ビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ



貴女の官能的なビアンエッセイやノベル
い〜っぱい投稿してくださいね♪

☆ サーバのトラブルで
☆ 最近のデータがなくなってしまいました
☆ 申し訳ありませんm(_ _)m

■ 登場人物は「女性のみ」でお願いします♪
■ 卑猥な日本語も使わないでくださいね。
■「新規作成」から新規投稿ができます。
■ 続きは新規ではなく子記事として投稿してください。
■ 当面 imgタグや、画像アップ機能も利用可能です♪
  著作権付きの画像、法律に触れる画像はダメですよ〜
■ 24時間以内に作成されたスレッドは New で表示されます。
■ 24時間以内に更新されたスレッドは UpDate で表示されます。

記事リスト ( )内の数字はレス数
Nomalペット 《プロローグ》(5) | Nomal17年たった今も愛しているよ♪(0) | Nomal愛と恋(仮題)(0) | Nomalサドとマゾ(仮題)(0) | Nomalノンケとオカマ(仮題)(0) | Nomal女子校奇譚(仮題)(4) | Nomalノンケとビアン(仮題)(2) | Nomal恋人募集(仮題)(1) | NomalSとM(仮題)(2) | Nomal先生と私(仮題)(2) | NomalYとK(仮題)(2) | Nomal挿し木(2) | Nomal百合色のキャンパス(1) | Nomal主婦まりえの憂鬱1(20) | Nomalすこしづつ…V-1(27) | Nomalどうして私は・・(8) | NomalNO TITLE(0) | Nomalバレンタインはどうなるる? 前編(1) | Nomal愛してる(0) | Nomal女社会1(22) | NomalGLOOVE(2) | Nomalボクの愛する人(0) | Nomal片想いの狼(2) | Nomal片思いの狼1(0) | Nomal僕に彼女が出来たんだ。(8) | Nomal すこしづつ…U(62) | Nomalアヤナミ1(14) | Nomalすこしづつ…@(43) | Nomalみはるとサツキ1(6) | Nomal断捨離(2) | Nomal転校生A(10) | Nomal痴漢少女A(7) | Nomal窓際の彼女(17) | Nomalエステティシャンの恋1(10) | Nomalクリスマスの夜に1(2) | Nomalレン・アイ1(12) | Nomal僕の愛するヒト(25) | Nomalキモチクナイ1(10) | Nomalノンケの彼女1(7) | Nomal『泡沫の秘め事』(0) | Nomalギターを弾く女(3) | Nomal夜行バスの女(3) | Nomalキミ(17) | Nomal走る女(0) | Nomal愛〜蜜の味〜 (46) | Nomal少女たちの物語(2) | Nomal再開(12) | Nomalアイヒト(2) | Nomalねえ、先生。(3) | Nomal初めての夜(1) | Nomalお久しぶりです。(25) | Nomal実際に見た夢の話(1) | Nomal天使の声(2) | Nomal褐色の赤(10) | Nomal甘い口づけ(16) | Nomalだいすきなメル友2(0) | Nomalだいすきなメル友(5) | Nomal大嫌いな人1(0) | Nomal(削除)(6) | Nomal青い空の白い雲 第一話(1) | Nomal純白の花嫁(12) | Nomal首元に三日月(2) | Nomal(削除)(32) | Nomal愛してるから、愛してるから、(1) | Nomal永遠の願い 1(1) | Nomal青春のすべて(1) | Nomalscene(2) | Nomal深海 1(1) | Nomal歳の差から生まれる心の距離はありますか?(50) | Nomalヤクソク(8) | Nomal赤い糸(1)(4) | Nomal君のために(27) | Nomalあの夏(5) | Nomalリバな関係(4) | Nomal続・ご褒美(12) | Nomal大切なひと(16) | Nomal探しています(0) | NomalSolitudE(7) | Nomal恋をして 愛を知った(1) | Nomal妄想(0) | Nomal宿題(35) | Nomal女同士(0) | Nomalティータイム(5) | Nomal宝物(1)(4) | Nomal今を生きる(0) | Nomal愛しいあなたに花束を(1) | Nomal切り取られた世界の中で。(0) | Nomal初めも終わりもKISSから(1) | Nomal漆黒の夜(8) | Nomal禁断の恋(4) | Nomal夜の蝶。(1) | NomalNO TITLE(13) | NomalEstacion.(16) | NomalLove Blue(0) | Nomal罪愛(3) | Nomal●ビートポスト●(1) | Nomal恋唄 第二章 1(13) | Nomalうさぎ病<続>(15) | Nomalラストスマイルはもう響かない(6) | Nomal天使のカンムリ(6) | Nomal笑顔(4) |



