、桜子は注がれた美酒の泡をごくりと飲み干して、
    「うーん・・・お替り・・・」と言う。そしてまた口を尖らせオネダリをする。何て可愛いのだろうと思った。
    胸が熱くなった。体が熱くなるのがわかった。
    私は、2杯目をコップに半ば注ぐ。その半分をゴクリと飲んだ。そして、残りを口に含むと、目の周りをピンクに染め始めている桜子の顎を引き寄せ、再び口移しをした。
    ブーブクリコと涼美の唾液が桜子の口腔を満たしてゆく。
    「好き、好きよ桜子・・・・」と私は桜子と唇を合わせ触れたまま言った。
    注がれたブーブクリコは、桜子の口、鼻を美酒たる芳香とアルコールで満たした後、桜子は含んだ甘い美泡を涼美の口に再び注ぎ返してきた。
    「・・・ああっ・・・美味しい・・とっても”お・い・し・い”・・」と震えるほどに思った。
    そのままで飲むブーブクリコより、何倍も何十倍も美味しいと思った。
    シャンパンと熱いキスがブレンドされた最高の美酒の味がするのだから・・・・

引用返信/返信
■21788 / ResNo.11)  Re[8]: 続・ご褒美8
□投稿者/ sakurako 一般♪(3回)-(2014/02/20(Thu) 08:16:04)
    No21786に返信(sakurakoさんの記事)
    > 真昼のブーブクリコは久しぶりだった。
    > 風呂の準備ができるまでのお愉しみ、パコンッ・・・と大きな音を響かせコルクが飛んだ。シュワシュワッと泡がボトルから少し溢れた。
    > ホテル備え付けのコップにブーブコリコを満たす。シュワシュワと極細の気泡が宇宙の星屑のように生まれた。
    >
    > ダブルベッドの上に二人でだらしなく向かい合って座り、私と桜子はコップをチンと合わせた。女子高生にはまだお酒は駄目よと言ったが、
    > 「やだっ、・今日は特別だから・・・ねぇ・・いいでしょう!?・・・お姉さま」
    > と、甘えた声と、媚びるような瞳を桜子は向けられ哀願された。
    >
    > 「・・1杯だけよ。・・・じゃ・・乾杯!。・・・・どう、美味しい・・・?」
    > 「よく分らない。けど、香りが濃い・・・みたい。・・・うーん、でも美味しい」
    > 桜子は、口の中ではじける泡の感触と複雑な芳香を探検するかのようなそぶりで、
    > 2口目3口目と口に含んでは鼻から息を出している。
    >
    > 「好きよ・・・・、うーん・・・。」
    > 桜子のコップが空になると、私はブーブクリコを口に含んだまま桜子の口に合わせ、美酒を含ませた。
    > 「あんっ・・」
    > という微音を鼻から発し、桜子は注がれた美酒の泡をごくりと飲み干して、
    > 「うーん・・・お替り・・・」と言った。そしてまた口を尖らせオネダリをする。何て可愛いのだろうと思った。
    > 胸が熱くなった。体が熱くなるのがわかった。
    > 私は、2杯目をコップに半ば注ぐ。その半分をゴクリと飲んだ。そして、残りを口に含むと、目の周りをピンクに染め始めている桜子の顎を引き寄せ、再び口移しを
    > した。ブーブクリコと涼美の唾液が桜子の口腔を満たしてゆく。
    > 「好き、好きよ桜子・・・・」と私は桜子と唇を合わせ触れたまま言った。
    > 注がれたブーブクリコは、桜子の口、鼻を美酒たる芳香とアルコールで満たした後、桜子は含んだ甘い美泡を涼美の口に再び注ぎ返してきた。
    > 「・・・ああっ・・・美味しい・・とっても”お・い・し・い”・・」と震えるほどに思った。
    > そのままで飲むブーブクリコより、何倍も何十倍も美味しいと思った。
    > シャンパンと熱いキスがブレンドされた最高の美酒の味がするのだから・・・・
    >
引用返信/返信
■21789 / ResNo.12)  続・ご褒美9
□投稿者/ 桜子 一般♪(1回)-(2014/02/20(Thu) 19:28:02)
     慣れないシャンパンを飲んだ桜子は、ひな祭りの雪洞のようにぽーっと桃色に染まって眼がふわふわしている。二人で交互にブーブクリコを口移し仕合って、ボトル半分程飲んでいた。