■記事リスト / ▼下のスレッド
■21831 / 親記事)  お久しぶりです。
□投稿者/ カラス 一般♪(16回)-(2014/10/20(Mon) 23:49:09)

    ひさびさに掲示板にきてみました

    いろいろありすぎてしまい、小説も思いつかなくてまだ物語は書けそうな感じはしません。
    ごめんなさい…

    なんか、恋愛とかいろいろ考えていたら怖くなってしまいました。

    メル友とかトラブってメアド悪用されたり
    結局、またヒトリ
    こういう運命なのかもしれませんね

    しばらくは場違いかもしれませんが
    日記みたいな感じでこれから書き込みをさせていただきます
    ご迷惑をお掛けしますが
    よろしくお願い致します。

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス25件(ResNo.21-25 表示)]
■21854 / ResNo.21)  Yuriさんへ
□投稿者/ 沙子 一般♪(12回)-(2014/11/13(Thu) 12:41:28)
    こんにちは。

    コメントありがとうございます。
    おかげさまで別のところでおしゃべりができそうです。

    急に寒くなりました。
    お体を大切に。
    ありがとうございました。
引用返信/返信
■21855 / ResNo.22)  沙子さんへ
□投稿者/ カラス 一般♪(29回)-(2014/11/13(Thu) 22:57:55)


    女の子同士のチャットっていうとこに
    待ち合わせというところにコメントしたので良かったらきてくださいね

    それでわ…

    (携帯)
引用返信/返信
■21856 / ResNo.23)  ひとりごと
□投稿者/ カラス 一般♪(30回)-(2014/11/14(Fri) 20:03:01)


    やっぱ僕はダメかな

    違う掲示板に移ろうかな(-"-;)ウーン

    だれかとメールしたいよ
    募集してもこないしメール(ρ_;)

    結局、異性愛も同性愛も両性愛も
    みーんな見た目重視中身なんて見てくれない

    あああっ!!!

    感情なんて消えちゃえばいいのに

    バカすぎ…僕って

    暗いコメント(笑)
    ごめんなさい

    小説なんて書けない空想的な恋愛を書いていても現実と離れてちゃ意味が無い
    もっと現実的に物語を考えなきゃ

    やっぱ主人公は
    痩せていて
    可愛くて&女性らしい
    身長が低いほうが
    現実的かもしれない…かな

    (携帯)
引用返信/返信
■21857 / ResNo.24)  カラスさんへ
□投稿者/ 沙子 一般♪(13回)-(2014/11/14(Fri) 22:59:15)
    待ち合わせのところにいますよ。
引用返信/返信
■21858 / ResNo.25)  終了
□投稿者/ カラス 一般♪(31回)-(2014/11/15(Sat) 18:18:25)



    ありがとうございました

    (携帯)
完結!
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-9] [10-19] [20-25]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■21829 / 親記事)  実際に見た夢の話
□投稿者/ カラス 一般♪(15回)-(2014/09/17(Wed) 01:21:33)

    少し休みますが
    思い出したので
    少し書き込みします僕は、実際に
    主人公、真琴みたいなやつで
    服は男性用で
    体型は人によってはがっちり系だったり太っていたりいろいろで10代です
    そんな自分が見た夢のお話をしますね

    僕は、ベッドの上でなぜか、髪の毛が長い女性と居て
    僕は普段、そういう下系は得意な方では無くて、夢の中で強要されて女性が全裸でベッドにあお向けになり両脚を大きく開き僕に対して
    女性
    『舐めて…?』
    と言われて
    抵抗出来ず言われるがままに舐めました僕
    『ペロペロ…』
    女性
    『んん…もっと』

    臭いがキツくて
    毛も濃くて
    辛かったんですが
    必死に舐めていました
    病気になりたくないからタオルにアソコから出たイヤらしい汁を吐き出しましたけど…f^_^;
    まぁこういう夢を見たっていう話です
    つまんなくてすいません

    それでわ
    またいつか(^O^)

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス1件(ResNo.1-1 表示)]
■21830 / ResNo.1)  Re[1]: 実際に見た夢の話
□投稿者/ 沙子 一般♪(4回)-(2014/09/17(Wed) 14:06:45)
    こんにちは。
    しばらくお休みですね。
    次を楽しみにしてます。

    私はどこにでもいる女。
    年齢は、カラスさんよりかなり上(内緒です)。
    好みは、クールなキャリアウーマンかな。
    そんな感じです。

    お体を、大切に。
    それでは、また。

引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-1]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■21809 / 親記事)  天使の声
□投稿者/ K. 一般♪(1回)-(2014/08/21(Thu) 04:51:05)




    みんみんとうるさく、それでも一生懸命に鳴きわめく蝉の声を背に、担任から半ば押し付けられる形で渡されたプリントをホッチキスでまとめていく。
    プリントとは来月に行われる林間学校についてのしおりで、この学校は多分一学年の人数が多い方だから、きっとこれだけの量を印刷するだけで一苦労なのだろう。
    ひとりきりの教室で、わずかな紙の摩擦の音と、ぱちん、ぱちん、という、プリントを針が貫通しまとめる音だけが、やたらと大きく聞こえる。
    本当は部活動が行われる教室以外の教室は、放課後になると特別な事情がない限り、エアコンのスイッチが切られることになっている。
    しかしながら担任も罪悪感やら申し訳なさやらがあるのか、エアコンのスイッチを切ることはせず、そのままにして教室を出て行った。
    お陰でこうして涼しい教室で、孤独で地味な作業を淡々と黙々とやれているのだが、エアコンごときでこのやるせなさは消えるわけがなかった。
    窓際の後ろから3番目の自分の席からは、左側に広がる広い校庭全体がよく見え、放課後の今は陸上部が部活動を行っていた。
    汗だくで、しかし楽しそうに一生懸命練習に取り組む彼女たちを羨ましいと思わないわけではなかったが、生憎運動は得意な方ではない。
    とりあえず今は陸上部の彼女たちよりも、担任から頼まれたこの林間学校のプリントを全てまとめてしまうのが先決である。




    (アヴェ・マリア・・・・・・と、何かのクラシック、)




    この学校にはいくつかの部活動が設けられているが、その中でも音楽部と合唱部は毎年コンクールで優れた成績を残している部活動のひとつだ。
    流石に合唱と吹奏楽を同じ教室で一斉にするわけにはいかないため、2つある音楽室をそれぞれ使って部活動を行なっている。
    自分たちの林間学校同様、来月に大きなホールかどこかで行われるコンクールでいい成績を残すべく、今頃は熱心に練習に打ち込んでいることだろう。
    綺麗な歌声と演奏が微かに聞こえてくる中、やはりひとりで黙々と林間学校のプリントを手にとっては手の中でそろえ、ホッチキスでとめていく。










    「ありがとう間宮さん、本当に助かったわ」



    大量の林間学校のプリントをまとめ終わったのは辺りが薄暗くなり始める頃で、職員室にいる担任のもとに届けると、担任はパソコンに向かっていた。
    エアコンのスイッチは自分が帰ってから責任を持って担任が切っておくという話だったため、職員室には自分のかばんも一緒に持ってきていた。
    にこにこしている担任に一礼をし、職員室のドアをくぐると、ドアのすぐ横に置いておいた自分のかばんをじっと見つめるひとりの生徒がいた。
    相手も自分を見つめるこちらの存在に気がついたようで、かがんでいた腰を真っ直ぐに伸ばし、しっかりとした真っ直ぐな目でこちらを見つめ返す。



    「このかばん、間宮さんのだった?」



    彼女は、同じ学年、そして同じクラスに所属する生徒のひとり、天城八代(あまぎやしろ)だった。
    自分が大勢よりは少人数を好み、少人数よりは単独を好み、無口で表情を顔に出さないタイプの生真面目な人間であるのに対し、彼女は正反対の人間だ。
    いつもクラスメイトたちの中心にいる、明るくて表情がころころ変わる人間で、何かあるたびに彼女が中心になって物事を進めていることが多い。
    そんな彼女と自分が普段から積極的に関わるわけがなく、おそらくまともに会話を交わしたのは今日が初めてではなかろうか、というぐらいである。