    「湯がたまったんじゃない・・?・・・一緒に入ろっ・・・。」
    桜子を引き寄せると一枚一枚可愛い天女の衣を剥がしていった。桜子はぽわっとした表情で素っ立っている。少女らしいハートチェックの赤いワンピース、可愛い刺繍で飾られた白いブラとショーツと、少しほろ酔いの桜子は素直に脱がされていく。現れた剥き卵は、キラキラと薄桃色に光っていた。
    「綺麗・・・・。」思わず涼美の口から漏れた。少女の首から下の起伏はすっかり大人びていて、ほんのり上気した肌は女の媚色を放っている。
    涼美は急いで服を脱ぐと、裸の桜子を初めて抱いた。優しくふわっと抱いた。それでも、桜子の背中のむにゅっとした肌の柔らかさと押し返す感触は、女同士の抱き合い、抱擁でしか得られないとても気持ちよいものだった。例えようも無いほど心地よく甘美な柔らかさ、感触なのだ。だから女同士は素敵だと思った。
    「ああっ・・・・!」と二人して同時に幸福の感嘆を発し共鳴した。
    すると、何故か二人して同時に抱きしめあった。会えない二人がやっと会えた感激であったかのように、
    強く抱きしめあった。肌が密着した。胸も、お腹も太腿も、隙間が無い程密着した。
    「素敵・・・・、桜子気持ちいい・・・・。ああっ・・・・」
    「お姉さま・・・・嬉しい・・・・」
    「私も嬉しいの・・・。こうして貴女を抱きしめているんですもの・・」
    「お姉さま、・・もう放さないで。ずっと抱きしめていて下さい。」
    ひしと抱きしめ合った後、涼美は桜子の頬を両手で挟むと、静かに優しいキスを1つチュっとした。そして又、軽いジャブのような、小鳥の唾ばみのようなキスを2つ3つ。桜子の顔を見て、また触れるか触れないかほどのキスを繰り返した。

     桜子は涼美の温かい霧雨のような優しいキスの雨に、ふっと頭が白くなるのを感じた。キスだけでいっちゃうかもしれないと思った。桜子の頬に当てられた手が首から襟足に触れ、優しく肩に流れてS字に湾曲する背中へと回った。触れるように撫でていた両手が交差し、桜子は再び強く抱きしめられた。

     涼美の愛撫はいつも何かと同時進行する。先ほどとは違ったキスが襲う。涼美の綺麗なピンクの舌が桜子の唇をくすぐる。ちろちろとした舌先が、時に唇を割ってぬるっと入る。一度侵入を許すと後は防備が手薄になった砦のように、濡れた甘い涼美の舌は出たり入ったり桜子の美唇砦を蹂躙する。舌は抵抗も無く歯城壁を突破し内部に侵入した。
    それが引き起こす驚きは、「ああっ・・・」とくぐもった鼻濁音で証明された。美唇砦は、舐められ吸われキスの啄み攻撃で、もはや抵抗も降参も意味が無くなりつつあった。涼美の唇が桜子の舌を舐める。舌を思わず引っ込めようをしたが、既に退却は遅く、舌ごと吸われ涼美の口内の捕虜となった。捕虜は抵抗出来ない。吸われて、舐められて、怪しくくねくねと絡められる。抵抗出来ないのではなく,抵抗したくないのではないか? 桜子の唇や舌は、自分の唾と涼美の唾液で溢れ潤うほど恍惚とした快感に増幅されることを知った。
     
     女の子はキスを知ってしまうと虜になる。私もそうだと涼美は思う。
    二人は裸のまま抱き合いキスをしている。楽しい。嬉しい。女同士のキスという媚薬で中毒になりそうだ。だから桜子とのキスは時間を忘れてしまう。空調スイッチを入れていない暖かい部屋という空間が、かえって裸のままが心地良いのだ。時間は止まったままなのだ。
    ひとしきりキスの抱擁を交わした後、ぷちゅっと小さな音と同時に唇は離れた。

     凉美は桜子背中を抱いたままバスルームに連れて入った。
    バスルームの湯船はゆったり広かった。15階の部屋だから外が一望だ。ホテルのホームページで見た時から一度行ってみたい、ジャグジーの泡に包まれながら、プリティーウーマンのヒロインのようにイチゴでシャンパンを飲んでみたいと夢見ていた。仕事も順調な凉美にとって、決して来れないスイートルームではない。独りでは嫌だった。好きな人と来たかった。それが今日叶った。
    告白なんてもってのほかだと思っていた少女にキスをし、告白をし、そして今は両思いだと想う。女子高生を巧みにだまし、ホテルに誘い込み性的悪戯をしようとしていると人は言うだろう。今の瞬間も、 凉美の頭の中にある他人視、世間体、自己嫌悪、罪悪感、性欲、欲望、恋愛、清い恋心・・・・・・あらゆる言葉、信号がぐるぐると回り苦しめている。今なら後戻り出来る、出来るはず、しなきゃと囁くもう一人の凉美がいる。でも戻れない。もう戻れない。戻りたくない。そしてもう一人の凉美がそう言った。