    「・・・・・・ええ、私のかばんだけど。それがどうかした?」


    「別にどうもしないよ、ただ、かばんだけぽつんとあったから気になっただけ」



    彼女はにこりと人当たりのいい笑顔を浮かべ、後頭部の高い位置でゴムによってひとつにまとめられた髪の束と、両耳の横の髪の束とを揺らした。
    自分の鎖骨辺りまで伸ばした真っ黒で結んだりしていない髪と比べ、彼女の髪は色素が薄いのか茶色っぽく、それが光に当たると余計茶色っぽく見える。
    ちょうど近くの窓から外の光がいい具合に差し込んできており、彼女のポニーテールは、同じ色のはずなのにいつもよりも少し明るい茶色のように見えた。



    「そう。じゃあ私はもう帰るから。さようなら」


    「待って、間宮さん、よかったら一緒に帰らない?私、間宮さんとこうしてお話してみたかったの」



    彼女の目はどうも苦手だ、いつもこちらを真っ直ぐに見据え、濁りも何もない、澄んだ綺麗な目をしているから。
    断ろうかとも思ったが、特に用事も理由も思いつかず、それに自分たちが暮らしているこの学校専属の寮はすぐ近くであるため、一応頷く。
    この学校は中等部と高等部、そして付属の大学があるが、いずれも女子校で寮があり、ほとんどの生徒はその寮で暮らしている。
    確か彼女も寮で暮らしている一般的な生徒のひとりだったと思うが、寮の中でまで彼女に付き合ってやる気はさらさらない。
    しかしそんな自分の気持ちとは反対に、紺色の襟と深い緑のスカーフで首元を飾った白いセーラー服姿の彼女は、嬉しそうな笑顔を浮かべた。










    「ねえ、間宮さんは何か部活に入ってないの?」



    昇降口で靴を履き替え、寮への道をひとりの時よりもやや速度を落として歩いている途中、隣に並んでいる彼女がそう尋ねてきた。



    「ええ、特に何も。自慢できるような特技も何もないもの」


    「そうなんだ、何かもったいないな。入る気は一切ないの?」


    「その気になれば入るとは思うけど、今はその気になっていないだけよ」



    終礼が終わった後、クラスメイトと話すことも何もなくすぐに教室を出て行く自分の姿を見ていれば、部活動に所属していないことは明白だ。
    故に先輩、後輩との繋がりも皆無で、一応委員会は図書委員会に所属しているが、仕事上の付き合いであり、事務的な会話しか交わしたことがない。
    彼女は何か委員会や部活動に所属している人間だったかどうか、記憶を辿って考えているうちに、彼女が自分から申し出てきた。



    「私は音楽部員なんだけど・・・・・・間宮さん、音楽部なんてどうかしら」


    「・・・・・・音楽部?合唱の?」


    「そう、合唱。といっても部員のほとんど全員が未経験者だし、部の雰囲気も悪くないと思うわ」



    先ほど教室で聞こえていた綺麗な合唱に自分も加わって歌っているのを想像するが、あまりいいイメージは思い浮かばなかった。



    「なぜ私なんかを音楽部に誘うの?」


    「この間の音楽の授業のテスト、ひとりひとり歌を歌ったじゃない?間宮さんの歌、綺麗で上手だったから、もったいないなって思ったの」



    1、2週間ほど前の音楽の授業の時に歌のテストがあり、ひとりずつ教科書に載っている曲の中から1曲選び、みんなの前で披露したのだ。
    その時の他のクラスメイトの歌はあまり覚えていなかったが、彼女は合唱をやっているだけあって上手かったのはうっすらと記憶の片隅にあった。



    「ねぇ、今度、音楽室においでよ」




引用返信/返信

▽[全レス2件(ResNo.1-2 表示)]
■21810 / ResNo.1)  そのに
□投稿者/ K. 一般♪(2回)-(2014/08/21(Thu) 05:27:28)




    「初めまして、あなたが間宮凛さん?」



    彼女を目にした途端、私は彼女に思考も感情も全てを奪われた。










    結局、林間学校のプリントの時と同様に、次の日の放課後、天城さんに半ば無理矢理音楽室へと連れてこられた。
    音楽室に入るなり、天城さんが自分のことを見学者だと紹介したお陰かどうかは分からないが、周りの部員からの好奇の目が痛い。
    そんな中、大勢いる部員の中から、ひとりの生徒が自分とその隣の天城さんの元へとゆっくりと歩んできて、自然と部員は道をあけた。
    音楽部の集団の中から現れたのは、微笑みを浮かべた、腰近くまでのふわりとした長い髪をなびかせた美しい生徒だった。



    「初めまして、あなたが間宮凛さん?私は音楽部の部長、高等部3年の月見翔子(つきみしょうこ)です。よろしくね。今日はゆっくりしていって」



    白いカチューシャで頭をかざった部長、月見先輩は可愛らしいよく通る声でそう挨拶した後、部員に準備に取り掛かるよう指示を飛ばした。
    正式な音楽部の部員のひとりである天城さんも楽譜や譜面台なんかの準備へと行ってしまい、入口の前にひとり取り残された。
    とりあえず近くにあった椅子を持ってきて、邪魔にならないよう、入り口付近の教室の隅の方で座って部活動の様子を眺めることにした。



    (月見、先輩)



    準備を終えた音楽部の部員たちは発声練習を済ませた後、それぞれが楽譜を持って、部員であろうピアノ演奏者の演奏に合わせて練習を開始した。
    月見翔子だと名乗った自分よりも2学年上の部長はソプラノパートを担当しているらしく、時々彼女のソロパートがあったりなんかもした。
    部長を務めているだけあって彼女の歌声は透き通っていて美しく、またよく響く歌声であり、合唱に興味がない自分でも魅了されるような声だ。
    それは他の部員にとっても同じらしく、彼女は常に憧れの熱を持った目で見つめられており、他の部員たちに慕われているのがよく分かった。
    天城さんはアルトパートの担当のようだったが、やはり部長である月見先輩のことを尊敬しているらしく、表情がとても柔らかい。



    「どう?、音楽部は」



    ぼうっと練習風景を見ている最中、突然背後から声をかけられ、大げさなぐらい肩が跳ね上がってしまい、勢いよく身体を半回転させた。
    後ろには満面の笑みを浮かべた背の高い、ショートヘアの生徒が立っており、その格好はセーラー服ではなく、学校指定のジャージ姿だった。
    その隣には逆に背が低く、天城さんのように色素が薄い髪を下の方で緩く三つ編みにした病弱そうな印象を受ける、優しく微笑んだ生徒が立っていた。



    「林先輩に木下先輩、こんにちは」


    「こんにちは、彼女は見学者かな?」



    ショートヘアの生徒は林響子(はやしきょうこ)、三つ編みの生徒は木下絵美里(きのしたえみり)と名乗り、共に高等部3年だった。
    彼女たちは今日、自分たちのクラスで用事があったために遅れてきたらしく、荷物を置いてすぐに合唱の練習に加わった。
    林先輩はメゾパート、木下先輩は指揮者兼伴奏者を担当しているらしく、2人とも月見先輩同様に上手く、また後輩に慕われているようだ。
    合唱のことはよく分からないし知識としても知らないが、音楽部の部員たちは本当に楽しそうに歌うのは見ていてすごく伝わってきた。










    「・・・・・・はい、じゃあ顧問の先生に私から渡しておくわね」



    担任は学年、クラス、出席番号、氏名が書かれた入部届をしっかりとチェックした後、その入部届を自分の机の引き出しの中にしまった。
    本当は自分で顧問の教師に渡してもよかったのだが、運悪くその顧問の教師が昨日から出張に出かけているというので、担任に任せることにした。



    「それにしても突然ね、どうして7月というタイミングで音楽部に?」



    担任であり英語担当の教師でもある松田先生は、次の授業の準備だろうか、クリアファイルを引っ張り出しながら尋ねてきた。
    あの後結局私は音楽部に入部することを決めたのだが、それはまだ先輩方にも、天城さんにでさえ伝えていない。
    なぜ今まで全く興味を持たなかった音楽部なんかに入部しようとしているのかは、自分でもよく分からない。