    「お姉さま入って入って・・・・・・」桜子は掛け湯もしないでざぶーんっと湯船に飛び込んだ。そのまま外の景色を見ながら、「凄ーい・・・・」とはしゃいでいる。顔、身体はまだほんのりピンク色だけど、発する黄色い声はやっぱり女子高生だ。
    「いけない子・・・・・」凉美は掛け湯して手早くボディーシャンプーで身体を手荒いした。
    「お姉さま・・そのまま入って・・・」桜子は凉美の腕をひっぱり、泡だらけの体を湯船に引き入れた。
    「気持ちいー・・・・。こんなの初めて。お姉さまは・・・・?」
    「うん・・私も初めて・・・・。」
    「嬉しーい・・・ホント?・・・ホントならとっても嬉しい。桜子の初体験が今日は3つだもの・・・」
    そういいながら桜子は凉美の体を抱きしめキスをして来た。桜子からのキスはあまり記憶が無い。なんとも積極的な桜子に変身している。シャンパンが少しきいていののかもしれない。
    「初体験3つって・・・・?」
    「内緒の外泊でしょ、ジャグジーでしょ。それと・・・????」少し更に顔を赤らめた。
    「それと・・・・何?・・・・」分かっていても聞いてみる。恥じらう顔がまた可愛いから。
    「約束した・・・・でしょ・・」口を尖らせ拗ねてみせる桜子を、凉美は思わず抱きしめ唇を奪った。
    ううんっ・・・・ああっ・・あんっ・・と桜子は感じ声をあげる。桜子の頭をバスタブの丸いカーブに預け、覆い被さるように唇を重ね絡めている。青山の風景が広がる外に向かって二つの女体が重なっている。顔だけが互い違いになっているため、¥マークのような態位だ。丁度胸と胸が重なって、時々乳首同士が触れ合うと、キスとは別感覚の鋭い電流が全身に流れる。それは静電気の感電のような一瞬の快感。乳首が触れ合った瞬間に桜子があうっと溜め息を発し首をのけぞらせる表情は、もはや女子高生ではなく一人の女化としていた。
    桜子の舌に絡めながらキスをする。女の子はキスをする為に生まれてきたのではないかと想ってしまう。
    女の子は生理の度に女前になる。キスを知った女の子は、キスの度に女を磨く。それはまるでくすんだ赤いルビーが、キスの度、愛される度に赤く華麗に磨かれるように。
    桜子のディープキスは瞬く間に上達している。舌を出すと桜子から絡めてくるようになり、凉美の舌を吸い込んで唾液を貪ったりする。遭えなく凉美の方が感じ声をあげてしまう。
    キスをしながら、凉美の右手は桜子の左乳房を柔と揉んだ。桜子はあううっと感じ声を漏らし喘ぐ。乳首が感じ易い事は分かって、小指、薬指、中指で乳房の麓を柔やわを揉み、親指と人差し指を乳首に添えたままにしている。わざと乳首を揉まないている。焦らしてあげる。でも、乳房の麓を優しくゆるゆる、やわやわと揉み続ける。桜子はキスをしながら喘ぎ声を漏らし始めた。
    あんっあああんんっ・・・あんっ・・・・途切れ途切れに発する桜子の喘ぎ声は、次第にオクターブを上げ、キンキンとした甲高い声になっていった。
    「ああああっ・・・お姉・・お姉さま・・・嫌っ・・・嫌ダメ・・・・だめ・ダメ・・・いく・いく・・
    いっちゃう・・いっちゃうーっ・・・・・」
    桜子の歓喜がバスルームに轟いた。桜子にとって、生まれて初めてオナニー以外でいった瞬間だった。独りエッチによるイクとは別世界の快感が体を襲った。それは急に襲って来た。抵抗出来ない津波のような快感に飲み込まれて、全身がくくくくっと痙攣すると体がふっと浮いたように感じた。頭の中が真っ白になり時が止まった。私本当にいっちゃった。早熟なクラスメートには、彼氏とのセックスでのイクを自慢する人がいる。それが今桜子が実感したイクと似ていた。気持ち良かった。イクって凄いと思った。
    「イッちゃたのね。・・・・・まだじーんとしてるでしょ、気持ちよかった?」
    桜子は目尻を全開に下げ、コクリと頷いた。
    凉美は優しい顔で桜子に微笑み唇を重ねた。労るような甘いキスを交わしながら抱きしめた。



















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