    「・・・・・・何となく、です」



    そう、と自分の担当するクラスの生徒のひとりに控えめに微笑んで見せた松田先生は、どこか嬉しそうだった。




引用返信/返信
■21859 / ResNo.2)  Re[2]: そのに
□投稿者/ 理恵 一般♪(2回)-(2014/11/18(Tue) 14:22:25)
    こんにちは。

    続きが読みたいな。
    書いてもらえませんか。
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-2]



■記事リスト / ▼下のスレッド / ▲上のスレッド
■21802 / 親記事)  褐色の赤
□投稿者/ 金丸 一般♪(1回)-(2014/08/08(Fri) 23:07:33)
    お久しぶりです。
    初めまして。
    夏の夕立が気持ち良いので戻ってまいりました。
    私ももう30になります。
    30の夜には色々あるものです。
    ちょっと見つめ直しにきました。
    書けるだけ書いていきたいと思います。
引用返信/返信

▽[全レス10件(ResNo.6-10 表示)]
■21808 / ResNo.6)  褐色の赤 e
□投稿者/ 金丸 一般♪(7回)-(2014/08/09(Sat) 00:42:42)
    もし

    あの場所に誰かが連れていけるなら

    もう私は要らないと

    離れられる


    私が追いかけてきたあの人は

    あの場所を見れたのだろうか

    私と同じ景色を

    見ていたのだろうか


    貴女を初めて堕とした

    あの人は

    私より深くに行けたのだろうか


    改めて聞きたい気がする

    私は追いつけた?

    私は連れて行けた?

    貴女にとって快楽だけだったのだろうか


    錯覚だけだろうか


    お前を堕とせないなら

    あの場所を見れないのなら

    この目は要らない


    あの場所の音を聞けないなら

    この耳も要らない


    あの場所に導けないなら

    この口も要らない


    あの場所に触れられないなら

    この手も要らない


    あの場所で抱き締められないなら

    この腕も胸も要らない


    あの場所に降り立てないのなら

    この足も要らない


    それが幻想なら

    もう何も要らない

引用返信/返信
■21811 / ResNo.7)  Re[1]: 褐色の赤
□投稿者/ siva 一般♪(1回)-(2014/08/23(Sat) 06:01:19)
    おかえりなさい。お久しぶりですね。…って、私は金丸さんの小説にはコメント残してないですけど(笑)

    でも、かなりの内容が消えた中、また戻って書き込みして下さっている中に、昔よく見た名前を見かけて、なんだか懐かしい様な嬉しい気分になって、気持ちを残したくなりました。

    金丸さん、女は30からですよ。貴女がこうして小説として形を残しつつ書き込みを続けつつ、素敵な女性になる事を応援しています。
引用返信/返信
■21813 / ResNo.8)  sivaさん
□投稿者/ 金丸 一般♪(8回)-(2014/08/30(Sat) 20:50:58)
    お久しぶりです。
    覚えていてくれた方がいて本当に嬉しいです。
    相変わらず読みにくいし、誤字脱字も多いですが
    整理の為に写していきますので、どうぞ見守ってください。

    三十路頑張ります。
引用返信/返信
■21814 / ResNo.9)  f
□投稿者/ 金丸 一般♪(9回)-(2014/08/30(Sat) 21:04:29)
    恋愛とはキエモノで

    一度使ったら消耗が酷く

    記憶には欠片が残るか

    香りをわずかに残し消えていく


    残るのは愛か恨みか憎しみか

    強く力を持つ物が姿を保つ


    それも人にかかればキエモノに



    堕罪の誘惑で
    堕獄に導けば
    出ることすらやめて
    ぬかるみに浸かったのか



引用返信/返信
■21815 / ResNo.10)  褐色の赤 g
□投稿者/ 金丸 一般♪(10回)-(2014/08/30(Sat) 21:30:36)
    視界を奪い
    私は耽美を見せられたのだろうか

    聴力を奪い
    私は崩落の音を聴かせられただろうか

    肉に縄を喰わせ自由を奪い
    私は堕ちていく道すがら手を貸せただろうか

    痛みと音を
    私はただの感覚としか映していなかった


    思えばとても浅はかで
    そこには私の欲をぶつけるだけだった


    所詮キエモノの為せる業

    壊れることが恐怖を煽り

    堕とした気になっていた


    肉になるまで堕とせば
    雑な欲など邪魔なだけ





    肉は肉とし

    堕獄に堕ちれば

    宵の国


    暁は訪れず

    堕ちて行くまま




    虚ろな眼で

    だらしなく堕ちていく



    人が人でなくなる過程は

    臭気に塗れた

    脳髄を溶かす景色
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-9] [10-10]



■記事リスト / ▲上のスレッド
■21798 / 親記事)  甘い口づけ
□投稿者/ カラス 一般♪(1回)-(2014/07/21(Mon) 03:28:35)

    ボクは愛を知らないボクはとても冷たく友達さえいない
    ずっと一人
    図書室やだれもいない屋上が好き

    それなのに…

    いつも執拗以上にボクのそばにくる女がいる

    倉橋 美優茄(34)
    ちなみにボクの名前
    高木 真琴(17)

    ボクはほとんど不登校だ…
    でも 学校へ行くと
    必ず、美優茄という保険の先生がしつこく声をかけてくる

    真『あの、うざいから、もうボクのとこにくるのやめてくれませんか?』

    美『えぇー?なんで、嫌なの?』

    別に嫌な訳じゃないけど…なんていうか照れくさい…なんて言えないから強くあたる

    真『おばさんに相手してる暇なんてないんだよ…一人にさせてよ 目障りなんだよ』

    人に心を開けない自分が嫌になる
    先生を傷つけてしまう…
    人に優しくなんて
    今更、出きるわけないから。

    美『嫌よ…あなたをほうっておけないから、あなたを置いていけない…』

    真『は?そういうのが迷惑なんですよ
    先生にボクのことなんてわからないくせに…えらそうなこと言わないでよ!』

    どうしていつも
    こうなる?
    どうしていつも
    冷たくしてしまう?優しく…笑顔で振る舞うことさえ…できない。

    美『っ…どうして…そんなこと言うの?私は、あなたを思って…』

    先生の頬は既に
    濡れていた…
    泣いた…また人を悲しませた…
    悪い癖だ…そう思っても直せない自分が大嫌いだ。

    真『もう、わかったでしょ?ボクはひどい人間なんだよ、だからもう 関わらないで』

    また言ってしまった言いたくないのに
    突き放して、また一人になろうとしている…

    美『…嫌…っ』

    何故 そこまでボクにこだわるのか意味がわからなかった
    彼女はいったい…
    なにがしたいの…?
    真『ボクと関わると不幸になりますよ…ボクは今まで関わってきた人を傷つけ失った…だから…先生も…もう…』

    言ってる言葉が
    わからない
    なにがしたいんだよボクは…

    (携帯)
引用返信/返信

▽[全レス16件(ResNo.12-16 表示)]
■21824 / ResNo.12)  甘い口づけ
□投稿者/ カラス 一般♪(11回)-(2014/09/11(Thu) 13:48:42)

    先生の
    唇が重なり
    気持ちが少しずつ
    落ち着いてきた

    真『ありがとう…もう大丈夫だよ』

    ゆっくりとベッドから起き上がり
    先生を抱きしめた

    美『…真琴…温かいね…』

    真『あっ…ごめん…ボク汗かいてるから汚いよねっ』

    そう言って
    すぐ先生から離れた
    美『…汚くないよ…もっと抱きしめてほしかったな、そういえば真琴って家賃どうしてるの?』

    真『家賃はタダだよ大家さんがボクの親戚の人だからその辺は大丈夫』

    父親がボクに散々暴力してそして借金をしてボクを置いて
    逃げて行った
    ボクは、家族も友達も居なくて
    頼りになるのは
    親戚の人しかいなかった
    親戚の家に転がり込み
    何ヶ月か居候させてもらったけど
    ボクはちょっと居ずらくなり
    引っ越すと親戚の人に伝えたら

    自分は今アパートの大家だから
    タダで住んでも大丈夫だよと言われ
    今に至る

    美『そうなんだ…なら大丈夫ね、でも心配だな あなた一人住んでるのは…ね』



    (携帯)
引用返信/返信
■21825 / ResNo.13)  カラスさんへ
□投稿者/ 沙子 一般♪(3回)-(2014/09/12(Fri) 12:23:12)
    こんにちは、カラスさんでいいのかな。

    このサイトがあるのは、ずいぶん前から知ってました。
    で、時々おもしろそうなのを読んでました。
    カラスさんのタイトルを見たとき、甘い口づけをしたいなって思っていた時だったから、一気に読みましたよ。
    でも、途中で終わってる感じだったので、コメントを入れてみました。
    もしかしたら、続きを書いてもらえるかなって思って。

    私も、こんな甘い口づけができたらなって、うらやましく読んでます。
    それに二人の関係が、ちょっと変で。
    でも、それだらからひかれるのかもしれませんね。
    まだまだ、続きが読みたいです、そして甘い口づけがしたいな!

引用返信/返信
■21826 / ResNo.14)  沙子さんへ
□投稿者/ カラス 一般♪(12回)-(2014/09/13(Sat) 13:02:29)


    うわぁ(゜∇゜)
    また、コメントをっ
    ありがとうです

    自分自身も嬉しいですし
    そうやって読んでくれると思いながら
    いつも、書いてるから
    沙子さんのコメントは
    励みにもなるのです
    だから
    本当にありがとうございます

    書いてるときは夢中でやるんですけど後で、読むと
    自分で書いてるのに恥ずかしくなったり(笑)

    それで、まだまだ
    書き続けるので
    また読んでください
    それでわ(^o^)/

    (携帯)
引用返信/返信
■21827 / ResNo.15)  甘い口づけ
□投稿者/ カラス 一般♪(13回)-(2014/09/13(Sat) 16:16:29)


    先生はなぜか
    不安そうな顔で
    ボクを見つめながら話した。

    真『先生?どうしたの』

    美『ほら、食事とか…掃除とか…いろいろあるじゃない?だからその…えっと…』

    目をそらし
    頬を赤く染めながら説明するのはいいけど…いつもの先生とは全く別で
    驚いた

    真『先生?顔赤いよ、なんかあったの?あ!!風邪ひいたのっ?』

    美『ち、違うっ!!私だって言いづらいことだってあるんだから』

    なんとも…うん
    自分の視界に入っているのは皆が憧れる保険の先生…
    今は、ボクの部屋で二人きりで話していることが…嬉しいのかそうでないのかと頭の中でグルグルと回っていた

    美『それでね…真琴と一緒に…』

    スラスラと早口言葉で話してきてどう見ても焦ってるようにしか見えない
    だが、今はそれどころかこのグルグルと回っているこの答えを出したくてたまらない…

    もしや…
    いやっ、有り得ないボクが好きになるなんて有り得ない…
    そうだ…そうだよ
    きっと勘違いだ
    うん…忘れようと
    悶々としているうちに

    美『真琴ーーー』

    耳元でボクを呼び
    そのまま甘噛みされてしまった

    真『うああ』

    美『もう、ヒトの話聞かないからこうなったんだからね?なにボーッとしてるのよ…せっかく一生懸命話してたのに』

    完全に怒っている
    どうしょう…
    怒りを静めるためには…
    さっきのことはきれいさっぱり忘れて
    この状況を考えなくちゃ…

    真『あのっ、先生…ごめんなさい…ちょっと考えてただけなんだよ?だからさ、怒んないでよ』

    そう言っても

    美『………』

    反応ナシ

    真『本当にごめんなさい!!お願いだからこっち向いて?』

    怒ってる先生は
    ボクに背を向けたきり無言状態
    これは、マズい
    なんとかしないと
    空気が気まずい

    真『先生…どうしたら…許してくれる?』

    美『さぁね』

    素っ気ない返事
    なんか本当にマズいことをした感じで
    ヤバい

    どうしたら
    いったい…

    やっぱり…コレかな?

    真『先生…仕方ないなぁ…もう』

    先生のところへ
    近づいて
    首筋に優しく唇を押し当てた

    真『ちゅ』

    美『んっ…』

    甘い声を放ち
    やっとボクの方へ
    体を向けてくれた

    真『許してくれる?』

    美『……バカ』



    (携帯)
引用返信/返信
■21828 / ResNo.16)  無題
□投稿者/ カラス 一般♪(14回)-(2014/09/16(Tue) 19:11:27)


    申し訳ありませんが少しの間
    お休みさせていただきます。

    いつ、また書けるかは
    まだ分かりませんが
    本当に申し訳ありません

    それでわ
    失礼します。

    (携帯)
完結!
引用返信/返信

■記事リスト / レス記事表示 → [親記事-9] [10-16]






Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -